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令和4年第3回新居浜市議会定例会会議録 第5号

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ページID:0113319 更新日:2022年8月30日更新 印刷用ページを表示する
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目次

議事日程
本日の会議に付した事件
出席議員
欠席議員
説明のため出席した者
議会事務局職員出席者
開議(午前10時00分)
日程第1 会議録署名議員の指名
日程第2 議案第42号~議案第47号
 越智企画教育委員長報告
 伊藤市民福祉委員長報告
 白川経済建設委員長報告
 井谷幸恵議員の討論
 藤田誠一議員の討論
 表決
休憩(午前10時31分)
再開(午前11時15分)
日程第3 委員会の閉会中の継続審査
 表決
日程第4 委員会の所管事務調査
 表決
日程第5 議員の派遣
 表決
議案第48号~議案第50号
 石川市長の説明
 委員会付託省略
 表決
休憩(午前11時21分)
再開(午前11時22分)
議案第51号
 石川市長の説明
 委員会付託省略
 表決
休憩(午前11時24分)
再開(午前11時25分)
日程第6 議会議案第2号
 篠原茂議員の説明
 田窪秀道議員の質疑(1)
 篠原茂議員の答弁
 田窪秀道議員の質疑(2)
 篠原茂議員の答弁
 神野恭多議員の答弁
 田窪秀道議員の質疑(3)
 篠原茂議員の答弁
 片平恵美議員の質疑
 篠原茂議員の答弁
 井谷幸恵議員の質疑
 篠原茂議員の答弁
 山本健十郎議員の質疑(1)
 篠原茂議員の答弁
 山本健十郎議員の質疑(2)
 篠原茂議員の答弁
休憩(午後 0時06分)
再開(午後 1時00分)
 委員会付託省略
休憩(午後 1時00分)
再開(午後 1時02分)
 白川誉議員の討論
 神野恭多議員の討論
 片平恵美議員の討論
 合田晋一郎議員の討論
 表決
日程第7 議会議案第3号
 永易英寿議員の説明
 井谷幸恵議員の質疑
 永易英寿議員の答弁
 委員会付託省略
 表決
市長挨拶
閉会(午後 1時36分)


本文

令和4年6月23日 (木曜日)
  議事日程 第5号
第1 会議録署名議員の指名
第2 議案第42号 新居浜市特定用途制限地域における畜舎等の用途の制限に関する条例の制定について
          (経済建設委員長報告)
   議案第43号 令和4年度新居浜市一般会計補正予算(第1号)
          (各常任委員長報告)
   議案第44号 財産の取得について
          (企画教育委員長報告)
   議案第45号 財産の取得について
          (同上)
   議案第46号 財産の取得について
          (同上)
   議案第47号 令和4年度新居浜市一般会計補正予算(第2号)
          (各常任委員長報告)
第3 委員会の閉会中の継続審査
第4 委員会の所管事務調査
第5 議員の派遣
第6 議会議案第2号 新居浜市議会の議員の定数を定める条例の一部を改正する条例の制定について
          (委員会付託省略)
第7 議会議案第3号 国民の祝日「海の日」の7月20日への固定化を求める意見書の提出について
          (同上)
――――――――――――――――――――――
  本日の会議に付した事件
日程第1 会議録署名議員の指名
日程第2 議案第42号~議案第47号
日程第3 委員会の閉会中の継続審査
日程第4 委員会の所管事務調査
日程第5 議員の派遣
議案第48号~議案第50号
議案第51号
日程第6 議会議案第2号
日程第7 議会議案第3号
――――――――――――――――――――――
  出席議員(26名)     
 1番    小野 志保
 3番    合田 晋一郎
 2番    片平 恵美
 4番    白川 誉
 5番    伊藤 嘉秀
 6番    越智 克範
 7番    井谷 幸恵
 8番    神野 恭多
 9番    米谷 和之
 10番   篠原 茂
 11番   河内 優子
 12番   黒田 真徳
 13番   高塚 広義
 14番   藤田 誠一
 15番   田窪 秀道
 16番   小野 辰夫
 17番   永易 英寿
 18番   伊藤 謙司
 19番   藤原 雅彦
 20番   大條 雅久
 21番   藤田 豊治
 22番   藤田 幸正
 23番   伊藤 優子
 24番   仙波 憲一
 25番   近藤 司
 26番   山本 健十郎
――――――――――――――――――――――
  欠席議員
 なし
――――――――――――――――――――――
  説明のため出席した者
 市長             石川 勝行
 副市長            加藤 龍彦
 副市長            原  一之  
 企画部長           亀井 利行
 総務部長           高橋 正弥
