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2 上下水道菅の老朽化対策について/(1)現状

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ページID:0151877 更新日:2025年6月2日更新 印刷用ページを表示する
<外部リンク>

議員氏名

井谷幸恵

本会議年

令和7年

定例会月

2月

内容

(質問)
○次に行きます。
 上下水道管の老朽化対策についてです。
 1月28日、埼玉県八潮市の県道が交差点付近で陥没し、トラックが転落しました。すぐ下流にある中川流域の下水道処理施設は、全国に2,200ある下水道事業の中で9番目に大規模で、現場の八潮市の下水道管は、口径が4.75メートルと巨大です。下水道を利用する120万人の住民生活に大きな影響が出ています。
 国会でも審議されました。大規模施設で下水道管の破損が起きれば、住民に多大な負担がかかることが明らかになった。国は、下水道事業の広域化を推進し、また、下水道事業への企業会計の適用を推進したため、独立採算で運営されている。事故の復旧工事の費用を、下水道使用料という形で迷惑を被っている住民に負担を転嫁することがあってはならないと衆議院内閣委員会で日本共産党の塩川議員がただしました。政府は、明確な答弁を避けました。
 下水に含まれる有機物や硫黄化合物が硫化水素となり、空気中の水分と反応し、硫酸を生成する。この硫酸が、コンクリートや金属製の管を腐食させるとお聞きしました。
 本市の下水道管の現状は、どのようになっていますか。腐食のおそれのあるコンクリートの大きな下水道管は、どこにどのくらいの長さでありますか。点検は、どのくらいの頻度でされてきたのでしょうか。どのようにして点検するのでしょうか。そして、その結果はどうだったでしょうか。
 50年以上経過していて危険な管は、どのくらいありますか。大きな下水道管だけでなく、そのほかの下水道管についても現状をお聞きします。どのような管が何キロメートルあるのでしょうか。どのような状態でしょうか。50年以上の古い管は、どのくらいありますか。
(上下水道局長答弁)
○上下水道局長(玉井和彦)(登壇) 上下水道管の老朽化対策についてお答えいたします。
 まず、現状についてでございます。
 本市の下水道管の現状についてお答えいたします。
 埼玉県八潮市の道路陥没事故を受け、点検調査の対象とした直径2,000ミリメートル以上の下水道管は約800メートルで、50年を経過していないコンクリート製のボックスカルバートですが、腐食環境下にはなく、点検の結果、異常はありませんでした。
 また、腐食のおそれのある箇所として、落差の大きいマンホールや圧送管の放流先など、21か所を事業計画に位置づけ、政令の定めに基づくガイドラインに従い、5年に1回の潜行目視やカメラ調査等による点検を実施しております。
 なお、下水道管全体の管種の内訳につきましては、コンクリート管が約170キロメートル、塩化ビニル管が約400キロメートル、強化プラスチック複合管などの、その他の管が約30キロメートルで、これらの下水道管につきまして、ストックマネジメント計画に基づき、重要度や影響度などの観点から優先順位をつけ、カメラ等を用いた点検調査を実施しておりますが、耐用年数50年を超える古い下水道管約8キロメートルに異常は確認されておりません。