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(質問)
○ 次に、出産・子育て応援給付金についてお伺いします。
子育て応援給付金は、2023年1月からスタートし、子育て家庭から大きな喜びの声が届いております。事業開始までの限られた時間での準備のため、物価高騰への影響も考慮し、迅速性を優先し、新居浜市を含め、多くの自治体が現金給付としています。現金給付は、子育て家庭のニーズに合った支援となっていると考えられますが、厚生労働省は、現金給付はオプションとして排除されないが、いずれはクーポン、広域連携など、効率的な給付方法について検討いただきたいと示されていました。この事業は、必要な出産育児関連用品を手にしやすいだけでなく、支援サービスの利用にもつなげることが大きな目的です。新居浜市で様々なサービスが享受できるような仕組みづくりが必要と考えます。他市では、出産・子育て応援カタログギフトや地域通貨などの給付方法にして市内経済に好影響を与えているとお聞きしました。出産・子育て応援給付金事業の意義を踏まえ、現金給付から新居浜市の地域通貨であるあかがねポイントに活用することで、市内経済の活性化の効果が期待できます。
そこで、提案ですが、この給付金をあかがねポイントと現金給付が選択できるようにしてみてはいかがでしょうか。そして、新居浜市で様々なサービスが享受できるよう、さらなる仕組みが必要と考えますが、取組についてお伺いいたします。
また、出産・子育て応援給付金の名称についても、市町村の創意工夫により、親しみの持てる名称の検討を促しています。新居浜市にとって、愛着を持ってもらえる名称への検討をどのようにお考えでしょうか、お伺いいたします。
(福祉部こども局長答弁)
○ 次に、出産・子育て応援給付金についてでございます。
あかがねポイントと現金給付の選択制についてでございますが、昨年愛媛県においてカタログギフト方式での広域連携システムの構築が検討されましたが、現金給付を希望する市町が多く、見送られたという経緯がございました。
また、妊娠届出時面談と赤ちゃん訪問時に、申請や御案内をしておりますが、現金での給付が大変助かるとのお声が多いという現状もございますことから、本事業においては、現金給付を継続したいと考えております。
一方で、地域通貨を利用することで、地域全体で妊娠や出産、子育てを支えていくという社会機運を高めることにもつながりますことから、今後地域通貨の活用についても選択肢の一つとして考えてまいります。
また、本市で様々なサービスが享受できるようなさらなる仕組みづくりにつきましては、給付と伴走型相談支援事業を効果的に組み合わせて行うことにより、妊産婦や配偶者の個々の状態に応じた支援サービスの利用の促進や案内のほか、子育て支援につながる地域資源の情報提供などに取り組むことで、妊娠、出産期の心身の負担の軽減を図りたいと考えております。
次に、新居浜市にとって愛着を持ってもらえる名称の検討については、出産・子育て応援給付金は、子ども・子育て支援法の改正により、令和7年4月から制度化され、妊婦のための支援給付に名称が変更される予定でございます。妊婦やその配偶者に対し、切れ目のない包括的な相談支援事業と効果的に組み合わせて行うこととされておりますことから、まずはこの事業の浸透を図った上で、親しみがあり、分かりやすい愛称について考えてまいります。