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(質問)
○ 次の3番目、公共交通の在り方についてですが、高齢者はもちろんのこと、交通弱者と呼ばれる方々にとって、日々の通院や買物に使うバスやタクシーは不可欠なものであります。可能な限り、より安全で気軽に利用できてかつ安価であることが望ましい。しかし、現在の路線バスは、本数が少なく、路線も限られており、利用できるバス停の数も限られています。市民からは、既成の路線バスではなく、小型バスでの市内循環システムなどを要望する声がありますが、古川市長はいかがお考えでしょうか。
(市長答弁)
○市長(古川拓哉)(登壇) 公共交通の在り方についてお答えいたします。
まず、通院バス、お買物バスについてでございます。
本年3月に策定いたしました新居浜市地域公共交通計画におきまして、市民生活を支える基幹公共交通軸及び支線軸として位置づけた路線バスとバス交通空白地をカバーし、基幹公共交通軸及び支線軸までをアクセスするデマンドタクシーを両輪として、新居浜市の公共交通を維持していくといたしており、基本的には、私もこの考え方を踏襲してまいりたいと考えております。
小型バスでの市内循環システムの導入につきましては、買物や病院などに安心して出かけることができる環境をつくるための手段として有効ではありますが、一方で運転手不足の中、多岐にわたる市民ニーズに沿ったルートや運行本数を確保することができるのか、デマンドタクシーの利用者とのすみ分けはどうするのか等の課題もございます。現在、新居浜市地域公共交通活性化協議会におきまして、市民の利便性を向上させるため、JRやデマンドタクシーとの接続を考慮し、効率的なバス路線の再編に向けた協議を進めていると報告を受けており、今後循環バスの導入も含めた公共交通網の拡充に努めてまいります。