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令和2年第4回新居浜市議会定例会会議録 第5号

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令和2年9月17日 (木曜日)
  議事日程 第5号
第1 会議録署名議員の指名
第2 議案第63号 工事請負契約について
            (企画教育委員長報告)
    議案第64号 工事請負契約について
            (同上)
    議案第68号 新居浜市支所設置条例及び新居浜市別子山地域バス運行条例の一部を改正する条例の制定について
            (経済建設委員長報告)
    議案第69号 新居浜市地方活力向上地域における固定資産税の特例措置に関する条例の一部を改正する条例の制定について
            (企画教育委員長報告)
    議案第70号 新居浜市歯科衛生士修学資金貸付条例の制定について
            (市民福祉委員長報告)
    議案第71号 新居浜市農業近代化資金及び漁業近代化資金の利子補給に関する条例の一部を改正する条例の制定について
            (経済建設委員長報告)
    議案第72号 令和2年度新居浜市一般会計補正予算(第6号)
            (各常任委員長報告)
    議案第73号 令和2年度新居浜市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)
            (市民福祉委員長報告)
    議案第74号 財産の取得について
            (企画教育委員長報告)
    議案第75号 工事請負契約について
            (同上)
    議案第76号 令和2年度新居浜市一般会計補正予算(第7号)
            (各常任委員長報告)
第3 請願第3号 国の責任による20人学級を展望した少人数学級の前進を求める意見書の提出方について
            (企画教育委員長報告)
    請願第4号 学校給食の自校方式と学校農園による食育について
            (同上)
    請願第5号 学校給食センターの提供食数と施設数について
            (同上)
    請願第6号 新居浜市学校給食の自校方式検討について
            (同上)
    請願第7号 学校給食7,100食のセンターを中止し、今の自校方式を守ることについて
            (同上)
    請願第8号 市学校給食の自校方式を堅持することについて
            (同上)
    請願第9号 給食センター大型化に反対し、自校方式を守ることについて
            (同上)
    陳情第1号 新居浜市学校給食施設整備基本計画の中止について
            (同上)
第4 委員会の閉会中の継続審査
第5 議員の派遣
第6 議会議案第3号 新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書の提出について
            (委員会付託省略)
――――――――――――――――――――――
  本日の会議に付した事件
日程第1 会議録署名議員の指名
日程第2 議案第63号、議案第64号、議案第68号~議案第76号
日程第3 請願第3号~請願第9号、陳情第1号
日程第4 委員会の閉会中の継続審査
日程第5 議員の派遣
諮問第2号
日程第6 議会議案第3号
――――――――――――――――――――――
  出席議員(26名)     
 1番    小野 志保
 2番    片平 恵美
 3番    合田 晋一郎
 4番    白川 誉
 5番    伊藤 嘉秀
 6番    越智 克範
 7番    井谷 幸恵
 8番    神野 恭多
 9番    米谷 和之
 10番   篠原 茂
 11番   河内 優子
 12番   黒田 真徳
 13番   高塚 広義
 14番   藤田 誠一
 15番   田窪 秀道
 16番   小野 辰夫
 17番   永易 英寿
 18番   伊藤 謙司
 19番   藤原 雅彦
 20番   大條 雅久
 21番   藤田 豊治
 22番   藤田 幸正
 23番   伊藤 優子
 24番   仙波 憲一
 25番   近藤 司
 26番   山本 健十郎
――――――――――――――――――――――
  欠席議員
 なし
――――――――――――――――――――――
  説明のため出席した者
 市長             石川 勝行
 副市長            寺田 政則
 副市長            加藤 龍彦  
 企画部長           亀井 利行
 総務部長           赤尾 禎司
 福祉部長           藤田 憲明
 危機管理統括部長       庄司 誠一
 市民環境部長         原  正夫
 経済部長           河端 晋治
 建設部長           高須賀 健二
 消防長            毛利  弘
 上下水道局長         秋月  剛
 教育長            高橋 良光
 教育委員会事務局長      加藤 京子
 監査委員           寺村 伸治
――――――――――――――――――――――
  議会事務局職員出席者
 事務局長           岡田 公央
 事務局次長          飯尾 誠二
 議事課副課長         尾藤 秀行
 議事課副課長         美濃 有紀
 議事課調査係長        神野 瑠美
 議事課議事係長        和田 雄介
 議事課主任          村上 佳史
―――――――――― ◇ ――――――――――
  午前10時00分開議   
○議長(永易英寿) これより本日の会議を開きます。
本日の議事日程につきましては、お手元に配付の議事日程第5号のとおりでありますが、日程第3号終了後、議員全員協議会も予定いたしております。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(永易英寿) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、議長において小野辰夫議員及び伊藤謙司議員を指名いたします。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第2 議案第63号、議案第64号、議案第68号~議案第76号
○議長(永易英寿) 次に、日程第2、議案第63号、議案第64号及び議案第68号から議案第76号までの11件を一括議題といたします。
以上の11件に関し、各常任委員長の報告を求めます。まず、藤田企画教育委員長。
○14番(藤田誠一)(登壇) ただいまから企画教育委員会の報告をいたします。
本委員会は9月14日に委員会を開催いたしました。本委員会に付託されました議案第63号、議案第64号、議案第69号、議案第72号及び議案第74号から議案第76号までの7件につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
まず、議案第63号、工事請負契約について御報告申し上げます。
本案は、令和2年度清掃センター法定点検整備工事の請負契約についてであります。
本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、質疑応答を行い審査いたしました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第63号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第64号、工事請負契約について御報告申し上げます。
