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平成27年第6回新居浜市議会定例会会議録 第4号

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目次

議事日程
本日の会議に付した事件
出席議員
欠席議員
説明のため出席した者
議会事務局職員出席者
開会(午前10時00分)
日程第1 会議録署名議員の指名
日程第2 一般質問
 大條雅久議員の質問(1)
  1 山根公園周辺及び新田橋の整備について
 関市民部長の答弁
  1 山根公園周辺及び新田橋の整備について
 原建設部長の答弁
  1 山根公園周辺及び新田橋の整備について
 大條雅久議員の質問(2)
  1 山根公園周辺及び新田橋の整備について
  2 東新学園について
 石川市長の答弁
  2 東新学園について
 岡部福祉部長の答弁
  2 東新学園について
 大條雅久議員の質問(3)
  2 東新学園について
 岡部福祉部長の答弁
  2 東新学園について
 大條雅久議員の質問(4)
  2 東新学園について
 岡部福祉部長の答弁
  2 東新学園について
 大條雅久議員の質問(5)
  2 東新学園について
 藤田幸正議員の質問(1)
  1 別子山の今後について
 石川市長の答弁
  1 別子山の今後について
 寺村経済部長の答弁
  1 別子山の今後について
 藤田幸正議員の質問(2)
  1 別子山の今後について
 寺田企画部長の答弁
  1 別子山の今後について
 藤田幸正議員の質問(3)
  1 別子山の今後について
 阿部教育長の答弁
  1 別子山の今後について
 藤田幸正議員の質問(4)
  1 別子山の今後について
 寺村経済部長の答弁
  1 別子山の今後について
 藤田幸正議員の質問(5)
  1 別子山の今後について
 石川市長の答弁
  1 別子山の今後について
休憩(午前11時08分)
再開(午前11時20分)
 仙波憲一議員の質問(1)
  1 新居浜市の経営戦略について
 石川市長の答弁
  1 新居浜市の経営戦略について
 仙波憲一議員の質問(2)
  1 新居浜市の経営戦略について
  2 イノベーションを取り入れた行政運営について
   (1) イノベーションの活用
   (2) 多様性の価値
 石川市長の答弁
  2 イノベーションを取り入れた行政運営について
   (1) イノベーションの活用
 藤田総務部長の答弁
  2 イノベーションを取り入れた行政運営について
   (2) 多様性の価値
 仙波憲一議員の質問(3)
  2 イノベーションを取り入れた行政運営について
   (2) 多様性の価値
 石川市長の答弁
  2 イノベーションを取り入れた行政運営について
   (2) 多様性の価値
 仙波憲一議員の質問(4)
  2 イノベーションを取り入れた行政運営について
   (1) イノベーションの活用
   (2) 多様性の価値
   (3) 固定資産税の家屋評価
 寺田企画部長の答弁
  2 イノベーションを取り入れた行政運営について
   (3) 固定資産税の家屋評価
 仙波憲一議員の質問(5)
  2 イノベーションを取り入れた行政運営について
   (3) 固定資産税の家屋評価
  3 環太平洋経済連携協定(TPP)への対応について
 石川市長の答弁
  3 環太平洋経済連携協定(TPP)への対応について
休憩(午前11時56分)
再開(午後 1時00分)
 仙波憲一議員の質問(6)
  4 新居浜市の経済対策について
   (1) 生産性拡大
   (2) 創業支援と中小零細企業の倒産対策
 石川市長の答弁
  4 新居浜市の経済対策について
   (1) 生産性拡大
 寺村経済部長の答弁
  4 新居浜市の経済対策について
   (1) 生産性拡大
   (2) 創業支援と中小零細企業の倒産対策
 仙波憲一議員の質問(7)
  4 新居浜市の経済対策について
 寺村経済部長の答弁
  4 新居浜市の経済対策について
 仙波憲一議員の質問(8)
  4 新居浜市の経済対策について
  5 観光振興について
 寺村経済部長の答弁
  5 観光振興について
 仙波憲一議員の質問(9)
  5 観光振興について
  6 耕作放棄地について
 小野農業委員会会長の答弁
  6 耕作放棄地について
 仙波憲一議員の質問(10)
  6 耕作放棄地について
 三浦康司議員の質問(1)
  1 障害者差別解消法について
  2 地デジ対応ラジオについて
 石川市長の答弁
  1 障害者差別解消法について
 岡部福祉部長の答弁
  2 地デジ対応ラジオについて
 三浦康司議員の質問(2)
  2 地デジ対応ラジオについて
 井谷幸恵議員の質問(1)
  1 教育費の保護者負担の軽減について
   (1) 学校教育費の負担軽減
   (2) 給食費の負担軽減
  2 教育関係職員の処遇改善について
   (1) 本好きの子を育てる学校司書
   (2) 食育を進める給食栄養士
 阿部教育長の答弁
  1 教育費の保護者負担の軽減について
   (1) 学校教育費の負担軽減
   (2) 給食費の負担軽減
  2 教育関係職員の処遇改善について
   (1) 本好きの子を育てる学校司書
   (2) 食育を進める給食栄養士
 井谷幸恵議員の質問(2)
  1 教育費の保護者負担の軽減について
 阿部教育長の答弁
  1 教育費の保護者負担の軽減について
 井谷幸恵議員の質問(3)
  2 教育関係職員の処遇改善について
 阿部教育長の答弁
  2 教育関係職員の処遇改善について
 井谷幸恵議員の質問(4)
  2 教育関係職員の処遇改善について
 阿部教育長の答弁
  2 教育関係職員の処遇改善について
 井谷幸恵議員の質問(5)
  2 教育関係職員の処遇改善について
休憩(午後 2時03分)
再開(午後 2時12分)
 米谷和之議員の質問(1)
  1 新居浜市人口ビジョン及び新居浜市総合戦略の策定について
 石川市長の答弁
  1 新居浜市人口ビジョン及び新居浜市総合戦略の策定について
 米谷和之議員の質問(2)
  1 新居浜市人口ビジョン及び新居浜市総合戦略の策定について
 寺田企画部長の答弁
  1 新居浜市人口ビジョン及び新居浜市総合戦略の策定について
 米谷和之議員の質問(3)
  1 新居浜市人口ビジョン及び新居浜市総合戦略の策定について
  2 CCRCの導入について
 石川市長の答弁
  2 CCRCの導入について
 米谷和之議員の質問(4)
  2 CCRCの導入について
  3 新居浜市商業振興センターについて
 寺村経済部長の答弁
  3 新居浜市商業振興センターについて
 米谷和之議員の質問(5)
  3 新居浜市商業振興センターについて
日程第3 報告第30号、報告第31号
 石川市長の説明
 原建設部長の説明
日程第4 議案第98号
 石川市長の説明
 藤田総務部長の説明
 委員会付託
日程第5 議案第99号~議案第104号
 石川市長の説明
 寺田企画部長の説明
 委員会付託
散会(午後 3時01分)


本文

平成27年12月10日 (木曜日)
  議事日程 第4号
第1 会議録署名議員の指名
第2 一般質問
第3 報告第30号  専決処分の報告について
    報告第31号  専決処分の報告について
第4 議案第98号  新居浜市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について
               (企画総務委員会付託)
第5 議案第99号  平成27年度新居浜市一般会計補正予算(第6号)
            (各常任委員会付託)
    議案第100号 平成27年度新居浜市渡海船事業特別会計補正予算(第1号)
             (市民経済委員会付託)
    議案第101号 平成27年度新居浜市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)
             (環境建設委員会付託)
    議案第102号 平成27年度新居浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)
             (福祉教育委員会付託)
    議案第103号 平成27年度新居浜市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)
             (同上)
    議案第104号 平成27年度新居浜市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)
             (同上)
――――――――――――――――――――――
  本日の会議に付した事件
議事日程のとおり
――――――――――――――――――――――
  出席議員(26名)     
 1番    神野 恭多
 2番    米谷 和之
 3番    井谷 幸恵
 4番    藤田 誠一
 5番    田窪 秀道
 6番    小野 辰夫
 7番    太田 嘉一
 8番    岩本 和強
 9番    三浦 康司
 10番     篠原 茂
 11番   大條 雅久
 12番   高塚 広義
 13番   藤原 雅彦
 14番   豊田 康志
 15番   永易 英寿
 16番   伊藤 謙司
 17番   藤田 豊治
 18番   藤田 幸正
 19番   岡崎 溥
 20番   伊藤 優子
 21番   佐々木 文義
 22番   真木 増次郎
 23番   仙波 憲一
 24番   近藤 司
 25番   加藤 喜三男
 26番   山本 健十郎
――――――――――――――――――――――
  欠席議員
 なし
――――――――――――――――――――――
  説明のため出席した者
 市長                 石川 勝行
 副市長              近藤 清孝  
 企画部長             寺田 政則
 総務部長             藤田 佳之
 福祉部長             岡部 嘉幸
 市民部長             関   福生
 環境部長             伊藤 公夫
 経済部長             寺村  伸治
 建設部長               原  一之
 消防長               藤田 秀喜
 水道局長              本田 陸治
 教育長               阿部 義澄
 教育委員会事務局長      木村 和則
 監査委員             田中 洋次
 農業委員会会長        小野 輝雄
――――――――――――――――――――――
  議会事務局職員出席者
 事務局長             多田羅 弘
 議事課長              原   正夫
 議事課主幹            伊藤 裕敏
 議事課副課長           上野 壮行
 議事課副課長          松平 幸人
 議事課調査係長           鈴木 今日子
 議事課議事係長          美濃 有紀
 議事課主任            中島 康治
―――――――――― ◇ ――――――――――
  午前10時00分開議       
○議長(藤田豊治) これより本日の会議を開きます。
 本日の議事日程につきましては、お手元に配付の議事日程第4号のとおりであります。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(藤田豊治) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、議長において田窪秀道議員及び小野辰夫議員を指名いたします。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第2 一般質問
○議長(藤田豊治) 次に、日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。
 順次質問を許します。まず、大條雅久議員。
○11番(大條雅久)(登壇) いずみ会の大條雅久です。事前の通告に従い、質問を始めさせていただきます。
 まず、山根公園周辺及び新田橋の整備についてお伺いいたします。
 山根公園は、新居浜市の主要な都市公園です。公園内の清掃や樹木の管理は、新居浜市行政の役割としてなさっていますが、公園周辺の煙突山や生子橋周辺の景観整備は、地元の有志や角野校区連合自治会の役員などが率先して作業をしております。この作業の継続を支えているのは、日本の近代化を支えた別子銅山産業遺産の山の入り口を守っているんだという思いです。また、秋の太鼓祭りの晴れ舞台である山根グラウンドの玄関口を整備しているという思いもございます。
 そこで、石川市長にお尋ねするのですが、別子ラインの昔の景観を取り戻し、かつ不法投棄の防止のため、足谷川両岸の雑木を切り開く作業を平成26年より3年間の補助メニュー、コミュニティ再生事業交付金を見込んで角野校区連合自治会が実践しておりますが、このような事業は、3年間続けたらそれで役割を終えるというものではございません。今後も継続していくための行政としての仕組みづくりについて、再来年度以降の予算編成で何かお考えはあるのでしょうか。もちろん、角野校区だけではなく、市内各校区それぞれに実践されている特徴ある各校区のまちおこし事業全般に対する支援策としての仕組みという意味です。
 また、現在、かけかえ工事が進んでいる新田橋についてですが、新田橋には、さきにも申し上げたように、別子銅山産業遺産群の山の玄関口に当たると同時に、秋の新居浜太鼓祭り上部地区統一太鼓寄せの入場の花道に当たる橋であります。かけかえ工事が公表された当初から、地元市民や太鼓台関係者から、太鼓祭りを意識した整備の要望が県に出されておりますが、どのような配慮なり工夫がされたのか、お知らせください。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。関市民部長。
○市民部長(関福生)(登壇) 大條議員さんの御質問にお答えいたします。
 山根公園周辺の整備についてでございます。
 現在、コミュニティー再生の一環として、政策懇談会の提言を踏まえて、平成26年度に創設いたしましたコミュニティ再生事業交付金制度により、意欲ある地域で取り組む事業に対する支援をいたしておるところでございます。平成26年度には、全18校区で51の事業、また本年度も現時点で44の事業に主体的に取り組んでいただいており、それぞれの校区において、地域課題の解決や特色を生かした事業に活用されているものと考えております。角野校区におかれましては、生子橋周辺の環境整備を自分たちの力で解決しなければならない地域の課題と捉え、平成26年度から2カ年継続して現在取り組んでいただいております。この取り組みによりまして、別子ラインの入り口である生子橋周辺が、見違えるように立派な景観を取り戻しており、この事業によって地域が一体となり、きずなが一層強まったものと認識いたしております。皆様の御労苦に対して、心より敬意を表するところでございます。このような地域課題をみずから発見し、みずから解決する住民自治によるまちづくりこそが、魅力ある地域づくりにつながるものと考えております。これらの活動が、持続可能となるよう、行政といたしましてもできる限りの支援をしてまいりたいと考えております。現行のコミュニティ再生事業交付金制度は、創設から3年後に見直すことにいたしておりますが、その見直しに当たっては、各校区での取り組み実績やその成果を評価、検証し、地域において時代に合ったまちづくりへの取り組みがより一層進められるよう、改善に努めてまいりたいと考えております。
○議長(藤田豊治) 原建設部長。
○建設部長(原一之)(登壇) 新田橋の整備についてお答えいたします。
 新田橋のかけかえにおける太鼓祭りを意識した整備についてでございます。
 太鼓祭りの際の欄干に立てる祭りのぼりへの配慮、工夫につきましては、現在、愛媛県においては、地元の要望を受けて、新居浜太鼓祭りを意識し、欄干については祭りのぼりが立てやすいようにできないか検討していると伺っております。
 また、太鼓祭りを意識したその他の整備といたしましては、新居浜市において、橋の4カ所の親柱に設置するレリーフの制作を予定しており、新田橋の竣工にあわせて愛媛県に設置してもらえるよう検討していただいております。
○議長(藤田豊治) 大條雅久議員。
○11番(大條雅久)(登壇) 特徴あるまちづくりといったときに、新居浜は何で売り出すというか、注目を受けているのかというとき、いろんなものがあります。多喜浜の塩田もしかりですが、やはり発信力のあるものをより強化するという取り組みが今後の自治体間の生き残りにかかわることだと思いますし、住んでいる市民が、子供たちが、町に誇りを持てるような、そういう特徴あるものをつくっていっていただきたいと思います。ただ単に祭りが好きだから新田橋のことを申し上げたんではなく、これはいろんな特徴をその町に持たせる、訪問された方が一目見てわかる、これ大事なことだと思います。引き続きよろしくお願いいたします。
 次の東新学園についてお聞きします。
 東新学園の施設整備について、これまでどのような検討がされてきたのでしょうか。また、従来お聞きしている建てかえ計画はどうなっていますか。
 ことし10月に行われた決算特別委員会で、担当者の答弁に、東新学園に入所している子供が少なくなっているという発言がありました。入所の子供が少なくなったのには、何か原因があるのでしょうか。子供の在籍数と施設定員について、現況をどのようにお考えなのでしょうか、お聞かせください。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) 東新学園についてお答えいたします。
 東新学園の施設整備についての経緯、経過についてでございます。
 平成15年に養護老人ホーム慈光園との複合施設として建設することを決定し、基本設計を実施いたしておりましたが、平成16年の台風災害等により、財源の確保が困難になったこと、また建設用地について地元からグラウンドとしての存続要望が出されましたことから、計画を一時中断することとなりました。その後、福祉のまちづくり審議会に新居浜市の福祉施設の整備のあり方について諮問を行い、平成18年7月から平成19年11月までに9回にわたる協議を行い、慈光園とは分離独立の建設方式が望ましいとの答申をいただきました。平成20年の福祉のまちづくり審議会において、慈光園完成後の旧西滝グラウンドを建設場所として、早期の着工を目指すとの方針が示されましたが、現施設が長年にわたり地域住民の支援を受けており、恵まれた自然環境や社会環境にあることなどを考慮し、平成25年度の福祉のまちづくり審議会において、現在地での全面改築を目指すとの方向性が示されたところでございます。また一方、老朽化する福祉施設の中で、木造の若水乳児園、若宮保育園につきましても、早急に建てかえが必要になってまいりましたので、東新学園より優先し、合築という形で建てかえることとなりました。
