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平成16年第4回新居浜市議会定例会会議録 第6号

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本文

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目次

議事日程 
本日の会議に付した事件 
出席議員 
欠席議員 
説明のため出席した者 
議会事務局職員出席者 
開議(午前10時00分) 
日程第1 会議録署名議員の指名 
日程第2 議案第55号~議案第65号 
 藤田企画総務委員長報告 
 真木福祉教育委員長報告 
 伊藤市民経済委員長報告 
 二ノ宮環境建設委員長報告
休憩(午前11時02分) 
再開(午前11時12分) 
修正の動議 
 白籏愛一議員の説明 
 岩本和強議員の質疑(1) 
 白籏愛一議員の答弁 
 岡崎溥議員の質疑 
 白籏愛一議員の答弁 
 岩本和強議員の質疑(2) 
 白籏愛一議員の答弁 
休憩(午前11時35分) 
再開(午前11時37分) 
 佐々木文義議員の討論 
 山岡美美議員の討論
 田坂重只議員の討論 
 山本健十郎議員の討論 
 明智和彦議員の討論 
休憩(午後 0時11分) 
再開(午後 1時00分) 
 表決 
数字、その他の整理 
休憩(午後 1時03分)
再開(午後 2時52分) 
日程第3 委員会の閉会中の継続審査 
 表決 
議案第66号 
 佐々木市長の説明 
 委員会付託省略 
 表決 
議会議案第6号
 仙波憲一議員の説明 
 岡崎溥議員の質疑 
 仙波憲一議員の答弁
 委員会付託省略 
休憩(午後 3時03分)
再開(午後 3時04分) 
 岡崎溥議員の討論 
 表決 
市長あいさつ 
閉会(午後 3時18分)


本文
 
平成16年9月24日 (金曜日)

  事日程 第6号
第1 会議録署名議員の指名
第2 議案第55号 住居表示を実施する市街地の区域及び当該区域における住居表
        示の方法について
         (市民経済委員長報告)
   議案第56号 財産の取得について
         (企画総務委員長報告)
   議案第57号 新居浜・西条地区広域市町村圏事務組合規約の変更について
         ( 同     上 )
   議案第58号 新居浜市税賦課徴収条例の一部を改正する条例の制定について
         ( 同     上 )
   議案第59号 新居浜市都市計画税条例の一部を改正する条例の制定について
         ( 同     上 )
   議案第60号 平成16年度新居浜市一般会計補正予算(第2号)
         (各常任委員長報告)
   議案第61号 平成16年度新居浜市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)
         (福祉教育委員長報告)
   議案第62号 工事請負契約について
         (企画総務委員長報告)
   議案第63号 工事請負契約について
         ( 同     上 )
   議案第64号 平成16年度新居浜市一般会計補正予算(第3号)
         (各常任委員長報告)
   議案第65号 平成16年度新居浜市平尾墓園事業特別会計補正予算(第2号)
         (環境建設委員長報告)
第3 委員会の閉会中の継続審査
――――――――――――――――――――――
  日の会議に付した事件
日程第1 会議録署名議員の指名
日程第2 議案第55号~議案第65号
日程第3 委員会の閉会中の継続審査
議案第66号
議会議案第6号
――――――――――――――――――――――
  席議員(31名)
 1番   明 智 和 彦 2番   藤 田 豊 治
 3番   太 田 嘉 一 4番   高 橋 一 郎
 5番   岩 本 和 強 6番   西 本   勉
 7番   藤 原 雅 彦 8番   真 鍋   光
 9番   大 石   豪 10番   大 條 雅 久
 11番   山 岡 美 美 12番   藤 田 幸 正
 13番   伊 藤 優 子 14番   藤 田 統 惟
 15番   二ノ宮   定 16番   仙 波 憲 一
 17番   白 籏 愛 一 18番   伊 藤 初 美
 19番   石 川 尚 志 20番   佐々木 文 義
 21番   真 木 増次郎 22番   岡 崎   溥
 23番   近 藤   司 24番   山 本 健十郎
 25番   堀 田 正 忠 26番   井 上 清 美
 27番   橋 本 朝 幸 28番   小 野 利 通
 29番   田 坂 重 只 30番   村 上 悦 夫
 31番   加 藤 喜三男
――――――――――――――――――――――
  席議員
な   し
――――――――――――――――――――――
  明のため出席した者
 市長         佐々木   龍
 助役         鈴 木 暉三弘
 収入役        稲 見 重 幸
 企画部長       泉 水 克 規
 総務部長       神 野 哲 男
 福祉部長       井 下 文 夫
 市民部長       神 野 師 算
 環境部長       井 原 敏 克
 経済部長       西 原   寛
 建設部長       田 村 浩 志
 消防長        三 浦 弘 二
 水道局長       竹 林 義 孝
 教育長        阿 部 義 澄
 教育委員会事務局長  鈴 木 嘉 明
 監査委員       渡 邉 易 雅
――――――――――――――――――――――
  会事務局職員出席者
 事務局長       原   敏 樹
 議事課長       明 星   光
 議事課副課長     伊 藤   聡
 議事課副課長     多田羅   弘
 議事課議事係長    井 上   毅
 議事課主任      中 沢 美由紀
 議事課主事      岩 崎 美由紀
 議事課主事      秦   正 道
―――――――――― ◇ ――――――――――
  午前10時00分開議
○議長(井上清美) これより本日の会議を開きます。
 本日の議事日程につきましては、お手元に配付の議事日程第6号のとおりでありますが、日程第2終了後、議員全員協議会も予定いたしております。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  程第1 会議録署名議員の指名
○議長(井上清美) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において堀田正忠議員及び橋本朝幸議員を指名いたします。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  程第2 議案第55号~議案第65号
○議長(井上清美) 次に、日程第2、議案第55号ないし議案第65号の11件を一括議題といたします。
 以上の11件に関し、各常任委員長の報告を求めます。まず、藤田企画総務委員長。
2番(藤田幸正)(登壇) ただいまから企画総務委員会の報告をいたします。
 本委員会は、9月21日に委員会を開催いたしました。本委員会に付託されました議案第56号ないし議案第60号及び議案第62号ないし議案第64号の8件につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
 まず、議案第56号は、財産の取得についてでありまして、戸籍業務電算化システムを取得しようとするものでございます。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、電算化すると人員の合理化はできるのかとの質疑に対し、今後人事担当者のヒアリングを受けてからにはなるが、システム導入後、軌道に乗ると、担当課としては正規職員1名、臨時職員2名を削減できると思うとの答弁がありました。
 次に、優秀な業者があるのであれば、指名競争入札でなくても、一般競争入札にしてもよかったのではないか。指名競争入札にしたのはなぜか。業者の選定はどのようにしたのかとの質疑に対し、業者の選定については、戸籍電算化システムの導入に当たり、7社からセールスにやってきた。安かろう悪かろうではいけないので、事前にある一定のレベルの仕様をクリアできる業者ということで7社に調査票を送り、その回答の分析や実績などから1社は適当でないということで6社となった。それ以外の業者については、新居浜市に営業の拠点等がないので、もしそういうところを選んだときに、稼働までに対応に困ることがあってはいけないという判断もあり、6社での指名競争入札としたが、3社の辞退があったとの答弁がありました。
 次に、落札率が四十数%となっているが、当初4,200万円という予算を組んだことや、行政として50%以上の開きをつくってしまったということはどう思っているのかとの質疑に対し、予算については、何社からか見積もりをとったり、他市の状況を調査した結果、4,200万円の予算を組んだが、入札の結果、思わないほどの低価格となったという印象はある。ある一定のレベルの要求がクリアできるなら、安くても仕方がないので、容認せざるを得ないとの答弁がありました。
 次に、仕様書のとおりにできるから契約を行うというのが大前提だと思うがどうかとの質疑に対し、今回の指名競争入札で仕様書を詳細に説明した結果、仕様書に基づいて仕事ができるということで入札しているので、仕様書どおりに仕事をしてもらうとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第56号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第57号、新居浜・西条地区広域市町村圏事務組合規約の変更について御報告申し上げます。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、新居浜・西条地区広域市町村圏事務組合の所有する施設と実施事業についての質疑に対し、別子ハイツ自然学習館と西条市から賃借の青少年センターを所有し職員研修を行っている。救急医療施設の運営については、共通の事業として行っているとの答弁がありました。
 次に、予算はどうなっているのか、国、県からの補助はあるのかとの質疑に対し、現在、新居浜市が支出している金額は1,583万4,000円となっているが、平成16年11月1日に2市となると、議会費等が均等割になることから、新居浜市の負担分としては、おおむね十数万円増額になる。救急医療施設運営費については、昭和52年7月から県の補助があり、予算総額は2,503万9,000円で、そのうち市町負担金が834万7,000円、県補助金が1,669万2,000円となっているとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第57号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第58号、新居浜市税賦課徴収条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
 本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、審査いたしました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第58号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第59号、新居浜市都市計画税条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
 まず、従来の都市計画税は、用途地域内ということに置きかえて税収は変わらないということか、現在の都市計画税は幾らなのかとの質疑に対し、従前の市街化区域が用途地域となるが、線引き廃止に伴い、市街化区域農地がなくなり一般農地となることから、一般農地に係る減収分が約2,000万円になる。平成15年度の都市計画税は、11億4,800万円であるとの答弁がありました。