本案は、東田団地1号棟新築建築工事の請負契約についてであります。
本案について質疑の概要を申し上げます。
財源内訳はとの質疑に対し、本事業では1号棟が約12億円、2号棟が約16億円、外構解体その他が約3億円で総事業費約31億円を予定しており、国庫補助金が2分の1、残りが起債であるとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第64号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第69号、新居浜市地方活力向上地域における固定資産税の特例措置に関する条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、質疑応答を行い審査いたしました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第69号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第72号について御報告申し上げます。
議案第72号、令和2年度新居浜市一般会計補正予算(第6号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳入全部、歳出、第2款総務費、第1項総務管理費、5目企画費、第10款教育費、第2表繰越明許費、第3表債務負担行為補正追加及び第4表地方債補正変更であります。
本案について質疑の概要を申し上げます。
学校給食センター建設推進費に関して、デザインビルドと一般競争入札の違いはとの質疑に対し、通常一般競争入札でまず設計業者を決定し、その後施工業者を決定するが、今回のデザインビルド方式ではそれらを一体化して行うことになり、プロポーザル方式による公募を行って決定するとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第72号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第74号、財産の取得について御報告申し上げます。
本案は、教育用タブレット端末付属品一式を取得しようとするものであります。
本案について質疑の概要を申し上げます。
何セット購入予定かとの質疑に対し、iPad用の予備充電器3,076個、ケース6,650個、キーボード2,548台、タッチペン6,650本、Chromebook用予備充電器3,039個を購入予定であるとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第74号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第75号、工事請負契約について御報告申し上げます。
本案は、最終処分場延命化対策工事の請負契約についてであります。
本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、質疑応答を行い審査いたしました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第75号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第76号について御報告申し上げます。
議案第76号、令和2年度新居浜市一般会計補正予算(第7号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳入全部、歳出、第2款総務費、第1項総務管理費及び第10款教育費であります。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、Uターン促進事業費に関して、どのような方がターゲットか、またどのように広報するのかとの質疑に対し、関東・関西圏の新居浜市出身者でUターンを希望している方が5割を超えているという調査結果もあるため、そういう方をターゲットに考えている。広報については、マスコミ等を活用した関東・関西圏での本市の紹介番組の制作やフェイスブック、ツイッターなどのSNSに広告を出すことを考えているとの答弁がありました。
次に、見守りシステム検証事業費に関して、何かを配付するのかとの質疑に対し、希望する高齢者と小学校1年生の全生徒を対象に考えており、高齢者にはGPS、小学生にはタグを配付する予定である。タグを検知する基地局を学校周辺に設置し、近くのタグを感知するようなシステムを考えているとの答弁がありました。
次に、小中学校感染症対策整備事業費に関して、カメラ型サーモグラフィーを全ての学校に配置するようだが、どういったものなのか、また登校後、運動後の児童生徒の体温は高く出ると思うが、実用性については検証したのかとの質疑に対し、カメラとパソコン、モニター画面が備わっている機器の設置を予定している。また、児童生徒については、家庭で毎朝検温等をしているため、例えば体育館などでの行事の際にセンサーを設置し、一般の方のチェックに使うことなどを想定しており、最終的には各学校の判断で活用してほしいと考えているとの答弁がありました。
次に、オンラインあかがねマラソン大会開催事業費に関して、どういった内容かとの質疑に対し、これまでと同様にランネットを通じてエントリーをし、各自で設定した期間内にスマートフォン等を計測器として利用し、あかがねマラソンと同じ距離を走るという形のマラソンで、完走者には完走証を発行する予定であるとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第76号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で企画教育委員会の報告を終わります。
○議長(永易英寿) 次に、小野市民福祉委員長。
○16番(小野辰夫)(登壇) ただいまから市民福祉委員会の報告をいたします。
本委員会は9月11日に委員会を開催いたしました。本委員会に付託されました議案第70号、議案第72号、議案第73号及び議案第76号の4件につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
まず、議案第70号、新居浜市歯科衛生士修学資金貸付条例の制定について御報告申し上げます。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、貸付けの対象者5人はどのようにして決めるのかとの質疑に対し、申込みが5人以内の場合は書面審査で決定する。5人を超えるような場合は、書面審査に加え、副市長、福祉部長、保健センター所長を審査委員として面接を行い、新居浜市歯科医師会長にも意見を求め、決定することとしているとの答弁がありました。
次に、第9条第1項第3号のやむを得ない理由について、結婚、出産に係る休暇も想定しているかとの質疑に対し、婚姻、出産に係る準備、その他市長が特別な理由があると認める場合を考えているとの答弁がありました。
質疑終了後、本案に関し討論に付したところ、本市が先行して貸付事業を実施することになるが、今後西条・四国中央市に働きかけること、また歯科医師会と一緒になって進めることを要望して賛成するとの意見が述べられました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第70号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第72号について御報告申し上げます。