 このような経過を踏まえ、現在検討を進めているところでありますが、児童養護施設の役割としまして、適正な養育を受けられない子供を公的責任において家庭的な環境の中で安定した日常生活を営み、社会的自立を支援する役割がありますことから、建てかえに当たりましては、国の指針である小規模グループケア化を図った施設として、規模、形態、運営方法、建設時期などに加え、入所者数の推移や児童相談所、東予地方局の考え方、運営コストなども考慮して協議を重ねているところでございます。また、先般の市の監査におきましては、これまでの考え方に固執することなく、慎重に熟慮、協議する必要があり、本施設の利用が本市以外の県域に及んでいる実情や財政負担軽減のための公共施設の建てかえに一段と慎重さが求められている現状等を総合的に考慮し、白紙に立ち返って抜本的に検討をされたいとの指摘をいただいておりますので、指摘の趣旨も踏まえまして、基本方針を決定してまいりたいと考えております。
 以上申し上げましたが、他の点につきましては補足いたさせます。
○議長(藤田豊治) 岡部福祉部長。
○福祉部長(岡部嘉幸)(登壇) 東新学園に在籍している児童数等についてお答えいたします。
 県内の児童養護施設の入所児童数の状況につきましては、過去10年間で512人から436人と76人、約15%減少いたしております。東新学園におきましては、定員28人に対し、10年間で入所児童数は22人から9人にまで減少している状況でございます。その原因につきましては、県全体の入所児童数の減少傾向に加え、園舎の老朽化や大舎制の建物であるため、居室の数が少なく、個別の自立支援が図りにくい状況にありますことから、新たな入所措置が減少しているものと考えております。
○議長(藤田豊治) 大條雅久議員。
○11番(大條雅久)(登壇) 平成25年の3月議会で、当時の神野福祉部長が、伊藤優子議員の質問にこう答えてます。東新学園の建てかえについて、小規模化及び家庭的養護の推進に触れるとともに、平成26年度の予算化について具体化したいと。平成25年の3月議会で平成26年度の予算に入れたいという福祉部長の当時の答弁があったんですが、今の市長の答弁にありました白紙に立ち返りということがこれのその後の答えなんでしょうかね。また、星原町にある東予子ども・女性支援センターが扱った児童養護施設入所措置の子供の数は、平成24年度が24人、平成25年度が8人、平成26年度が22人です。御存じのとおり、東予子ども・女性支援センターにある東予児童相談所の管轄は、西条市、新居浜市、四国中央市の3市です。平成24年度から平成26年度の3年間に、東予児童相談所が児童養護施設への入所を措置した54人の子供のうち、10人が東新学園に入られていますが、これは平成24年度、平成25年度の人数です。配付した資料のとおりですが、平成25年度は3人、平成26年度は1人になってますが、平成26年度のお一人は4月1日入所ですんで、児童相談所からすれば平成25年度の措置です。ですから、平成26年度がゼロ、でも東予児童相談所が扱った子供の数が22人です。22人の方が一人も東新学園を選ばなかった。なぜかよくわからないんですよ。平成27年度は現在ゼロです。なぜ東新学園が選ばれないのか。部長は、子供が減ったって言いますが、19歳以下の愛媛県の子供の数に0.22%掛けたのがこの春に県がまとめた愛媛県家庭的養護推進計画の措置児童数の見込みです。その数字で推移を15年後、20年後も見てます。ですから、絶対数は確かに子供が減るんですから減るでしょう。ただ、社会的養護が必要な子供の数が本当に減るのかどうか、私にはわかりません。一方で、現実として、平成26年度、3市ですよ、今治市は入っていません。四国中央市、新居浜市、西条市の子供が、児童養護施設への措置を決めたときに、子供や保護者が、児童相談所とも相談するんだと思うけど、22人が一人も東新学園を選ばなかった。これは、市の方針ですか、ひょっとして。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。岡部福祉部長。
○福祉部長(岡部嘉幸)(登壇) 大條議員さんの再質問にお答えいたします。
 東予子ども・女性支援センター、旧の児童相談所の管内で、3市で平成26年度に22人の児童が措置されているが、東新学園に一人も入所しなかったということにつきましてですけれども、先ほど答弁の中でも申し上げたんですが、東新学園につきましては、大舎制の古い建物であり、居室につきましては、今現在8畳から10畳ぐらいで広さは十分にあるんですけれども、部屋数としては幼児室を除いて6室というようなことで、数としては不足をしております。そういった中で、児童の性別とか年齢構成によって、児童の個別支援が図りにくい、そういう状況にあります。また、国のほうで進めております家庭的養護という観点から、定員に近い児童を今の施設では受け入れることが難しいというような状況もございますが、措置に当たりましては、児童相談所において措置が決定されるというようなこともございますが、こうした事情も考慮して、児童の入所措置が決定されたものと考えております。
○議長(藤田豊治) 大條雅久議員。
○11番(大條雅久)(登壇) 平成26年度だけじゃないです。平成27年度もゼロです。2年続けてゼロ、それがよくわからない。ことしの1月に県が実施をした第三者評価というのが各児童養護施設のものが発表されております。東新学園、評価高いですよ。非常に熱心だっつって評価されております。大舎制ということをおっしゃったけども、今治や松山は100人を超える大舎制の施設、28人じゃないですよ。ほかの9つの施設を見ても、東新学園より定員が少ないところはないんですよ。例えば、宇和島は50人の定員のみどり寮プラス支店のような形で一般の住宅を、空き家を借りて6人の子供を預かってます。まさに家庭的な雰囲気でやってます。かつて私もそういう提案をしてきましたし、現在、国の方針でも小規模化、家庭的養護ということを言っておりますので、やりようはあったんじゃないかなと思います。先日、東新学園を訪問いたしました。園長、副園長のお話を聞いてて、私自身はとても感心、感服いたしました。東新学園で育った子供が、新居浜市が養護した子供たちが、新居浜で働いて、母親、父親になって新居浜市で家庭を築き、新居浜市の次の世代を育てる役割を担う大人になっていくっていう、とても崇高な目標を語られましたし、そうなるべきだとおっしゃって、私も同感です。また、それだけのことができるスタッフが新居浜の東新学園にはそろっています。ですから、何で選んでくれないんだろうって残念なんですよ。お断りしたケースとかあるんですか。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。岡部福祉部長。
○福祉部長(岡部嘉幸)(登壇) 大條議員さんの再質問にお答えいたします。
 入所措置に当たりまして、東新学園で入所をお断りしたというようなことはございません。
○議長(藤田豊治) 大條雅久議員。
○11番(大條雅久)(登壇) 第三者評価のことを申し上げました。東新学園、決して低くないです。高い評価を受けてます。子供たちを引き受ける施設としては適切だと思いますし、東予東部3市の子供が一人も来ないというのは残念な結果ですので、白紙に立ち返ってという市長のお言葉ですけども、ぜひこの伝統を50年以上にわたって新居浜で(ブザー鳴る)養護してきた歴史を守っていただきたいと思います。
○議長(藤田豊治) 藤田幸正議員。
○18番(藤田幸正)(登壇) おはようございます。
 藤田幸正でございます。今期初めての質問になりますが、よろしくお願いをいたします。
 ことしの世相を反映した言葉を選ぶ流行語大賞がこのほど発表され、年間大賞には「トリプルスリー」と「爆買い」が選ばれました。トップテンには安保関連法案への反対で広がった「アベ政治を許さない」と学生団体「SEALDs」とともに安倍政権が打ち出した「一億総活躍社会」も入っていました。大賞やトップテンの候補に上げられた50の言葉には、ほかにも政治関連の言葉が多くあり、鳥越俊太郎選考委員長は、ことしは政治の季節であったと振り返っておられました。これは、国民の政治に対する不信、不安、不満のあらわれであろうと考えます。国民から選ばれた議員が、しっかりと審議を重ねた後の結論であれば、国民も一応納得もいたしますが、数の力や密室での強引な進め方に不信の念を抱くものであります。私たち議員も、選良としての責任を自覚し、市民の負託に応えていかなければなりません。先日、開催をされました市民との意見交換会においても、出席者から質疑や要望、また議員のあるべき姿等について意見がありました。地方自治をさらに深めるためにも、議員と市民との有意義なキャッチボールがもっともっとできるようにならなければなりません。これは一例でありますが、ラグビーワールドカップイングランド大会でのサクラジャパンの活躍でございます。予選リーグ第1戦の南アフリカ戦での戦いぶりが、世界の多くの人たちの心に残っているはずです。ロスタイムも残りわずか、反則で得た最後のワンプレー、同点のキックを選ぶかと思えば、何とスクラムを選択しました。最後まで諦めず、逆転勝ちを信じ、15人がきっちりと務めを果たし、一糸乱れない動きと素早いパス回しがインゴール左隅への歓喜の逆転トライにつながったのです。コーチ、選手、裏方を初め、全員が前への強い心で突き進んだ結果が、あの快挙につながっていったのではありませんか。私たち新居浜市議会も、26人がしっかりとスクラムを組み、持ち場での務めを果たしていけば、市民の負託に応えていけるよりよい議員として、またよりよい議会となっていくでしょう。ともに頑張っていきましょう。
 前置きはこのぐらいにいたしまして、通告に従い質問に入ります。
 今回は、今後の別子山について、1本でありますが、さきの質問者と重複する項目もありますが、明快なる答弁をお願いいたします。
 美しい大自然の緑に包まれた別子山は、人跡未踏の深山幽谷の地であったと想像されます。この奥深い山中に、いつごろから人々が住むようになったのか、不便なこの地に分け入って、苦難な生活をしていかなければならなかったのか。伝説によると、屋島の源平合戦に敗れた平家一門の人々が、深山幽谷の地に入居し、雄々しく開拓を開始してより800年余り、幾多の困難に耐えて、村づくりに汗を流し、別子山の基礎を確立していったのであります。その間、元禄3年、1,000メートルを超える山中において、銅鉱石の露頭の発見、翌年住友家の手によって別子銅山が開坑され、事業は年とともに隆々発展を遂げ、別子山の経済と文化を一変せしめ、明治中期の最盛期には、1万2,000人余りが住む山の町となり、人々は大きな誇りと自信に燃えて活躍を続けてきたのでありましたが、明治32年、豪雨による山津波の発生により、銅山の生産、生活が根底から崩され、また製錬所の移転などにより、人口減の道をたどり、大正初期には3,000人余りと記録をされております。しかも、資源には限りがあり、鉱脈も尽きて、当時70万トン余り、世界第1の産銅量を誇った別子銅山は、昭和48年3月をもって、280年余りの歴史にその幕を閉じました。閉山に伴い、鉱山関係者は、新居浜を初め関連各地へと移り住み、住民は激減し、生産の道は閉ざされ、生活の根源を失ったのでありましたが、残った村民は一致協力し、乏しさに耐え、再建の活路を林業、観光、水産養殖などに求め、恵まれた大自然を背景として、徐々にその活力を回復。社会的、経済的発展を期して努力をしていったのであります。時は流れ、平成の世となり、全国的に合併の嵐が吹き、別子山も生活圏は宇摩であるが、産業、歴史的には新居浜市と結びつきが強いなどさまざまな意見があった中で新居浜市を合併先とすることが村議会において全会一致で決議をされ、平成15年3月31日、人口277人、総面積72.45平方キロメートルの別子山は閉村され、明けて4月1日、新居浜市に編入合併となりました。合併から12年がたち、平成27年10月末現在での状況は、居住者97世帯、男88人、女87人、計175人であります。高齢化率は54.3%であります。新市建設計画や過疎地域自立促進計画のもと、どのような別子山地域をつくっていこうと今日までどのように取り組まれてきたのですか。産業の振興、生活環境の整備、交通・通信体系の整備等々いろいろとありますが、どのような事業に取り組みましたか。終了したもの、継続中、いまだ手がついていないものなど、どのようなものがありますか、お伺いをいたします。
 年とともに過疎化の一途をたどり、別子山はもとの大自然に返りつつあります。緑に包まれた樹木の繁茂する中に、わずかに昔の面影をしのばせる崩れかかった遺跡を見るとき、実に感慨深いものがあります。今後の別子山の生きる道、それを確立するには、何人でもなく、この地に踏みとどまって、この地を守ろうと熱き心に燃える人々であります。美しい自然、数々の貴重な史跡、これは別子山の大きな宝であるとともに、誇りでもあります。別子山には、豊かな地域資源が多く点在をしており、これらを生かした地域づくりが、別子山の進む姿ではないでしょうか。四季折々の豊かな自然と別子山のこだわりを取り入れた散策コースの設置など、別子山ならではのこだわりを強く打ち出した炭焼き、山菜やシイタケとり、雪合戦等々体験型事業ももっともっと多く考え、取り入れるべきと思います。これからもこの別子山をどのような取り組みでどのような地域につくり上げていこうと考えておられるか、具体的にお示しをいただきますよう、お伺いをいたします。
 次に、旧別子観光センターの跡地活用についてであります。
 閉山時、最後まで操業した筏津坑口が残された貴重な産業遺産の由緒あるところです。あの落差を利用した滝もあります。旧筏津山荘にかわる施設の建設は、どのようになっているのですか。別子・翠波はな街道のルート沿いで、マイントピアを出て、ちょうど休憩や食事をしたくなる場所に当たると思います。旧別子の遺産めぐりや赤石山系などの登山者が、下山の後、休憩や入浴、また食事をするなどの施設が必要ではありませんか。施設建設も含め、跡地の活用をどのように考えていくのか、お伺いをいたします。
 次に、地域おこし協力隊であります。
 過疎地域等の条件不利地域において、都市地域からの人材を積極的に受け入れ、一定期間地域に居住して、地域ブランドや地場産品開発、販売等の地域おこし支援や農林水産業への従事、住民の生活支援などの地域協力活動を行ってもらい、その地域への定住、定着を図ることで、意欲ある住民ニーズに応えながら、地域の維持強化を図っていくことを目的として、2009年に総務省によって制度化されたもので、別子山では昨年1人、本年2人の3人が活動をされており、それぞれが別子山へ未来を開く力になろうとの強い思いを持って来てくれたことに大いに期待をいたすものですが、協力隊員の活動は3年という限られた期間の中で、それぞれがどんな活動をやってきたのか、またどんな活動を続けていくのか、お伺いいたします。
 地域の特性や自身の特技や才能を生かした活動につながっているのか、隊員の熱意や行動力が、地域に大きな刺激を与えているのか、またその活動の任期を終えた後、別子山にとどまっての生活は成り立っていくのか、いろいろと課題も多いと思います。それらには、実施主体であります行政が強くかかわり、ともに歩んでいかなければならないと考えます。それらの課題解決についての取り組みはいかがなものでしょうか、お伺いをいたします。
 次に、別子山未来プロジェクト事業であります。
 この事業は、総務省の補助事業で、別子山連合自治会が事業主体として取り組んでいる事業ですが、行政がどこまでかかわっていくのか、まずお伺いをいたします。
 地域おこしに取り組まれているのは理解できますが、ビジネスとしての規模が拡大できるのであればよいのですが、サトウカエデの生育には年数とさらなる面積が必要でありますし、媛っこ地鶏も薬用ニンジンも量の安定供給がなければ商売になりません。この3種類に決まった経緯はどうなのか、この事業に選択と集中はできないのでしょうか、お伺いをいたします。
 樹木の栽培による事業であれば、文化財の保全や修理には絶対必要で、文化庁もそれを熱望しております漆をとる漆の木の栽培や、単年栽培で収益が出やすく需要が多くあるシキミ、これはこの地方ではハナシバと言われておりますが、このシキミの栽培でありますが、検討されてはいかがでしょうか、お伺いをいたします。
 次に、別子木材センターであります。
 別子木材センターは、集成材を製作、加工するこの地域では数少ない雇用の場であるとともに、優良な事業所でございます。業績も2年続けて黒字を計上するなど、いろいろと頑張っておられますが、創業30年を経過しており、機械設備も更新整備をしていかなくてはなりません。また、この木材センターは、別子山にはなくてはならないものですから、この事業所の今後の経営についても検討を進めていかなければならないと思います。今後どのように取り組まれていくのか、お伺いをいたします。
 次に、郵便局についてお伺いいたします。
 郵便局は、郵便信書や小荷物扱いのほか、別子山唯一の金融機関として、地域の人々の生活にはなくてはならない大切なところです。地域住民が、さらに減少すれば、おのずから取り扱う量も減ってきます。これは、取り越し苦労かもしれませんが、取扱量によって統廃合が起こるやもしれません。このようなことになれば、地域住民の生活はどうなるのでしょうか。このような事態にならないよう、調査検討も必要ではありませんか。御所見をお伺いいたします。
 これで1回目の質問を終わります。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) 藤田幸正議員さんの御質問にお答えいたします。
 別子山の今後についてでございます。
 まず、新市建設計画及び過疎地域自立促進計画における地域づくりにつきましては、平成15年の合併を踏まえ、第1に新居浜市と旧別子山村の両地域の一体化を図ること、第2に日常生活での課題解決を主眼に置いた事業を中心として取り組むことで、別子山地域の方々が安全に安心して生活できる環境を実現することを目指して事業を進めてまいりました。さらに、四季折々の景観に恵まれた豊かな自然や別子銅山産業遺産などの地域資源の活用と地域住民の主体的活動をまちづくりの根底に置き、共に創る自然の営みと人の営みが響き合うまちを目標に掲げ、別子山地域の活性化にも取り組んでまいりました。これまで新市建設計画及び過疎地域自立促進計画を通じて、44事業に取り組んでおり、別子山診療所の開設による医療の確保、携帯電話不感地帯解消やブロードバンド環境等の情報通信基盤の整備、消防団詰所整備や防災行政無線の戸別受信機更新等による生活環境の整備など、22事業が完了しております。また、市道整備事業及び別子山地域バス運行等の交通の整備、別子山簡易給水施設等の生活環境の整備など、20事業については継続して行っております。未着手の事業といたしましては、別子山支所整備事業と筏津山荘改築事業の2事業がございます。別子山支所整備事業につきましては、支所前の主要地方道新居浜別子山線の拡幅工事との兼ね合いもあることから、事業着手には至っておりませんが、今後別子山地域内の他の行政機能や生活サービスとの集約も勘案した小さな拠点づくりも視野に入れた検討を行ってまいりたいと考えております。
 次に、別子山をどのような地域につくり上げていこうと考えているのかについてでございます。