 次に、市街化区域、即用途地域ということで、同じ区域内を設定するようにしているが、市街化区域は非常に不整形な線引きになっているということで、市の中心部や人口密度の高い既存市街地が市街化調整区域として残されているということだったが、今回も都市計画税はかからないということか。こういう問題点を残したままの移行であるが、将来的には手だてはあるのかとの質疑に対し、都市計画税は、今回は用途地域内で従前と同じ地域になるが、従来、問題であった市街化調整区域の中には農用地もあり、今後都市計画区域の市域での変更や用途地域の拡大などが順次整備されていけば、問題点は解決するのではないかと考えている。また、都市計画区域内については、都市計画税をかける場合には、農用地についてはかけない方が適正であるという指導もあるので、農用地等の問題は用途地域との兼ね合いで今後議論されていくと考えているとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第59号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第60号について御報告申し上げます。
 議案第60号、平成16年度新居浜市一般会計補正予算(第2号)における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳入全部、歳出第2款総務費、第1項総務管理費、ただし11目広聴費、13目女性センター費を除く。第2項徴税費、第8款土木費、第4項港湾費、2目港湾建設費、東予港(東港)建設事業、第9款消防費、第10款教育費、第5項社会教育費、1目社会教育総務費、芸術文化施設建設推進費、第2表債務負担行為補正追加、第4表地方債補正変更であります。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、新電算システム構築事業費については、平成16年度から平成21年度までの6年間で約12億円ということだが、どういったことをやっていくのか、事業主体はどこかとの質疑に対し、現在、税務3課、国保課、市民課のシステムについては、ホストコンピューターで運用しているが、平成15年3月にシステム監査で、今までのシステムについてはセキュリティーなどでかなり問題があり、新しいシステムを考える必要があったことから、主要5課のシステムを再構築するということで、ハード、ソフトの導入経費、システムエンジニア、保守、人件費等の現在考えられる最大限の金額となっている。事業主体は、情報政策課となるが、システムの構築については、電子計算組織推進委員会の中に新基幹システム検討の専門部会を立ち上げ、主要5課の担当者や情報政策課も入って、現在のシステムの再点検、どのようなシステムが一番適切かということを協議している。その中で、要件定義書を作成し、各業者の方から提案してもらって、再度専門部会で総合評価をしてシステムを導入するように考えているとの答弁がありました。
 次に、新居浜市以外の業者も入るのかとの質疑に対し、大がかりなシステムなので、一定の業績や実力のある業者でないと対応できないことから、現在7社が上がっており、現在のスケジュールでは、平成16年度中に契約し、入札は来年1月、もしくは2月を想定しているとの答弁がありました。
 次に、地域循環バス導入事業費について、新居浜市地域循環バス導入検討協議会から答申のあった3ルートを試走した上で、そのとおりに実施するという前提のもとで試走会を実施するのか、3ルートの検討も兼ねた上で試走会を実施するのか、何日間で試走するのかとの質疑に対し、3ルートを試走してみて、最終的にどういった方法がいいのかということを検討していきたいと考えている。3ルートを実施するということで試走するものではない。6日間の午前と午後の2回で12回を予定しているとの答弁がありました。
 次に、試乗していただく方々というのは、どこまで告知して、どういう方々に声をかけて、臨場感のある試走をやる予定なのか、交通弱者の方とずっと言われているので、障害のある方にも乗っていただいて試走を行うのかとの質疑に対し、自治会、老人会等に案内状を送付すると同時に、市政だより等で広報を行い、一般市民の方にも試乗ができるということを考えているとの答弁がありました。
 次に、エリアを総合的にとらえてほしい、全般的な交通システムについて考えてほしいというようないろいろな意見にもかかわらず、今回に限り非常に答申を尊重されている。どうしても一度試走しなければならないという根拠は何かとの質疑に対し、試走が必須かということについては、必ず試走会という形でなければいけないということではないが、新居浜市地域循環バス導入検討協議会から報告を受けて、事務当局でどういう形で進めていったらいいか考える中で、幅広く意識を喚起し、御意見をいただくという中では、まずどのような形のものになるのか、机上で話をしていてもなかなかわかりにくいこともあるので、試走会を通じて広く意見をいただきたいとの答弁がありました。
 次に、予算の中にバスの借上料が出ていないが、バスはどこから借りるのかとの質疑に対し、社会福祉協議会の車いす乗車対応型バスを借りる予定で、無料であるとの答弁がありました。
 次に、市民に便宜供与を図るなら、13万市民が均等でなければならないと思うが、通り一遍の試走会をしただけで、多くの市民を満足させられるかどうか大変疑問に思うし、試走会以前の問題として、曜日別や料金の問題などの検討がなされていないという印象がある。そういう中で、今回あえて試走会をやるということは無意味ではないかと思うがどうかとの質疑に対し、これまで新居浜市地域循環バス導入検討協議会で検討する中で、曜日別はどうか、時間でルートを変える案はどうかということも出てきているが、先進地の導入事例では、そういった運用はなかなか難しいという御意見もいただいている。例えば、武生市では、基幹で循環しているルートは2ルート、その他曜日別に1台のバスでルート別に走っているが、いずれにしても多くの人が乗る公平性の観点からすると、必然的に人が集まる場所、移動手段として使う場所ということで導入してきている。そうした意味では、どういった形がいいのか、現段階ですべての市民の皆さんが満足する案というものはこちらには今はない。バスという公共交通機関という性質上、全く公平というのは実現は難しいと思うが、なるべく最大公約数で多くの市民の方に使っていただくにはどうしたらいいのか考えていくために、新居浜市地域循環バス導入検討協議会でこれまで検討されてきたし、そういった案を実現しようとする中では、なかなか難しい御意見にも耳を傾けてきた。これからどうしていくのか考えていく上で、こうした取り組みをして広く意見をいただこうと考えているとの答弁がありました。
 次に、民間木造住宅耐震診断補助金については今年度だけなのか、今後も継続されるのか、耐震診断費用は1戸で幾らかかるのかとの質疑に対し、予算補助は、来年度も続くと思われるので、補助申請して採択されれば予算計上していきたい。耐震診断費用については、県や市の建築士会等との協議の中で、設計図書があれば3万円ということで、国、市、本人が1万円ずつ負担する。設計図書がなければ5万円ということで、国、市が各1万円、本人が3万円の負担で実施することになっているとの答弁がありました。
 質疑終了後、本案に関し討論に付したところ、今回の試走については、交通事情や道路整備の現状を考えれば得られるものはない。問題点だらけである。もっと新居浜市全体の交通システム全般を考えて、ゆっくり答えを出してもいいのではないか。そこのところをよく考えていただき、地域循環バス導入事業費には反対し、その他は賛成する。地域循環バスについては、3ルートを念頭に置いたものではないが、新居浜市地域循環バス導入検討協議会からの答申があったので、まずそれを走ってみて、その後に2ルート、1ルートになるかもしれないという柔軟な考えのもとで今回の試走会をやっていくととらえている。今後、しっかり検討して、議会にも報告していただきたいということを要望して賛成する等の意見が述べられました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第60号については、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第62号、工事請負契約について御報告申し上げます。
 本案は、中央雨水ポンプ場ポンプ設備工事(その2)の請負契約についてであります。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、予定価格と落札率は幾らかとの質疑に対し、予定価格は消費税抜きで2億6,560万円、落札率は93.75%であるとの答弁がありました。
 次に、中央雨水ポンプ場ポンプ設備工事はいつまで続くのかとの質疑に対し、平成18年度末で完成する予定であるとの答弁がありました。
 次に、今回の落札金額は、結果的に2億4,900万円から300万円ずつの差となっていることについてはどう考えるのかとの質疑に対し、今回の入札については、工事費内訳書を入札書と同時に提出させている。担当課の同席も許しており、そこで確認して、適正な価格で応札されたものと考えているとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第62号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第63号、工事請負契約について御報告申し上げます。
 本案は、高機能消防指令センター整備工事の請負契約についてであります。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、新しい指令台はどのようなものなのか、部分的に入れかえるのではなく、総入れかえするのかとの質疑に対し、新しい指令台は、平成15年度から高機能消防指令センターと名前がかわり、阪神・淡路大震災を初めとする災害等やIT化、情報化社会に対応できるよう、補助メニュー等が新たに加わったものである。現行の機器は、10年以上経過していることや、合併により別子山地域のシステムも組んでいかなければならないことから、全面更新となるとの答弁がありました。
 次に、日立製作所四国支社が低価格で落札しているが、他市町村での実績はどうなっているのか、他のメーカーとの機能上の比較、納入市での実態はどうなのかとの質疑に対し、神奈川県秦野市、海老名市で納入実績があり、一般競争入札の資格基準の中で、高機能消防指令センター2型と同程度以上の実績を複数持つという条件のもと、この2件を実績として提出してきた。聞き及んでいる範囲で、秦野市、海老名市については、特に問題はなかったとの答弁がありました。
 次に、設計金額はどこが算出し、幾らだったのかとの質疑に対し、建築課で設計を行い、設計金額は消費税込みで3億7,551万450円であるとの答弁がありました。
 次に、落札金額が2億2,000万円で、2番札との差が4,700万円となっているが、これについてはどう評価しているのかとの質疑に対し、日立製作所四国支社の積算根拠について聞き取りを実施した結果、諸経費等については企業努力で圧縮している。工事費については、仕様に見合った見積もりがされており、設計図書の条件を十分に満たすことが可能であると考えている。他社の件については、判断をいたしかねるとの答弁がありました。
 次に、設計金額より非常に安い金額となっているが、仕様書のとおりのものが確実にきちんと施工できる自信はどうかとの質疑に対し、聞き取りの結果、きちんとできる自信を持っているとの答弁がありました。
 次に、落札決定までの流れはどのようになっているのかとの質疑に対し、まず、担当課からの施行伺から始まり、競争参加資格を競争入札参加資格審査委員会で決定し、市のホームページや公告掲示板で公告した。公告の日から設計図書の閲覧を行い、業者が積算等を行う。申請書及び資料の提出後、再度競争入札参加資格審査委員会を開催し、参加申し込みのあった競争参加資格の確認を行い入札を執行したとの答弁がありました。
 次に、今回新居浜市が発注している仕様書は、高機能消防指令センターの2型相当もしくは同程度という文面なのかとの質疑に対し、平成14年度までは消防緊急通信指令システムという補助名だったが、平成15年度から高機能消防指令センター総合整備事業と名称が変更になっている。従前の消防緊急通信指令システムについては、新たな2型相当の装備がほとんど含まれている。秦野市と海老名市についても、高機能消防指令センター2型の機能を充足した整備がされているので、同程度以上と認めたとの答弁がありました。