 福祉部長           古川 哲久
 市民環境部長         長井 秀旗
 経済部総括次長        桑内 章裕
 建設部長           三谷 公昭
 消防長            高橋 裕二
 上下水道局長         神野 賢二
 教育長            高橋 良光
 教育委員会事務局長      木俵 浩毅
 監査委員           鴻上 浩宣
――――――――――――――――――――――
  議会事務局職員出席者
 事務局長           髙橋 利光
 事務局次長          高本 光
 議事課副課長         鴨田 優子
 議事課副課長         長谷川 幸司
 議事課議事係長        和田 雄介
 議事課調査係長        伊藤 博徳
 議事課主査          村上 佳史
―――――――――― ◇ ――――――――――
  午前10時00分開議   
○議長(藤田豊治) これより本日の会議を開きます。
本日の議事日程につきましては、お手元に配付の議事日程第5号のとおりでありますが、日程第2終了後、議員全員協議会も予定いたしております。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(藤田豊治) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、議長において大條雅久議員及び藤田幸正議員を指名いたします。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第2 議案第42号~議案第47号
○議長(藤田豊治) 次に、日程第2、議案第42号から議案第47号までの6件を一括議題といたします。
以上の6件に関し、各常任委員長の報告を求めます。まず、越智企画教育委員長。
○6番(越智克範)(登壇) ただいまから企画教育委員会の報告をいたします。
本委員会は、6月17日に委員会を開催いたしました。本委員会に付託されました議案第43号から議案第47号までの5件につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
まず、議案第43号について御報告申し上げます。
議案第43号、令和4年度新居浜市一般会計補正予算(第1号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳入全部、歳出、第2款総務費、第1項総務管理費、5目企画費、第10款教育費及び第3表地方債補正変更であります。
本案について質疑の概要を申し上げます。
中学校サポートルーム設置事業費に関して、まず中萩中学校が選定された理由はとの質疑に対し、昨年度、県から希望調査があり、サポートルーム設置を希望した市内の8中学校の中で中萩中学校が支援対象となる1、2年生の不登校生徒が多い状況であったため選定されたとの答弁がありました。
次に、どのように支援するのかとの質疑に対し、空き教室に設置しているサポートルームには、登校ナビゲーターとICT支援員が配置され、登校ナビゲーターが個別指導計画を策定し、学級担任やスクールカウンセラー、ICT支援員などと連携して、学習指導や教育相談等の支援を行っているとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第43号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第44号、財産の取得について御報告申し上げます。
本案は、新居浜市学校給食センター炊飯ライン一式を取得しようとするものであります。
本案について質疑の概要を申し上げます。
指名競争入札にはできなかったのかとの質疑に対し、高額な財産の買入れについては、国、県共に一般競争入札を実施しており、平成22年4月1日から適用している新居浜市役務の提供等に係る契約に関する事務取扱要綱で、入札等の事務に必要な事項を定め、一般競争入札を原則としているとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第44号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第45号、財産の取得について御報告申し上げます。
本案は、新居浜市学校給食センター蒸気ボイラー一式を取得しようとするものであります。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、故障などによるアフターフォローはどうするのかとの質疑に対し、機器の保証期間は引渡しから1年となっているため、年に3回行っているボイラーの保守点検の中で対応していきたいと考えているとの答弁がありました。
次に、今後老朽化等により更新しなければならない機器はどれくらいあるのかとの質疑に対し、コンテナ洗浄機やスライサー、ピーラー、消毒保管機などがあり、三、四年をかけて更新したいと考えているとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第45号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第46号、財産の取得について御報告申し上げます。