議案第72号、令和2年度新居浜市一般会計補正予算(第6号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳出、第2款総務費、ただし第1項総務管理費、5目企画費を除く、第3款民生費及び第4款衛生費であります。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、防災行政無線整備事業費に関して、昨年度と比べて台数は少ないのに予算が多くなっている理由はとの質疑に対し、今回配布する区域はFMラジオの電波が入りにくい地域であるため、外部アンテナをつけて補完する必要があり、予算が多くなったとの答弁がありました。
次に、住民票等コンビニ交付推進事業費に関して、事業内容はとの質疑に対し、マイナンバーカードを持っている人であれば、全国のコンビニやイオンなどのマルチコピー機を置いている約5万5,000か所で住民票や印鑑証明が交付できるというものであるとの答弁がありました。
次に、児童養護施設整備事業に関して、今後社会福祉法人に施設運営を任せることになるが、運営に支障が出た場合にどのような対応を考えているのか、運営に対する指導はどのような形で行うのかとの質疑に対し、来年1年間、市から保育士2人を派遣する等の人的補助を行うと同時に運営に対する相談対応を継続していきたい。また、指導は県が行うが、市としても支援していきたいとの答弁がありました。
次に、自転車のまちづくり推進事業費に関して、今後の事業の継続性はとの質疑に対し、申請者に対するアンケートの集計結果や成果等も含めて検証した上で、基本的には継続していきたいとの答弁がありました。
質疑終了後、本案に関し討論に付したところ、東新学園については、これからも子供たちに寄り添う施設になるように市も見守っていただくことを要望して賛成するとの意見が述べられました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第72号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第73号、令和2年度新居浜市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)について御報告申し上げます。
本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、審査いたしました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第73号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第76号について御報告申し上げます。
議案第76号、令和2年度新居浜市一般会計補正予算(第7号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳出、第2款総務費、第3項戸籍住民基本台帳費及び第4款衛生費であります。
本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、質疑応答を行い審査いたしました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第76号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で市民福祉委員会の報告を終わります。
○議長(永易英寿) 次に、大條経済建設委員長。
○20番(大條雅久)(登壇) ただいまから経済建設委員会の報告をいたします。
本委員会は9月11日に委員会を開催いたしました。本委員会に付託されました議案第68号、議案第71号、議案第72号及び議案第76号の4件につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
まず、議案第68号、新居浜市支所設置条例及び新居浜市別子山地域バス運行条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、審査いたしました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第68号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第71号、新居浜市農業近代化資金及び漁業近代化資金の利子補給に関する条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
本案について質疑の概要を申し上げます。
近代化資金の利子補給の実績はとの質疑に対し、農業近代化資金ではトラクター等の農業機械の購入などで11人が、漁業近代化資金では漁船の機関換装及びプロペラ装置の購入で1人が利用している。また、昨年耐用年数を過ぎた中古漁船の購入など県の共同化資金に対する市の利子補給の要望があったことから、今回条例に追加したとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第71号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第72号について御報告申し上げます。
議案第72号、令和2年度新居浜市一般会計補正予算(第6号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳出、第6款農林水産業費及び第7款商工費であります。
本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、質疑応答を行い審査いたしました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第72号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第76号について御報告申し上げます。
議案第76号、令和2年度新居浜市一般会計補正予算(第7号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳出、第5款労働費、第6款農林水産業費、第7款商工費及び第8款土木費であります。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、野菜生産販売体制応援事業費に関して、種苗購入費の対象となる希少品種野菜の種類は、また実施方法はとの質疑に対し、希少品種野菜はズッキーニやパプリカ、そうめんカボチャなど数百種類の品種がある。本事業では、市内で産直市を開設または開設予定の運営事業者に補助金を交付し、産直市の運営事業者が委託販売契約を締結した農家に希少品種野菜などの種苗代の支払い等の支援を行うとの答弁がありました。
次に、予算の積算根拠はとの質疑に対し、現在産直市を開設している農協やスーパー、また開設予定の事業者のニーズ把握を行った結果、対象を産直市の新規開設が見込める3事業者を含めた10事業者と想定し、積算したとの答弁がありました。
次に、別子木材センター販路開拓支援事業費に関して、どのような事業内容か、またどのようなコンサルタント会社を考えているのかとの質疑に対し、本事業は、さくらひめなどの農業部門も含めた別子木材センターの中長期計画策定に関して、別子木材センターが一部業務を外部コンサルタント会社に委託し、財務状況などの現状分析や設備投資可能性及び販売戦略の策定調査を実施するものである。コンサルタント会社については検討中で、基本的には林材業や木材加工業などに精通しているアドバイザーなどを取り入れられる会社を考えていると聞いているとの答弁がありました。
次に、サテライトオフィス等誘致支援事業費に関して、どのように事業を実施するのか、また事業者から問合せはあるのかとの質疑に対し、市内に新たなサテライトオフィスを整備する事業者向けと市内のサテライトオフィスに入居する市外事業者向けの2つの補助メニューを考えており、それぞれ1,000万円を上限にサテライトオフィス設置のための内装工事費や備品購入費などを補助対象とすることを検討している。また、事業者からの問合せについては、市内外から具体的なものが幾つかあったとの答弁がありました。