 次に、余りにも低入札ということと、日立製作所は消防指令センターについては四国でほとんど実績がないということで、低入札でも必ずできるという確認はできているのか、保守管理についてどの程度担保できているのかとの質疑に対し、低入札で施工可能かということについては、低入札制度価格調査制度に基づく調査を行い、業者から聞き取りした結果、今回の低入札の理由は、システムの中核を担う主要機器を自社製作していることから、競争力のある価格を提示できた。また、2型相当システムの開発、納入実績もあり、基本制御プログラム等も標準化推進により、競争力のあるコスト対応の実現が可能となったということで、契約課と建築課が立ち会い聞き取りをした。最終的には、すべての機器について機器図、仕様書が検討された上でコストが算出されており、設計条件を満たしている。諸経費についても、企業努力で圧縮されていたが、工事費については、十分見積もられており、設計図書の条件を満たした施工は可能と判断している。メンテナンスについては、施工後1年間は今回の仕様書の中に含まれている。システムが安定するまでの平成16年、平成17年を含めての間は、30分以内に技術者を派遣するような対応がとられており、その後のメンテナンスについては、通知から1時間以内に復旧作業に着手できるということも仕様書の中に明記しているとの答弁がありました。
 次に、落札後、日立製作所四国支社と今後のことについて綿密な打ち合わせができているのか、契約するのは新居浜市であるが、実際の使用は消防であることから、万が一救急に間に合わなかったというトラブルがあったときに、矢面に立つのは消防なので、そのあたりのことをどう考えているのか、不安なくこのことを進めていけるのかとの質疑に対し、今後のスケジュールについては、仮契約の段階なので、議決がされた後に綿密な打ち合わせに入る。緊急時の対応については、システムの二重化ということで、非常用設備の構築はされているので、システムの完全ダウンの確率は非常に少ないと認識している。また、オンラインのリモートメンテ等で相当の部分の対応が可能であることと、市内もしくは松山市で一時対応保守要員の確保ができる見通しであり、従来の無線化での対応も可能であると聞いているとの答弁がありました。
 次に、緊急時のメンテナンスは30分以内で来ることができるということだったが、日立製作所四国支社の所在地はどこか、リスクに対する瑕疵担保は2年かとの質疑に対し、システムが安定するまでの間は30分で対応可能ということで、支社の所在地は高松市である。瑕疵担保は契約書の中で2年とうたっているが、瑕疵が請負側の故意、または重大な過失によって生じた場合は請求できる期間は10年であるとの答弁がありました。
 次に、高機能消防指令センターについては、去年からいろいろな話が出てきているが、各企業でどういった営業努力や活動をしてきたのかとの質疑に対し、NEC、富士通、富士通ゼネラル、沖電気からカタログを取り寄せ、それをもとに2年間かけて仕様書を作成した。その中で、各社が来られたと思うが、こちらの仕様書がある程度固まった段階でアンケートを実施し、その回答内容を判断資料としたとの答弁がありました。
 次に、消防本部としては、2年前から仕様書作成の努力をしてきた中で、日立製作所はぜひ自分のところがとりたいということで、消防本部、契約課、建築課に営業活動に来ていたのかとの質疑に対し、消防本部は余り記憶にない。契約課は窓口のカウンターに名刺受けを置いているので、それ以上のことはない。建築課は仕様書作成のための資料提供、仕様書に基づく見積書の提出では各社から協力をもらったが、それ以外で熱意などを判断のしようがないとの答弁がありました。
 次に、日立製作所で不安はないのかとの質疑に対し、当初は若干不安がないと言えばうそになるが、それは今まで使っていたNECの感覚があるので、日立製作所はイメージがわかないという不安である。2年間かけてそれぞれのいいところを取り出して研究した仕様書ができたので、アンケートを実施した結果、日立製作所の回答はできるということだったので、低価格で仕様書どおりにできるのであれば納得はしている。今後は、仕様書どおりにできるように、我々もチェックしながら構築していきたいと考えているとの答弁がありました。
 次に、OSについては、日立製作所はリナックスは手がけていないということで、リナックス相当ということになっているが、そのことはどうか、リナックスとウィンドウズとの差は何かとの質疑に対し、仕様書の中ではリナックス相当となっているが、リナックスについてはある特定の企業ということなので、リナックスに固定すると競争性が低減するため、一定レベルの機能を持つものについては相当ということにした。ある企業からウィンドウズも可能かという問い合わせがあったので、ウィンドウズでも相当と認めるという回答をし、その回答については、窓口の閲覧簿ですべての業者が見られるようにした。2年前に各OSの特徴を調べると、リナックスは24時間稼働に向いており、ウィンドウズはリナックスよりは少し劣る。保守性については、リナックスはシステムの障害時にどの部分に障害が起こっているのか、OSのバグかどうかわかり、回復が早いのが特徴であり、ウィンドウズは公開性のないOSであることから、どの部分に障害があるかということはリナックスよりも少し劣るということだったが、現在では、技術も日進月歩しており、ウィンドウズも公開がされているという情報も入ってきているので、そう大差はない状態になっているのではないかと考えているとの答弁がありました。
 質疑終了後、本案に関し討論に付したところ、それなりの資格要件を満たして入札し、低入札価格調査制度もパスしたという議案ではあるが、確かに心配はある。一般の物品納入と違い、システムなのでその過程が仕様書どおりは当然であるが、新居浜市にとって完璧なものを納めて完璧に機能するように担保していかなければならないので、いささかでも問題があれば解約するということをしっかりとして今後進めていただきたいということを強く要望して賛成する。今後10年は新居浜市民13万人の命を預かっていくシステムであるということと、今後他都市との連携ができるシステムであるのかどうか、今後の過程がわかるような機会と日立製作所四国支社が必ずできるという保証を文書か口頭で正式にいただきたいと思っている。低入札価格調査制度を十分に発揮してもらい、県ではかなり綿密に調査して、契約自体を見送るようなことが報道されていたが、それぐらい綿密に調査して英断するように今後に期待して賛成する等の意見が述べられました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第63号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第64号について御報告申し上げます。
 議案第64号、平成16年度新居浜市一般会計補正予算(第3号)における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳入全部、歳出第2款総務費、第1項総務管理費、ただし市民部関係を除く。第3款民生費、第1項社会福祉費、1目社会福祉総務費、被災者生活再建支援費、第8款土木費、第6項住宅費、1目住宅管理費、第9款消防費、第11款災害復旧費、第7項消防施設災害復旧費、第2表地方債補正追加であります。
 本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、質疑応答を行い審査いたしました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第64号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上で企画総務委員会の報告を終わります。
○議長(井上清美) 次に、真木福祉教育委員長。
1番(真木増次郎)(登壇) ただいまから福祉教育委員会の報告をいたします。
 本委員会は、9月21日に委員会を開催いたしました。本委員会に付託されました議案第60号、議案第61号及び議案第64号の3件につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
 まず、議案第60号について御報告申し上げます。
 議案第60号、平成16年度新居浜市一般会計補正予算(第2号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳出第3款民生費、第4款衛生費、第1項保健衛生費、第10款教育費、ただし第5項社会教育費、1目社会教育総務費、芸術文化施設建設推進費を除く。であります。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、育児支援家庭訪問事業については4人体制であるとのことだが、市政だよりの募集には3人と出ていた。保健師1人と募集している3人の4人で対応するということなのかとの質疑に対し、当初予算に計上しており、既に非常勤職員1人が対応している。4人体制をとるために、今回3人の募集を行っているとの答弁がありました。
 次に、家庭訪問が必要な対象者は、およそどのくらいいるのかとの質疑に対し、数を想定することは非常に難しいが、人口規模や出現率から、新居浜市ではおよそ250人が見込まれると考えているとの答弁がありました。
 次に、小学校学校生活介助員派遣事業で、9人から7人の児童になったということだが、なぜ2人の児童は必要なくなったのかとの質疑に対し、予算編成時点以降、児童、保護者との就学相談において協議を行った結果、養護学校へ進学されるなど、市内の学校へ通学されなくなったことから2人減少したとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第60号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第61号、平成16年度新居浜市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)について御報告申し上げます。
 本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、質疑応答を行い審査いたしました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第61号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第64号について御報告申し上げます。
 議案第64号、平成16年度新居浜市一般会計補正予算(第3号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳出第3款民生費、ただし第1項社会福祉費、1目社会福祉総務費、被災者生活再建支援費を除く。第4款衛生費、第1項保健衛生費、2目予防費、第10款教育費、第11款災害復旧費、第3項厚生福祉施設災害復旧費、第4項文教施設災害復旧費であります。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、予防費の委託料は、公道や水路の消毒の業者委託であると伺ったが、いつから委託され、何日間どういう地域に消毒に入られたのかとの質疑に対し、8月26日から消毒を開始し、9月4日までの間、市内の2業者により道路、水路等を含めた公共の用に供するところの消毒を行った。範囲については、県道壬生川新居浜野田線から南で、東は土居との境の阿島まで、西は県道多喜浜泉川線、城下橋東の神野石油店、やきとり大吉がある道路まで行ったとの答弁がありました。
 次に、被害がひどかった川東地区に消毒に行かれているが、今回、大きな衛生上の問題や感染症の病気がはやるといった問題はなかったものの、川東以外の地域でも浸水などの被害はあった。地域によっては汚水のにおいなどの問題もあったと思うが、自治体として消毒等を行わなければならない義務はなかったのか。また、個人については消毒液を取りに行くという形で衛生面で配慮していただいているが、家の中までも消毒してくれる地域もあるのに消毒してくれないのかという声が市民の中から出ている。自宅の中などの消毒についてはどうなっているのかとの質疑に対し、消毒については、感染症予防のため、県の保健所の指導もいただきながら対応した。特に、今回のように単なる水だけの問題ではなく土砂の問題もあったことから業者委託をした。また、個人の宅内等について行政が行う方法もあったが、非常に件数が多かったことや土砂等の取り除きの問題を含め、消毒に伴うPRをたくさん行い、個人については個人で消毒を行っていただく考えに立ち実施したが、独居高齢者や身体障害者などどうしても個人では対応できないようなところについては、保健センターの職員が出向き消毒を実施したとの答弁がありました。
 次に、十数戸が床上浸水となった地区や松神子地区周辺についてはこの消毒の対象にはならなかったのかとの質疑に対し、多喜浜、神郷地区がひどかったため集中的に行った。消毒液が必要な方にはお渡ししている状況であるが、田の上、松神子、垣生地区一帯については、会社の方で対応するという連絡をいただいているとの答弁がありました。