本案は、災害対応特殊救急自動車を取得しようとするものであります。
本案について質疑の概要を申し上げます。
愛媛トヨタ自動車株式会社は、緊急車両の納入実績があるのかとの質疑に対し、本市では、平成26年度に救急車の納入実績があり、県内自治体でも多数の納入実績があるとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第46号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第47号について御報告申し上げます。
議案第47号、令和4年度新居浜市一般会計補正予算(第2号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳入全部、歳出、第2款総務費、ただし第3項戸籍住民基本台帳費を除く、第10款教育費及び第2表地方債補正変更であります。
本案について質疑の概要を申し上げます。
移動デジタル行政サービス推進事業費に関して、マルチタスク車両とは、どのくらいのサイズで、どのような機能を備えているのかとの質疑に対し、車種としては、ハイエースを想定しており、オンライン相談やマイナンバーの申請受付などの機能を備えているとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第47号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で企画教育委員会の報告を終わります。
○議長(藤田豊治) 次に、伊藤市民福祉委員長。
○5番(伊藤嘉秀)(登壇) ただいまから市民福祉委員会の報告をいたします。
本委員会は、6月17日に委員会を開催いたしました。本委員会に付託されました議案第43号及び議案第47号の2件につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
まず、議案第43号について御報告申し上げます。
議案第43号、令和4年度新居浜市一般会計補正予算(第1号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳出、第2款総務費、ただし第1項総務管理費、5目企画費を除く、第3款民生費、第4款衛生費及び第2表債務負担行為補正変更であります。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、私立保育所等施設整備事業及び認定こども園施設整備事業に関して、まず物価高騰により当初の設計額から見込額が上がっていると思うが、物価上昇に対する措置はとの質疑に対し、当初の設計より設計単価は上昇しているが、国の内示額は補助基準額が決まっていることから、物価上昇分で事業費が上昇となった場合は、整備する事業者で負担することとなるとの答弁がありました。
次に、保育園等の新築工事に関して、市内の施工業者をメインに考えているのかとの質疑に対し、各法人が施工業者の入札を行うこととなる。統一した取決めはないが、市内業者への発注を優先することを考慮してもらっているとの答弁がありました。
次に、新型コロナウイルス感染症予防ワクチン接種費に関して、まず4回目接種の接種率はどのくらいを想定しているのかとの質疑に対し、60歳以上の3回目接種率が約85%であったため、4回目も、同様の85%程度を想定しているとの答弁がありました。
次に、副反応が少ない新しいワクチンが認可されたと思うが、導入予定はとの質疑に対し、1回目から3回目の接種を受ける人を対象に、副反応が比較的少ないと言われているノババックス製を導入予定である。7月8日と7月29日に予約枠を設けているが、対象人数は多くないと想定しており、接種可能医療機関は2機関に絞って実施予定であるとの答弁がありました。
質疑終了後、本案に関し討論に付したところ、認定こども園施設整備事業について、泉幼稚園は、学校給食センターと隣接しており、工期が重なる可能性もあるため、互いの工事などがスムーズに行えるよう調整をお願いし賛成するとの意見が述べられました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第43号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第47号について御報告申し上げます。
議案第47号、令和4年度新居浜市一般会計補正予算(第2号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳出、第2款総務費、第3項戸籍住民基本台帳費、第3款民生費、第4款衛生費及び第9款消防費であります。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、個人番号カード交付事業費に関して、新居浜市内でのマイナンバーカード普及率は何%かとの質疑に対し、6月1日時点での交付率は47.8%、県内の市では3番目であるとの答弁がありました。