 今後の別子山を考える上で最も重要な要素が、藤田幸正議員さんの御指摘にもありますとおり、地域で生きる人々であります。別子山地域に限ったことではございませんが、これからの地域づくりにおいては、地域で生きる人づくりを重視していく必要があると考えております。すなわち、地域の魅力を地域住民みずからが見詰め直し、地域で何ができるかを考え、役割を分担してみずからできることから取り組んでいく、そして地域の方々のそれぞれの力と知恵を結集することにより、大きな成果につながっていくのではないかと考えております。現在、別子山地域においては、住民参加による企業組合設立の準備が進められており、その取り組みの中で、別子山未来プロジェクトにより手がけた媛っこ地鶏、朝鮮ニンジン、サトウカエデなどの地域資源を生かし、地域の活力や高齢者の生きがいづくりにもつながる仕組みを、ともにつくり上げていきたいと考えております。このような別子山ブランド創出等を通じて、外部の若者にとっても魅力的な暮らしと雇用を生み出し、活力に満ちた別子山地域をつくってまいります。
 次に、別子木材センターの経営に関する今後の取り組みについてでございます。
 藤田幸正議員さん御指摘のとおり、別子木材センターの機械設備等につきましては、更新整備の時期を迎えた機器もありますことから、国、県の補助事業等の活用も検討し、機械設備の更新、整備を支援してまいりたいと考えております。
 また、別子山地域の市有林や住友林業社有林等の森林資源を有効活用できるよう、愛媛県や住友林業株式会社の御協力もいただきながら、販路拡大や新製品の開発などに取り組み、別子木材センターの経営の安定化、雇用の維持、拡大につながるよう支援してまいります。
 次に、別子郵便局についてでございます。
 別子郵便局の統廃合の可能性について、別子郵便局長にお伺いしたところ、日本郵政において設定している営業目標の不達成が続くようであれば、整理対象となる可能性はあるが、現状では営業目標を達成していることから、現時点において統廃合の対象にならないと思われるとのことでございました。しかしながら、別子郵便局は、地域唯一の金融機関であり、地域住民にとって欠かすことのできない生活サービスを担う重要な機関でありますことから、今後も郵政を取り巻く環境変化を十分に注視し、統廃合につながることがないよう、行政として可能な支援も含め検討してまいります。
 以上申し上げましたが、他の点につきましては補足いたさせます。
○議長(藤田豊治) 補足答弁を求めます。寺村経済部長。
○経済部長(寺村伸治)(登壇) 別子山地域の今後について補足を申し上げます。
 まず、旧別子観光センターの跡地活用についてでございます。
 これまで旧別子山村との合併後の新市建設計画に基づき、旧別子山地域審議会におきまして、筏津山荘改築事業や筏津坑やキレンゲショウマを生かした仮称筏津記念公園の整備を提案してまいりました。しかしながら、有限会社悠楽技の不法投棄問題の発生、そして解散、さらには森林公園ゆらぎの森の指定管理者の変更や経営改善といった課題に先行して取り組んでまいりましたので、旧別子観光センター跡地整備事業につきましては、先延ばしとなってきたのが現状でございます。藤田幸正議員さん御案内のとおり、旧別子観光センターの跡地には、別子銅山の坑道の中で現在唯一坑道内に入ることのできる旧筏津坑等貴重な近代化産業遺産がございます。また、広域観光ルート別子・翠波はな街道や赤石山系への観光客や登山客にとって好条件に位置するなど、別子山地域の観光レクリエーション拠点としての役割が担える場所の一つであると認識いたしております。今後は、過疎地域自立促進計画の中で、旧別子観光センターの跡地整備として引き続き取り組む予定といたしており、地域住民の御意見も伺いながら、筏津という地域に必要な施設の検討を進めてまいります。
 次に、地域おこし協力隊についてでございます。
 現在、3名の隊員が活動中ですが、具体的には、別子校区連合自治会が事業主体として取り組まれている媛っこ地鶏の育成等の別子山未来プロジェクトへの協力を中心として活動しております。同時に、ジャガイモ、大根、シイタケ等の従来からの地域農産物の掘り起こしやピーマン、ニンニク、豆類等地域において余り生産されていなかった農作物の育成にも積極的に取り組んでおります。また、地域内外で開催される各種イベントへの参加協力、屋台の出店等も行っております。これらの活動状況報告、イベント告知等については、協力隊のフェイスブックにおいて随時更新し、情報発信を行っております。また、協力隊新聞を発行し、地域内限定ではございますが、市政だよりにあわせて各世帯に配布しております。これらの活動により、地域内外での協力隊の認知度は上がってきております。
 協力隊の任務終了後についてですが、行政としては、当然、地域への定住を期待しております。そのために、任期中の活動経費、特に種苗や肥料購入等の農作物育成やイベント実施等に係る消耗品費や各種セミナー等への参加費並びに家賃全額補助等の予算措置についても継続し、隊員の自己負担を軽減することにより、定住につなげたいと考えております。
 次に、別子山未来プロジェクト事業についてでございます。
 御案内のとおり、本事業は、総務省補助金を受け、別子山地域の自然を利用した魅力ある特産品から成る新たな別子山ブランドを創出し、地域内における雇用先及び収入確保ができる事業の創出を通じて地域の活性化を図る目的で平成26年度から別子校区連合自治会を事業主体として開始されております。別子山地域の冷涼な気候を勘案し、短期的収益面においては媛っこ地鶏育成事業、中期的収益面においては朝鮮ニンジン栽培事業、長期的収益面においてはサトウカエデ育成事業、これらの3事業を柱として設定されたと伺っております。本事業について具体的な成果や実績は、一定の期間を要するものと認識しておりますが、媛っこ地鶏育成事業については、販路開拓における営業先からの安定供給の確保の要望に応えるべく、鶏舎内に仕切られた4部屋を順次活用することによって、継続した親鳥の出荷とひなの搬入に取り組んでいると伺っております。また、朝鮮ニンジン栽培事業については、本年度新たに2,000本の苗を植栽完了と伺っております。未来プロジェクト事業における選択と集中につきましては、現在、地域の方々と地域おこし協力隊が、別子山地域の活性化を目指し、連携をとりながら積極的に取り組んでおりますので、行政としても引き続き支援したいと考えております。
 なお、藤田幸正議員さんから御提案のありました漆の木、シキミの栽培については、地域連合自治会の定例会で、別子山支所を通じて御提案させていただきたいと思います。
 以上で補足を終わります。
○議長(藤田豊治) 再質問はありませんか。藤田幸正議員。
○18番(藤田幸正)(登壇) いろいろと御答弁をいただきました。なかなか難しいなと。とにかく地域の方々に頑張っていただかなければ前を向いていかないなと。そういった中で、以前は地域審議会があったと。ほやけど今はもう一つの役目を終えて、あとそれにかわるものは連合自治会が窓口となって行政といろんなことを協議しながら事業を進めていくというふうなことを聞いとんですけど、連合自治会というのと、そこの役員さんが多分そのメンバーで入ってこられると思うんですけど、全体的に網羅したというふうな組織にはなかなかなりにくいんじゃないかなと思うんですけど、その辺のところについてはどうなんですか。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。寺田企画部長。
○企画部長(寺田政則)(登壇) 藤田議員さんの再質問にお答えいたします。
 御承知のように、合併後10年間は地域審議会で新市建設計画に関することを初めいろんな協議をしてまいりました。地域審議会は平成25年度が最後の会でしたが、そこでこの審議会にかわるもの、受け皿をつくってほしいということで地元に投げかけをいたしました。その際、連合自治会がそれにかわるものというふうな御意見がございましたので、その後は地域振興については連合自治会を通じて協議をしてきたという経緯はございます。ことし過疎計画(案)をつくりましたが、それの審議をしていただく組織ということで、検討協議会を立ち上げました。地元と連合自治会ともお話しして、連合自治会の役員だけではなくて、例えば若者の御意見とか女性の視点も必要だということで、若い方の代表とか女性を入れて協議会を構成したということになっておりまして、従来の地域審議会は7名でございましたが、今回の検討協議会は、それらを含めて20名ということで、幅広い御意見を聞きながら過疎計画(案)がつくれたというふうに考えております。今後の地域審議会にかわる、役割を担うということでは、検討協議会をそういった形で活用していきたいというふうに考えております。
○議長(藤田豊治) 再質問はありませんか。藤田幸正議員。
○18番(藤田幸正)(登壇) 連合自治会だけじゃなく、検討協議会というようなことで、特に各界各層を網羅した20人というふうなことで、非常にありがたいというか、広く意見を聞けるんですが、逆に多くなるといろいろ意見が出過ぎていろんなことが難しいかなというふうなところも心配するんですけど、とにかく大勢の意見を聞いて、いい方向の協議にしていただきたい。特に、合併が10年たって、人口が約100人減っておるというふうな中で、よく我々も耳にしたりいろいろお聞きする学校の問題であります。特に、それだけ減ってくると、当然、高齢化率も今は55%ぐらいとなると、子供さんも少ないんじゃないかと。そういった中で、今の郵便局も人口が減ってくると困るな、だけど、郵便局は残さないかんというふうなことがあるんですけど、なかなか学校はどうかなというふうなことがありまして、地域の人は、学校は残してほしいと。やっぱり教育とか文化のいろんな面でのよりどころであるというふうなことも聞いております。そういった中で、今の小学校、中学校、どれだけの在校生がおるんか、また今まで過疎化が進む中で、いろいろ学校の活性化のためにいろんなことに取り組まれたと。それは、どういうふうなことに取り組んだのか、また今後、人口が本当に少なくなるというふうなことが見えておりますので、その辺のところについてどのように教育委員会として考えておられるのか、お尋ねをいたします。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。阿部教育長。
○教育長(阿部義澄)(登壇) 藤田幸正議員の再質問にお答えいたします。
 まず、別子小中学校の現状についてでございます。
 今年度別子小学校には4人、別子中学校には2人の児童生徒が在籍しております。これらの児童生徒数については、減少傾向が続いていくものと推測されます。
 次に、これまでの取り組みについてでございます。
 別子小中学校につきましては、平成16年度から、児童生徒一人一人の性格や能力に応じたきめの細かい教育と豊かな自然環境の中で心身の増進を図り、心豊かな人間性を養うために、市内のどこに住んでいても通学できる小規模特認校制度を導入しております。
 次に、小中学校の今後についてでございます。
 今年9月に別子校区連合自治会から、学校を地域コミュニティーの存続や発展の中核的な施設と位置づけ、地域を挙げてその充実を図ることを希望する旨の要望書が提出されております。また、地方創生の推進の視点から、学校も含めた公共施設の配置のあり方や別子地域へ新しい人の流れをつくり出せるよう、魅力ある学校づくりに向けての議論を続けておりまして、今後できるだけ早い時期に、別子小中学校の今後のあり方について、一定の方向性を取りまとめてまいります。
○議長(藤田豊治) 再質問はありませんか。藤田幸正議員。
○18番(藤田幸正)(登壇) 地域の要望とか入れていろいろ取り組んでいきたいということでありますが、個人的な思いは、良好である教育環境のもとで子供たちを教育してやらないかんと、毎年毎年のことですから。今教育長の話の中で、きめ細やかないろいろなこともできるというふうなことでありますが、以前のように自治体が1つの単独自治体であればそうですけど、今は新居浜市と合併をしておるというようなことで、そんなにうまくそこばかりということも考えるんですけど、いろんなことで取り組んでいかれるんであれば、もっとうまくいくようになれば我々がそういうことを言わなくてもいいんですから、またいろいろその辺のところについてよろしくお願いをいたします。
 そして、別子木材センターは、特に別子山では優良なトップ企業でございまして、それだけ業績も上げておる、そしてまたそれだけの雇用もあるというようなことで、今の答弁の中にも、これからいろいろ古くなったから機械の更新整備を十分考えていくと。そしてまた、新商品を開発して、販路開拓を進めていくというふうな計画も答弁の中で言われておったんですけど、具体的に例えばどういうところの機械器具を整備更新するのか、そしてまたどういった新規商品があって、販路開拓ができるというふうなことが、企業秘密というようなこともあるかもわかりませんけど、決まっているものがあればお教えをいただきたいと思います。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。寺村経済部長。
○経済部長(寺村伸治)(登壇) 藤田幸正議員さんの再質問にお答えいたします。
 まず、別子木材センターの機械設備の機器更新の具体的な内容についてでございます。
 別子木材センターの機械設備につきましては、御案内のとおり、老朽化いたしておりまして、その機械設備の中では、まず木材の乾燥機の更新を検討しているとお伺いしております。他の機械設備につきましても、かなり全体的に古いんで、老朽度とか経営状況を考慮して判断していくと伺っております。
 それと、更新に当たりましては、国、県等の補助金を利用したいんですが、過去はそういう機械設備の補助がございましたが、現在のところございません。今後、国、県の補助事業のそういった新たな活用も検討いたしまして、機械設備の更新、整備を支援してまいりたいと考えております。
 それと次に、別子木材センターの販路拡大とか新製品の開発についてでございます。
 先日の加藤議員さんの御質問の中でも御紹介させていただきましたが、別子木材センターの今年度の新たな取り組みといたしましては、住友林業の社有林材を製材し、乾燥させたヒノキのフロア材を生産いたしまして、住友林業の住宅用商品として供給を始めたところでございます。市といたしましても、こういった新製品の開発が、販路の拡大につながって、さらには市長も申し上げましたように、別子木材センターの経営の安定化とか雇用の維持、さらには拡大につながるよう、支援してまいりたいと考えております。
○議長(藤田豊治) 再質問はありませんか。藤田幸正議員。
○18番(藤田幸正)(登壇) 別子木材センターについてもいろいろとうまくいくようになっていただきたいと思います。
 あと地域おこし協力隊もいろいろ頑張ってくれておるというふうなことなんですけど、そこへ来て、地域おこし、それからプロジェクト事業も地域おこしというふうなことでございますので、もっともっとその辺のところについて行政もうまく指導をして、せっかく来ていただいたんですから、その人たちが地域の起爆剤となるように頑張っていただきたいなと思うわけです。特に、別子山の人たちは、やはり何というんですかね、収入も生活もなかなか安定をしておると。また、今まで村がいろんなことで手を差し伸べてくれた、依存体質的なところもあると。また、別子山へ人が来ても、家を貸してくれないとか、別子山独特のいろんな気風というか、これがあるんで、いずれにしても住民の意識改革に取り組まないかん。せっかく新居浜を選んでくれたんですから、新居浜も責任持っていろんなことを進めていかないかん。そういった中で、別子山の10年先、市長はこの別子山をどのようにして、いろいろさっきも答弁の中でもあったんですけど、まとめて持っておるんか、そのためには何が必要かと(ブザー鳴る)そういうようなことをしていかなきゃいかんという思いをお願いします。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) 藤田幸正議員さんの再質問にお答えいたします。
 別子山は、本市発展の礎であり、現在の新居浜市の繁栄は別子山の存在なくしてあり得ないと。その原点を大切にしなければならないと常々肝に銘じているところでございます。別子山の活性化には、市民、そして別子山を応援したいと思う多くの人々の思いや知恵、力を結集することが何より重要であると考えております。これまで新しいプロジェクトに取り組んでまいりましたが、まだまだみんなの力が結集する段階には至ってないような気がいたします。別子山の将来に一番思いをめぐらせているのは、先ほど藤田議員さんのお話もありましたように、別子山に暮らす皆さんでないかと思っております。ふるさとを大事に思い、我が事として地域の未来を語り合い、協力して、目標達成を目指そうと頑張っている皆さんの声を尊重する地域づくりを進めていくことが、私の目指すところでございます。今年度、別子山連合自治会がサバイバルワークショップという事業に取り組みました。自分たちの地域がどうすれば生き残ることができるか、そのために何が自分にできるかを語り合い、地域計画を練り上げる取り組みでした。私もその報告会に参加をいたしましたが、そこでは参加者の皆さんが別子山の夢を熱く語っておられました。その際、コーディネーターの藤目節夫さんは、自分たちの地域をつくるのは自分たち自身でしかないというメッセージを別子山の皆さんに何度も語りかけておりました。地域づくりの主人公は、あくまで別子山の人たちであり、シナリオを自分たちで描く主体的な地域づくりを行政がきちんと受けとめ、支えていく、いわゆる住民参加ではない行政参加のまちづくりこそがこれからの別子山の目指すまちづくりではないかと私は考えております。10年先に今取り組んだことがよかったと思えるように皆さんと一緒に実行してまいりたいと思っております。
○議長(藤田豊治) この際、暫時休憩いたします。
  午前11時08分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
  午前11時20分再開
○議長(藤田豊治) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 仙波憲一議員。
○23番(仙波憲一)(登壇) 自民クラブの仙波憲一です。それでは、通告に従いまして質問を始めたいと思います。
 まず、新居浜市の経営戦略についてお伺いをいたします。
 安倍政権が発足し、アベノミクスという経済対策で株価は2倍以上になり、企業の業績も過去最高水準に回復してきました。しかし、円安が輸出増に、企業業績拡大が設備投資増加に、雇用増が消費増にという当初の好循環の流れにはまだまだ道半ばでございます。今の経済を支えているのは、日銀による異次元の金融緩和政策であると言われています。企業経営者に求められる視点の一つに、世界経済の動きには常に敏感であるべきで、グローバルというかマクロの世界がどういう方向に動いているか、正しい観測をしておくことが必要です。また、その動きがどのように自社の経営に影響を及ぼすかを考えることが求められます。同じことは地域行政にも言えると思いますが、新居浜市としての対応策はどのようにされていますか、お伺いします。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) 仙波議員さんの御質問にお答えいたします。
 新居浜市の経営戦略についてでございます。