 また、田の上、松神子、江の口、垣生地区では消毒の要望が多いが、そのような要望に対して今後どのように対応するのか、また対応する場合の時期についての質疑に対し、石灰による消毒については、保健センターに御連絡いただければいつでもお渡しできるようになっているが、全体的には環境部で対応すると伺っているとの答弁がありました。
 次に、保健体育施設災害復旧費のうち、市営サッカー場の芝生などの被害についての質疑に対し、進入路においては土砂崩れが8カ所、土砂崩れによる貯水槽の破損があり、ポンプ部分についても改修している。また、サッカー場の東面1コートの管理棟側の約3分の1が土砂や流木等によって傷んでいるとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第64号についは、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上で福祉教育委員会の報告を終わります。
○議長(井上清美) 次に、伊藤市民経済委員長。
3番(伊藤優子)(登壇) ただいまから市民経済委員会の報告をいたします。
 本委員会は、9月17日に委員会を開催いたしました。本委員会に付託されました議案第55号、議案第60号及び議案第64号の3件につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
 まず、議案第55号、住居表示を実施する市街地の区域及び当該区域における住居表示の方法について御報告申し上げます。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、具体的な計画はどのようになっているのかとの質疑に対し、この議案を承認いただいた後、この10月から平成18年3月までの約1年半をかけて現地調査を実施する。平成18年4月にその内容を公示し、平成18年6月議会において、地方自治法第260条第1項の規定による議決をいただき、平成18年10月に実施したいと考えているとの答弁がありました。
 次に、地域住民の方からの声を参考にして進めているのかとの質疑に対し、昨年6月ごろから地元自治会等で説明会を実施し、ことしの3月、基本的に合意をいただいているとの答弁がありました。
 次に、新居浜市全体の計画はあるのかとの質疑に対し、又野川以東を平成18年10月に実施した後は、萩生、大生院地区に取り組みたいと考えている。その他のできていない地区については、萩生、大生院が終わった後、実施に向けて検討していきたいと考えているとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第55号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第60号について御報告申し上げます。
 議案第60号、平成16年度新居浜市一般会計補正予算(第2号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳出第2款総務費、第1項総務管理費、11目広聴費、13目女性センター費、第6款農林水産業費、第11款災害復旧費、第1項農林水産業施設災害復旧費、第3表債務負担行為補正変更、平成16年度林道等開設事業であります。
 本委員会は、本案につきまして理事者より詳細なる説明を聴取し、審査いたしました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第60号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第64号について御報告申し上げます。
 議案第64号、平成16年度新居浜市一般会計補正予算(第3号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳出第2款総務費、第1項総務管理費、1目一般管理費、災害応急対策費の一部、第6款農林水産業費、第11款災害復旧費、第1項農林水産業施設災害復旧費、第5項観光施設災害復旧費、第6項商工業施設災害復旧費、第9項コミュニティー施設災害復旧費であります。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 コミュニティー施設災害復旧費についてであるが、どこの施設かということは確定しているのかとの質疑に対し、全部の調査ができていないので確定していない。当初予算において一般の補修等の予算を組んでいるが、今回の災害により、例年に比べて修繕の必要が生じるであろうということでの上乗せであるとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第64号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上で市民経済委員会の報告を終わります。
○議長(井上清美) 次に、二ノ宮環境建設委員長。
5番(二ノ宮定)(登壇) ただいまから環境建設委員会の報告をいたします。
 本委員会は、9月17日に委員会を開催いたしました。本委員会に付託されました議案第60号、議案第64号及び議案第65号の3件につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
 まず、議案第60号について御報告申し上げます。
 議案第60号、平成16年度新居浜市一般会計補正予算(第2号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳出第4款衛生費、第2項清掃費、第8款土木費、第1項土木管理費、第2項道路橋りょう費、第4項港湾費、2目港湾建設費、ただし、東予港(東港)建設事業を除く。及び第5項都市計画費であります。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、合併処理浄化槽設置整備事業について、県補助の減額分を一般財源で補うのは、設置補助の目標個数を確保するためなのかとの質疑に対し、今年度に予定している170基の設置補助を実施するためであるとの答弁がありました。
 さらに、合併処理浄化槽の設置補助については、要望が多い中、県補助の減額によって今後の対応をどのように考えているのかとの質疑に対し、昨年度までは県補助の追加枠があったが、今年度は県の財政事情から補助金の減額となったもので、追加枠も厳しい状況にあるが、引き続き県に要望していくとの答弁がありました。
 また、合併処理浄化槽が普及してきた中で、浄化槽汚泥の収集業務や料金の支払い等について、個人と許可業者にゆだねるのでなく、し尿の収集のように行政として関与していく考えはないのかとの質疑に対し、検討していくとの答弁がありました。
 次に、土地区画整理事業について、3億5,000万円を工事費から補償費へ組み替えているが、内容は何か、また、予定どおり進捗しているのかとの質疑に対し、昨年度の正光寺山古墳の埋蔵文化財調査により本格調査を実施することになったため、それに伴い変更が生じたが、全体の施工計画に支障はなく、予定どおり平成19年度をめどに進めている。3億5,000万円は、施工区域が約1万平方メートル減少したことによる工事費の減少が約7,000万円、入札減少金が約6,000万円、そのほか植樹や歩道のインターロッキング、照明灯の減少等により減額になったものを補償費に組み替えて、平成17年度に予定していた補償契約を平成16年度に結ぼうというものである。移転補償については、今年度末で330戸のうち227戸が完了予定であるとの答弁がありました。
 さらに、土地区画整理事業の総事業費がふえているという議会答弁があったが原因は何か、どのくらいふえるのかとの質疑に対し、平成15年度末で補償費の計画額145億6,000万円のうち約49億円が執行済みだが、当初の見込みよりも2割程度ふえる傾向にある。今年度約70戸の物件調査をすることにより、約9割の物件調査が完了し、その結果、ほぼ全体の補償額が見込めるため、事業の進捗状況を見ながら、物件調査による増額分について、工事の見直し等も含めて事業費の変更を計画しているが、国や県との事前協議も必要であり、平成17年度をめどに明らかにしたいとの答弁がありました。
 次に、港湾建設事業について国の補助内示が約7,500万円減額となっているのは、三位一体の改革に伴うものかとの質疑に対し、四国地方整備局管内の港湾関係予算は、ここ数年、毎年3ないし4%程度減少している状況であり、構造改革に伴うものではないと考えているとの答弁がありました。
 さらに、減額によって工事に影響はないのかとの質疑に対し、平成16年度工事の施工延長がやや短くなるが、事業全体の進捗に影響はないとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第60号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第64号について御報告申し上げます。
 議案第64号、平成16年度新居浜市一般会計補正予算(第3号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳出第4款衛生費、第1項保健衛生費、ただし2目予防費を除く。第2項清掃費、第11款災害復旧費、第2項公共土木施設災害復旧費、1目公園施設災害復旧費、2目現年道路橋りょう災害復旧費、3目現年河川災害復旧費、4目港湾施設災害復旧費及び第8項環境施設災害復旧費であります。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、公園施設災害復旧費について、災害状況はどのくらいか、復旧は市民体育祭に間に合うのかとの質疑に対し、国領川緑地全体36.05ヘクタールのうち、約10.2ヘクタールに洗掘や土砂の堆積があった。国の査定を受けるのは10月半ばから末ごろで、その後補助認定になることから、復旧は市民体育祭に間に合わないとの答弁がありました。
 次に、河川災害復旧費について、県の管理河川も市で応急復旧しているが、本復旧についての県との協議はどのようになっているのかとの質疑に対し、県との協議により、本復旧する部分については、県と市でそれぞれ管理河川を施工することになったとの答弁がありました。
 さらに、復旧できていない中小の河川などの復旧はどうするのかとの質疑に対し、今回の補正予算は、現在把握しているものの復旧費であり、今後新たに把握できたものなどふえていく可能性もあるため、次の補正予算に計上しなければならないこともあると考えているとの答弁がありました。
 次に、8月18日の運転停止が問題となっている江の口・松神子ポンプ場について、このように市民の生命や財産にかかわるものは、運転員が責任感を持って従事できる体制が必要であり、現状の委託形態でなく、以前のような直営に戻す考えはないのかとの質疑に対し、ポンプが稼働した後の人的チェックと機械的チェックの両面を再検討し、人的ミスがあっても被害を最小限度に食いとめるよう、機械設備の増設、改良及びうっかりミスを起こさないための教育訓練、保安要員の配置等を全面的に見直したいと考えており、今回のようなミスを二度と起こさないための対応策を検討していく中で、直営も含めて検討していきたいとの答弁がありました。
 次に、港湾施設災害復旧費について、白浜川はどの範囲でしゅんせつするのかとの質疑に対し、県道壬生川新居浜野田線から南側の旧道多喜浜橋までの範囲であるとの答弁がありました。
 質疑終了後、本案に関し討論に付したところ、今回の台風災害は、これまでにない土砂災害で、川東地区を初めとして大きな被害があったが、被災住民の負担をできるだけ軽くして、早く復旧できるよう要望して賛成するとの意見が述べられました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第64号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第65号、平成16年度新居浜市平尾墓園事業特別会計補正予算(第2号)について御報告申し上げます。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、墓園施設災害復旧費について、墓石を復旧する際の個人と市の費用負担の区分はどうなっているのか、契約で定めているのかとの質疑に対し、墓石は拝み石と台石の2段になっており、拝み石は個人で復旧し、台石の部分は被害が多く所有者がわからないという問題があり、市で復旧するということで対応している。また、被災を想定した契約にはなっていないが、市の土地を永代使用料でお貸ししており管理料をいただいているということで、復元の義務はあると考えており、台石を据えるところまでは市で復旧するとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第65号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上で環境建設委員会の報告を終わります。