次に、大島サイクリングロード環境整備事業費に関して、具体的な事業内容はとの質疑に対し、本事業は、既設道路の側溝や路面に堆積している土砂の撤去と道路の通行に支障となっている雑木や雑草などの伐採処分を行うもので、土砂の撤去は土砂が特に堆積している大島の北側及び西側のおおむね4.4キロメートル区間を、伐採は全線5.7キロメートルの広い範囲を予定しているとの答弁がありました。
次に、エッセンシャルワーカー応援ライトアップ事業に関して、どのように煙突山をライトアップするのかとの質疑に対し、煙突山の頂上からライトを当て煙突を浮かび上がらせるようにライトアップを行う。点灯する時間帯や色についてプログラムによる制御が可能であり、1年を通じて利用できるものであるとの答弁がありました。
質疑終了後、本案に関し討論に付したところ、別子木材センター販路開拓支援事業費について、別子木材センターは経営的に非常に苦しくなってきていることも踏まえ、新規事業も含めた中長期的な経営戦略を立て、販路拡大と別子山地域の活性化に努めてもらうことを要望して賛成する。
コロナ禍でもあり、業務委託や補助金を支出する場合は、市内の業者やフリーランス等の活用を考慮することを要望して賛成するとの意見が述べられました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第76号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で経済建設委員会の報告を終わります。
○議長(永易英寿) これより質疑に入ります。
ただいまの各常任委員長の報告に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(永易英寿) 質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。片平恵美議員。
○2番(片平恵美)(登壇) 日本共産党の片平恵美です。
議案第72号、令和2年度新居浜市一般会計補正予算(第6号)について反対の立場から討論します。
第10款教育費の学校給食センター建設推進費は、(仮称)西部学校給食センターの設計・施工一括発注方式での発注に当たり、要求水準書や審査基準書の作成などの発注支援業務を外部委託するための予算で、2,310万円が計上されています。
そもそも私たち日本共産党は学校給食の自校方式は守られるべきという立場です。
五感で学ぶ食育、アレルギー対策、栄養士さんがいる安心、調理員さんとの触れ合い、どれを取っても共同調理場方式は自校方式にはかないません。ましてや、7,100食もの巨大施設で自校方式のよさが担保されるとは考えられません。
今議会での小野志保議員の一般質問にもありましたが、市民に周知もされていない。パブリックコメントでは、通常の100倍にも当たる242名5団体から意見が出されたにもかかわらず、その声は無視され、計画は微動だにしない。市民の意見を聞かない。このことからも今回の計画変更には反対ですし、そのための予算にも反対いたします。さらに、給食は子供たちの健康の保持、増進を目的とするものであることから、どのような施設でどのように調理するかについては市は責任を負わなければなりません。市にその能力があるにもかかわらず、令和5年供用開始に間に合わせるために外部にアドバイザーを求め、そのために2,310万円もの予算が必要というのは拙速過ぎ、市民の理解は得られません。
以上のことから、本補正予算には反対いたします。
○議長(永易英寿) 伊藤優子議員。
○23番(伊藤優子)(登壇) 自民クラブの伊藤優子でございます。
議案第72号、令和2年度新居浜市一般会計補正予算(第6号)について賛成の立場で討論いたします。
新型コロナウイルスの感染が依然として予断を許さない中、感染拡大を防止するための新しい生活様式に向けて新居浜市でも国の地方創生臨時交付金を活用し、適宜各種対策に取り組まれております。
今回提案の補正予算(第6号)につきましては、新型コロナ対策の予算ではありませんが、いずれの事業も本市にとって緊急かつ不可欠な予算であると考えます。
まず、新たに土砂災害警戒区域に指定された住民等への防災ラジオを配付する事業や住民票のコンビニ交付など、まさに市民生活の安全、安心に直結する事業が予算化されております。
次に、私立保育所の整備、また児童養護施設の建設や新学校給食センター建設のための支援業務など次代を担う子供たちのための事業予算であります。
そのほかにもスマートシティーを推進するための新たな試みとして、国が推進する地域おこし企業人交流プログラムを活用した事業などの予算も提案されております。
これらの中でも、とりわけ学校給食センター建設推進費につきましては、私も強い思い入れがあります。また、老朽化していく小学校の給食設備にも心を痛めておりました。
しかし、今回老朽化した小学校の現給食施設に代わり、子供たちに安全、安心な給食を提供するための学校給食センター建設に向けた予算が上程され、デザインビルド方式で施工予定のセンターの設計に際し、当該業務に精通した第三者の目で食の安全、安心を担保するため、各方面にわたる専門家の見地からの支援をいただくものであります。
当初計画どおり、令和5年中に最新の設備で最高水準の衛生管理基準等に沿った安全、安心な給食施設の供用開始を目指すとのことでありますので、今後は遅れることのないよう適切な進捗管理を望むものであります。
最後に、現在コロナ禍ではありますが、石川市長におかれましては、第3ステージに向けてすばらしいスタートダッシュが切れるよう当補正予算の議決を契機として、より一層精力的に第2ステージの総仕上げに取り組んでいただくことを強く要望いたしまして私の賛成討論といたします。
○議長(永易英寿) 篠原茂議員。
○10番(篠原茂)(登壇) 新居浜の未来を考える会、篠原茂です。
議案第76号、令和2年度新居浜市一般会計補正予算(第7号)の新型コロナウイルス感染症対策における補正予算案について賛成の立場から討論いたします。
今回の補正予算は、新型コロナウイルス感染症対策に関する国の地方創生臨時交付金を活用した補正予算であり、新居浜市の活性化、市民の安全、安心、そして市民生活を支え守り切るために実施すべき施策となっていると考えます。
小中学校感染症対策整備事業費については、市内の小中学校において感染症対策を強化するため、非接触体表面温度測定器等の整備や小中学校トイレ手洗い蛇口の自動水栓化を行うものであり、児童生徒の感染予防対策に大変有効な施策と思います。
サテライトオフィス等誘致支援事業費については、本市では今まで取り組んだことのない事業ですが、新型コロナウイルスの影響で働き方改革が一気に進み、多くの企業ではテレワークやリモートワーク、モバイルワークなど場所を選ばない多様な働き方が拡大しております。オフィスの所在地を変える、もしくは増やすことによって多様な働き方が実現されます。
従来のように一か所に大勢の人が集まるスタイルはコロナ禍では難しくなりますから、密を避ける意味でもサテライトオフィスの支援事業は的を射た政策であり、これにより新たな事業展開を期待いたします。
愛媛県でもサテライトオフィス誘致環境整備がありますが、申請受付は9月30日までとなっており、申込みをちゅうちょしていた皆さんには受皿となることから大変よい事業であると思います。
移住者支援住環境整備事業ですが、東京から移住された方から新居浜市で住宅取得の相談を受けたことがあります。そのときは今回のような支援事業がありませんでしたから、住宅購入までには至りませんでしたが、今後移住者からは好評を得る政策であると思います。
最後に、エッセンシャルワーカー応援ライトアップ事業ですが、これにつきましては、エッセンシャルワーカーの皆様への感謝、応援の思いを伝える事業で、このメッセージが市民の皆様の心に伝わり、感染拡大防止、早期収束につながればと思っております。