 右肩上がりの経済成長が続いている時代には、大量生産、大量販売により、既存の市場規模が拡大していたため、企業や自治体においても、今までの延長線上を進む現状維持の姿勢であっても経営ができていたと思っております。しかし、バブル経済の崩壊後のデフレ経済の進行や中国を初めとするアジア諸国の台頭、また生産、販売のグローバル化の進展により、世界レベルでの競争激化が加速し、地域経済においても世界経済の動きに大きな影響を受ける状況になっております。
 このように、社会経済情勢が激しく変動する中、新居浜市が将来にわたり持続可能な都市として発展していくためには、御指摘のとおり、行政においても企業同様にマクロの視点から世界経済の動向を的確に把握し、地域経済に与える影響を予測した上で効果的な政策を打っていくことが重要であると考えております。また、短期的な影響だけにとらわれることのないよう、時代の趨勢を見据えた中長期的な進むべき道や目的を明確にした戦略が必要であり、現在策定をいたしております第五次新居浜市長期総合計画や新居浜市総合戦略がまさにこれに当たるものと考えております。新居浜市総合戦略では、4つの基本目標を戦略の目的として示しておりますが、さらにこの目的を達成するためには、緻密な戦術が伴わなければなりません。そのために、総合戦略では、今何が求められ、どのような施策を講ずれば有効なのかを敏感に察知し、そのための戦術を具体的な取り組みとして掲げております。このように、本市の進むべき方向を明確にした上で、市民、事業者、行政が一丸となった施策の推進体制を構築し、戦略と戦術が連携し機能することによって、自治体経営戦略の期待される効果が発揮できるものと考えております。
○議長(藤田豊治) 仙波憲一議員。
○23番(仙波憲一)(登壇) 特に、第五次長期総合計画の見直しに当たって、今新居浜市がどういう位置にあるのかということも含めて、次に今からお伺いいたしますけれども、イノベーションを入れたらどうかということを申し上げますけれども、やはり一番重要になってくるのが、経営戦略であり、目的であり、その後に続く戦術をどう組むのかということになってくるんだろうというふうに思っております。
 それでは次に、イノベーションを取り入れた行政運営についてお伺いをいたします。
 イノベーションをキャッチフレーズにしている企業は多いが、社員にそれではイノベーションとは何ですかと尋ねると、十人十色の答えが返ってきます。会社が目標として掲げているコンセプトの意味が、社員の間で統一されずにぶれていました。一般社団法人ジャパンイノベーションネットワークが東京都内で開いたパネル討論会で、ハーバードビジネススクールのクリステンセン教授が、パネリストである三菱重工の大宮会長、NECの遠藤社長たちと一緒に三菱重工のMRJの初飛行ビデオ映像を見ていました。上映が終わるや否や大きな拍手を送り、非常に興味深い、まさに破壊的イノベーションでしょうと褒め上げました。すぐれた商品を持つ優良企業の経営判断では、品質や性能を上げる持続的イノベーションを優先します。そんなとき、思わぬ新興勢力があらわれ、低価格だったり、特色ある強み等があったりすると、破壊的イノベーションで新しい市場を開拓してしまうことがあります。その結果、産業秩序を覆す新陳代謝が起きます。これこそクリステンセン教授が提唱する論文で、一時代をつくった優良企業が衰退していく理由、イノベーションのジレンマで指摘したポイントであります。MRJに賛辞を贈った理由は、航空機産業に破壊的イノベーションを起こす潜在的な期待が込められています。航空機産業では、ボーイングとエアバスの2強が頂点に立っており、その2社は収益性を考えて、より大きな機体、より長い距離を飛べる機体の開発を重視してきました。大型化や長距離化で価格も上昇します。反対に、小型ジェットは、座席数が100席に満たない小さな機体で、ボーイングやエアバスが売る大型機や中型機などに比べて、価格も安く、市場も違います。ブラジルのエンブラエル、カナダのボンバルディアが売り上げを上げてもボーイングやエアバスの2強は見向きもしませんでした。しかし、将来を考えると、この2つの選択は、必ず正しいとは限らないと思います。消費者が気軽に自由に飛行機で動きたいというニーズが高まるなら、小回りのきく小型ジェットは航空会社にとって魅力的です。新興国を含めて、世界中で空の旅が手軽になれば、小型ジェットの航空機ビジネスの裾野が広がります。そこで、MRJがリーダー的な存在に成長できたら、航空機産業そのものを変えます。それゆえクリステンセン教授は、MRJに注目したと考えられます。成功すれば三菱重工という古い名門企業を母体に、破壊的イノベーションが生まれることになります。破壊的イノベーションの最近の例を身近なところで探すとiPhoneに代表されるスマートフォンがあります。個人的IT機器の世界で、スマートフォンは見事にパソコンから主役を奪いました。その成功は、電子部品からネット通販、ネット広告まで関連ビジネスの姿を一変させ、消費者の生活にも大きな影響を与えました。MRJも成功すればその影響が及ぶ範囲は、航空機メーカーの勢力図ではおさまりません。現在、第2部になっている話題の人気ドラマ下町ロケットは、ロケットの打ち上げに成功しましたが、そこに至るまでは山あり谷ありの物語でした。MRJの物語もそれに劣らずトラブル続きで、ドラマチックな展開が続いています。初飛行に成功しても、各国の航空当局から安全性に関する型式証明というお墨つきをもらわなければなりません。また、エンブラエルやボンバルディア、そして同じく新規参入組の中国やロシアのライバルとの競争も待ち受けています。こうした課題を含めて、MRJがどんな結末を迎えるかはわかりません。しかし、1号機の納入は、2017年の予定です。そのときMRJは、イノベーション理論の講義に格好のケーススタディーになっているでしょうか。成長の芽を出すのは大変で、既存市場で成長するには、既存他社を食う以外はありません。したがって、新しいビジネスのモデル、戦略的イノベーションが最も有効な選択肢だと思います。また、イノベーションを新居浜市に例えれば、市長が中心となって取り組む全庁的課題だと思います。イノベーションは、その語源のラテン語から、何かを新しくすることという意味でした。では、何が新しくなるかというと、財貨、生産方法、販路、原材料あるいは半製品、組織の主に5つであり、さらにサービスを加えることがあります。その新しさの変化の度合いですが、少しの変化を積み重ねるもの、改善されたものも含むと考えられています。例えば、行政に置きかえると、事業や条例、実施方法、対象、機材、知恵、組織のトータルが政策となってまいります。結果が成果として住民サービスにつながります。継続して改革を進めることが重要だと思いますが、いかがお考えですか。
 次に、こうしてはいけないという事例を申し上げます。企業の成長がとまると株価が下がり、投資家から株価を戻す圧力がかかります。経営者にとって最も手っ取り早いのは、自社株を買い戻し、1株当たりの利益を上げることです。しかし、株価が上がっても、成長がとまった原因解決にはなりません。
 一方、金融市場は、株価を企業の業績をはかる基準としています。その結果、経営者も根本的な原因が何かを把握することなく、数字のみに注目するわけです。これは、北米や欧州、日本の企業に蔓延する問題です。経営者はなぜ自社がイノベーションを必要とする状態に陥ったのか、その原因をどのような尺度に基づいて判断するのか決めなければなりません。全く行政運営と同じだと思います。市場開拓型イノベーションという新市場を掘り起こすことが重要で、成長のためにはイノベーションに焦点を当てるべきだと思いますが、いかがですか、お伺いします。
 次に、多様性の価値ということについてもお伺いをします。
 ハーバードビジネスレビューに掲載されたフレミングの論文によると、非常に似通った分野の人々によって構成されたチームから生まれたイノベーションの価値は、平均値こそ高いが、飛び抜けて価値の高い進歩は生まれないそうです。一方、多様な学問分野の人々で構成されるチームからは、価値の高い進歩が多く生み出された一方、価値の低いイノベーションも多いため平均値は低かったのです。安倍政権では、女性活躍の旗が振られ、企業における従業員の多様性の価値が注目されています。しかし、企業経営者にお話を伺うと、自社で働く人の多様性が高まることよりも、同じ考え方をする集団で素早い意思決定をし、一糸乱れず一丸となって行動することにより価値を見出せている方も多く見受けられます。それでは果たして企業で働く人が、多様な知的バックグラウンドを持つことはどのような価値があるんでしょうか。また、同じことが行政でも考えられますが、いかがですか、お伺いします。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) イノベーションを取り入れた行政運営についてお答えいたします。
 まず、イノベーションの活用についてでございます。
 人口減少や少子高齢化の進展により、根本的な社会構造の変化に伴い、地方公共団体を取り巻く環境は大きく変化をいたしております。このような中でも、地方公共団体は、行政サービスを持続的に提供し続ける責務を負いつつ、新たな行政課題や多様化する住民ニーズに対し、適切かつ柔軟に対応することが求められております。仙波議員さん御指摘のとおり、よりよい行政サービスを行うには、行政運営においてもイノベーションを活用し、継続して改革を進めていくことが重要でございます。特に、住民サービスに直結する窓口業務におきましては、積極的にイノベーションを取り入れる分野であり、本年度は庁舎1階のフロア全体の配置、動線、業務を見直し、総合窓口サービスを開始したところでございます。本市では、現在、新しい行政改革大綱を策定中であり、限られた経営資源の中で最大限の成果を上げられるよう、ICTを活用した業務の標準化、効率化、民間委託等の積極的な活用等、不断の行政改革に取り組んでまいりたいと考えております。さらには、従来型の既存の業務も改善する持続的イノベーションや業務の効率化を図る効率向上型イノベーションにとどまらず、新しい事業を掘り起こす市場開拓型イノベーションにも焦点を当て、市役所敷地内コンビニ誘致のような他の自治体では余り行われていない先進的な事業にも積極的に取り組んでまいりたいと考えております。
 以上申し上げましたが、他の点につきましては補足いたさせます。
○議長(藤田豊治) 藤田総務部長。
○総務部長(藤田佳之)(登壇) 多様性の価値についてお答えいたします。
 インターネットやスマートフォンの急激な国民への浸透に代表されますように、近年の急激な社会環境の変化に伴い、市民ニーズ、行政需要はますます複雑多様化、さらに専門化してきております。職員には従来の制度や前例にとらわれない柔軟な発想と市民の視点をしっかりと持って、時代変化に弾力的に対応できる多様性が求められております一方、効率的行政サービスを提供するためのコスト意識、郷土新居浜を愛する気持ち、情熱、また積極的な情報公開等により説明責任を果たしていく姿勢などは一貫したものでなければならないと考えております。本市では、目標とする職員像として、時代変化に即応して変革、チェンジできる職員、コスト意識を持ち、市民の視点で行動できる職員、そしてチャレンジ精神旺盛な職員、いわゆる3C職員を掲げ、鋭意取り組んでまいっておりますが、今後一層日々の職場研修を中心とした各種研修、高度で専門的な知識や技術を習得できる研修等を重ねることにより、価値観の多様化に応え得る人材育成に取り組んでまいります。
 以上で補足を終わります。
○議長(藤田豊治) 仙波憲一議員。
○23番(仙波憲一)(登壇) 特に、長期総合計画の見直しとか、地域創生の戦略をつくるとき、ものの考え方というのがある意味重要で、例えば今申し上げましたイノベーションという英語を使うわけですけれども、何を新しくするかということになるわけですが、それについてコンセプトが統一されてなければ、せっかく励んでも結果として果実は得られない。いわゆる果実が得られないということは、市民サービスにはつながってこないということになるんだろうと思います。そういう中で、例えば多様性、英語でいいますとダイバーシティーといいます。従来と今は何が違うのかということになるわけですけれども、例えば組織のマネジメントを行う視点で、今までと一番違うのは、仕事の分け方として属性とか働く条件に分けて働き方を変えてくる。反対に、宗教や価値観、社会的背景、生き方、考え方、性格、態度、志向など内面も皆違っているということを認めるということが必要なわけでありまして、それに対してじゃあ今行っている行政の一つの施策であり事業が、そういうことについてどう考えているのか、例えば職員として自分の志向があるのかないのかということを聞くんではなくて、反対に属性、それから働く条件、例えば朝ですと、新居浜市ですと今8時半から5時15分というのが基本でございますから、その間、働く人が皆同じだという考え方が持てるかどうか、それが果たして市民にとってのサービスとして賄えているかどうかということが重要なんではないかというふうに思います。特に、総合戦略を策定する中で、求められている政策では、既成概念にとらわれて、見落としがちな政策もあると思います。第五次長期総合計画の6つのフィールドの中には、担当課を横断しないと効果が望めないものもあります。そういう意味でも、コンセプトを統一してイノベーションを活用されることが大切と思いますが、改めてお伺いしますが、いかがですか。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) 多様性の価値についての中のイノベーションの活用ということじゃないかと思いますが、本市では、今年度新居浜市総合戦略の策定並びに第五次長期総合計画の見直しを行っており、それぞれの達成度をはかるための目標値として、重要業績評価指標KPIや成果指標を設定いたしております。これらの目標を達成するためにも、それぞれの施策、指標を課の目標管理として定め、課員のコンセプトを統一した上で、課員一丸となった取り組みを進めてまいりたいと考えております。しかしながら、仙波議員さん御指摘のとおり、これらの目標の中には、担当課を横断しないと施策効果を望めないものもございます。既成概念、枠にとらわれていては、自由な発想で政策を考えることができません。これまでも組織機構の見直しの中で、庁内横断的組織として各課の債権を一元管理するための債権管理対策室の設置や産業、健康長寿、教育力の向上を推進していくための戦略監を配置したほか、新たな財源の創出や確保を検討するため、財源確保プロジェクトチーム、総合窓口開設のためのワンストップサービスプロジェクトチーム等、横断的な課題解決のため、さまざまなプロジェクトチームを立ち上げてまいりましたが、より機能的な新しい組織体制につきましても、今後検討していく必要性があると考えております。
 なお、現在、総務省で進めております行政イノベーションにおいて、ICT、情報通信技術を活用した業務プロセスの再構築や内部管理業務の集約化、またはフリーアドレス制等のオフィス改革が示されております。このうちオフィスのフリーアドレス化では、チーム内で即座に情報共有やコミュニケーションが可能になることや臨機にチームを超えたプロジェクト対応が可能になる等のメリットもございます。本市におきましても、これらの行政イノベーションの取り組みを注視し、調査研究してまいりますとともに、引き続き質の高い行政サービスを効果効率的に提供できる改革推進に努めてまいります。
○議長(藤田豊治) 仙波憲一議員。
○23番(仙波憲一)(登壇) 難しい言葉を使うわけですけれども、結果的にそのイノベーションという言葉をなぜ使ったのかと申し上げますと、最近、例えば担当課以外のところでお話を聞くと、必ずわかりませんというお答えが返ってきたり、中にはいやいや、金があったらやりますとか、いろんなお答えが返ってくるんで、それはじゃあ本当にその答えが正しいのかという、どうして正しいのか、正しくないのかという判断をするかというと、教育委員会におろうが、建設部におろうが、どこにおろうが市民から見たら全て役所の職員なんですよね。だから、そういう意識をぜひ新居浜市の職員にも持っていただきたいという思いがあってこういうことを申し上げております。総務省も、もっというと経済産業省も同じようにイノベーションという言葉を使っております。最近では内閣府でも使っております。なぜそうなのかという部分をぜひ考えていただいて、今後の行政運営に当たっていただきたいということを改めてお願いをいたしておきます。
 次に、固定資産税の家屋評価ということで、例えば収入面では、固定資産税は地方税収全体の24%を占めています。総務省が建設資材や工事費の上昇を踏まえ、税額の基準になる住宅、家屋の資産価値を高く見積もる方針を出しています。つまり、昨年までの建築後の評価額が減少傾向にあったものがとどまる場合も出てきます。新築においては、実勢価格に準じる形で上昇が考えられます。実際、行政運営にそういうことをどういうふうに生かしていくかということが重要です。新居浜市についてそのことに対するお考えはありますか、お伺いします。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。寺田企画部長。
○企画部長(寺田政則)(登壇) 固定資産税の家屋評価についてお答えをいたします。
 現在、固定資産税を含む地方一般財源の総額につきましては、地方財政計画によって財源保障及び調整がなされておりますため、その収入見積もりは、地方財政計画に基づくことを基本としているところでございます。しかしながら、時代の流れを読み、正確な見積もりを立てることは、限られた財源を有効に活用し、必要な施策を実現していく上で大変重要なことであるというふうに認識をいたしております。そのため、収入面におけるイノベーションにより得られました貴重な財源につきましては、時代の要請に応じ、計画的かつ弾力的な活用を図ってまいりたいと考えております。御案内の評価基準の見直しが実施され、税収増加が見込まれる部分につきましては、今年度策定いたします新居浜市総合戦略に位置づける重点施策に充当し、効果的な事業推進を図ってまいりたいと考えております。
○議長(藤田豊治) 仙波憲一議員。
○23番(仙波憲一)(登壇) 新居浜市が努力をしなくても、若干税収が上がるんではないかということがございましたので、お伺いをいたしました。ぜひいいほうにお使いをいただいたらというふうに思いますが。
 次に、環太平洋経済連携協定、TPPの対応についてお伺いをいたします。
 TPPの大筋合意を受け、政府・与党が検討している経済産業分野の対策案の概要では、工業製品の関税撤廃など、TPPの追い風を生かした新輸出立国を目指し、中小企業の海外市場の開拓を支援する官民連携組織を設立すると言われています。また、愛媛県においても、台湾を初めとして、東南アジアへの経済進出を考えています。TPP対策大綱に日本の中小企業の後押しをする政策を盛り込む予定と伺っています。
 そこで、設立された官民連携組織は海外での事業拡大を目指す中小企業に対し製品開発や国際規格の認証取得、知的財産の保護など、総合的に支援する必要があります。新居浜市としては、どのような支援策を考えていますか。また、農業と商工業の連携による新事業の創出なども積極的に後押しするとありますが、新居浜市の対応はどうなっていますか。