○議長(井上清美) これより質疑に入ります。
 ただいまの各常任委員長の報告に対して質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(井上清美) 質疑なしと認めます。
 この際、暫時休憩いたします。
  午前11時02分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
  午前11時12分再開
○議長(井上清美) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 案第60号に対しては、白籏愛一議員外15人から修正の動議が提出されております。
 この際、提出者の説明を求めます。白籏愛一議員。
7番(白籏愛一)(登壇) 議案第60号、平成16年度新居浜市一般会計補正予算(第2号)に対する修正案につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
 今回の修正案は、地域循環バス導入関連予算を削除するため提出をいたしました。
 修正の内容についてでございますが、お手元に配付いたしております修正案をごらんください。
 抹消したのが原案、その上に記入したのが修正案でございます。
 提案に至った背景につきましては、先般の大雨、台風による災害復旧等さらに厳しさを増す財政状況の中、新居浜市が事業主体として年間5,000万円とも6,000万円とも言われる莫大な税金を投入して行おうとする事業については、希望するより多くの市民の方々が、その恩恵に浴することのできる形にすることが、公平公正という見地からも必要であることは当然でございます。そもそも地域循環バスの導入目的については、外出する際の交通手段を持たない方々、いわゆる交通弱者に対し、商店街や公共機関、病院などへの交通手段を確保し、町のにぎわいを創出することができるよう、地域を循環するバスを走らせるとあります。このように、交通手段を持たないいわゆる交通弱者は、市民として市内全域に住んでおられます。しかし、現在出ている3ルートについては、新居浜市地域循環バスではなく、新居浜市一部地域循環バスになっております。ルートの数をふやすとかの運行の方法について、さらに市民合意が得られるよう改善しなければならないと考えております。
 こういったことから、現時点で急いで試走会、すなわち試しに走る会を行う必要はなく、市民の多くの方々の理解が得られるよりよいプランを作成することが先決であります。その後、試走会を行うことで十分であると考えます。
 このようなことから、本修正案を提出いたしました。よろしく御審議くださいますようお願いを申し上げます。
○議長(井上清美) これより質疑に入ります。
 本修正案に対して質疑はありませんか。岩本議員。
番(岩本和強)(登壇) 1点お聞きします。
 この地域循環バス導入につきましては、まず平成15年5月に約2,500人の方々にアンケートを実施し、そのうち約半数の回答をいただき、その基礎資料をもとに9月の、たしか9月1日に第1回の検討協議会を開催されました。そのメンバーとしましては、体の不自由な方、そういう人たちの新しい移動手段として期待されている新居浜市心身障害者(児)団体連合会の皆さん、また商店街の活性化に期待を寄せられる新居浜商工会議所や新居浜商店街連盟、そして高齢者の交通事故を防ぐ一助となるのではないかという新居浜警察署の皆さんの期待、そういう思いを寄せられました16人、そして市の企画、経済、建設部長の19人で構成され、6回の協議会が行われ、また別途に3回の小委員会が行われ、このような試走という形まで来たわけでありますが、そういう市民の皆さんの要望を踏まえながら、試走さえすべきでないという御意見は、やはり市民の考えとは離反しているんじゃないかと思いますが、どうでしょうか。
○議長(井上清美) 白籏愛一議員。
7番(白籏愛一)(登壇) 岩本議員さんの質疑にお答えいたします。
 最初、市が行いました地域循環バスのアンケートにつきましては、老人クラブに1,500、公民館に510、障害者団体に500と全部で2,510部を配布いたしております。回収率は47.6%ということで、その中の利用希望については、利用したいが77.6%でございました。私たちは、この利用したい人に一人でも多くの人に利用していただきたい、そういう思いで、今この3ルートのもとで試走会をやらなくても、もっといいプランを、市民の要望を聞きながらそういうプランをつくった後試走することでも十分ではないかと、このように考えておるわけでございます。
 また、この同じアンケートで、事業の優先順位という項目がございます。この2,510名に配布、さらに47.6%の回収の中身を見ますと、ほかの事業よりも優先して導入というのが45.8%ございました。次に、ほかの事業を優先して、余裕ができたら導入、さらに導入はやめるべきが約40%ございました。こういった背景から考えても、中途半端と考えられるような市民全体を、すべてを満足させることはできませんけれども、少しでも多くの方に理解していただける、そういうプランをつくることがまず先決であることは私は岩本議員さんもわかっていただけるんではないかと思っております。ここにプランの3コースの図がございますけれども、私はこの図を新居浜市全体の地図の中に書いてほしい。一部の地域だけ取り上げて、その3ルートをその人たちのためにだけあるような、そういう印象があると。そういうことからも考えても、私はもっと考え、そして実施すべきだと。大生院校区や船木校区、神郷校区、多喜浜校区、垣生校区、浮島校区、もちろん大島や別子山地域に住む人には全く恩恵がないわけでございます。また、中萩地域についても、ごく一部のみの対象となっているなど、非常に問題が多いと、このように私は理解しております。
 以上で質疑にお答えをいたしました。
○議長(井上清美) ほかに質疑はありませんか。岡崎議員。
2番(岡崎溥)(登壇) ただいま提案されました修正案に対しましての質疑を行いたいと思います。
 提案説明の中で、白籏議員は、災害を受けた新居浜市、それは同意できるわけですが、厳しさを増す財政事情、こういうことをおっしゃられました。そのほか交通弱者の問題、ルート改良の問題、同意できるわけでございますが、厳しさを増す財政事情の問題につきましては、自民クラブの皆さん全員の責任であります。自民党市政のもとで、前市政のもとでマイントピア別子、マリーナなどむだな大型開発を次々進めてきたということが根本にあるわけです。そこを忘れてもらったらいけない。ほかの人に責任をなすりつけるような言い方は改めていただきたい。まずそれが第1点です。
 それと、もう一点は……。(発言する者あり)
 いやだからその点で責任をどう感じますかということをちょっとお伺いしておきたい。(発言する者あり)
 いや、そのことを、やっぱり事実にそぐわない提案になっていますので、その点を質疑したいと思います。
 それともう一点は、高齢化の中で、今交通弱者の問題等を言われましたが、やっぱりこれを実現していく上で私どもも今の現3ルート、この問題についてはいろいろ市民の皆さんから御意見を伺っています。上部、川東をカバーする必要があるというふうな御意見を伺っておりますけれども、こういう試走をやって、そして再度実施に向けていろいろ要望の強い地域循環バスを実現していくという点で、その改良を加えながら、市民の意見を集約しながら、よりよいものをつくっていくという立場からこれは検討できないのかということで、こういうふうな修正案を出してこられたわけですけれども、そういう立場から、これをやめるということになると、市民の皆さんの強い要望とはちょっと離反することにならないかという点でちょっと質疑いたしたいと思います。
○議長(井上清美) 岡崎議員さん、具体的な質疑になってない内容が。(22番岡崎溥「そんなことはない。今、言いましたようにね、事実に合ってないというところを質疑したわけで、その点どうなんですかね。だから、その点ちょっと答弁をもらいたい」と呼ぶ)
 白籏議員。
7番(白籏愛一)(登壇) 私が先ほど提案理由を説明した中に、財政事情が厳しい、そういうような表現をいたしております。財政事情の厳しいのは、一人一人議員さんだったら当然わかっていることでございまして、財政事情の厳しさを今とやかく私はこの場で言う必要もございません。
 また、自民クラブの責任云々等につきましても、私が修正案として提出しておりますことに関して、特別関係があると、そのようにも感じておりません。
 また、上部、川東をカバーすると、そういう問題点はあるものの、今後改良を加えながらと、そういうことでございまして、こういうやり方もあろうかとは思いますけれども、私どもは、今それをやるより、改良をどうせ加えなければならないそういうプランであれば、まず改良をして、そして市民合意が少しでも得られる、多くの方に得られる、そういうプランを持って試走をすると、その方がいいと、そういうことを選択しているわけでございます。委員さんにつきましては、既に試乗も行っておられるようでありまして、特に、審議についてはこの場で私がお答えする必要はないと思います。
 また、市民要望が強い、それにつきましては、先ほど私アンケートの結果も申し上げましたけれども、私どもは、地域循環バス事業をやめなさいとは一切言っていません。よりいいルートをつくり、そしてそれでやっていただきましょう、そういうことでございますので、御理解を賜りたいと思います。
○議長(井上清美) ほかに質疑はありませんか。岩本議員。
番(岩本和強)(登壇) まず1つは、先ほど白籏議員さんがおっしゃられましたこのアンケートですが、その2つ目のまず事業の優先順位の項目でありますが、ほかの事業よりも優先して導入が45.8%、そしてほかの事業を優先して、余裕ができたら導入すると、これはやはり反対ではないというふうに私は思います。これを含めると約80%。先ほど言われました。そして、導入をやめるべきというはっきりした答えは5.2%とありました。その辺の見解をどうおとりになっているかもう一度お聞きしたいと思います。
 それともう一つは、今回のルート外の地域については、助成の対象として今瀬戸内バスが現在走っている地域がほとんどであります。そういう地域を除く地域循環バスを走らせるという考えが協議会の中の多数の意見であります。私たちは、先ほど白籏議員さんが言われたように、必ず走らすという前提ではありません。まずは試走をして、そして皆さんの意見を聞き、最終的なことを決めたいと思う。その入り口でやはり否定されるのは私たちにとってはおかしい、そう思います。その2点についてお願いします。
○議長(井上清美) 白籏議員。
7番(白籏愛一)(登壇) 私が先ほどアンケートの結果ということでお話ししました。利用希望については77.6%、事業の優先順位としてほかの事業よりも優先して導入、これは積極的に導入を希望しとると、そういう人の割合であると思います。その後ほかの事業を優先して、余裕ができたら導入と、導入はやめるべきだと、この2つが約40%と私はお答えしました。ほかの事業を優先して、余裕ができたら導入というところをどうとらえるか、これはもうそれぞれの議員さんによって違うと思いますけれども、私は、まだルートも市民合意が得られていないルートで、そんなに早くやらなければならない問題かどうか、やらないとは一言も言っておりません。だから、そういうルートができた後、こういった試走も行ったらいいんではないかと、これは当然の手順としてあろうかと思っております。
 それと、審議会の中でどういう話がされたということは、直接私は、報告、資料は一部読んでおりますけれども、完全には理解しておりません。ただ瀬戸内バスの問題とか福祉バスの問題、そういうことも全体として新居浜市で考えなければならないことではあると考えております。そういった中で、新居浜市全体の交通体系、この地域循環バス、瀬戸内運輸への助成、そして福祉バス、そういう交通体系全般について、よく考えて今後の方針を出さなければならない。それとそれに伴いまして、利用料金は、御承知のとおり、瀬戸内バスとこの地域循環バスとは全く違います。そういうことも踏まえて、市民一人一人の負担の問題も考えなければ、この問題は市民合意が得られにくいんではないかと、そういうような考えを持っております。