今後はこのライトアップだけではなく、コロナ差別、誹謗中傷等に対する相談窓口の開設、SNSの活用、子供たちのさらなる安全対策など具体的な対策も講じていただければと思います。
そのほか、当補正予算案にはコロナ禍の緊急事態を乗り切るために不可欠な市民生活を応援する予算となっておりますので、賛成いたします。
○議長(永易英寿) 伊藤謙司議員。
○18番(伊藤謙司)(登壇) 自民クラブ、伊藤謙司でございます。
議案第76号、令和2年度新居浜市一般会計補正予算(第7号)について賛成の立場で討論いたします。
今回追加提案されました補正予算(第7号)につきましては、国の地方創生臨時交付金を活用して市が独自に実施する新型コロナウイルス感染症対策関連の事業でございます。
国では新型コロナウイルスから地域の命と暮らしを守るため、地方創生臨時交付金を通じて地域独自の取組を支援しており、各自治体がそれぞれの実情に応じた独自の対策をしているものと認識しております。
新居浜市においても、感染拡大防止から強靱な経済構造の構築までの各フェーズに応じて、4月以降数回にわたって予算措置されましたが、その中でも今回は補正額6億円弱、全26事業と多岐にわたる事業となっております。
まず、感染拡大防止のための小中学校感染症対策整備事業費については、非接触型の体温測定器やトイレ蛇口の自動水栓化など子供たちをコロナから守るためのきめ細やかな対策となっております。
次に、経済活動の回復のためサテライトオフィスの誘致やアフターコロナを見据えた観光の推進、また産直市の事業者と農家を支援し、地産地消を推進するための費用なども盛り込まれております。
さらに、強靱な経済構造の構築に向けて移住者への各種支援や中小企業のIT化を進めるための事業、今回自粛となった新居浜太鼓祭りの情報発信や持続化のための補助金など幅広い内容となっております。
これまで予算化された事業と合わせて今回提案の事業を早期に実施することにより、市民の皆様の安心、安全な生活と一日も早い経済の回復を願っております。
新型コロナウイルスの影響は依然として続いており、先行き不透明な中、この難局を乗り越えるためには我々市議会と行政がチーム新居浜として、引き続き様々な対策に全力で取り組んでいく必要があります。
石川市長におかれましては、引き続き新型コロナウイルスの感染拡大防止と社会経済活動の両立を図りながら、ぜひとも第3ステージでも新居浜市のかじ取り役を担っていただけることを切に願って私の賛成討論といたします。
○議長(永易英寿) 以上で通告による討論は終わりました。
これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします。
採決は分離して行います。
議題のうち、まず議案第63号、議案第64号及び議案第68号から議案第71号までの6件を一括採決いたします。
以上の6件に対する委員長の報告はいずれも可決であります。以上の6件はいずれも委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(永易英寿) 御異議なしと認めます。よって、議案第63号、議案第64号及び議案第68号から議案第71号までの6件はいずれも原案のとおり可決されました。
次に、議案第72号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(永易英寿) 起立多数であります。よって、議案第72号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第73号から議案第76号までの4件を一括採決いたします。
以上の4件に対する委員長の報告はいずれも可決であります。以上の4件はいずれも委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(永易英寿) 御異議なしと認めます。よって、議案第73号から議案第76号までの4件はいずれも原案のとおり可決されました。
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  日程第3 請願第3号~請願第9号、陳情第1号
○議長(永易英寿) 次に、日程第3、請願第3号から請願第9号まで及び陳情第1号の8件を一括議題といたします。
以上の8件に関し、企画教育委員長の報告を求めます。藤田企画教育委員長。
○14番(藤田誠一)(登壇) ただいまから企画教育委員会の報告をいたします。
本委員会に付託されました請願第3号から請願第9号まで及び陳情第1号の8件につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
まず、請願第3号、国の責任による20人学級を展望した少人数学級の前進を求める意見書の提出方についてでありますが、コロナ禍で20人学級を展望した少人数学級の前進は圧倒的多数の保護者や教職員などの強い願いだが、自治体間格差が広がっている。教育の機会均等を保障するためには、国が責任を持って少人数学級の前進と教職員定数改善を行うことが重要であるため、国に対し緊急に20人程度で授業ができるよう教職員増と教室確保を求めるとともに、20人学級を展望した少人数学級の実現のため、標準法改正、教職員定数改善計画を立てることを求める意見書の提出方を請願されているものであります。
本件に関し討論に付したところ、委員からは、通常学級を20人学級に移行する場合、現在の児童生徒数では通常学級が小学校は133学級、中学校は73学級の増加が必要であり、教職員は小学校、中学校ともに150人程度増員する必要がある。また、教室数確保のために校舎建設が必要な学校もあり、様々な問題が生じることにつながるため反対する。コロナ禍を経験して、感染拡大や三密を避けるため、また一人一人に行き届く学びのためにも少人数学級にする必要があると多くの国民が認識した。地方からも少人数学級を強く要望することが重要であるため賛成するとの意見が述べられました。
以上の経過を経て採決の結果、請願第3号については、賛成少数をもって、お手元に配付の請願・陳情審査報告書のとおり、不採択とすべきものと決しました。
次に、請願第4号、学校給食の自校方式と学校農園による食育についてでありますが、世界で食糧危機が始まっており、先の時代を考慮した学校教育、あるべき給食の姿を考えたとき、自分たちの畑で作った野菜が給食で食べられる環境が必要だと思われることから、各学校に学校農園を設けること、学校農園で収穫した米や野菜を給食として提供すること、収穫した米や野菜が校内で調理できるよう自校式給食を続けることを求められているものであります。
本件に関し討論に付したところ、委員からは、作物の育成管理にはある程度の時間と労力が必要であり、授業の合間に給食に供するだけの収穫を上げる時間を確保するのは難しいと考える。様々な議論を経た上で、センター化が決定されており、自校式給食を続ける状況ではないため反対する。自分たちで丁寧に育てた野菜をみんなと味わうことは、ほかに代え難い体験ですばらしい食育となるため賛成するとの意見が述べられました。
以上の経過を経て採決の結果、請願第4号については、賛成少数をもって、お手元に配付の請願・陳情審査報告書のとおり、不採択とすべきものと決しました。
次に、請願第5号、学校給食センターの提供食数と施設数についてでありますが、食中毒が発生した場合、多数の児童生徒の来院による医療機関の混乱や7,000食を代替できる見通しがないことから、1施設から提供する給食を1,000食程度とし、施設を10か所程度に分散させることを求められているものであります。
本件に関し討論に付したところ、委員からは、新たに用地選定となると、令和5年の供用開始が大幅に遅れる。また10か所の用地取得がスムーズに行えないのではないか。施設数が増えれば食中毒の発生率も高くなるのではないかと懸念され、現計画の新センターでは学校給食衛生管理基準に基づいた徹底した安全衛生管理がされるということから反対する。