 TPPでは、日本以外の参加国11カ国で工業製品の関税が99.9%撤廃され、外国企業の出資、出店に対する規制緩和が盛り込まれ、海外企業が進出してくることが予想されます。日本が輸入する工業製品のうち、TPP発効後16年目までに関税をなくす皮革や繊維製品など、国内関連産業への経営改善を支援し、海外製品の流入拡大への対応を促す予定と伺っていますが、新居浜市としてはどう対応されるか、考えられていますか、お伺いをします。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) TPPへの対応についてお答えいたします。
 政府においては、去る11月25日に総合的なTPP関連政策大綱を決定したところであり、その中でTPPを成長戦略の切り札と位置づけ、輸出拡大や投資促進など、我が国の経済再生、地方創生に向けた施策が盛り込まれております。
 御質問の海外での事業拡大を目指す中小企業に対する支援についてでございますが、本大綱においては、国や地方公共団体、商工会議所等の各種支援機関によるコンソーシアムを創設し、中堅、中小企業の海外展開を総合的に支援することとしております。本市におきましても、今後の創設に向けた取り組みの中で、地方自治体の位置づけや役割を把握、整理するとともに、その利活用による専門性やきめ細かさを伴った支援体制の構築を検討してまいります。
 また、本市では、これまでも地域企業の海外展開や知的財産対策等の支援を行っており、その取り組みにおいては、四国経済産業局や愛媛県、えひめ東予産業創造センターなど、地域のさまざまな関係機関との連携を図ることで、総合的な支援を目指してきたところでございます。今後におきましても、こうした支援の枠組みに加え、国が創設するコンソーシアムとの連携も積極的に模索し、地域企業の新たな市場開拓に対する支援体制づくりを図ってまいります。
 次に、農商工連携における対応でございます。
 これまでも地域農産物である白芋を使用した商品開発や魚介類の加工品開発など、6次産業化への支援を図ってきておりますが、このたび決定されたTPP大綱に基づき打ち出される各種施策や、新たに創設されるコンソーシアムによる取り組みなどの進捗を踏まえ、新事業展開等の推進を図ってまいります。
 次に、新居浜市としてTPPへの対応をどう考えているかでございます。
 TPPは、今後の参加各国での批准手続等を踏まえ、協定が発効されますと、これまで世界が経験したことのない最大規模の自由貿易圏が実現する見通しであり、我が国経済にとっても、大きな環境変化をもたらす契機になるものと認識をいたしております。その効果についても各所でさまざまな議論がございますが、私の考えといたしましては、海外製品の流入等に対する国内産業の保護や既存産業の権益を守るための排他的措置など、いわゆる守りの政策に徹することでのTPP効果の享受は限定的にならざるを得ないと考えております。私は、今回のTPP協定における特徴は、物だけでなく、サービスや投資においても高い水準の自由化を目標としている点だと感じております。知的財産などサービスの貿易や海外投資の自由化は、グローバルな経済活動における交流や統合を促進する可能性を持っております。そうした経済交流等を源泉とした新たなイノベーションの活性化こそが、TPPの最大の効果でないかと考えております。本市といたしましても、こうした観点で、TPP協定の発効をチャンスに結びつける機会にしてまいりたいと考えております。そのためには、地方における海外展開のノウハウや貿易関連情報の不足などの課題とそれらに対応する追加的政策の必要性も認識をしており、今後示される国の具体的施策やコンソーシアムの動向等を注視しつつ、国や愛媛県を初め、近隣市や関係機関との連携を密に図りながら対応を進めてまいります。
○議長(藤田豊治) この際、暫時休憩いたします。
  午前11時56分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――

  午後 1時00分再開
○議長(藤田豊治) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 仙波憲一議員。
○23番(仙波憲一)(登壇) 午前中に引き続いて質問をさせていただきます。
 続きまして、新居浜市の経済対策についてということで、まず生産性の拡大。
 世界経済は、平時としては恐らく前代未聞の状態にあります。世界経済をリードする日本、米国、欧州、中国という4つの極の金融政策は、長期にわたって緩和を続けています。リーマン・ショック以降、低迷した経済を立て直すため、何よりもデフレに陥らないことを優先しています。何とかインフレベースの経済基盤を実現しようとして、資産バブルもある程度受け入れながらの経済運営です。世界中がそろってバブルをある程度容認している経済は、恐らく史上初めてのことではないでしょうか。
 そこで、安倍政権では、新たな3本の矢は、希望を生み出す強い経済、夢を紡ぐ子育て支援、安心につながる社会保障の3項目を考えています。首相は、長年手つかずの少子高齢化の問題に真っ正面から挑戦したい、そして2014年度に490兆円だった名目GDPを2割ふやし2020年度には600兆円にすることを目標と考えています。そのため、女性や高齢者、障害者らの雇用拡大や地方創生を本格化して、生産性改革を大胆に進めることも必要と考えています。具体的に新居浜市として、この生産性拡大に対しての取り組み状況はいかがですか。
 また、経済政策の第4の矢として、ヒトノミクスに取り組むよう提案しています。地方再生の鍵は、変化を起こす人をどのように地域に呼び込むか、よそ者にブレーキをかけながら、保守的な風土を変えることが重要と考えられますが、新居浜市としてのお考えをお伺いします。
 次に、創業支援と中小零細企業の倒産対策で、零細企業の倒産件数が、今年度1991年以来23年ぶりに低水準にとどまる見通しと伺っています。ただし、大企業や中堅企業に比べ、倒産件数に占める割合は70%台となっています。金融機関の企業再生も、規模の小さな零細企業には届いてないようで、零細企業が取り残されつつあるのではないかと思います。東京商工リサーチによると、従業員5人未満の零細企業の倒産件数は、2月時点で6,142件にとどまっており、前年同期と比べて8%少なく、3月の倒産件数は低水準で推移しており、通年でも7,000件を下回る見通しになっているようです。新居浜市として実態はいかがですか。
 あわせて創業支援のお考えをお聞かせください。日本政策金融公庫が行っている創業支援の融資制度の80%が小規模事業者に行っており、最近の5年間の実績では、年平均15件程度で推移しています。
 そこで、全国の3分の1の自治体の603自治体が、利子に対して補助金制度を実行しています。あわせて、県内でも創業融資金利子補助金を行っている松山市があります。地方版総合戦略として、新居浜市でも実行されたらと思いますが、いかがですか。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) 新居浜市の経済対策についてお答えいたします。
 生産性拡大についてのうち、外部人材を本市に呼び込む取り組みについてでございます。
 今後、本市の人口減少が加速していくと予想される中、本市の活力を維持し、持続的な発展を目指していくためには、仙波議員さん御指摘のとおり、地域外から人材を呼び込み、その人材に本市で活躍していただくための受け入れ体制の整備や風土づくりが必要であると認識をいたしております。このようなことから、新居浜市総合戦略におきましても、主要な施策として、移住、定住の促進を位置づけており、引き続き移住支援体制の整備、充実に取り組むとともに、新たに本市出身大学卒等のUターンの促進や企業城下町版CCRC導入等にも取り組んでいくことで、本市への移住者をふやし、就労や生活の面で移住してきた方が活躍できる環境整備を進めていきたいと考えております。
 また、愛媛県のまち・ひと・しごと創生総合戦略においても、県内企業の成長戦略を担う人材確保の支援において、企業の成長戦略を具現化するプロフェッショナル人材のU・I・Jターンや都市部居住者の地域への人材還流の促進が主要施策として位置づけられておりますことから、今後愛媛県とも連携し、取り組みを進めてまいります。
 以上申し上げましたが、他の点につきましては補足いたさせます。
○議長(藤田豊治) 寺村経済部長。
○経済部長(寺村伸治)(登壇) 新居浜市の経済対策についてお答えいたします。
 まず、生産性拡大についてでございます。
 政府が本年6月に閣議決定した日本再興戦略改訂2015では、成長戦略は新たなステージに入り、人口減少下における供給制約を克服していくことが課題となり、この克服のためには、生産性を向上するしかなく、未来への前向きな投資によって生産性革命を実現することが重要であるとの認識を示しております。生産性を高めるために、本市におきましては、平成25年度から、中小企業の価格競争力向上と収益力アップを目的にトヨタ式カイゼンによる現場改善の指導への支援を実施いたしております。さらに、平成26年4月には、新居浜市中小企業振興条例を改正し、先端機器導入事業の補助限度額を増額するなど、生産性向上につながるような中小企業の設備投資に対する支援を行っております。同時に、女性や高齢者、障害者らの雇用拡大につきましても、平成26年度から愛媛県の地域人づくり事業を活用した求職弱者就労・社会参加促進事業を実施し、女性や高齢者など求職弱者に対する就労支援を行うなど、雇用拡大を図っております。さらに、現在策定中の地方版総合戦略では、新たな雇用をつくり出すためのさまざまな施策を検討しているところでございます。
 次に、創業支援と中小零細企業の倒産対策についてでございます。
 零細企業の新居浜市の倒産の件数につきましては、東京商工リサーチの調査によりますと、2015年度上半期の新居浜市の倒産件数は1件、前年同期の倒産件数につきましても1件ですが、2014年度下半期につきましては、7件が倒産している状況でございます。
 次に、創業支援策についてでございます。
 新居浜市では、現在策定中の地方版総合戦略におきまして、新たな雇用をつくり出し、地元産業の振興を推進するためには、創業への支援が必要であると考えております。昨年度立ち上げました創業支援ネットワークにいはま創業コンシェルジュを活用し、金融機関等と連携を図り、創業を検討している方に対するきめ細やかな支援体制の充実を図るとともに、創業の初期費用に対する補助制度を創設したいと考えております。御提案の金融機関から創業資金の融資を受けた事業者に対して貸付利子の一部を補助することにより、創業者の資金調達環境の安定化を図る創業融資金利子補助金制度につきましても金融機関等から強い要望を受け、現在具体的な検討を行っているところでございます。
○議長(藤田豊治) 仙波憲一議員。
○23番(仙波憲一)(登壇) 特に、商工会議所あたりからも御要望があるようでございますし、その創業支援の融資という国庫が行っているやつですけれども、平均15件程度で、仮に利子が2%とすれば、そのうちの幾つかということになるんでしょうけれども、若干計算すると年間75万円程度ではないかというふうに言われておりますし、基本的にお金を払わないとそのことに対しての補助というのはないわけですから、新居浜市自身が特に最初から痛むということもないので、こういう制度については全国で3分の1がやっているということもございますので、ぜひやっていただきたいと思いますが、改めてお伺いしますが、いかがですか。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。寺村経済部長。
○経済部長(寺村伸治)(登壇) 仙波議員さんの再質問にお答えいたします。
 金融機関の創業融資金の利子補助金制度についてでございますが、現在、日本政策金融公庫、これが創業支援の一番中心的な機関でございますが、その他の民間の金融機関等からもお話をお伺いしとる状況でございます。そういったものを総合勘案して、前向きに検討したいと考えております。
○議長(藤田豊治) 仙波憲一議員。
○23番(仙波憲一)(登壇) 特に最初から新居浜市で持ち出しをしなければいけないということでもないので、ぜひ創業支援の利子補給はやっていただきたいというふうに思います。各所からも御要望があるようでございますので、少ない予算で大きな効果が得られるものについては、即やるという姿勢をぜひ出していただきたいというふうに思います。
 次に行きます。
 観光振興について。
 人口減少による国力の低下を抑える手だてはまだまだあると思います。それは、観光の振興です。もし外国から2,000万人の観光客が日本に来るとして、1人平均3泊とか4泊滞在したとします。計算の仕方にもよりますが、1日当たりの外国人の滞留人口は30万人規模になります。2,000万人から3,000万人、3,000万人から4,000万人と観光客をふやしていくと、日本の人口減を補うほどの外国人が日本に滞在することも夢ではありません。さらに、外国人の観光客は、お金も使ってくれるわけですから、観光というのはすごいインパクトがある産業だと思います。
 さて、新居浜市での考え方はどうでしょう。政策を遂行する中で、どんな要素が必要かという点において、まだまだという感じがいたしております。つまり、気づきという点ではもう少し広い感性が重要だと思いますが、基本的な数値なり政策なりは考えられていますか、お伺いします。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。寺村経済部長。
○経済部長(寺村伸治)(登壇) 観光振興についてお答えいたします。
 少子高齢化や人口減少に伴う地域経済の低迷が懸念されておりますが、外国人観光客の誘致、いわゆるインバウンドの取り組みを強化することは、地域の観光収入はもとより、雇用機会の創出や地域活性化につながることが期待できるものでございます。国においては、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、訪日外国人旅行客3,000万人の目標を掲げ、インバウンド施策の強化が進められているところでございます。数値的にも平成26年の訪日外国人旅行客数は、初めて年間1,000万人を突破した前年をさらに上回る1,341万人であり、平成27年も10月までで1,631万人に達し、累計で過去最高を更新しております。一方、新居浜市は、平成26年の入り込み観光客数220万6,154人のうち、外国人観光客は2,479人と推計いたしており、本市を訪れる外国人が、まだまだ少ない状況にあるものと認識いたしております。現在、第五次新居浜市長期総合計画における入り込み観光客数の目標値は設定しておりますが、外国人観光客の入り込み数について具体的な数値目標は設定しておりません。インバウンドによる観光振興は、交流人口を拡大し、これから予想される定住人口の減少に伴うにぎわいの低下を補うことや爆買いと呼ばれているような訪日外国人旅行客による消費拡大は、地域経済の活性化につながるものでありますことから、本市においても外国人観光客の入り込み数を目標数値に掲げることは、インバウンド対応事業に取り組んでいく上でも有用であると考えております。今後、国や県、さらには四国ツーリズム創造機構など観光関係機関等が実施する本市に影響があると思われるインバウンド関連の事業の動向を勘案しながら、本市を訪れる外国人観光客数の目標数値を設定したいと考えております。
○議長(藤田豊治) 仙波憲一議員。
○23番(仙波憲一)(登壇) 特に、同じ日本人については、入り込み客であるとかいろんなことを考えるわけですけれども、なかなか外国人というところまで考えないのが基本だろうというふうに思います。しかし、今日本全国を見ますと、先ほど部長もおっしゃったように、こんなところになぜ外国人がこんなにたくさん来るのかという、そういう事例もございます。そういう中で、新居浜市としてどういうことが必要なのか、やっぱり人に訪れてもらうというのは、単に国内の日本人だけでなくて、海外の人にも来ていただけるという、そういうことをぜひ考えていただきたいし、そういう方向性も出していただきたいというふうに思います。
 それをお願いしといて、最後の耕作放棄地についてお伺いをします。
 農林水産、総務両省は、農地向けの税制優遇を見直します。耕作放棄地の固定資産税を1.8倍に上げて税負担を重くする予定と伺っています。一つの理由として、税金の安さから、耕作放棄地のままで所有する持ち主が多く、やる気のある農家に農地がわたらない現状を改善する目的です。農林水産、総務両省は、放棄地の場合、45%を差し引く措置を廃止する、例えば現在の評価額が5万5,000円の放棄地は、新制度では10万円に上がります。固定資産税は770円から1.8倍の1,400円に増額、両省は、持ち主に税金がふえるという負担感を抱かせる心理的な効果を見込んでいます。放棄地の課税強化は、成長戦略の課税克服として実施できる固定資産税の増税を軸に調整されます。TPPの対策も絡め、農地の集約化や競争力の強化を図る手段として考えているようですが、新居浜市としての耕作放棄地対策はいかがですか。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。小野農業委員会会長。
○農業委員会会長(小野輝雄)(登壇) 耕作放棄地についてお答えをいたします。
 新居浜市におきましても、農業従事者の高齢化により、耕作の継続ができなくなる農地が増加をしております。これらの農地が、耕作放棄地とならないようにするために、市内各地区の農業委員の協力を得まして、農地のあっせんに力を注いでいるところでございます。また、新居浜市内における農地の現状を確認するため、各地区の農業委員を中心とした農地パトロールを実施することにより、耕作放棄の実態把握に努めております。さらに、この調査結果に基づき、耕作放棄地の所有権者に対しまして、今後の農地の取り扱いについて利用意向調査を実施いたしております。
 なお、この利用意向調査の中で、農地中間管理事業での情報公開を希望される方につきましては、平成27年4月よりスタートしているインターネットの全国農地ナビの中で地番や面積を公表することにより、農地を取得、また借りたい方が簡単に検索できるような仕組みとなっております。今後は、これらの新しい制度も利用しながら、さらなる耕作放棄地の減少に取り組んでまいります。
○議長(藤田豊治) 再質問はありませんか。仙波憲一議員。
○23番(仙波憲一)(登壇) 御答弁ありがとうございました。
 まず、トータルとして、国の政策も含め、新居浜市が取り組むべき課題というのは、今まさに多いんだろうというふうに思います。そういう中で、特に税制については、国のほうからの指針もございます。まだ決まってないものもございます。きょう税調でやっているものもございます。特に、そういう中で、行政として中央で決めて、余力と言ったら語弊がございますけれども、少ない税源をなお足していただけるような方策も行われておるし、反対に減るものもあるようでございますので、ぜひそういうものを勘案して、次の新居浜市のためにつくっていただきたいというふうに思います。終わります。
○議長(藤田豊治) 三浦康司議員。
○9番(三浦康司)(登壇) いずみ会の三浦康司です。通告に従い質問いたします。
 障害者差別解消法についてお伺いいたします。
