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(質問)
○20番(藤原雅彦)(登壇) 7番目、新居浜太鼓祭りについて、本年5月21日、大阪・関西万博のEXPOアリーナにおいて、口屋太鼓台、萩生東太鼓台、岸之下太鼓台が3回のかきくらべを披露され、国内外に向け、新居浜市の魅力を力強く発信することができました。
この取組は、観光客誘致や地域経済活性化に大きく寄与する成果を上げ、今後、さらなる観光客の増加や地域経済の活性化が期待されますが、古川市長の御所見をお伺いいたします。
しかし、2025年7月、住友グループ4社から川西地区の住友化学愛媛工場前でのかきくらべ中止を求める申入れが市及び新居浜警察署に提出され、川西地区太鼓台運営協議会は、今年の開催中止を決定しました。
背景には鉢合わせなどの危険行為の恒常化や2022年の乱闘騒ぎによる安全懸念があり、企業側はけんかの場を提供しているとの誤解を避けたいとしています。
この中止は、川西地区13台の太鼓台が集まる祭りの大きな見せ場に影響を及ぼし、伝統の存続と地域アイデンティティーに関わる重大な課題です。
まず、中止要請を受けた後、本市として住友グループや新居浜警察署とどのような協議を行ったのでしょうか。
また、川西地区太鼓台運営協議会が中止を決定した経緯と、本市の関わりがどのように持たれたのでしょうか、お伺いいたします。
住友グループは、本市の経済基盤を支えるとともに、長年祭りに協力し、会場として工場前を使用することに御支援いただいております。この要請を軽視すれば、本市全体の損失につながるおそれがあります。
大阪・関西万博での太鼓台出演が成功したように、祭りの魅力をポジティブに発信する一方で、トラブルがブランドイメージを損なうとの企業側の懸念に対し、古川市長はどのような認識をお持ちでしょうか、お伺いいたします。
次に、祭りの持続可能性を確保し、平和運行を推進する具体策についてです。
古川市長は選挙公報で、災害と危機管理に強い街づくりを掲げており、祭りの安全確保もその一環と考えます。そのためにも、かきくらべのルール強化、担ぎ手教育プログラムの導入、警備体制の拡充といった安全対策を川西地区太鼓台運営協議会、住友グループ、警察と連携して進めるため、定期協議会的な協議の場の設置を検討するお考えはあるのでしょうか、お伺いいたします。
さらに、万博での成功を生かし、祭りのポジティブな側面を強調したPR戦略の強化についてですが、5月の万博出演は、安全で魅力的な祭りとして発信できた好機でした。
新居浜太鼓祭りは、本市のアイデンティティーそのものです。万博での成果を無に帰さぬよう、トラブル解決に全力を尽くし、伝統を未来へつなぐことが重要ではないかと思います。
トラブル防止を徹底しつつ、観光誘致を進めるため、具体的なお考えなどはあるのでしょうか、御所見をお伺いいたします。
(経済部長答弁)
○経済部長(藤田清純)(登壇) 新居浜太鼓祭りについてお答えいたします。
本年5月21日に行われました大阪・関西万博への太鼓台派遣事業は、約3万2,000人の方々に御来場いただき、本市の魅力を世界に発信することができました。
また、万博という大規模な国際的イベントにおいて本市がその一翼を担ったことは、本市への新たな観光客誘致のきっかけとなり、地域経済の活性化にもよい影響を与えるものではないかと期待いたしております。
今回の万博を絶好の契機として捉え、全国各地からの誘客はもとより、インバウンドにも波及できるような情報発信や、旅行商品の造成などに取り組んでまいります。
次に、住友グループ4社から住友化学愛媛工場前でのかきくらべについて、要請を受けた後の市の対応についてでございます。
要望の内容は、工場前でのかきくらべについて、中止もしくは素通りを要望するとの内容でございました。
この要望を受け、新居浜警察署とも情報共有を行いながら、住友グループ4社からお伺いした詳細を川西地区太鼓台運営協議会にお伝えし、対応をお願いいたしました。
その後行われました運営協議会の会合に市職員も参加させていただき、住友グループ4社が求めていることや本市としての意見等をお伝えした上で、最終的には川西地区太鼓台運営協議会において工場前でのかきくらべを中止にするとの決定がございました。
この結果につきましては、本市から住友グループ4社のほうへお伝えさせていただきました。
次に、トラブルがブランドイメージを損なうとの企業側の懸念に対する認識についてでございます。
今回の住友グループ4社からの要望書にもございましたが、人同士のけんかが発生し、その模様がテレビの全国放送やインターネット上で広く拡散されることは、企業を含め本市全体のイメージが損なわれてしまうということを危惧いたしております。
次に、川西地区太鼓台運営協議会、住友グループ4社、警察と連携した定期協議会的な協議の場の設置の検討についてでございます。
工場前でのかきくらべにつきましては、関係機関で協議の場を設け、来年に向け、引き続き対応策等について、協議してまいりたいと考えております。
次に、トラブル防止を徹底しつつ、観光誘致を進めるための具体的な考えについてでございます。
観光誘致を進めるためには、まず平和運行の実現が必要不可欠であると考えております。
しかしながら、現在まで達成できていないという現実があり、有効な方策が見つかっていないという事実もございますが、今後も、新居浜市太鼓祭り推進委員会を中心とした関係機関と連携を深めながら、平和運行実現に向けた方策を引き続き検討してまいります。
(再質問)
○20番(藤原雅彦)(登壇) 新居浜太鼓祭りはいよいよ来月から始まります。
先ほど、5月に万博会場で世界に発信ができたという答弁がございました。
一方では華やかな、また一方では足元ではこういったことがある。光と影のような関係じゃないかなと思います。
祭りは、地域に分かれて、川西、川東、上部と地域ごとの祭りというふうに開催されておりますが、僕は思うんですけども、先ほど世界に発信したというのであれば、この新居浜の太鼓台を世界が認める太鼓台にしていけばいいんじゃないかなと考えております。
具体的に言いますと、これは荒唐無稽な話かもしれませんが、新居浜の太鼓台を、ユネスコ無形文化遺産登録を目指そうという言葉で、そういうことをすれば、川西、川東、上部の方々も、世界に向けてユネスコ登録を目指そうということで、一致団結して、その登録に向かう、登録に進む中で、けんかとか、そういったものがだんだん解消されていくんじゃないかなと思います。
このけんかというのは、僕が小さいときから太鼓祭りになれば平和運行、平和運行、裏を返せば、それだけけんかが多かったと認識しております。
このままいくと太鼓台を担ぐ人が、少子高齢化でだんだん少なくなります。市内では54台の太鼓台があります。議会の質問でたまにあるのが、高校生をかかしたらどうかという声があります。
今から人口減少になっていくと、だんだん人が減って、最終的には高校生にも手伝ってもらわなくちゃならない状況がいつか来ると思います。そのときに、太鼓台は絶対にけんかせん太鼓台だというふうになれば、保護者も、また、学校側も、市も、ぜひとも高校生の皆さん、かいてください、そういうふうなことになるのじゃないかなと思います。
そういった意味で、来月の祭りは、けんかのないように、また無事故で、平和で行うことを心からお願いして、私の質問を終わらせていただきます。
ありがとうございました。