 以上です。
○議長(井上清美) ほかに質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(井上清美) これにて質疑を終結いたします。
 この際、暫時休憩いたします。
  午前11時35分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
  午前11時37分再開
○議長(井上清美) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、順次発言を許します。佐々木文義議員。
0番(佐々木文義)(登壇) 議案第56号、財産の取得について……。(発言する者あり)
 修正案も含めてのこれは討論だと思っております。議案第56号、財産の取得について、議案第60号、平成16年度新居浜市一般会計補正予算(第2号)及び議案第63号、工事請負契約について討論をさせていただきます。
 まず、議案第56号、財産の取得についてであります。
 これは、戸籍業務電算化システムを取得するためでありますが、今後戸籍事務の効率化、また市民サービスの向上を図るという目的でありますが、当初、入札に参加をする予定であった6社のうち3社が辞退、残り3社のうちで入札をしたようであります。今後は、この契約の内容に従い、仕様書どおりのシステムを仕上げるよう要望をしておきたいと思っております。
 次に、議案第60号、平成16年度新居浜市一般会計補正予算(第2号)についてであります。
 このうち、新電算システム構築事業費として、平成16年度から平成21年度までの6年間、12億1,000万円の債務負担行為がされております。電子行政、また電子市役所を目指してということであろうとは思っておりますが、ハード、またはソフトさまざまな要因を抱えながら、またホストコンピューターなどの整備事業を一括して行っていくものと思っておりますが、今後、総合的に維持運用されやすいシステムを構築をしていただきたい、このように思っております。特に、この内容については、事務事業委託で契約を行うようでありますので、私たち議会にもわかるようにしていただきたい、このように思っております。
 次に、地域循環バス導入に当たっての事業費が計上をされておりますが、これは導入検討協議会で答申のあった3ルートを運行するに当たり、まず試走会を実施してみて、今後ルートはどうなのか、または停留所はどうなのか、時間的配分はどうなのか、また乗られる方はどうなのかということをまず試走をしてみて判断をしてみようというように思っております。その走行を実施してみて、今後ルートを検討してみるということは、委員会の中でも御答弁をいただいたわけですが、まず3ルートありきでないように要望しておきたい。検討協議会からあったから3ルートありきというかたくなな判断はしていただきたくはない、このように思っております。
 次に、議案第63号、工事請負契約についてであります。
 これは、消防本部に高機能消防指令センターを整備工事するため請負契約をするものであります。この2年間ほど、消防本部の中でどういったシステムがいいのか、新基準に合致する通信指令室施設について考えてきたと思われます。消防指令システムは、消防通信業務の根幹をなす中枢装置として非常に重要なものであり、指令台を中心に、有線系、コンピューター系、無線系の各システムが高度に連携することで初めてその効果を発揮いたします。したがって、消防本部が必要とする仕様、機能、品質を具現化して、費用対効果にすぐれる消防システムを実施するためには、価格はもとより、実績、実力、信頼性、また評判等が多角的にすぐれているメーカーでなければならないと、このように思っております。13万市民、また今後広域の消防の連携に当たり、今回の高機能消防システムの導入に当たっては、しっかりとメーカーと協議を図り、信頼のおける運用をしていただきたい、このように思っております。
 以上、議案第56号、議案第60号、議案第63号、以上、要望いたしまして賛成の討論といたします。
○議長(井上清美) 山岡美美議員。
1番(山岡美美)(登壇) 日本共産党の山岡美美です。
 ただいま上程されました議案第60号、平成16年度新居浜市一般会計補正予算(第2号)に対する修正案に反対の立場と、議案第64号、平成16年度新居浜市一般会計補正予算(第3号)に対して賛成の立場で討論に参加いたします。
 まず初めに、議案第60号から。
 日本共産党は、市民の皆さんの公共交通機関が拡大されることには賛成です。この間、市に対する予算要望でも、市内循環できるバス路線の要求を行ってきました。今回、地域循環バス導入事業費として3ルートでの試走、6日間、12回走らせ、今後のルートも含め検討してみるとの提案でしたので、試走させてみればよいと考えます。試走に当たっては、自治会や老人会、一般の方にも呼びかけて乗車してもらうということでした。試走を多くの市民に呼びかけ、市民や障害者の方に利用していただくことで、市民の期待度やルートも含めて検討する機会にすればよいと考えますので、修正案には反対です。
 続きまして、議案第64号、災害から既に1カ月が経過し、道路や河川、施設、住宅などの復興も少しずつ進み、被災者支援策として救援物資や市からの災害見舞金の支給、各種税金などの免除や減額、融資などの手続も始まっています。義援金も9月21日現在で約4,445万円集まり、今後防災ハンドブックに基づき、第三者を入れて被災者の家族へ公平な分配を検討すると聞いています。また、仮住宅は50戸準備され、26世帯が仮住宅への引っ越しの準備が現在されているようです。しかし、残念ながら、仮住宅の地域は、川東地区が2戸のみであり、48戸は上部地区と川西地区で、そのため車などの足がない方には、仮住宅の申し込みを断念した方、また、無理をして何とか布団を敷く部屋だけを確保して自宅へ戻られた方もいます。今回、国の被災者生活再建支援法が適用になりましたが、被害実態を見ると、国の支援制度だけでは救えないとし、県と新居浜市が補助金の上乗せの予算を組んでいただいたことは、非常に被災者にとっても助かることです。この制度は、住宅の解体、撤去、整地、生活に必要な家財道具の購入、修理費の一部に給付されるもので、国の補助金は全壊世帯に最高300万円、大規模半壊世帯は最高100万円になりますが、所得や年齢制限があります。さらに、上乗せされた補助金は、県が2分の1、市と本人が4分の1ずつの負担になります。本人負担分を差し引きますと、全壊と大規模半壊世帯で最高75万円、半壊世帯で37万5,000円、一部損壊と床上浸水で22万5,000円の補助です。県は所得制限を設ける方向のようですが、まだ正式には決まっていないそうです。ぜひ所得制限をなくしてほしいと県へ要望していただきたいことと、また、市へも要望いたします。自分の家が全壊か半壊か床上浸水なのか、被災者にとっては深刻な問題です。現在、住宅被害状況を調査中であり、日々数字が変動しているために、現時点での世帯数は発表できないということでした。公式発表は8月29日時点で非常に古い数字ですが、国、県、市などの生活支援の制度を合わせますと、全壊20世帯は最高375万円、大規模半壊10世帯は最高175万円、半壊4世帯は最高37万5,000円、一部損壊と床上浸水462世帯は最高22万5,000円の補助になります。大規模半壊と半壊は14世帯の発表ですが、現在、調査の中では70世帯を超えそうな状況だそうです。大規模半壊か半壊では、国の制度の適用になるかならないかもあり、最高で140万円近く補助金の差が出てきます。半壊でも土石流で家具や電気製品がすべて使えない、畳やふすま、壁など家の修理に多額の費用が必要です。とても最高額の37万5,000円では足らないのが実態です。引き続き公正な住宅の調査と被災者の方に十分納得いく説明を望みます。高齢者や障害者など少ない年金で生活をしてきた方にとっては、お金を借りても返すことができない、住宅や生活再建、修繕の見通しが立たないと途方に暮れている方も今なおたくさんいらっしゃいます。新居浜市として、さらに被災者の実情に応じて、生活や住宅などの再建のための補助金支給を要望いたします。
 今回、松神子・江の口雨水ポンプ場のポンプが停止した問題で、被害地域の住宅への補償については、岡崎溥議員の一般質問で市が責任を持って対処すべきと考えると御答弁をいただきました。協議も開始されているようですが、最大限の補償をお願いいたします。
 最後に、今後、被災された住民の皆さんが、もとどおりの生活へ一日も早く戻れるように、必要な予算措置をとって、要望を聞いて、十分にこたえていただけるようにお願いを申し上げまして、討論を終わらせていただきます。
○議長(井上清美) 田坂重只議員。
9番(田坂重只)(登壇) ただいま議題となっております議案第60号、新居浜市一般会計補正予算(第2号)について、修正案に反対の立場、原案に賛成の立場から討論に参加をいたします。
 修正案は、地域循環バス導入事業の予算を削除する内容となっておりますが、この地域循環バスにつきましては、連合自治会や老人クラブ連合会、PTA連合会を初め愛媛運輸局あるいは新居浜警察署や各市民団体諸団体の有識者によるメンバーで協議会が行われたことは、先ほど質疑や提案説明の中で述べられたとおりでございます。新居浜市における地域循環バスのルート、運行形態、乗車運賃などについて1年間討議を重ねた結果を受けたものであります。そして、その報告内容をさらに全市的に討論するために、試走会を実施するため165万5,000円の補正予算として上程されたものであり、私はそう理解をいたしております。この試走会の予算が通らなくなるということになりますと、また振り出しに戻ってくるような気もいたします。できるだけ早い機会にこの報告書どおりの実施ができるように望んでおりますし、この内容につきましては、先ほど来から論議いたしておりますように、議員の皆さんも御承知かと思います。どうも聞いておると、選挙が非常に邪魔しとるようでございますが、それの犠牲になるのが弱い立場にある交通弱者じゃないかと、こう懸念をいたしておるところでございます。そういう意味で、外出するための交通手段を持たない方々、いわゆる交通弱者を初め、市民お一人お一人の足として商店街や公共機関、病院などへの交通手段を確保し、町ににぎわいを創出する、交通空白地の解消、また環境対策を波及効果と考えるなどとなっております。このように、この地域循環バスは、あくまでも車などの交通手段を持たない方々を初め、広く市民を対象にした弱者救済とにぎわいの創出を目的としたのであります。この地域循環バスについては、先ほども話がありましたが、ドアツードアの福祉タクシーとか、市内全域を公平に走らせるべきとか、金をかけ過ぎであるとか反対意見があるようでありますが、既に福祉タクシーは実施済みでありますし、また市内を走る既存バス路線には多額の補助金も出しております。これらをさらに拡充するという考え方こそ限られた予算の中での実施ということになると現実問題として不可能であります。また、特に交通手段を持たない方々を新居浜市の運転免許取得者で見ますと、平成15年10月末現在の数字ですが、65歳以上の人の取得割合は43%であります。特に、65歳以上の女性の取得率は24%と4人に3人の方が免許を持っておりません。その上に18歳未満の子供さんなどの数字も入っておりません。つまり、そういう方たちを救うために、また今後ますます高齢化が進みこの割合も高くなりますので、御案内のように、社会資本の整備は効果、効率、集中でありまして、新居浜市も公共施設、病院はほとんど旧市内に集中しておりますし、地域循環バスのアンケート調査の結果を見ましても、市民が行きたいところであります。この行きたいところを循環して、そのにぎわいをもたらされるものが地域循環バスやないかと思っております。
 以上のようなことから、地域循環バスが新居浜市の市街地を走り、昔のような昭和通りのにぎわいや、そこかしこでバスを待つ人々の楽しげな姿の一日も早い実現を切にお願いするものでございまして、ぜひこの議案第60号原案を賛成していただきたいということを私の立場から申し上げて討論といたします。
○議長(井上清美) 山本健十郎議員。
4番(山本健十郎)(登壇) 議案第60号に対する修正案について賛成の立場から討論をいたします。