 2006年第61回国連総会において、全ての障害者の人権及び基本的自由の完全かつ平等な共有を促進し、また保護、確保すること、さらに障害者の固有の尊厳を尊重することなどを目的とした障害者の権利に関する条約が採択されました。その批准には、障害者の制度改革が必要であったため、障害者制度改革推進本部を設置し、まず障害者の人権の尊厳や権利擁護の具現化のため、平成23年6月、障害者虐待防止法が成立、同年8月には障害者の定義の見直しや差別の禁止、国民の理解と責務や基本的施策を定めた障害者基本法が改正されました。また、平成24年6月に、障害者が障害の程度や心身の状態などに応じて受けられる福祉サービスを定め、地域社会における日常的な生活を総合的に支援するために、障害者総合支援法が、さらには平成25年6月、障害者基本法の基本理念に沿って、障害を理由とする差別を解消するために、障害者差別解消法が成立、さらに雇用の分野における障害者に対する差別の禁止及び障害者が職場で働くに当たっての支障を改善する等の措置を定めた障害者雇用促進法が改正されました。それらの法整備が整ったことで、2014年1月20日、ようやく我が国は障害者権利条約を締結することができ、これまで以上に障害者の権利の実現に向けた取り組みが強化されることが期待されております。このうち障害者差別解消法については、平成28年4月の施行まで半年を切りました。この法律をうまく機能させ、障害者に対する差別解消に努める必要がありますが、法律の施行に向け、新居浜市としてどのように取り組んでいくのかについてお尋ねします。
 1つ目に、この法律が禁止する差別とはどのようなものを指すのか、教えてください。
 新居浜市では、平成27年3月に、新居浜市第2期障がい者計画・第4期障がい福祉計画が策定され、この計画に沿って、障害のある人もない人も、お互いに人格と個性を尊重し支え合う共生社会の実現を目指しています。この中のアンケート結果を見ますと、日ごろの生活の中での差別的扱いに関して、よくある、時々あるとの回答は、合計で21.7%となっており、ほとんどない、全くないとの回答の合計は61.6%となっております。この数字をどのように見るのが適切なのでしょうか。過去の障害者施策においては、障害者は入院や施設中心の生活の中で隔離され、地域とのかかわりが希薄な状況にありました。そのような状況下にあっては、差別を受ける場面に出くわすこと自体が少なく、そのままの数字をうのみにするわけにはいかず、差別に対する取り組みは、今後ますます必要となってきます。障害者総合支援法においては、障害者の社会参加の機会確保及び地域社会における共生、社会的障壁の除去に資するよう、地域生活への移行促進のため、地域生活中心のサービス体系の提供が推進されています。これにより、障害者が地域とかかわる機会が増加して、差別を受ける可能性の増加につながることも考えられます。この障害者差別解消法を有効に機能させるためには、市民一人一人が法律の趣旨を適切に理解し、共通認識を持つことが重要になってきます。
 では、2つ目に、市民や民間業者に対する啓発についてどのように進めていく計画なのか、お伺いします。
 3つ目に、実際に障害を理由とした差別が起こった場合、どのように解決するのか、その仕組みについてお伺いします。
 4つ目に、この法律をより実効性あるものとするため、国においては、基本方針が示され、自治体によっては職員による差別を解消するための取り組みを確実にする対応要領を定め、法施行に向けての体制が整いつつあると伺っております。新居浜市において独自に対応要領等を定めるお考えはありますか、お伺いします。
 次に、地デジ対応ラジオについてお伺いいたします。
 視覚障害者協会などの集まりである新居浜市心身障害者(児)団体連合会から、視覚障害者についての相談を受けました。その内容は、2011年7月、一般テレビ放送の地上デジタル化に伴い、旧来のアナログラジオではこれまでのようにテレビ音声を受信することができなくなり、ラジオからのテレビ音声を貴重な情報源としている視覚障害者は不便を感じています。平成25年度に視覚障害者協会の総会において、会員から、地デジラジオの助成要望が多数あったため、市に要望に伺ったとのことですが、市の話では、他市の状況を確認した上で対応したいとの回答であったと伺っております。その当時、愛媛県で地デジラジオの助成を行っている市町はなく、新居浜市も助成は見送ったとのことでした。東日本大震災の被災地である宮城県塩竈市では、宮城県沖地震を想定し、準備と対策を万全なものとしておりましたが、東日本大震災の地震と津波の規模は、想定をはるかに上回り、十分な災害時対策がとれなかったとのことでした。その反省と教訓を踏まえ、平成23年12月に策定した塩竈市震災復興計画の基本理念の一つに、安全で安心して暮らせる災害に強いまちづくりの推進を掲げ、その理念のもと、各種事業を実施しております。それらの事業の中で、避難行動がおくれがちとなる高齢者や障害者等の避難行動要支援者と言われる方への対策を早急に行う必要があるとの認識から、災害発生情報をいち早く伝えることが、安全確保の大前提になるとの議論がなされ、市内の防災行政無線から流される内容が、同時に放送される防災ラジオを避難行動要支援者世帯に配布し、生命と財産を守るための支援体制の充実を図ることとなり、防災ラジオ整備事業を実施したようです。新居浜市では、長期総合計画において、災害時要援護者の支援体制を充実させ、災害による人的被害を出さないよう努めるとしておりますが、視覚障害者協会から相談のあった地デジラジオは、電源を切った状態でも緊急地震速報等の受信が可能であるほか、イヤホンが接続状態であっても、スピーカーからの速報が流れる機能のついたものであります。平成25年度に要望があった際には、他市の状況を確認した上で時期尚早と判断したのかもしれませんが、今後、想定されております南海トラフ地震に備え、少しでも災害時要援護者支援の充実を図る必要があると考えれば、他市に先んじて情報伝達手段の強化に努めるべきではないかと思います。
 そこで、2点お伺いいたします。
 1つ目に、平成25年度以降に新居浜市を除く県内10市で視覚障害者のために地デジラジオを助成している市はあるのでしょうか。
 2つ目に、視覚障害者にとって、地デジラジオは貴重な情報源でもあり、緊急速報等災害時には欠かせないものであると思いますが、新居浜市のお考えをお伺いいたします。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) 三浦議員さんの御質問にお答えいたします。
 障害者差別解消法についてでございます。
 まず、この法律が禁止する差別とはどのようなものを指すのかについてでございます。
 障害者差別解消法は、行政機関や民間事業者が、障害を理由とする差別をなくするための措置を定めたものでございます。この法律で禁止する差別とは、1つ目には、正当な理由がなく、障害を理由としてサービス等の提供を拒否、または制限したり、条件をつけたりするような行為を禁止するとされております。2つ目には、窓口等において、障害のある人から何らかの配慮を求める意思表明があった場合には、負担になり過ぎない範囲で、社会的障壁を取り除くために、必要で合理的な配慮を行うことが求められております。こうした配慮を行わないことで、障害のある方の権利、利益が侵害される場合も差別に当たるとされております。
 次に、市民や民間事業者等に対する啓発についてでございます。
 障害者差別については、障害に対する知識、理解の不足、意識の偏りに起因する面が多いと考えられますことから、法の施行にあわせ、来年度当初に市政だよりやホームページ等で周知を図ってまいりますとともに、理解促進研修、啓発事業において、講習会の開催など市民への啓発に努めてまいります。
 また、民間事業者に対しても、相談窓口の整備を促したり、事業者の研修、啓発の機会の確保を図ることにより、啓発活動に取り組んでまいります。
 次に、障害を理由とした差別が起こった場合の解決方法についてでございます。
 本市におきましては、既存の障害者自立支援協議会を活用し、さまざまな機関が地域の実情に応じた差別解消のための取り組みを主体的に行うネットワークとして、障害者差別解消支援地域協議会を組織していくこととしており、適切な相談窓口機関の紹介、具体的事案の対応例の共有、協議、構成機関等による調停、あっせん等の紛争解決、複数機関による対応等を行い、その解決に当たってまいりたいと考えております。
 また、県におきましては、市町等で差別を解消できない場合の調整委員会を設置する予定であると伺っており、その機関とも連携を図りながら、差別の解消に向けた支援を行ってまいります。
 次に、本市における独自の対応要領等の策定についてでございます。
 今年度県と市町が連携し、障害者差別解消体制整備事業として対応要領等の策定を検討し、県において窓口での応対マニュアルである応対のしおりが策定されておりますので、それを参考に、庁内検討会を設置し、新居浜市版の応対のしおりを作成しているところでございます。
 また、県において現在作成中であります職員が適切に対応するための対応要領につきましても、完成次第、それを参考とした新居浜市対応要領を作成することといたしております。作成後は、職員に周知を図るための研修を予定しており、職員一人一人が障害者への対応を理解した上で、障害を理由とする差別の解消に向け推進してまいります。
 以上申し上げましたが、他の点につきましては補足いたさせます。
○議長(藤田豊治) 補足答弁を求めます。岡部福祉部長。
○福祉部長(岡部嘉幸)(登壇) 地デジ対応ラジオについて補足を申し上げます。
 視覚障害者が日常生活をより円滑に送るためのサービスといたしまして、情報通信支援用具などを給付する日常生活用具給付等事業がございます。平成23年に地上波デジタル放送への完全移行に伴い、FMラジオでテレビ情報を取得できなくなりましたことから、日常生活用具給付等事業の対象種目に地デジ対応ラジオを加え、助成する市町がふえてまいりました。県内では、本市を除く10市のうち、松山市、西条市、東温市、伊予市、大洲市の5市において、地デジ対応ラジオが助成対象となっている状況でございます。本市におきましては、現在、助成対象といたしておりませんが、三浦議員さん御指摘のとおり、視覚障害者用の地デジ対応ラジオは、電源を切った状態でも緊急地震速報の受信が可能であるほか、イヤホンが接続状態の場合でも、スピーカーから速報が流れるなどの機能を備えており、災害をいち早く知り、早期の避難につなげられますことから、視覚障害者にとって非常に有用なものと認識をいたしております。障害者に対する災害時要支援体制の強化といたしましては、福祉避難所の指定をふやす取り組みのほか、障害児を対象とした防災の手引きや福祉避難所運営マニュアルの作成を計画しておりますが、地デジ対応ラジオにつきましても、視覚障害者にとっては災害時の自助に直結するものであることを十分考慮し、日常生活用具給付等事業において助成できるよう、検討を進めてまいります。
 以上で補足を終わります。
○議長(藤田豊治) 再質問はありませんか。三浦康司議員。
○9番(三浦康司)(登壇) 先ほど部長の答弁にありましたように、地デジラジオは、視覚障害者にとって生活の一部だと思います。新居浜市の財政に影響を及ぼすようなものではないので、ぜひこの事業を導入していただけるよう要望いたしまして、終わります。
○議長(藤田豊治) 井谷幸恵議員。
○3番(井谷幸恵)(登壇) 日本共産党の井谷幸恵です。
 教育費の保護者負担の軽減と教育関係職員の処遇改善についてお尋ねします。
 憲法26条には、義務教育はこれを無償とするとうたわれています。国内総生産に対して、国や地方自治体による教育機関への公的支出の割合が、OECD32カ国中、6年連続最下位となりました。世界でも異常な高学費や劣悪な教育条件を生んでいます。また、子供の貧困は16.3%、6人に1人、ひとり親の家庭では50%を超えています。朝日新聞で子供の貧困がシリーズで特集されました。親のお金をふやすこと、お金がなくても困らないようにすることが大事、親の格差を持ち込ませぬ施策をと強調していました。
 このような状況の中で、教育費の保護者負担の軽減は、差し迫った課題です。
 以下2点についてお尋ねします。
 平成26年度のある学校の学校教育費調査によると、教科書以外のドリル、テスト、ワークブック、学用品、実験実習費、体育関係費、通学費、通学用品費、その他校外活動費、PTA会費などなど、保護者が1年間に負担する金額は、給食費を除いて、2年生、3年生、4年生は1万6,000円前後です。5年生は、自然の家の宿泊研修があり、2万5,000円ほどです。6年生は、修学旅行と卒業アルバムなどで約4万5,000円、断トツにたくさんお金が要るのは1年生です。ランドセル代を1万円と見て6万7,000円です。入学の準備にたくさんお金が必要だったのに、入学してしばらくすると鍵盤ハーモニカ代、絵の具代、水着代などが次々に必要になります。個人で持つものは個人でお金を払うと御答弁されていますが、保護者は給食費4万3,200円と合わせて、1年生なら11万円以上必要です。就学援助を受けている子供は、新居浜市で約8.3%、貧困率は全国で16.3%です。保護者負担の軽減についてどのようにお考えでしょうか、お尋ねします。
 2点目です。給食費について、小学生は1食240円、年間4万3,200円、中学生は1食280円、年間5万400円です。給食費の無料化について、6月議会では、多額の財源を毎年確保し続けていくこととなるため、現状では困難であると御答弁されていましたが、おととい、市長さんから大変前向きな御答弁がありました。子供の医療費無料化は、来年10月から実施、学校給食費については、第3子以降の児童生徒の無料化も検討したいと考えているとおっしゃいました。第3子と言わず、第2子以降も含めて御検討をお願いします。いつごろになるのか教えてください。
 給食費は、1人一月約5,000円、2人だと1万円です。非正規労働者のひとり親家庭の場合、第2子から無料化になるとどんなに助かることかと思います。
 以上、教育費の保護者負担軽減について2点お尋ねいたしました。
 次に、教育関係職員の処遇改善についてお尋ねします。
 まず、図書室の学校司書についてです。
 ことし4月の図書館法の改正で、各学校に学校司書を置くことが努力目標とされました。新居浜市では、6人から8人になりました。8人とも非正規雇用です。8人の学校司書が、小学校16校を週4日で2校ずつかけ持っています。参考図書が必要となる教科は、国語だけではありません。理科や社会や生活科等各教科にわたり、しかも1年生から6年生までです。準備のためだけでも膨大な時間がかかります。どんな図書を準備したらよいのか知るために、各学年の教科書を必死で読んでいるとおっしゃっていました。図鑑や百科事典の目次や索引についても、丁寧に教えてくれて、子供は自分で調べ学習ができるようになっていきます。まさに学力向上の基礎をなすものではないでしょうか。学校司書の仕事の大切さについてどのように認識していらっしゃいますか、お尋ねいたします。
 次に、給食栄養士についてです。
 県費の栄養士以外に非正規の方と委託の方がいるとお聞きしました。それぞれ人数はどのようになっていますか。
 市費栄養士は、勤続年数が短いと聞いていますが、実態はどうなっていますか。また、勤続年数が短いとすれば、継続性の維持が難しいと思いますが、この点についてはいかがでしょうか。特に、若い人の場合、昇級もない、ボーナスもない、仕事は大変となると、意欲を持って働くことは難しいです。栄養士の仕事は、多岐にわたりますが、中でも食育は大変に奥が深いものです。意欲を持って働いてもらうため、行政としてどう考えていらっしゃるのでしょうか、お尋ねします。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。阿部教育長。
○教育長(阿部義澄)(登壇) 井谷議員さんの御質問にお答えいたします。
 教育費の保護者負担の軽減についてのうち、まず学校教育費の負担軽減についてでございます。
 教育委員会では、保護者の負担軽減を図るため、教材費の一部や副読本等につきまして、その経費を公費で負担しております。一方で、学校の教育活動上、必要とされる経費のうち、児童生徒の個人の所有に係るもの等につきまして、保護者からその費用を徴収しております。また、低所得者世帯につきましては、就学援助制度の中で、新入学用品、学用品費、通学用品費、修学旅行費等を助成し、保護者の負担軽減を図っております。今後におきましても、公費で負担するべき費用につきましては、予算措置をして、適正な公費負担を図ってまいります。
 次に、給食費の負担軽減についてでございます。
 学校給食に係る経費の負担については、学校給食の実施に必要な施設及び設備に要する経費並びに運営に要する経費のうち、政令で定められるもの以外の経費は、学校給食を受ける児童、または生徒の保護者の負担とすると学校給食法に規定されていることから、新居浜市におきましても、食材の購入経費については、保護者の皆様に負担していただいております。しかしながら、低所得者などの生活困窮者については、生活保護、準要保護児童生徒の就学援助制度の中で、給食費負担の軽減を図っているところでございます。
 給食費の段階的な無料化の実施の御提案ですが、子育て支援の充実は、重要であると認識しております。多子世帯への経済的支援の一環として、第3子以降の児童生徒の給食費無料化、また開始時期についても検討をしてまいりたいと考えております。
 次に、教育関係職員の処遇改善についてお答えいたします。
 まず、本好きの子を育てる学校司書についてでございます。
 平成26年6月に公布された学校図書館法の改正により、学校に学校司書を置くよう努めなければならないとされております。教育委員会では、今年度から、学校図書館支援センターを学校教育課に設置し、専任の学校司書8人を各学校へ計画的に派遣しております。担当指導主幹の指導のもとで、学校図書館整備とあわせて、学校図書館を活用した教科やESD等の授業支援、教育活動の支援を組織的に進めているところでございます。子供たちが読書習慣を身につけ、生涯にわたって学び続ける基礎的な力や人間性を育てるための読書活動の拠点、また学習指導要領で定められた言語活動の充実や授業に必要な資料の整備など、学習支援を行う拠点となるように学校図書館の充実に力を入れており、そのためにも学校図書館を支える学校司書の存在はますます重要になってくるものと考えております。今後におきましても、学校図書館の一層の機能の向上を図ることにより、子供たちの読書活動や探求学習を支援し、確かな学力向上につなげていきたいと考えております。
 次に、食育を進める給食栄養士についてでございます。
 市内の栄養士の総数は21人で、そのうち県費の正規栄養教職員が12人、市費の栄養職員が9人で、市費の栄養職員のうち、臨時職員は4人、委託職員は5人でございます。市費の栄養職員の勤続年数は、現在、1年目が3人、2年目が1人、3年目が3人、4年目が1人、18年目が1人でございます。本市の栄養士の配置につきましては、県が法に基づく配置基準で配置する県費栄養士に加え、本市独自に市の単独予算で各調理場に栄養士を配置しており、栄養士を加配することにより、全市的に食育の推進が図られていると考えております。
 学校給食の継続性の維持につきましては、市費の栄養職員も全栄養教職員で構成する栄養職員会に参加し、食育を初め、調理、衛生管理等について意見交換等を行い、そのレベルの向上を図っております。今後におきましても、子供たちに喜ばれる給食を届けるため、さまざまな研修会や個別の相談等を通して、栄養士の職場環境の充実を図ってまいります。
○議長(藤田豊治) 再質問はありませんか。井谷幸恵議員。