次に、子育て世帯生活支援特別給付金事業費に関して、児童扶養手当受給者や住民税均等割が非課税の方が対象となっているが、ほかにどのような方が対象となるのかとの質疑に対し、新型コロナウイルス感染症による影響が長期化する中で、家計が急変し、課税世帯から非課税世帯相当の収入となった方などが対象となるとの答弁がありました。
次に、保育所等給食支援事業費に関して、公立保育所の給食費は、上がらないとの認識でよいかとの質疑に対し、値上げはしない方向で考えているとの答弁がありました。
次に、救急体制強化事業費に関して、オゾンガス発生装置は、どのようなときに使用するのかとの質疑に対し、現場から帰ってきた救急隊員が、機材の洗浄作業をする部屋をオゾンガスで消毒するものであるとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第47号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で市民福祉委員会の報告を終わります。
○議長(藤田豊治) 次に、白川経済建設委員長。
○4番(白川誉)(登壇) ただいまから経済建設委員会の報告をいたします。
本委員会は、6月20日に委員会を開催いたしました。本委員会に付託されました議案第42号、議案第43号及び議案第47号の3件につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
まず、議案第42号、新居浜市特定用途制限地域における畜舎等の用途の制限に関する条例の制定について御報告申し上げます。
本案について質疑の概要を申し上げます。
省令に基づいて条例で定めようとしているが、その経緯はどうなっているのかとの質疑に対し、畜舎等は建築基準法に準じて、構造、耐震基準等に厳しい制限があったが、畜舎等にはそこまで制限する必要性がなく、産業を育成するため、新たに法律の整備がなされた。本市においては、特定用途制限地域を定めており、制限を引き続き維持するために今回の条例を制定するとの答弁がありました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第42号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第43号について御報告申し上げます。
議案第43号、令和4年度新居浜市一般会計補正予算(第1号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳出、第6款農林水産業費、ただし財源補正を除く及び第8款土木費であります。
本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、審査を行い討論に付したところ、河又東平線改良事業については、観光面のみならず、市民の利用も多く、東平は報道等で関心が高まっているため、速やかな改善を目指して事業を推進することを要望して賛成するとの意見が述べられました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第43号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第47号について御報告申し上げます。
議案第47号、令和4年度新居浜市一般会計補正予算(第2号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳出、第6款農林水産業費、第7款商工費及び第8款土木費であります。
本案について質疑の概要を申し上げます。
まず、滝の宮公園利用促進事業費に関して、公園の主な利用者は小学生であることから、SNSだけでなく、学校でシャトルバス運行の案内プリント配布等を考えているかとの質疑に対し、学校でのプリント配布は考えていなかったが、今後検討したいとの答弁がありました。
次に、にっぽん丸クルーズ促進事業費に関して、新型コロナウイルス感染対策として、乗船の際にPCR検査等の証明を必要とするかとの質疑に対し、出発7日前にPCR検査を実施し、陰性の方の参加を認め、当日にも乗船前にPCR検査を実施し、その時点で陰性の方の乗船を認めるとの答弁がありました。
次に、観光拠点施設利用促進事業に関して、キッズパークの使用料助成について、市外から来た子供たちは対象なのか、また先着1万人を想定しているが、市外の子供が利用して、市内の子供が利用できないおそれはないのかとの質疑に対し、今のところ、市内在住であることを助成の要件とすることは考えていないが、まず市内のPRを重点的に行い、利用の状況を見ながら、市外からの利用に偏らない形で進めていきたいと考えているとの答弁がありました。
次に、マイントピア別子の泉寿亭は、建物全体を整備するのか、また整備期間はとの質疑に対し、泉寿亭は、全体的に老朽化が進んでいるので、全体の改修を行い、令和4年度中に改修完了予定であるとの答弁がありました。