 議案第60号、平成16年度新居浜市一般会計補正予算(第2号)に対する修正案であります。歳出では、第2款総務費、第1項総務管理費、5目企画費の地域循環バス導入事業費で165万5,000円を削除しようとするものであり、歳入では、第18款繰入金、第1項基金繰入金、1目財政調整基金繰入金を減額しようとするものであります。先ほどからこの質疑がいろいろあり、修正案の内容は御理解いただけたんじゃないかと思っておりますが、この問題を少し振り返ってみますと、市長は、平成15年度の施政方針で、平成16年4月に実験運行ができるよう庁内で検討と述べられ、その後、平成15年9月1日に第1回の地域循環バス導入検討協議会を開催され、目的として、外出する際の交通手段を持たない方に対し、商店街や公共機関、病院などへの交通手段を確保し、町のにぎわいを創出することができるよう、地域を循環するバスを走らす等御自分の公約でどうしても事業を進めるため協議会を立ち上げ、平成16年3月に報告を受け、駅前を軸にして南ルート、北東ルート、北西ルートの3ルートの総事業費約5,000万円、一般財源では4,000万円、補助金1,000万円で平成16年度の当初予算に計上し取り組みたいとのことから議論が起こり、当初予算に事業費を組み入れた場合、5,000万円の効果、交通弱者に対する公平さの問題など、議員、市民の多くから指摘され、当初予算の成立問題も含む中で事業費を見送り、そして6月議会も見送ったと考えます。その後、先ほどの6月議会の中で、田坂議員から地域循環バスの実現、今後の取り組みの質問で、市長から目的の内容も述べられ、市長からしかしながら経済情勢が不透明な中、財政面からの慎重な検討も当然必要なことから、9月議会上程を目標に十分な検討をさせていただくとの答弁の中から判断すると、御自分の任期中にどうしても地域循環バスを走らすという事業の実績をつくるため、今議会での提案をされたと思われてなりません。市長は、5月25日の定例記者会見で、記者から、バスの予算はとの問いに、最終的な予算として計上するところまで熟していないというのが今の現状で、市民から走らせてほしい、地域によって走らないという疑問、財政的に大丈夫かという意見、議会からも早く走らせてほしい、バスを走らせる意味はわかるけど地域的なバランス、市の財政負担など両方の意見がある。市長ですが、私としてはルートを絞って地域循環バスを走らせ、利用を高め、全市的な展開をしていきたいとの順番で考えているがというお話がありました。最初から全市をカバーすべきの意見、これは市長からです。もう少し財政負担を少なくできないかという意見があり、考え方がもっと理解していただけるようにもう少し努力をしていきたいと思っておりますと答弁されました。市民や議員の疑問、問題点はどう変化しましたか。市長は理解されるようどう努力をいたしましたか。議員とひざを交えてふだん議論したことがありますか。
 私たち自民クラブは、本年3月25日から26日にかけ、福井県武生市に市民バスの運行について研修をしてまいりました。内容的には、私たちが一番問題視している事業費と交通弱者に対する公平性の取り組みでした。まず事業は、平成12年12月に福祉バスの運行を始めたが、市民が利用しにくいなどから平成14年10月に市民バスに改称し、コミュニティーバスとして運行し、福井鉄道にバス3台で業務を委託し、運行コースは市街地循環系2系統で月曜から土曜日まで8時から15時、郊外と市街地を連絡する6系統は、月、火、木、金、金、土で郊外は1日4便で週1回でありますが、新居浜市と違い、全市を網羅し、公平な行政運営がされていました。また、問題の事業費ですが、委託契約額は、平成16年で約2,000万円で、そのうち一般財源は1,000万円、県補助1,000万円で取り組まれていたのには驚きました。武蔵野市のように大きな黒字が出て処理の方法に困っているところもありますが、取り組まれている大方の市町村は赤字覚悟で、市民に、議会に理解を得られ、ポリシーを持ち取り組まれていると思われます。
 新居浜市は、この4年間、何事も歯車が合いません。市長の好みで役所が変われば市民が困ります。市の将来や市民が安心、安全に暮らせるかが大変心配であります。新居浜市は8月18日に台風15号、また16号の影響で大きな土石流災害で多くの人が被災され、いまだ多くの課題が残る中で、議案第60号の予算には災害復旧費など含まれ、可決をしなくてはいけないときに、あえてこの事業費をそのまま出してきたことの挑戦的な態度、無神経さに市民とともに怒りを感じます。
 土地区画整理事業の補償費が平成15年末まで約49億円の執行で、現在まで約20%アップで推移していると委員長からも報告がありました。145億6,000万円の補償費の計画額ですが、予算額から単純に考えますと30億円もの増額になると私なりに推測をいたします。この土地区画整理事業には、佐々木市長は既にもう20億円も追加計上をされています。驚くべき内容であります。このような内容は、市長みずから把握され、お金がないから広瀬公園西側のグラウンドに複合施設を建てるなど、見込み違いの中で大きな財政負担が生じようとしているわけでありませんか。佐々木市長の失政でありませんか。
 いずれにしても、この地域循環バス導入事業を削除することが、将来の大きな財政負担にならず、また弱者に対する公正公平が保て、行政の信頼につながると私は思います。
 最後になりますが、佐々木市長は、この席に戻られるかどうかは市民が決めることになりますが、市長の御健闘をお祈りをいたします。
 佐々木市長に、群馬県の太田市、非常にユニークな行政運営をしておりますが、清水市長のお言葉を贈り賛成の討論といたします。「私も孤立無援の状態が半年は続いた。心細かった。どういうふうに説明すればわかってもらえるのか、何が理解をしにくくさせているのか悩んだ。答えを出すのは自分自身しかいないということを知った。議員だって鬼や蛇ではない。みんないい人なのだ。今ではほとんどの議員さんから支持される状況になった。年を経るごとに関係が悪化するなんて考えられない。議員さんとの融合がなければ、けんかをしている状況ではまちづくりなんかできないのである」終わります。
○議長(井上清美) 明智和彦議員。
番(明智和彦)(登壇) 私は、議案第60号、平成16年度新居浜市一般会計補正予算を修正する案に賛成の立場で討論させていただきます。
 まず最初に、誤解のないように市民の皆さんに説明をさせていただきます。
 我々は、交通弱者の方々のためになり、なおかつ市民にとって公平公正な新たなる交通手段が必要とされていることは十分に承知をしております。そのことについて反対をしているわけでは絶対にないということです。我々がこの予算を認められないのは、理事者の説明に一貫性がなく、ただバスを走らせるという結果だけを求めているとしか思えず、本来のプランの中に含まれるべき多くの大切な要素が満たされておりません。まずは、試走をさせろというこの予算は、走ることによっていろいろな問題点を知ることができる、そのことが目的なんだそうです。だからまず一度走らせるんだそうです。一見前向きな話のように聞こえますが、冗談じゃないです。理事者の方々は、新居浜市の道路事情をどのようにとらえておられるのか。歩行者と自転車が安全に通行のできる歩道を整備した道路が新居浜市内に何%ほどあると思っておられるのか。交通弱者の方々のためですから始まったこのプラン、皆さんちょっと目を閉じて想像してみてください。いいですか。片側1車線の道路をマイクロバスが走っています。手押し車を押したおばあちゃん、つえをついたおじいちゃん、車いすの青年、子供たち、横をすり抜けていく自転車やバイクに気を遣いながら、こんな狭い道路でバスを追い越せない車が後ろにどんどん連なっている。いらいらしている。クラクションが鳴る。交通弱者の方々が、安心してどんどん町に出られる、そのための循環バスのはずではないですか。走らせてみなくても目に浮かぶじゃないですか、自分の町のことなんですから。大切なことは、すべての交通手段をとらまえた上で、将来の環境問題をも視野に入れ、将来の新居浜市のあるべき交通システムをはっきりビジョンとしてとらえた上で、もっと議論を深めていこうじゃありませんかということです。この予算額165万5,000円、額として決して多くはありませんが、今の新居浜市にはこの予算をもっと必要としている案件が幾らでもあることは皆さんが一番よくわかっておられると思います。まず一回走らせろ、とんでもない。走らせてみなくても何が必要で何を変えていかなければいけないかを市民の目線でしっかりとらえているのが行政ではありませんか。
 以上のような理由で、地域循環バスの予算を削除した修正案に賛成をさせていただきます。
 以上です。
○議長(井上清美) 以上で通告による討論は終わりました。
 これにて討論を終結いたします。
 この際、暫時休憩いたします。
  午後 0時11分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
  午後 1時00分再開
○議長(井上清美) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 れより採決いたします。
 採決は分離して行います。
 議題のうち、まず議案第60号に対する白籏愛一議員外15人から提出された修正案について、起立により採決いたします。
 本修正案に賛成の議員の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
○議長(井上清美) 起立多数であります。よって、議案第60号に対する修正案は可決されました。
 次に、ただいま修正議決した部分を除く原案について採決いたします。
 修正部分を除くその他の部分については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(井上清美) 御異議なしと認めます。よって、修正議決した部分を除くその他の部分は、原案のとおり可決されました。
 次に、議案第55号ないし議案第59号及び議案第61号ないし議案第65号の10件を一括採決いたします。
 以上の10件に対する委員長の報告はいずれも可決であります。以上の10件はいずれも委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(井上清美) 御異議なしと認めます。よって、議案第55号ないし議案第59号及び議案第61号ないし議案第65号の10件はいずれも原案のとおり可決されました。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  字、その他の整理
○議長(井上清美) お諮りいたします。ただいま議案第64号が議決されましたが、数字、その他の整理を要するものにつきましては、その整理を議長に委任されたいと思います。これに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(井上清美) 御異議なしと認めます。よって、数字、その他の整理は議長に委任することに決しました。
 ここで当初申し上げましたとおり、議員全員協議会を開きますので、この際、暫時休憩いたします。
  午後 1時03分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
  午後 2時52分再開
○議長(井上清美) 休憩前に引き続き会議を開きます。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  程第3 委員会の閉会中の継続審査
○議長(井上清美) 次に、日程第3、委員会の閉会中の継続審査を議題といたします。
 各委員長から目下委員会において審査中の事件につき、会議規則第102条の2の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり閉会中の継続審査の申し出があります。
 諮りいたします。認定第1号、認定第2号、請願第8号及び陳情第7号の4件については、各委員長からの申し出のとおり閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(井上清美) 御異議なしと認めます。よって、以上の4件については、各委員長からの申し出のとおり閉会中の継続審査に付することに決しました。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  案第66号
○議長(井上清美) お諮りいたします。ただいま市長から議案第66号が提出されました。
 この際、これを日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(井上清美) 御異議なしと認めます。よって、この際、議案第66号を日程に追加し、議題とすることに決しました。
 議案第66号を議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。佐々木市長。
長(佐々木龍)(登壇) ただいま上程されました議案第66号につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
