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1 わくわくする楽しい新居浜の未来図について/(2)四国新幹線

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ページID:0151815 更新日:2025年6月2日更新 印刷用ページを表示する
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議員氏名

合田晋一郎

本会議年

令和7年

定例会月

2月

内容

(質問)
○ 次の質問に移ります。わくわくする楽しい新居浜の未来図、2つ目の四国新幹線についてです。 子供たちの新居浜の未来図に、よくわくわくしながら描かれる新幹線についてです。市制50周年記念誌にも、未来都市にいはまとして高架の新幹線が描かれていました。この新幹線の整備は、1972年に田中角栄氏が政策構想として発表した日本列島改造論に由来し、地方の過疎と都市部の過密の同時解消を目指し、高速道路や新幹線といった交通網の整備が進められました。人、金、物の流れを地方に分散させることが重要視されています。
 現在の整備計画路線の中では、北陸新幹線の金沢-敦賀間が昨年3月に延伸開業し、北海道の新函館北斗-札幌間が建設中です。残る未着工区間は、九州長崎ルートの新鳥栖-武雄温泉間や、北陸の敦賀-新大阪間のみです。次に、どこを整備するかが大きな焦点となっており、四国新幹線の基本計画路線から整備計画路線への格上げをオール四国で推進しています。
 四国は、唯一新幹線がない地域で、イギリスでの国際的な会議で、日本列島に四国が描かれていなかったという事実は寂しい限りです。
 現在、新幹線への格上げを目指しているのは、四国以外にも、鳥取・島根地方の山陰、松江-岡山間の伯備、大分・宮崎地方の東九州などがあります。地元の機運醸成が何より重要ですが、四国には必要ない、お金の無駄といった意見も聞かれます。しかし、災害に強い新幹線は、四国にとって必要不可欠です。在来線の複線化や強靭化が先だとの意見もありますが、その予算や防災対策を考えると、新幹線の整備が優先されるべきだと考えます。
 また、新幹線が通っても、新居浜は通過するだけだとの意見もありますが、国土交通省の幹線鉄道ネットワーク等のあり方に関する調査では、四国中央市、新居浜市、西条市に駅を建設する想定があります。北陸新幹線などの既存の路線からも新居浜駅の可能性を確信しています。
 この点について私の考えを述べさせていただきますと、既存の新幹線ルートから新居浜を想定すると、四国中央市から郷山をトンネルで抜け、今の新居浜駅に新幹線を乗り入れ、西条市には金子山から抜けるルートが考えられます。このルートが新居浜市の活性化にとって有効であると思います。新居浜市でも四国新幹線の開業に向けて、独自の盛り上がりや機運を高めることが必要だと感じています。工事が始まれば、まず松山-高松間の着工が想定されます。その際、新居浜で機運が醸成されていれば、松山-新居浜間、新居浜-高松間の早期着工も実現可能と考えます。新幹線の実現では、地元の先行したまちづくりが重要です。福井駅、金沢駅、小松駅も三十数年前から、新幹線開通に向けた機運でまちづくりが進められてきました。このように、新居浜の未来図に新幹線の開業を描いていただきたいとの思いから質問させていただきました。新幹線開業に向けての御所見をお聞かせください。
 石破首相も令和の列島改造を提唱し、若者や女性にも選ばれる地方、産官学の地方移転と創生、新産業の創出など地方イノベーション創生構想、新時代のインフラ整備、都道府県を超えた広域連携の5本の柱を進めていく考えのようです。
 危惧されるのは、国が進める高速道路網はほぼ完成しつつある中、未整備の新幹線網を推進するかどうかとの抜本的変革を唱える動きがあることです。今、真剣に地元から、新居浜市から整備を目指さなければとの思いで質問させていただきました。よろしくお願いいたします。
(市長答弁)
○市長(古川拓哉)(登壇) 四国新幹線についてお答えいたします。
 四国新幹線の開業は、人や物の流れがこれまでよりもスムーズになり、個人だけではなく、企業活動にもプラスの影響をもたらすことが予想され、ビジネス範囲の拡大に伴う企業活動の活発化や大手企業の本社機能や工場、研究所などの移転、誘致、ひいては人口減少の抑制、定住人口の増加が見込まれるなど、大いにその効果が期待されるところでございます。
 現在、県内全ての市町、経済・観光・農林水産団体が参画している愛媛県新幹線導入促進期成同盟会におきましては、新幹線導入に向けた国への要望活動等を行うほか、パンフレットや動画作成等による広報活動や各種イベント等の機運醸成活動等を実施いたしております。
 本市におきましても、四国新幹線誘致に向けたホームページでの動画配信や署名活動に取り組んでいるほか、昨年12月21日には、イオンモール新居浜において、愛媛県新幹線導入促進期成同盟会主催のイベント、「はしれ!みんなの四国新幹線」を開催したところでございます。
 また、現在、新幹線の生みの親と呼ばれている本市出身の十河信二翁と妻キクを主人公としたNHKの朝ドラ実現に向けて、愛媛県、西条市と連携して取り組んでおり、この活動を通して、四国新幹線の機運醸成にもつなげてまいりたいと考えております。
 今後におきましても、四国新幹線の実現に向けて、引き続き、四国新幹線整備促進期成会及び愛媛県新幹線導入促進期成同盟会と連携を図ってまいります。
(再質問)
○10番(合田晋一郎)(登壇) 市長からの御答弁ありがとうございました。よろしくお願いいたします。
 この新幹線がもし開通したら本州ともつながるんですけど、松山-高松間も今は142分かかるんですが、それが42分に短縮、100分も短縮されることになります。そういったことからも、四国内の活性化にも必要だと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。
 こういったことが議会、またいろんなところで議論されることによって、より盛り上がるんじゃないか、また国にも熱意が伝わると思いますので質問させていただきました。ありがとうございます。