次に、公共交通機関等デジタル化推進事業費に関して、本事業の委託内容はとの質疑に対し、デマンドタクシーの予約システム構築業務、デマンドタクシーの運営業務、MaaSシステムという交通の情報を一元化したプラットフォームを構築し、市の共通プラットフォーム及びLINEアプリと連携する業務を委託内容としているとの答弁がありました。
質疑終了後、本案に関し討論に付したところ、滝の宮公園利用促進事業費に関しては、小学校へのプリント配布は大変有効であるため、十分検討していただき、より利用が促進されることを要望して賛成するとの意見が述べられました。
以上の経過を経て採決の結果、議案第47号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で経済建設委員会の報告を終わります。
○議長(藤田豊治) これより質疑に入ります。
ただいまの各常任委員長の報告に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田豊治) 質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。井谷幸恵議員。
○7番(井谷幸恵)(登壇) 日本共産党の井谷幸恵です。
令和4年度新居浜市一般会計補正予算(第2号)に反対の立場で討論します。
個人番号カード取得利用促進事業費1億9,787万2,000円に反対です。今回の補正額13億2,080万8,000円のうちの約15%に当たります。これは、個人番号カードの取得、利用促進を図るため総務省が実施するマイナポイント事業の第2弾のうち、マイナンバーカードの健康保険証としての利用申込み、公金受取口座の登録に対するポイント付与が6月30日から開始されるのに併せて同ポイントのさらなる普及を図るためのものということです。保険証としての利用申込みと公金受取口座分で1万5,000円、新規取得分で5,000円、県から4,000円、市から3,000円と、合計2万7,000円ものポイントがもらえます。健康保険証としての申込みをした人に、国民の税金でこのように多額のポイントを与えるのはいかがなものでしょうか。制度を普及させたいのであれば、ちゃんと目的やメリット、デメリットを説明し、納得してもらった上で作ってもらうのが普通のやり方ではないでしょうか。
共産党は、国が国民の個人情報を吸い上げ、一元管理するマイナンバー制度に反対しております。情報は、加工されて企業に流されます。ハッカーによって流出の危険があります。プロファイリングされるおそれがあります。東京商工リサーチによりますと、2019年、個人情報の紛失や漏えいの事故は903万人分です。2012年から2019年の累計の個人情報の漏えい、紛失事故は8,889万人分とのことです。国民の不安に対して、きちっと対応せず、普及を急ぐのは無理があるのではないでしょうか。
マイナンバーカードについて政府は、2023年3月末までにほぼ全ての国民に行き渡らせるとの目標を掲げていますが、取得率は5月18日の時点で人口の44.4%、実現はまだ見通せないとの愛媛新聞の報道です。新居浜市の目標も、3月までに100%、普及率は先ほどもありました47.8%とのことです。なぜ大きなお金を使って、何が何でもやり通そうとするのでしょうか。
当初、税と社会保障と災害の3分野でマイナンバーは使われるということでしたが、広がり続けております。保険証や預貯金口座とひもづけされます。愛媛新聞によりますと、全国の病院や診療所、薬局の約23万施設のうち、今年5月15日時点で読み取る機械の導入など、マイナ保険証に対応しているのは約4万か所、19%にとどまっているということです。マイナ保険証に対応した医療機関で、患者の窓口負担が初診で21円、再診で12円増えることが大きな問題となっているとのことです。マイナンバーカードの利用そのものが、トップダウンで進められており、現場の状況を見ずにやらせるので現場は混乱しているといいます。マイナンバーカードを保険証代わりに使わせる目的は、医療機関が患者の健康保険をオンラインで確認できるようにするためだとしております。しかし、今の保険証で端末に被保険者番号を打ち込めば、十分対応できるようになっているので、カードを資格確認に使う必然性はないとのことです。私が市内の8つの病院や診療所に問い合わせたところ、ぜひとも必要だというところはありませんでした。
以上のことから、マイナンバーカードを保険証として使う必要性は認められず、この予算に反対です。
以上で反対討論といたします。
○議長(藤田豊治) 藤田誠一議員。
○14番(藤田誠一)(登壇) 自民クラブの藤田誠一です。
議案第47号、令和4年度新居浜市一般会計補正予算(第2号)について賛成の立場で討論いたします。
補正予算(第2号)につきましては、国の新型コロナウイルス感染症に伴う生活困窮者に対する生活支援事業をはじめ、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金に関する事業や、個人番号カードの取得及び利用促進に関する事業などがございます。