食中毒が発生したときの病院の混乱を考えれば、1か所7,100食は避けるべきであり、10か所くらいに分散できれば給食の継続も図られるという医療の現場ならではの提案だと思うため賛成するとの意見が述べられました。
以上の経過を経て採決の結果、請願第5号については、賛成少数をもって、お手元に配付の請願・陳情審査報告書のとおり、不採択とすべきものと決しました。
次に、請願第6号から請願第9号及び陳情第1号の5件につきまして、一括して御報告申し上げます。
請願第6号、新居浜市学校給食の自校方式検討について、請願第7号、学校給食7,100食のセンターを中止し、今の自校方式を守ることについて、請願第8号、市学校給食の自校方式を堅持することについて、請願第9号、給食センター大型化に反対し、自校方式を守ることについて、陳情第1号、新居浜市学校給食施設整備基本計画の中止についての5件の請願及び陳情の趣旨は、アレルギー対応への不安や食中毒や異物混入、感染症、災害等のリスク分散、食育などの観点から自校方式の学校給食の維持を求められているものであります。
以上の5件に関し一括して討論に付したところ、委員からは、今回は様々な要因で計画の見直しを行い、パブリックコメントを実施し、変更計画においても当初の基本計画で定められた10項目の基本方針は堅持されており、学校給食衛生管理基準などに基づいた徹底した安全衛生対策を行うという説明を受けている。現在の学校給食施設に求められているのは、子供たちに安全で安心、そしておいしい給食を安定的かつ継続的に提供できることであり、各小学校の調理施設の老朽化等に対応するためにも、市が策定した計画のとおりセンター化を早急に進めることが最善の方法であると考えるため反対する。
自校方式の給食を維持してほしい理由として、アレルギーや食中毒、異物混入、災害のリスクなどへの懸念や栄養士たちが見守ってくれる環境、調理してくれる人の姿が見えることの大切さ、加工食品が増え、手作りのメニューが減ることへの不安、センター化が児童の最善の利益からではなく、コストの比較による経費面を主とした計画であることなど、それぞれの立場からセンター方式ではなく、自校方式の堅持を望まれているため賛成する等の意見が述べられました。
以上の経過を経て採決の結果、請願第6号から請願第9号まで及び陳情第1号の5件については、いずれも賛成少数をもって、お手元に配付の請願・陳情審査報告書のとおり、不採択とすべきものと決しました。
以上で企画教育委員会の報告を終わります。
○議長(永易英寿) これより質疑に入ります。
ただいまの企画教育委員長の報告に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(永易英寿) 質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。井谷幸恵議員。
○7番(井谷幸恵)(登壇) 日本共産党の井谷幸恵です。
私は請願第3号、請願第6号、請願第7号、請願第8号、請願第9号、そして陳情第1号について賛成の立場で討論します。
まず、請願第3号、新日本婦人の会からの国の責任による20人学級を展望した少人数学級の前進を求める意見書の提出方についてです。
40人学級では教室に机がいっぱいで三密が避けられません。コロナ感染拡大を防ぎ、一人一人に行き届いた学びを保障するためにどうしても少人数学級にする必要があり、そのためには教職員を増やすことが不可欠です。国の責任による少人数学級は小学1年生で止まったまま、9年連続で見送られています。少人数学級の実現は、教職員や父母の長年の願いです。コロナ禍の中でその声は大きく広がっております。
委員長報告にもありましたが、先日の企画教育委員会の審議の中で20人学級にすると教室が足りなくなるから対応できない、現実的でないといった反対討論がありました。いきなり20人学級になるのではありません。日本では昭和55年以来、40年にわたって40人学級のままです。まずは、35人学級、そして30人学級と実現してまいりましょう。新居浜市の小学校の普通学級の学級数は211です。全部35人学級にすると、212となり、1クラス増えるだけです。30人学級にすると、235クラスとなり、今より24クラス増えます。16校ありますので、1校当たり単純計算で1か2の増です。心配には及びません。
ちなみに、日本からの思いやり予算で建てられた在日米軍基地内の学校は、少人数学級が実現しております。小学校1年から3年の1クラス当たりの定員は18人、小学校4年から中学生までは24人とされています。しかも、日本の平均的な教室より広くなっているとのこと。あまりにも理不尽ではありませんか。今政府の骨太の方針、文科省の中教審特別部会の中間まとめ案にも少人数という言葉が入っております。また、著名な教育学者らの呼びかけで少人数学級を求める全国署名も始まっております。三密を防ぎ、子供一人一人と向き合える少人数学級は大事です。今こそ国に求めるときです。採択をお願いします。
次に、請願第6号から請願第9号までと陳情第1号についてです。
いずれも7,100食のセンターではなく、自校方式を守ってほしいという内容です。2014年、給食検討委員会の新たに3センターとの答申から6年たちました。答申から4年たって2018年、市の基本計画は2センターとなりました。そして、今回7,100食の巨大センター1か所を新たに建設するとなりました。本当は自校方式がいい、だけどしょうがない、市がセンターでする言よるけん、もう決まっとるけんしょうがない。こういった声もある中、市民の方が勇気を出して請願・陳情書を寄せられました。
請願第6号は、新居浜母親大会実行委員会から出されました。この会は、2014年から毎年自校方式の継続を市に要望しております。
請願第7号は、元市議の高須賀順子さんからです。きっぱりと子供や親の立場に立つよう求めています。
請願第8号は、泉川診療所学校給食を守る会からです。我が子が自校方式での給食を頂けたことに心から感謝、自校方式の食育は情操教育そのものだと述べております。
請願第9号は、元保育園の園長さんからです。園舎建て替えのとき、給食室は新しい園舎の真ん中に配置したと言っています。匂いが園中に広がるよう、調理員さんの姿が子供の目から見えるようにと、給食はとてつもなく大切とおっしゃいます。
陳情第1号は、子どもの権利条約を守る新居浜市民の会からです。児童の最善の利益を考慮し、自校方式を大事にするよう陳情しております。
以上5点、どの請願も陳情もひたすら子供のこと、子供の未来を思う心から発しております。子供にとって自校方式しかないと心から訴えておられます。
学校給食法第2条には、学校給食の目標が7つ書かれております。健全な食生活を営むことができる判断力だとか、生命及び自然を尊重する精神、環境の保全に寄与する態度、食料の生産、流通及び消費についてなどなど、これらを本当に実践しようとしたら自校方式しかないことは明らかです。
私は2013年に小学校教員を退職しました。30年余り子供たちとともにおいしい学校給食を頂き続けました。当たり前だと思っておりました。しかし、退職した後、初めて本当にありがたくかけがえのないことだったのだと気がつきました。退職した年の6月から給食検討委員会が始まりました。1年間に6回開かれ、私も何回か傍聴させていただきました。現場の皆さんからは、長年学校給食にお世話になってきた。そのおいしさは自校方式の恩恵と思っている。調理員との触れ合いは大切。できれば自校方式のほうが柔軟に対処できるなどなど、自校方式を求める意見がほとんどでしたが、結果はセンター方式でした。
私ども共産党も現場の先生方と同じく、子供にとって自校給食に勝るものはないと考えております。市民の皆さんもよく考えると自校方式がよいと思うに決まっています。本当にセンターのほうがよいと思う人はいないと思います。仕方がないと諦めている方がほとんどだと思います。不安を感じているお母さんたちも増えてきました。知らない人も多いと思います。市民の本当の声を聞くべきです。当事者抜きに物事を決めないでください。市民にきちんと説明し、周知徹底し、真の声を市政に反映させていただくよう要望いたしまして、賛成討論といたします。