 議案第66号、新居浜港務局の監事の任命につきましては、新居浜港務局の監事本田國廣氏は、平成16年12月18日をもって任期が満了いたしますので、新たに監事の任命を必要といたしますため、新居浜港務局の監事に本田國廣氏を任命するにつきまして御同意をいただきたく本案を提出いたしました。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(井上清美) これより質疑に入ります。
 議案第66号に対して質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(井上清美) 質疑なしと認めます。
 諮りいたします。ただいま議題となっております議案第66号については、会議規則第38条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(井上清美) 御異議なしと認めます。よって、議案第66号については、委員会の付託を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。
 討論の通告はありません。よって、討論なしと認めます。
 れより議案第66号を採決いたします。
 本件はこれに同意することに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(井上清美) 御異議なしと認めます。よって、議案第66号はこれに同意することに決しました。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  会議案第6号
○議長(井上清美) お諮りいたします。ただいま仙波憲一議員外3人から議会議案第6号が提出されました。この際、これを日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(井上清美) 御異議なしと認めます。よって、この際、議会議案第6号を日程に追加し、議題とすることに決しました。
 議会議案第6号を議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。仙波憲一議員。
6番(仙波憲一)(登壇) ただいま上程されました議会議案第6号について提案理由の説明を行います。
 (仮称)産廃税導入に反対する意見書の提出についてということでございますが、産廃税導入は、新居浜市では単なる環境問題でなく、住友各社や地元企業への経済的圧迫など、新居浜市全体の経済に大きな影響を及ぼす問題となってくる。今回、愛媛県が導入しようとしている産廃税は、トン当たり1,000円の課税を考えており、新居浜市の企業全体にとって約2億円の負担増になる。つまり、生産活動で出る産廃に課税され、純益から税金分が差し引かれる結果となる。また、そのしわ寄せが地元下請関連企業に大きな影響が出る上、今後の新たな企業進出も困難になる。県のいう循環型社会の構築にとって、産廃税導入はあくまで手段の一つであり、視点を変えれば環境問題とは別に大きな経済問題がある。
 以上のような観点から、新居浜市議会は、愛媛県御当局に対し、産廃税を導入しないことを強く要望する意見書を提出するために本案を提案いたします。よろしく御審議ください。
○議長(井上清美) これより質疑に入ります。
 議会議案第6号に対して質疑はありませんか。岡崎議員。
2番(岡崎溥)(登壇) ただいまの産廃税導入に反対する意見書の提出についての提案に対しまして質疑を申し上げたいと思います。
 今新居浜市で、トン当たり1,000円という計算にしまして、そして2億円の税収となるということであったんですが、大手住友各社にもかなり負担がかかるというふうに言われてましたけれども、その住友各社の負担額を大まかで結構ですので、その内訳を明らかにしていただけたらと思います。
○議長(井上清美) 仙波憲一議員。
6番(仙波憲一)(登壇) 岡崎議員さんの御質疑にお答えをしたいと思います。
 正確な数字ではございませんので、その点を御了承いただきながら、私が記憶しておるというか調べた範囲のお答えをさせていただきます。
 まず、住友金属鉱山においては約700万円、それから住友共同電力においては約300万円というふうに伺っております。それ以外に今回のその2億円の根拠となる住友共同電力が発電をいたし火力発電に使っております石炭灰については、全量の23%を引いた77%に対して約1億6,000万円というふうに聞いております。
 以上でございます。
○議長(井上清美) ほかに質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(井上清美) これにて質疑を終結いたします。
 諮りいたします。ただいま議題となっております議会議案第6号については、会議規則第38条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(井上清美) 御異議なしと認めます。よって、議会議案第6号については、委員会の付託を省略することに決しました。
 この際、暫時休憩いたします。
  午後 3時03分休憩
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  午後 3時04分再開
○議長(井上清美) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。岡崎溥議員。
2番(岡崎溥)(登壇) 日本共産党の岡崎です。
 ただいま提案されました議会議案第6号について、反対の立場から討論させていただきます。よろしくお願いします。
 まず最初に、非常に大事な議案だと思いますけれども、いろいろ事情はあったというふうに聞いておりますけれども、さっきこれが議運で自民クラブの皆さんから提案されまして、検討するということで非常にばたばたしたわけなんですが、検討する時間も実はないみたいな状況でして、こういう大事な議案につきましては、やはり前もって十分そのそれぞれの会派が責任を持って対応できるように、提案できるようにぜひひとつ今後についてはやっていただきたいと、まず最初にその点強く要望したいというふうに思います。したがいまして、私も討論すると言いましても、準備も何もあったもんじゃありません。
 まず、産業廃棄物税、産廃税についてですけれども、非常に公害問題だとか環境問題、非常に大きな社会問題になっておりますけれども、そして、この廃棄について、多大な費用を要しているというのが実態であります。そして、大きな社会問題ともなっている状況だと思います。この産廃税は、今愛媛県が今度導入しようとしているということなんですけれども、愛媛県だけではなく、全国的にその動きにあるということが明らかになっております。私どもは、税金を新たに設けてそれを県民に負担をかけるということについては、基本的には反対の立場ではありますけれども、この産廃税につきましては、発生源からこの問題を抑えていく、解決していくという立場から望みたいというふうに思います。
 もう一つの観点は、廃棄物を大量に出す、早い話が大手の企業だと思うわけでございますが、その責任をやはりきちんととっていただくということが発生源からそういう廃棄物を抑制していくとあるいはリサイクルを促していくということにつながっていくのじゃなかろうかと思います。ただし、中小業者の立場からいいますと、非常に経済負担が大きいということもございますので、やっぱり中小企業を守る立場から、どっかで線を引かなけりゃならんだろうというふうに思います。個人とか中小企業の廃棄物に対しましては課税しないと。例えば、年間1,000トン以上を排出する事業者のみを課税対象とするというような形が望ましいかというふうに思います。県でも聞くところによりますと、その詳細はまだ決まってないというふうに伺ったんですけれども、その辺を私どもとしては中小業者に負担がかからない方法でこの産廃税を導入していただきたいというふうに思います。
 この今まで導入されたところの経験によりますと、やはり大企業に課税していくということで、今まで野放しであった、括弧つきですけれども、状況だったんですけれども、税金を課された結果、金を出さなければならない。そのために本気で発生源から産廃を抑制すると、抑えていくという対策に本気で取り組むという状況が生まれたと。急速に汚染物や産廃量が減るということも生まれているという結果も聞いております。また、この産廃税を使ってリサイクル化を促進させるとか、いろんな効果をこの税金を使って環境問題に対処していくということもでき始めたということも聞いております。ですから、結論を申し上げますと、公害や環境破壊は、発生源で、もとから絶つということが大事ですし、そのためにその責任と対策の費用負担を汚染者その企業に持ってもらうと。それから、発生源が中小企業などの場合は、技術と負担の援助を行って、そのことが中小企業あるいは個人の重荷とならないという方法を選んでほしいということが私どもの意見でございます。
 以上であります。
○議長(井上清美) 以上で通告による討論は終わりました。
 これにて討論を終結いたします。
 れより議会議案第6号を採決いたします。
 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
○議長(井上清美) 起立多数であります。よって、議会議案第6号は原案のとおり可決されました。
 以上で本日の日程は全部終了いたしました。よって、会議を閉じます。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  市長あいさつ
○議長(井上清美) 市長からあいさつがあります。佐々木市長。
長(佐々木龍)(登壇) 閉会に当たりまして一言ごあいさつを申し上げます。
 今議会に提案いたしました平成16年度一般会計補正予算等重要諸案件に対しまして、議員の皆様方には御熱心に御審議をいただき、ただいまそれぞれの案件につきまして御議決を賜ることができました。
 また、審議の過程や一般質問、討論の中で御指摘いただきました御意見、御提言等につきましても、今後の市政運営の中で十分配慮をしてまいります。
 さて、今議会が私の任期の中では最後の議会になったわけであります。平成12年11月、市民の皆様方の温かい御理解と御支援を賜りまして、混迷と激動の時代と言われる21世紀の始まりに市長として市政を担当させていただき、自立・連携を市政の柱にこの4年間、誠心誠意市民本位の施策を邁進してまいりました。思い起こしますと、就任1年目には、新居浜市のまちづくり羅針盤である第四次長期総合計画の策定、また、昨年4月には、県内に先駆けての別子山村との合併、また、全国から1,000名規模の関係者、市民の参加による全国男女共同参画宣言都市サミットの開催、さらには、環境や福祉、市民の協働など、各分野において新居浜市にとって節目となる基本ルールをつくるという大変貴重なまちづくり政策を打てたという自負をいたしております。しかしながら、私の考えや政治信条が新居浜市のまちづくり市政に十分浸透したかとの思いにつきましては、施政方針でも申し上げましたように、まだ道半ばという感がありますということも率直な思いであります。さらに、去る8月18日、またそれに続く台風では、とうとい人命を失い、今なお多くの被災者の皆様方が、大変厳しい状況の中、生活を進められております。改めて被災をされた皆様にお見舞いを申し上げ、また今議会で議決を賜りました被災者の生活再建予算、これを被災者の皆様に役立つように、これから早期に執行してまいりたいと考えております。さらに、災害時におきましては、被災者の皆様、自治会役員、消防団、そして多くのボランティアの方々、さらに協会、団体、多くの皆様方が被災者のために立ち上がっていただき、多くの支援をしていただきました。そういう新居浜市は一つというまとまりが、これからの新居浜市政の大きな財産になるものと考えております。まだまだ解決しなければならない課題はたくさんございますが、このような問題を解決し、市民一人一人が本当に安全で安心を実感でき、21世紀に誇りと夢を持ち、住んでよかったと思えるまちづくりに引き続き邁進をしてまいりたいと決意を新たにしたところでございます。どうか議員の皆様方を初め市民の皆様方には温かい御指導、御協力のほどを切にお願いを申し上げたいと思います。
 終わりに、市民の皆様方のますますの御健勝と御多幸、郷土新居浜市のさらなる発展を御祈念申し上げまして、閉会に当たってのお礼のごあいさつとさせていただきます。大変ありがとうございました。
○議長(井上清美) これにて平成16年第4回新居浜市議会定例会を閉会いたします。
  午後 3時18分閉会