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金に関する事業につきましては、コロナ禍における原油価格や物価高騰の影響を受けている生活者や事業者の支援のため、保育所、幼稚園、小学校、中学校等の給食に対する助成や愛媛県と連携し地域経済の活性化及び生活者支援を目的としたプレミアム商品券の発行事業、さらに予算特別委員会でも議論となりました小中学校のトイレ洋式化についても今回対応することとなっております。
また、個人番号カードの取得及び利用促進に関する事業につきましては、国が実施するマイナポイント事業第2弾の本格的な開始に伴う必要な支援やあかがねポイントを活用し、マイナポイントの申込みを促進する経費などであり、マイナンバーカードの普及促進を図るため、積極的に取り組むべき施策であると考えます。
最後に、国の新型コロナウイルス感染症に伴う原油価格、物価高騰に直面する市民や事業者に対する支援、さらに生活困窮者に対する生活支援の迅速な実施を切に願って、私の賛成討論といたします。
○議長(藤田豊治) 以上で通告による討論は終わりました。
これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします
採決は分離して行います。
議題のうち、まず議案第42号から議案第46号までの5件を一括採決いたします。
以上の5件に対する委員長の報告はいずれも可決であります。以上の5件はいずれも委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田豊治) 御異議なしと認めます。よって、議案第42号から議案第46号までの5件はいずれも原案のとおり可決されました。
次に、議案第47号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(藤田豊治) 起立多数であります。よって、議案第47号は原案のとおり可決されました。
ここで当初申し上げましたとおり、議員全員協議会を開きますので、この際、暫時休憩いたします。
  午前10時31分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
  午前11時15分再開
○議長(藤田豊治) 休憩前に引き続き会議を開きます。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第3 委員会の閉会中の継続審査
○議長(藤田豊治) 次に、日程第3、委員会の閉会中の継続審査を議題といたします。
お手元に配付いたしました申出書のとおり、現在、委員会において審査中の事件について、会議規則第110条の規定により、企画教育委員長から閉会中の継続審査の申出があります。
これより採決いたします。
起立しない者は、閉会中の継続審査に反対とみなします。
請願第2号については、企画教育委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(藤田豊治) 起立多数であります。よって、請願第2号については、企画教育委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第4 委員会の所管事務調査
○議長(藤田豊治) 次に、日程第4、委員会の所管事務調査を議題といたします。
各委員長からお手元に配付いたしております所管事務調査表のとおり、それぞれ調査を行いたいとの申出があります。
お諮りいたします。本件は各委員長からの申出のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田豊治) 御異議なしと認めます。よって、本件は各委員長からの申出のとおり決定されました。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第5 議員の派遣
○議長(藤田豊治) 次に、日程第5、議員の派遣を議題といたします。
お諮りいたします。お手元に配付いたしております議員派遣一覧表のとおり、議員を派遣いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田豊治) 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
なお、この際、申し上げます。ただいま決定いたしました議員派遣の内容につきまして、諸般の事情により変更が生ずる場合には、議長に御一任を願います。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  議案第48号~議案第50号
○議長(藤田豊治) お諮りいたします。ただいま市長から議案第48号から議案第50号までの3件が提出されました。
この際、これを日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田豊治) 御異議なしと認めます。よって、この際、議案第48号から議案第50号までの3件を日程に追加し、議題とすることに決しました。
議案第48号から議案第50号までの3件を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) ただいま上程されました議案第48号から議案第50号までの3件につきまして一括して提案理由の説明を申し上げます。