○議長(永易英寿) 藤田豊治議員。
○21番(藤田豊治)(登壇) 自民クラブの藤田豊治でございます。
請願第6号から請願第9号まで及び陳情第1号について不採択の立場から討論を行います。
まず、これらの請願及び陳情の主たる内容は、学校給食の自校方式を継続することに論点が置かれていると思います。新居浜市学校給食施設の整備方針については、既に平成30年に策定した当初の基本計画の中でセンター化を決定されております。今回は様々な要因で計画の見直しが行われましたが、この見直しについても、パブリックコメントが実施された上で教育委員会において変更計画が決定されております。
また、今回の変更計画におきましても、当初の基本計画で定められた10項目の基本方針が堅持されており、施設整備に関します安全衛生管理についても、最新の設備を導入し、学校給食衛生管理基準などに基づき、徹底した安全衛生対策を行うという考え方について説明を受けているところです。
我々市議会といたしましても、学校給食施設に求められているのは、いかに子供たちに安全、安心で、そしておいしい給食を安定的かつ継続的に提供できるかということであり、各小学校の調理施設の老朽化等にできるだけ早急に対応するためには、市が策定した計画にのっとり、センター化を早急に進めることが最善の方法であると考えるため、これらの請願、陳情については、採択すべきではないと考えます。新しい学校給食センターが衛生面においてリスクの少ない最新の施設となることで、より安全、安心な給食が提供されること、併せて調理従事者の方々がより働きやすい環境が整えられることを強く望みまして、私の不採択の討論といたします。
○議長(永易英寿) 片平恵美議員。
○2番(片平恵美)(登壇) 日本共産党の片平恵美です。
請願第4号、学校給食の自校方式と学校農園による食育について、また請願第5号、学校給食センターの提供食数と施設数について賛成の立場から討論します。
生活科や理科で行われている栽培活動にとどまらない学校農園の取組は、幾つかの学校で行われています。
垣生小学校では、サツマイモやジャガイモからスタートします。4年生では、大豆を育てて、最後は石臼でひいて作ったきな粉でおだんごを食べる。5年生の稲作では、田植や稲刈りはもちろん、脱穀も足踏み式の脱穀機を使い、自分たちでする。そして、できた作物をみんなで調理してみんなで一緒に食べる。大変豊かな食育の取組が行われています。ちなみに、6年生が育てた里芋で芋炊きを作って食べるときは、学校の給食のメニューも芋炊きにするそうです。
この取組には、地域の力が不可欠であり、地域もまたこの取組に育てられている側面があります。松山市から転居してこられたある小学生の保護者の方は、この垣生小学校の取組にとても感動されており、ここに住んでよかったとおっしゃっていました。
学校の先生は今でも仕事が多く、これ以上の負担をお願いすることは難しいかとは思いますが、地域の方の力をお借りすることでどこの学校でも可能ではないでしょうか。
この請願第4号の趣旨にもありますとおり、世界での食糧危機が始まっている今、育て、加工し、食すというこの体験学習は大変有意義であり、それに柔軟に対応できる給食の姿として自校式がより適しているということから請願第4号に賛成いたします。
請願第5号にある指摘も大切です。
新居浜市学校給食施設整備基本計画には、センター方式のデメリットとして、食中毒発生時の被害規模が大きいとありますが、埼玉県八潮市のように3,000人規模の食中毒が新居浜では絶対起こらないとは誰も言い切れません。医療機関の混乱は必至です。
また、施設が営業停止になった場合、7,000食は他の施設では代替できません。1か所の食数を減らし、施設数を計画より大幅に増やすべきだというこの請願の内容は令和5年の供用開始にこだわらなければ現実的であり、無視できない指摘であると考えられることから賛成いたします。
議員の皆様の賛同をお願いいたしまして討論といたします。
○議長(永易英寿) 以上で通告による討論は終わりました。
これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします。
採決は分離して行います。
議題のうち、まず請願第3号を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は不採択であります。請願第3号は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(永易英寿) 起立多数であります。よって、請願第3号は不採択と決しました。
次に、請願第4号を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は不採択であります。請願第4号は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(永易英寿) 起立多数であります。よって、請願第4号は不採択と決しました。
次に、請願第5号を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は不採択であります。請願第5号は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(永易英寿) 起立多数であります。よって、請願第5号は不採択と決しました。
次に、請願第6号から請願第9号まで及び陳情第1号の5件を一括採決いたします。
以上の5件に対する委員長の報告はいずれも不採択であります。以上の5件はいずれも委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(永易英寿) 起立多数であります。よって、請願第6号から請願第9号まで及び陳情第1号の5件はいずれも不採択と決しました。
ここで当初申し上げましたとおり、議員全員協議会を開きますので、この際、暫時休憩いたします。
  午前11時09分休憩
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  午前11時50分再開
○議長(永易英寿) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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  日程第4 委員会の閉会中の継続審査
○議長(永易英寿) 次に、日程第4、委員会の閉会中の継続審査を議題といたします。
決算特別委員長から、目下委員会において審査中の事件につき、会議規則第110条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続審査の申出があります。
お諮りいたします。認定第1号及び認定第2号の2件については、決算特別委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(永易英寿) 御異議なしと認めます。よって、認定第1号及び認定第2号の2件については、決算特別委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第5 議員の派遣
○議長(永易英寿) 次に、日程第5、議員の派遣を議題といたします。
お諮りいたします。お手元に配付いたしております議員派遣一覧表のとおり、議員を派遣いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(永易英寿) 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
なお、この際、申し上げます。ただいま決定いたしました議員派遣の内容につきまして、諸般の事情により変更が生ずる場合には、議長に御一任を願います。
