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(質問)
○ 次に、防災・減災対策についてお伺いいたします。
今年元日の能登半島地震に続き、9月20日からの記録的豪雨が、復興半ばの能登半島を襲い、複合災害で被害が拡大しました。亡くなられた皆様に心より哀悼の意を表し、被災された皆様にお見舞いを申し上げます。
能登半島地震では、多くの集落が孤立し、ライフラインが寸断され、住民の方は水や電気がなく、携帯電話もつながらない不安な日々を過ごしたと新聞報道にて掲載されていました。
この教訓を生かして、孤立集落のリスクを減らすため、孤立のおそれがある集落の事前把握と備蓄の必要性が指摘されています。能登半島の各集落は、海や崖に囲まれて、孤立しやすい地形でありました。
そこで、新居浜市において、大きな災害が発生した場合、孤立するリスクのある集落は、何か所と想定されていますか。
また、孤立集落に対してどのように対応されるのか、本市の御所見をお伺いいたします。
輪島市では、孤立状態の集落に物資を届けるドローンの試験飛行が行われ、災害時のドローンの活用について調査したようです。
新居浜市の災害時のドローン活用や計画についてのお考えをお伺いいたします。
(市長答弁)
○ 次に、防災・減災対策についてのうち、孤立集落についてでございます。
愛媛県が平成25年に公表した愛媛県地震被害想定調査では、本市の孤立集落は4か所想定されており、孤立集落の住民に対しましては、自衛隊や消防などのヘリコプターを活用して救援物資の搬送や救助活動などを行うこととしております。
次に、災害時のドローン活用や計画についてでございます。
本市では、消防本部に2機、消防団に1機のドローンを配備しているほか、株式会社セキド及び株式会社サイゼン愛媛支社の2社とドローンに関する協定を締結しており、災害時の孤立集落に対し、救援物資等の運搬や上空からの静止画、動画の撮影について御協力いただくこととなっております。
孤立集落が発生した際には、移動や流通が困難になるほか、断水や停電、長期化による精神的な負担などへの様々な対応が求められますことから、平時より関係機関と連携強化を図るとともに、孤立集落を想定した実効性のある訓練等を行ってまいります。