まず、議案第48号、新居浜港務局委員会の委員の任命につきましては、新居浜港務局委員会の委員福田英伸氏、田井伸男氏、南重人氏及び原一之氏は、令和4年8月16日をもって任期が満了いたしますので、新たに委員の任命を必要といたしますため、新居浜港務局委員会の委員に福田英伸氏、田井伸男氏、南重人氏及び原一之氏を任命するにつきまして御同意をいただきたく、本案を提出いたしました。
次に、議案第49号、新居浜港務局の監事の任命につきましては、新居浜港務局監事神野和髑氏は、令和4年6月30日をもって辞任いたしますので、新たに監事の任命を必要といたしますため、新居浜港務局の監事に松長隆志氏を任命するにつきまして御同意をいただきたく、本案を提出いたしました。
次に、議案第50号、新居浜市消防委員会の委員の委嘱につきましては、新居浜市消防委員会の委員髙橋眞次氏、高橋伸彰氏、近藤由喜子氏及び八木やよい氏は、令和4年7月13日をもって任期が満了いたしますので、新たに委員の委嘱を必要といたしますため、新居浜市消防委員会の委員に堀田公氏、石川隆文氏、德久恵子氏及び西原真樹氏を委嘱するにつきまして御同意をいただきたく、本案を提出いたしました。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(藤田豊治) これより質疑に入ります。
議案第48号から議案第50号までの3件に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田豊治) 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第48号から議案第50号までの3件については、会議規則第38条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田豊治) 御異議なしと認めます。よって、議案第48号から議案第50号までの3件については委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
討論の通告はありません。よって、討論なしと認めます。
これより議案第48号から議案第50号までの3件を一括採決いたします。
以上の3件はいずれもこれに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田豊治) 御異議なしと認めます。よって、議案第48号から議案第50号までの3件はいずれもこれに同意することに決しました。
この際、暫時休憩いたします。
  午前11時21分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
  午前11時22分再開
○議長(藤田豊治) 休憩前に引き続き会議を開きます。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  議案第51号
○議長(藤田豊治) お諮りいたします。ただいま市長から議案第51号が提出されました。
この際、これを日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田豊治) 御異議なしと認めます。よって、この際、議案第51号を日程に追加し、議題とすることに決しました。
議案第51号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) ただいま上程されました議案第51号につきまして提案理由の説明を申し上げます。
議案第51号、新居浜市消防委員会の委員の委嘱につきましては、新居浜市消防委員会の委員藤田豊治氏は、令和4年5月17日をもって辞任いたしましたので、新たに委員の委嘱を必要といたしますため、新居浜市消防委員会の委員に山本健十郎氏を委嘱するにつきまして御同意をいただきたく、本案を提出いたしました。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(藤田豊治) これより質疑に入ります。
議案第51号に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田豊治) 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第51号については、会議規則第38条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田豊治) 御異議なしと認めます。よって、議案第51号については委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
討論の通告はありません。よって、討論なしと認めます。
これより議案第51号を採決いたします。
本案はこれに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田豊治) 御異議なしと認めます。よって、議案第51号はこれに同意することに決しました。