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  諮問第2号
○議長(永易英寿) お諮りいたします。ただいま市長から諮問第2号が提出されました。
この際、これを日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(永易英寿) 御異議なしと認めます。よって、この際、諮問第2号を日程に追加し、議題とすることに決しました。
諮問第2号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) ただいま上程されました諮問第2号につきまして提案理由の説明を申し上げます。
諮問第2号、人権擁護委員の候補者の推薦につきましては、人権擁護委員伊藤三枝子氏は、令和2年12月31日をもって任期が満了いたしますので、新たに委員の候補者の推薦を必要といたしますため、人権擁護委員の候補者に伊藤三枝子氏を推薦いたしたく、本案を提出いたしました。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(永易英寿) これより質疑に入ります。
諮問第2号に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(永易英寿) 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。ただいま議題となっております諮問第2号については、会議規則第38条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(永易英寿) 御異議なしと認めます。よって、諮問第2号については委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
討論の通告はありません。よって、討論なしと認めます。
これより諮問第2号を採決いたします。
本件は異議ない旨答申することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(永易英寿) 御異議なしと認めます。よって、諮問第2号は異議ない旨答申することに決しました。
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  日程第6 議会議案第3号
○議長(永易英寿) 次に、日程第6、議会議案第3号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。山本健十郎議員。
○26番(山本健十郎)(登壇) ただいま議題となりました議会議案第3号につきまして提案理由の説明を申し上げます。
本案は、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書の提出についてであります。
新型コロナウイルス感染症の影響に伴い、地方財政はこれまでにない厳しい状況に陥ることが予想されます。よって、国においては、1つ、安定的な財政運営に必要な地方税、地方交付税などの一般財源総額を確保すること。
2つ、地方交付税については、引き続き財源保障機能と財源調整機能が適切に発揮できるよう総額を確保すること。
3つ、令和2年度の地方税収が大幅に減収となることが予想されることから、思い切った減収補填措置を講じること。
4つ、税源の偏在性が小さく、税収が安定的な地方税体系の構築に努めること。
5つ、固定資産税は、市の極めて重要な基幹税であり、制度の根幹に影響する見直しは断じて行わないことなど、令和3年度地方財政対策及び地方税制改正に向けた措置を講じるよう国会及び関係行政庁に対し、意見書を提出しようとするものであります。
よろしく御審議くださいますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。
○議長(永易英寿) これより質疑に入ります。
議会議案第3号に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(永易英寿) 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議会議案第3号については、会議規則第38条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(永易英寿) 御異議なしと認めます。よって、議会議案第3号については委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
討論の通告はありません。よって、討論なしと認めます。
これより議会議案第3号を採決いたします。
本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(永易英寿) 御異議なしと認めます。よって、議会議案第3号は原案のとおり可決されました。
以上で本日の日程は全部終了いたしました。よって、会議を閉じます。
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  市長挨拶
○議長(永易英寿) 市長から挨拶があります。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) 閉会に当たりまして一言御挨拶を申し上げます。
議員の皆様方には、今議会に提案いたしました令和2年度清掃センター法定点検整備工事に係る工事請負契約をはじめ、令和2年度一般会計補正予算など重要諸案件につきまして御熱心に御審議をいただき、ただいま原案のとおり御議決、御同意を賜ることができました。心から御礼を申し上げます。
審議の過程で御指摘いただきました御意見、御提言等につきましては、今後の市政運営の中で遺漏のないよう十分配慮してまいります。
さて、今議会が私の2期目の最後の議会になりました。平成28年11月、市議会や各種団体の皆様をはじめ、多くの市民の皆様の温かい御支援を賜り、第2ステージをスタートいたしました。以来この4年間、共につくろう笑顔輝く新居浜市、夢をかたちにチーム新居浜のスローガンの下、安全で快適に暮らせる都市の実現など7つの夢の実現に向け、全力で取り組んでまいりました。
今期を振り返りますと、私が公約として掲げました幸せの48の施策のうち、幹線道路の整備促進、防災・減災対策の強化、住友各社との連携強化、企業誘致及び企業留置の推進、子育て支援の充実、市民目線の市政推進などの各種施策において一定の成果は果たせたのではないかと考えており、これもひとえに議員の皆様、市民の皆様の御協力のたまものと心から感謝を申し上げる次第であります。
今後は、いまだに全国的に感染が続いている新型コロナウイルスの感染拡大防止と社会経済活動の両立を図るとともに、防災・減災対策、少子高齢化・人口減少対策、コミュニティーの活性化など新居浜市の持続的な発展を図るために、各種事業を着実に推進していくことが重要であると考えております。
また、第2期新居浜市総合戦略に掲げております、住みたい、住み続けたいあかがねのまちを実現するためには、常に市民の皆様の声に耳を傾けるとともに、市民の代表であります議員の皆様方から政策提案も賜りながら、チーム新居浜として各種施策の推進に全力を注いでまいらなければならないとの思いから、第3ステージへの挑戦を決意したところでございます。どうか今後とも温かい御指導、御協力のほど切にお願い申し上げます。
結びに、日ごとに秋らしくなり、朝夕めっきり涼しくなってまいりました。議員、市民の皆様方には、十分お体を御自愛いただきますようお願い申し上げますとともに、皆様の御健勝と新居浜市のさらなる発展を御祈念申し上げまして、閉会に当たってのお礼の御挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。
○議長(永易英寿) これにて令和2年第4回新居浜市議会定例会を閉会いたします。
  正午 閉会