○3番(井谷幸恵)(登壇) ありがとうございました。
 保護者負担の軽減について3点お聞きします。
 1点目、毎月の集金内訳を見ますと、例えば演劇鑑賞代800円とか入学記念写真代650円とかがあります。個人で持つものではあっても、内容によっては公費負担すべきではないでしょうか。
 2点目、市の学力テストに毎年800万円以上使っていますが、毎日の学習で使うドリルやワークやテスト代は保護者負担となっています。その重要性や比重についてどうお考えでしょうか。
 3点目です。出費が多い1年生に対し、祝い金の形で補助することはできないでしょうか。
 以上、お願いします。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。阿部教育長。
○教育長(阿部義澄)(登壇) 井谷議員さんの再質問にお答えいたします。
 まず、写真代、演劇等の費用を市のほうでということなんでしょうか。先ほども申し上げましたように、個人に帰するものは個人にというふうな考え方です。
 なお、生活困窮者というのか、各学校におります要保護、準要保護家庭の子供たちは、これ全部市が負担しています。
 次に、市の学力調査と各学校で行っているテストについて、市が行っている学力調査は、同じ時期に同じ内容で全部やっています。ですから、市全体の学力の調査、また今後教師がどのような形で子供たちへの学習支援をしていけばいいのかがわかります。各学校の分とはまたさらに内容が違ってきますので、個別なものだと思います。
 次に、市の入学時に対する祝い金って、こう言われましたが、それは先ほども言いました要保護、準要保護家庭についての支援等は法に基づいてやっておりますので、それ以外の法以外を外してやれということについてはちょっと困難かと思います。
○議長(藤田豊治) 再質問はありませんか。井谷幸恵議員。
○3番(井谷幸恵)(登壇) ありがとうございました。
 教育関係職員について、今回は学校司書と給食栄養士を取り上げました。職務の重要性や値打ちをよく認識されて、処遇改善をお願いします。
 学校司書は、中学校からも要求があるということで、全小中学校に配置するあるいは正規雇用するなど、前向きにお考えください。
 給食栄養士は、将来に生きてくる食育のプロとして重要な仕事だと思います。正規雇用を検討すべきと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。阿部教育長。
○教育長(阿部義澄)(登壇) 井谷議員さんの再質問にお答えいたします。
 学校図書館の支援員さんに取り組むというのも新居浜市が県下でも早く必要性を感じてやってきている状況だと思います。全てあればいいんでしょうが、なかなかいろんな他のことも準備しなければならないこともあり、一つ一つ段階的に進めていきたいと思ってます。それは、先ほど言いました給食調理員さんのことについても同様です。
○議長(藤田豊治) 再質問はありませんか。井谷幸恵議員。
○3番(井谷幸恵)(登壇) やはり、教育への姿勢が施策にあらわれると思います。高松市とか丸亀市では、全校に学校司書が配置されていると聞きました。進んだ他の自治体に見習う前向きの姿勢についてお聞かせください。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。阿部教育長。
○教育長(阿部義澄)(登壇) 井谷議員さんの再質問にお答えいたします。
 他市のことを参考にしてと言われました。参考にしてやっているつもりです。
○議長(藤田豊治) 再質問はありませんか。井谷幸恵議員。
○3番(井谷幸恵)(登壇) 新居浜市には10年も20年も正規職員を雇用しないままの職場があると聞きます。市長はチーム新居浜を強くプッシュされております。使い捨てのような労働条件をいつまでも押しつけるのは、チーム新居浜の理念とは相反するのではないでしょうか。雇用環境の改善を求めます。非正規雇用というのは、1年あるいは2年でやめてくださいの状態で働いてもらうわけですから、大変冷たいです。責任持って意欲的に働けるよう、温かい雇用環境に改善してくださるようお願いいたします。これで終わります。
○議長(藤田豊治) この際、暫時休憩いたします。
  午後 2時03分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
  午後 2時12分再開
○議長(藤田豊治) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 米谷和之議員。
○2番(米谷和之)(登壇) 無会派の米谷和之です。最後の質問が当たってしまいましたが、よろしくお願いいたします。
 では、通告に従い質問させていただきます。
 最初に、新居浜市人口ビジョン及び新居浜市総合戦略の策定についてですが、まずそれぞれの作成に当たられた職員と市民委員の方々の御努力に敬意を表させていただきます。
 さて、人口ビジョン及び総合戦略の最終案を拝見いたしましたが、率直に申し上げて、総花的で力強さ、ポイントに乏しいと感じました。その理由ですが、これまでも地方創生特別委員会等で繰り返し申し上げてきたことですが、施策を定めるに当たって、まず前提となるべき現状分析が決定的に不足しているためと私には思われてなりません。例えば人口ビジョンについてですが、人口の現状分析の中の合計特殊出生率の推移には、平成20年から平成24年には0.2改善し1.8と四国内で最も高い値となっていますと記載されていますが、その要因には、最終案全体を見渡しても、ほとんど触れられていません。あわせて、載せられているグラフからは、愛媛県全体の推移も本市とほぼ同じカーブを描いていることが読み取れます。特に、平成5年ごろから、本市が県内平均を大きく上回り、さらにその差は年々拡大していることが読み取れますが、これは着眼すべき大きな点であると思われますが、これらについても全く触れられていません。何よりこれまで市で取り組んできたさまざまな施策、小児救急の充実や医療費助成の拡大、各種子育て支援事業といったものがこの数字にどう関連しているのかあるいは直接的な要因にはなり得なかったのかなど、つまり結果の原因究明、分析、これまでの取り組みの成果、評価が十分に行われてないままではないでしょうか。これでどうして次の一手、重要施策として税金を集中投入していく施策を定めることができるでしょうか。今回、策定しようとしているのは、戦略です。戦略とは、みずからの弱みを知り、強みを生かしてどう戦い、生き残るかを大局的な立場から定めるべきものです。消滅可能性都市が取り沙汰される中、全国の自治体が全力を挙げて知恵を絞り、まさに生き残りのための方策を必死で探し求めています。本市の今後5年間の目標や施策の基本的方向、具体的な施策を示すため、言いかえれば、新居浜市が何を求め、どの方向に進むかを定めるためには、何より本市の特性や現状、つまり本市の強みや弱みを本市自身が徹底的に分析することが不可欠なのではないでしょうか。例えば、先日研修させていただいた富士吉田市では、若年人口が東京へ流出しているという実情を最も優先し、対処すべき課題として絞り込み、雇用の場の創出、出産・子育ての環境づくり、移住・定住など3つの重要項目の全てに若い世代をベースに置くという強い意志を持った計画、まさに戦略の策定に取り組んでおられました。人口ビジョン、総合戦略に書かれている方向性や施策の一つ一つをとれば、それぞれ重要な項目であることは否定いたしません。しかし、本市の現状を把握し、そこに至った原因や今なお抱える課題あるいは成果の分析が不十分なままの計画は、単なる思いつきの羅列でしかない可能性を大きくはらんでいると思われます。合計特殊出生率のほかにも同様のケースが多々見られますことから、冒頭に申し上げましたように、現状分析不足の思いを強くいたしました。このことにつきまして御所見をお願いいたします。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) 米谷議員さんの御質問にお答えいたします。
 新居浜市人口ビジョン及び新居浜市総合戦略の策定についてでございます。
 本市の実情や特性に応じた施策を推進するためには、本市の現状と課題を把握することが重要であるため、人口ビジョンの策定に当たりましては、国勢調査や人口動態統計、さらには国から提供される地域経済分析RESASなどから得られるデータについて、適切に分析を行っております。また、未就学児を持つ親などを対象としたアンケート調査を行い、その結果についても分析を行っております。例えば、本市の合計特殊出生率に関する現状分析では、平成20年から平成24年の数値で1.8と四国で最も高くなっていることについては、本市の女性の平均初婚年齢や未婚率が全国、愛媛県平均と比べ低くなっていることがその要因として挙げられているほか、昨年学研パブリッシングが実施した主婦が幸せに暮らせる街ランキングにおいて、全国813市のうち9位に選ばれておりますように、大型商業施設やスーパーの立地による生活の利便性や4つの総合病院があり、医療機関が充実していることなど、子育てのしやすい環境が整っていることも関係しているのではないかと考えております。この分析結果を踏まえ、総合戦略におきましては、さらなる出生率の向上に向け、若者の結婚を支援するための結婚サポーター制度の創設や子育て世帯の経済的負担を軽減する小中学生の医療費助成の充実などを新規事業として取り組むことといたしております。このように、本市人口ビジョンの策定に当たりましては、自然増減、社会増減などの人口の現状分析を適切に行った上で、本市が目指す将来の方向と人口の将来展望をお示しいたしております。さらに、この人口ビジョンを実現するため、本市の課題を抽出し、その解決に向けた方策を総合戦略に反映したところでございます。
○議長(藤田豊治) 米谷和之議員。
○2番(米谷和之)(登壇) 合計特殊出生率の分析は、十分に行っているとのお答えと伺いましたが、先ほどの内容では全く私は不十分と思います。私の受け取り方とは大きな開きがあるように思います。私は、これまでできる限り政策懇談会や地方創生有識者会議等を傍聴させていただきました。しかし、大変残念ながら、行政側と市民が、率直に町の未来を議論する場になっていると感じることはできませんでした。各団体から選出された委員さんが、それぞれの立場からの発言をされるのは、ある意味当然だと思います。ただ、事務局がその意見を団体の個別要望としてばらばらに捉え、個別に回答を行うといったやりとりが多々見受けられました。そして、本当にまちづくりのパートナーである市民とともに一つのことを議論し、つくり上げていこうといった行政側のひたむきな姿勢が伝わってくることは残念ながら余りありませんでした。
 ここで一つお伺いしたいのですが、今回の人口ビジョン、総合戦略案策定のための会議等の運営に当たり、各委員さんにはあらかじめどのような資料をお渡しし、どのようなやりとりを繰り返しながら、どんな点を協議していただいたのでしょうか、ここで確認させていただきたいと存じます。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。寺田企画部長。
○企画部長(寺田政則)(登壇) 米谷議員さんの再質問にお答えをいたします。
 今回の総合戦略の策定に当たりましては、まず庁内的にはプロジェクトチームをつくりまして、部局長以下職員に至るまで、まずは素案、皆さんに御議論していただくベースになるものをつくってまいりました。市民の皆様に御意見を聞く機関といたしましては、いわゆる政策懇談会、それから議会に設置をしていただいております地方創生特別委員会、それから外部の有識者から意見をお聞きする地方創生有識者会議、この3つの機関を協議の場として設定をいたしておりました。その方々にどういった資料をお配りして、どういった考え方でこの協議を進めていったのかということでございますが、米谷議員さんも御承知のように、政策懇談会、特別委員会におきましては、それまで庁内議論でいろいろと政策について今回の視点となった部分、それから総合戦略に盛り込むべき重点施策、こういったものについて資料を作成して事前にお配りをして、政策懇談会等で御意見をいただくというふうな手法をとってまいりました。ただ、御承知のように、大変タイトなスケジュールの中で作成をしたという状況でございますので、資料の作成をしながら協議をしていくという同時並行の形をとったということもございまして、各種会議においてその詳細な御説明が十分できなかったという事項も確かにございますが、我々としては、できる限り情報を提供した中で皆さんに御議論していただくという考え方で進めてまいりました。
○議長(藤田豊治) 米谷和之議員。
○2番(米谷和之)(登壇) 提言などをいただく前に、分析等をお願いする機会を特にとられてはなかったんではないかというふうなお答えというふうに受けとめました。今回の計画づくりにかかわられた職員の皆さんは、大きな責任を感じながら業務に当たられてきたことと思います。市民の皆さんの提言や要望に一つ一つ回答する、それも大変真面目で大切な対応であったと思います。それに加えて、私が申しておりますように、現状分析に取り組むことは、決して簡単なことではないということはもちろん私にも十分理解できます。しかし、だからこそ各分野で活動、活躍されている市民の皆さん方に協議に加わっていただくのではないでしょうか。何より大切なことは、まず現状やさまざまな行政情報をできる限り市民に提示し、それぞれの専門的な知識や経験をもとに、ともに現状分析に取り組むことだと思います。課題を抽出、共有した上で、立場の垣根を越えてその解決策の協議をお願いし、その実現に向けた要望や提言等を総合的に捉えた上で、行政マンとして培ってこられたであろう多くの知識や情報、庁内意見等も加味しながら計画案を作成する。そして、それを再度市民委員とともに練り上げ、絞り込み、最終案にまとめ上げる。こうした過程を経てでき上がった計画は、決して金太郎あめではないまさに新居浜市の総力を挙げた新居浜市だけの戦力になり得る、私はそう思います。さらに申し上げれば、行政と市民が新居浜の現状と課題をしっかり共有した上で、ともに課題解決策を模索し、新居浜市としての一つの計画をつくり上げていく過程を通じて生まれた信頼感は、後の事業執行に当たって官民の役割分担、連携した推進体制にきっとつながっていくに違いありません。つまり、市民と行政が互いの強みを生かし、弱みを補完し合い、それぞれの立場でともに課題の解決に当たる、このような市民と行政の連携のあり方が、皆さんもちろん御存じのこととは思いますが、これこそが協働なのではないでしょうか。この後お尋ねするCCRCの導入についても、今後市民参画の推進協議会を立ち上げ、基本構想策定を進めると伺っております。どうかこのCCRCを初め、今後のいろいろな協議会など、市行政と市民が腹を割った論議を尽くす協働の場となりますよう、そして今見直しを行っているまちづくりの最上位計画である長期総合計画においても、5年後の計画策定時に真の協働の成果としての新たな長期総合計画の策定を実現するための市職員の皆さんのチャレンジが今始まることを強く望むものであります。
 次に参ります。
 次に、CCRCの導入についてお尋ねいたします。
 新居浜市総合戦略の冒頭、4つのポイント、特徴の一つに、全国初の企業城下町版CCRCの導入が挙げられています。これは、当初から案にあったものではなく、私も11月2日の地方創生特別委員会で初めて説明を受けました。関係機関との協議を重ねてこられた結果、このタイミングで計画に加えることになったとのことでした。相手方もあることですので、一定の水面下での協議が必要であったことは理解できます。また、今後、推進協議会の設立、基本構想の策定に取り組むとのことですので、現段階ではその具体的な内容が未定というのもやむを得ないことと思います。ただ、今回の総合戦略は、今後5年間の本市の主要施策として位置づけられる大変重要なものであり、そこにまだ市民への説明等が決して十分とは言えない段階にもかかわらず、CCRCの導入がほぼ決定事項となっているわけです。つきましては、その事業の推進やその成果に市長はかなりの確信をお持ちなのではと拝察いたしますが、全国初の企業城下町版CCRCを掲げ、本市の総合戦略のいわゆる目玉として取り組もうとしている市長のお考え、強い思いをぜひ伺いたいと存じます。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) CCRCの導入についてお答えをいたします。
 年内の策定を予定しております本市の総合戦略は、人口減少問題を克服し、今後も地域の活力を維持していくための具体策を取りまとめたものであり、ものづくり産業の振興や子育て支援の充実とともに、移住、定住の促進を主要な施策と位置づけており、これまでに実施してまいりました子育て世代をターゲットとした移住促進施策等に加え、今後はさらに幅広い世代の本市への移住を促進する必要があると考えております。このようなことから、総合戦略の策定に当たり、地方創生有識者会議での意見や先進的な自治体での取り組み状況、国の方針等を踏まえ、調査、検討を進めてまいりましたのが、首都圏等に住む健康で活動的な高齢者の地方移住を促進するためのCCRCの導入であり、本市の総合戦略において、重点事業として位置づけております。CCRCの導入により想定される効果といたしましては、移住者の本市での消費活動等による経済波及効果や移住者をターゲットとした新たな産業や雇用の創出が期待されること、また移住者がこれまでの勤務経験等により培ってこられた知識や人脈等を、本市での就労や地域貢献活動に生かし活躍していただくことにより、産業振興や地域活性化面での貢献も期待できると考えております。今後のCCRCの導入に向けましたスケジュールや事業実施体制につきましては、来年度に設置を予定しております関係機関や有識者により構成する仮称ではございますが新居浜市CCRC推進協議会において、国の有識者会議での検討結果等を踏まえた協議を行い、新居浜市版CCRC基本構想を取りまとめる中で決定したいと考えております。いずれにいたしましても、CCRCの導入に当たりましては、事業実施主体を初めとする関係機関の御理解、御協力が不可欠でありますことから、関係機関との連携、協力体制の構築に努め、住友グループ企業の企業城下町という本市の地域特性を生かした魅力的なCCRCの実現に向け取り組んでまいります。
○議長(藤田豊治) 米谷和之議員。
○2番(米谷和之)(登壇) 内閣官房まち・ひと・しごと創生本部が、3月から4月にかけて実施した調査によりますと、日本版CCRC関連の取り組みを推進する意向があるとした自治体は、全国で202自治体、うち75の自治体は、それぞれの総合戦略に織り込む予定とのことで、全国でCCRC導入の取り組みが始まっていることがうかがえます。本市の総合戦略では、CCRCとは、首都圏に住む高齢者が、みずからの希望に応じて地方に移り住み、地域社会において健康でアクティブな生活を送るとともに、医療介護が必要なときには、継続的なケアを受けることができるような地域づくりと説明されています。しかし、考えてみれば、このような地域づくりは、改めて言われるまでもなく、移住者に限らず、市民の誰もが望むことであり、行政がその実現を目指しているものではないでしょうか。例えば、本市の地域包括支援センターの案内にも、高齢者が住みなれた地域で安心してその人らしい生活を続けていくことができるように、介護、福祉、医療など総合的に支援しますとあり、目指すものは、大きな部分で重なり合っています。移住者に対する経済波及効果などを期待されているように先ほどお伺いしましたが、総合戦略に位置づけ、重点的に推進を図るに当たっては、そのエリアだけで終わる事業ではなく、本市の高齢化に対するモデルケースとして、本市全体の高齢者ケアの推進に大きな役割を果たすものになることを心から望むものであります。
 次に参ります。
 次に、新居浜市商業振興センターについてお伺いします。
 新居浜市商業振興センター銅夢にいはまは、中心商店街の活性化を目的に平成9年にオープンし、商工会議所による管理運営、指定管理を経て、現在は新居浜商店街連盟が指定管理者となって運営されています。貸し館という施設形態や老朽化の問題もあり、当時既に利用が減少していた本施設を利用料金制の指定管理で引き受けることは、商店街連盟にとって決して楽な選択ではなかったことでしょう。しかしながら、あえて指定管理者の公募に手を挙げた背景には、公共施設であるこの商業振興センターを目的どおり商店街活性化の中核施設として機能させたい。そのためには、今後のあり方を施設設置者である市と自分たち、エリア当事者である商店街連盟が、対等かつ責任を持ってともに検討していきたいという大きな決意があった、そのように伺っております。実際、商店街連盟が指定管理者となって以降、その民間感覚を生かした利用促進や経費削減といった厳しい経営努力により利用減少に歯どめがかけられました。その一方で、商店街連盟では、商業振興センターを現在の商店街に不足している生鮮品、それもブティックや呉服、貴金属店等が多いという特徴の本市商店街にふさわしく、また近隣の市場との差別化を図るためにも、安いだけでなく、おいしさと食の安心、安全を重視した付加価値を持つ生鮮品を取り扱う市場機能を備えた施設として機能させたい。農業、漁業といった第1次産業のプロと販売のプロである自分たち、第3次産業従事者がコラボをした新居浜オリジナルの市場実現に向けた計画検討をお願いしたいと書かれてあり、指定管理応募の際の申請書ほか、折に触れて一貫してその働きかけを市に対して行うとともに、イベント時にはこの方向性に賛同し、商店街エリアの活性化をともに願う大きな団体と協力して、市場のモデル事業を施行し、また一昨年には商工会議所が事務所となって、エリア再開発についての協議会を市、商店街連盟の3者で立ち上げ、検討を続けておられることは御存じのとおりです。
 これらの経過を踏まえてお伺いいたします。
 地元商店街の方たちが、みずからの覚悟を持ってエリア再生のために要望され続けている商業振興センター銅夢にいはまの現在の貸し館機能の見直し、具体的には、生鮮品を扱う市場として機能させていきたいとの意見に対して、市は施設設置者としてどんなお考えをお持ちなのでしょうか、お伺いいたします。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。寺村経済部長。
○経済部長(寺村伸治)(登壇) 新居浜市商業振興センターについてお答えいたします。
 中心商店街の活性化に向けた取り組みにつきましては、平成26年度から新居浜商店街連盟、新居浜商工会議所、新居浜市の3者で新居浜市まちづくり協議会を組織し、新居浜市商業振興センターの有効活用策として食市場化の可能性について協議を行ってまいりました。また、昨年9月からは、新居浜商工会議所が実施主体となりまして、国の中心市街地活性化事業補助金を活用し、食市場ニーズ調査やマーケティング調査等の基礎調査を行うとともに、複数の先進的な取り組み事例を研究するなど、課題や問題点の整理を行ってまいりました。さらに、今年度からは、中小企業基盤整備機構の中心市街地サポートマネジャーの協力をいただきながら、運営組織の立ち上げ法や運営方法など食市場化事業の具体化に向けての検討も行っております。今後につきましては、今月中に中心市街地活性化事業の調査報告書がまとまりますことから、この結果を踏まえて、食市場化する場合の実施主体や実施時期、さらにはその規模といった具体的な事項が決定されるものと思っております。市といたしましては、食市場化する際には、施設の設置条例等の整備やハード、ソフトを含めたサポートが必要になる場合もあるのではないかと考えております。いずれにいたしましても、中心商店街の活性化に向けて主体となって取り組まれる商店街連盟に対し、新居浜市商業振興センターが、その核として有効的に活用していただけるよう、必要な支援を行ってまいります。
○議長(藤田豊治) 再質問はありませんか。米谷和之議員。
○2番(米谷和之)(登壇) ありがとうございます。商店街連盟の意向に沿った前向きなお答えというふうに受け取らせていただきました。本市の昭和通り、登り道といったエリアは、住友の歴史とともに歩んだ本市の隆盛発展の中心地としてにぎわった過去を持ち、多くの市民にとって、また遠く郷里を離れた方々の郷愁のよりどころとしても大切なエリアです。高齢化社会の進行に伴うコンパクトシティーの構築といった視点からも、人と人が触れ合う拠点としての商店街の再生が注目を集めています。また、さきに質問させていただいたCCRCを推進する上でも、魅力ある商店街の存在は大きなポイントになるのではないでしょうか。商店主の側におかれては、みずからもリスクを背負った上での責任ある取り組みが必要との思いから、銅夢にいはまの生鮮市場への機能転換が決定した折にすぐ対応できるよう、運営母体となる会社設立に向けた出資活動を始められたようにも伺っております。商店街の活性化は、全国的にも困難な課題でありますが、本市においても、もうこれ以上検討していくといった回答での結論の先延ばしは許されない状況であり、公益的な視点を持って、地元意見が集約されかけている今こそが、長期総合計画に掲げる商店街活性化に向けた具体的な取り組みに市側も踏み切る絶好のタイミングではないかと思います。御英断をよろしくお願いいたします。
 以上で私の質問を終わらせていただきます。
○議長(藤田豊治) これにて一般質問を終結いたします。
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  日程第3 報告第30号、報告第31号
○議長(藤田豊治) 次に、日程第3、報告第30号及び報告第31号の2件を一括議題といたします。
 説明を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) ただいま上程されました報告第30号及び報告第31号につきまして御説明申し上げます。
 報告第30号及び報告第31号につきましては、いずれも和解に係る専決処分の報告についてでございまして、市営住宅滞納家賃の支払い等について、相手方である入居者及び連帯保証人と和解をするため、平成27年11月6日及び12月3日にそれぞれ専決処分をいたしましたので、報告するものでございます。
 なお、詳細につきましては、担当部長から補足説明いたします。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(藤田豊治) 補足説明を求めます。原建設部長。
○建設部長(原一之)(登壇) 報告第30号及び報告第31号につきまして補足を申し上げます。
 報告第30号及び報告第31号、専決処分の報告につきましては、いずれも和解についてでございます。
 議案書の1ページから6ページまでをお目通しください。
 平成27年9月7日、市営住宅の長期家賃滞納者である入居者等11人及び連帯保証人10人を被告として、市営住宅明渡等請求の訴えを提起しておりましたが、このうち入居者1人につきまして、相手方から滞納家賃等を全額一括で支払うことを条件に賃貸借契約を従来どおり継続させてほしいとの申し出がございました。また、連帯保証人1人につきまして、相手方から滞納家賃等を全額一括で支払うことを条件に訴えを取り下げ、連帯保証債務を免除してほしいとの申し出がございました。この申し出に基づき、訴訟代理人と協議いたしました結果、住宅の明け渡し及び滞納家賃等の全額支払いという市の基本的な意向のうち、滞納家賃等の全額支払いという最低限の意向が確保されましたことから、当該訴訟を取り下げることを含めて相手方といわゆる裁判外の和解をするため、平成27年11月6日及び12月3日にそれぞれ専決処分をいたしましたので、報告するものでございます。
 なお、報告第30号の件につきましては、和解条項について相手方の履行がなかったため、訴訟継続となり、12月15日に判決が言い渡されます。また、報告第31号の件につきましては、相手方から滞納家賃と督促手数料等がそれぞれ支払われ、和解条項が履行されましたので、平成27年12月8日に連帯保証人1人に対する訴訟を取り下げております。
 以上で補足を終わります。
○議長(藤田豊治) これより質疑に入ります。
 報告第30号及び報告第31号の2件に対して質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田豊治) 質疑なしと認めます。
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  日程第4 議案第98号
○議長(藤田豊治) 次に、日程第4、議案第98号を議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) ただいま上程されました議案第98号につきまして提案理由の説明を申し上げます。
 議案第98号、新居浜市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、地方公務員法及び地方独立行政法人法の一部を改正する法律の施行に伴う人事評価制度の見直しにより、勤勉手当の支給要件の変更を行うため、本案を提出いたしました。
 なお、詳細につきましては、担当部長から補足説明をいたします。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(藤田豊治) 補足説明を求めます。藤田総務部長。
○総務部長(藤田佳之)(登壇) 議案第98号、新居浜市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定につきまして補足を申し上げます。
 議案書の7ページ及び参考資料の1ページをお開きください。
 本議案は、地方公務員法及び地方独立行政法人法の一部を改正する法律の施行に伴う人事評価制度の見直しにより、勤勉手当の支給要件につきまして、6月1日及び12月1日の基準日にそれぞれ在職する職員に対し、基準日以前6カ月以内の期間におけるその者の勤務成績に応じて支給するとしていたものを、基準日以前における直近の人事評価の結果及び基準日以前6カ月以内の期間における勤務の状況に応じて支給するよう改めようとするものでございます。
 なお、この条例は、平成28年4月1日から施行したいと考えております。
 以上で補足を終わります。
○議長(藤田豊治) これより質疑に入ります。
 議案第98号に対して質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田豊治) 質疑なしと認めます。
 議案第98号は、議事日程に記載のとおり、企画総務委員会に付託いたします。
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  日程第5 議案第99号~議案第104号
○議長(藤田豊治) 次に、日程第5、議案第99号から議案第104号までの6件を一括議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) ただいま上程されました議案第99号から議案第104号までの6件につきまして一括して提案理由の説明を申し上げます。
 まず、議案第99号、平成27年度新居浜市一般会計補正予算(第6号)につきましては、人事異動等に伴う人件費につきまして予算措置いたすものでございます。
 次に、議案第100号、平成27年度新居浜市渡海船事業特別会計補正予算(第1号)、議案第101号、平成27年度新居浜市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)、議案第102号、平成27年度新居浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)、議案第103号、平成27年度新居浜市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)及び議案第104号、平成27年度新居浜市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、いずれも人事異動に伴う人件費につきまして予算措置いたすものでございます。
 なお、詳細につきましては、担当部長から補足説明いたします。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(藤田豊治) 補足説明を求めます。寺田企画部長。
○企画部長(寺田政則)(登壇) 議案第99号から議案第104号までの予算議案につきまして一括して補足を申し上げます。
 まず、議案第99号、平成27年度新居浜市一般会計補正予算(第6号)についてでございます。
 補正予算書の1ページをお開きください。
 今回の補正予算は5,295万3,000円を減額し、補正後の予算総額を歳入歳出それぞれ497億9,101万円といたすものでございます。これを前年度同期と比較いたしますと、15億9,069万2,000円、3.3%の増となっております。
 内容といたしましては、人事異動等に伴う人件費につきまして予算措置をいたすものでございます。
 2ページをお開きください。
 第1表歳入歳出予算補正のうち、歳入といたしまして、第18款繰入金5,295万3,000円を減額し、3ページから4ページまでの歳出について追加、減額をいたすものでございます。
 次に、特別会計補正予算についてでございます。
 5ページをごらんください。
 議案第100号、平成27年度新居浜市渡海船事業特別会計補正予算(第1号)についてでございます。
 今回の補正予算は、人事異動に伴う人件費について予算措置いたすもので、204万6,000円を減額し、補正後の予算総額を歳入歳出それぞれ1億9,788万7,000円といたすものでございます。これを前年度同期と比較いたしますと、1,706万3,000円、7.9%の減となっております。
 内容につきましては、6ページをお開きください。
 歳入につきましては、第5款繰入金204万6,000円を減額いたすものでございます。
 次に、7ページをごらんください。
 歳出につきましては、第1款総務費204万6,000円を減額いたしております。
 次に、8ページをお開きください。
 議案第101号、平成27年度新居浜市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)についてでございます。
 今回の補正予算は、人事異動に伴う人件費について予算措置いたすもので、616万4,000円を減額し、補正後の予算総額を歳入歳出それぞれ57億2,351万1,000円といたすものでございます。これを前年度同期と比較いたしますと4,929万2,000円、0.9%の増となっております。
 内容につきましては、9ページをごらんください。
 歳入につきましては、第4款繰入金616万4,000円を減額するものでございます。
 次に、10ページをお開きください。
 歳出につきましては、第1款総務費41万5,000円、第3款管理費574万9,000円をそれぞれ減額いたしております。
 11ページをごらんください。
 議案第102号、平成27年度新居浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)についてでございます。
 今回の補正予算は、人事異動に伴う人件費について予算措置いたすもので、324万円を減額し、補正後の予算総額を歳入歳出それぞれ152億8,171万6,000円といたすものでございます。これを前年度同期と比較いたしますと、14億2,205万4,000円、10.3%の増となっております。
 内容につきましては、12ページをお開きください。
 歳入につきましては、第8款繰入金324万円を減額するものでございます。
 13ページをごらんください。
 歳出につきましては、第1款総務費324万円を減額いたしております。
 次に14ページをお開きください。
 議案第103号、平成27年度新居浜市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)についてでございます。
 今回の補正予算は、人事異動に伴う人件費について予算措置いたすもので、528万7,000円を減額し、歳入歳出それぞれ133億4,605万5,000円といたすものでございます。これを前年度同期と比較いたしますと、1億9,757万2,000円、1.5%の減となっております。
 内容につきましては、15ページをごらんください。
 歳入につきましては、第1款保険料76万6,000円、第3款国庫支出金135万8,000円、第5款県支出金67万9,000円をそれぞれ追加し、第6款繰入金809万円を減額いたしております。
 16ページをお開きください。
 歳出につきましては、第1款総務費876万9,000円を減額し、第4款地域支援事業費348万2,000円を増額いたしております。
 次に、17ページをごらんください。
 議案第104号、平成27年度新居浜市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)についてでございます。
 今回の補正予算は、人事異動に伴う人件費について予算措置いたすもので、692万7,000円を追加し、補正後の予算総額を歳入歳出それぞれ15億8,813万5,000円といたすものでございます。これを前年度同期と比較いたしますと、2,466万1,000円、1.5%の減となっております。
 内容につきましては、18ページをお開きください。
 歳入につきましては、第3款繰入金692万7,000円を減額いたしております。
 19ページをごらんください。
 歳出につきましては、第1款総務費692万7,000円を減額いたしております。
 以上で補足を終わります。
○議長(藤田豊治) これより質疑に入ります。
 議案第99号から議案第104号までの6件に対して質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田豊治) 質疑なしと認めます。
 議案第99号から議案第104号までの6件は、いずれも議事日程に記載のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
 以上で本日の日程は全部終了いたしました。
 お諮りいたします。議事の都合により、12月11日から12月16日までの6日間、休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田豊治) 御異議なしと認めます。よって、12月11日から12月16日までの6日間、休会することに決しました。
 12月17日は午前10時から会議を開きます。
 本日はこれにて散会いたします。
  午後 3時01分散会