この際、暫時休憩いたします。
  午前11時24分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
  午前11時25分再開
○議長(藤田豊治) 休憩前に引き続き会議を開きます。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第6 議会議案第2号
○議長(藤田豊治) 次に、日程第6、議会議案第2号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。篠原茂議員。
○10番(篠原茂)(登壇) ただいま議題となりました議会議案第2号、新居浜市議会の議員の定数を定める条例の一部を改正する条例の制定につきまして、提出者を代表いたしまして提案理由の説明を申し上げます。
初めに、今回の提案は、現在の議員の定数を26人から24人へと2人減らそうとするものです。
新居浜市議会では、平成13年、平成19年、平成22年と3期連続議員の改選時に併せて議員定数の見直しを行ってまいりました。
今回、来年4月に予定されている市議会議員選挙に合わせて、議員定数の見直しを提案するものでございます。
議員定数につきましては、平成23年に地方自治法が改正され、地方公共団体の議会の議員定数について人口に応じて上限数を定めていた規定が撤廃されました。このことは、地方議会が議員の定数を自由に決定できるということですが、一方、見方を変えますと、議員定数はどうあるべきか、あるいは議員定数をどのように決めたかということは、それぞれの市議会がきちんと整理し、説明ができるようにならなければいけない立場に置かれたということです。
私たち提出者は、前回、平成22年の見直しから12年間、この議員定数という課題に対しまして常に意識し、互いに議論を行うとともに、日々の活動の中で市民の方々から多くの意見を頂戴いたしました。特に、市民の所得が増えず、また財政状況が厳しい中、議員を削減し、少数精鋭の中で互いに切磋琢磨しながら資質の向上に努め、政策面を重視した議員活動を行うことが望ましいとの要望が多く寄せられたところでございます。
新居浜市議会では、これまで議員定数を説明する場合に、人口ベースの基準が使われており、目安として5,000人に1人ということが言われております。新居浜市住民基本台帳人口を見ますと、平成23年4月では12万4,931人、令和4年4月は11万6,052人で8,879人減少しております。また、令和3年9月発表の全国市議会議長会の一覧表を見ますと、人口11万人台の市議会は、34議会あり、平均議員数は24名、4,835人に1人という状況でございます。この4,835人を本市に当てはめますと、24名ということになります。
平成31年の前回の選挙において、愛媛新聞が当時の市議会の定数26名に対し、今後の定数の在り方について新居浜市議選立候補者に実施したアンケート結果によると、立候補者30名中、21名の方が減らすべきだと回答しております。このうち、現職の方で申しますと、18名が減らすべき、5名が現状維持、3名が増員と回答されております。
以上のとおり、地方議会を取り巻く情勢の変化や人口の減少、議員アンケート結果に基づいて総合的に判断いたしますと、議員定数の削減はもはや現代社会において趨勢となっているものと考える次第でございます。
一方、議員定数減への問題として、議会のチェック機能の低下や市民の声が届きにくくなることを危惧する声も聞きますが、我々議員自らが日々の積極的な活動や研さんを積み、個々の資質及び能力の一層の充実を図ることにより、市民の皆様の負託に十分応えていくことができるものと確信しております。来年の4月には、市議会議員選挙があります。市議会議員に立候補を考えている方もおられると思います。この時期に定数削減を市民の皆様にお知らせすることが必要であると考え、今回、議員定数を24名に減らす提案をさせていただきました。
今後、ますます人口が減少し、高齢化が進み、生産年齢人口も減少するなど、将来が不透明な大変厳しい時代を迎えることが予想されるとともに、度重なる新型コロナウイルス感染症の発生や原油価格の高騰、急速な円安が進み、市民の皆様においても日々の生活が非常に厳しい状況に陥っております。
このように、本市の経済及び財政状況が厳しい状況にあるからこそ、今回、我々議員も痛みを伴う定数削減の改革を行うことにより、市民の皆様の目線に立った市議会の運営を引き続き行っていく必要があると考えます。我々議員一人一人が、高い意識と誇りを持って職務に取り組むことで、来期は24名の定数により市民の審判を受けたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。
以上、提案の趣旨を御理解の上、御賛同いただけますよう、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(藤田豊治) これより質疑に入ります。
議会議案第2号に対して質疑はありませんか。田窪議員。
○15番(田窪秀道)(登壇) 自民クラブの田窪秀道です。
ただいま上程されております議会議案第2号、新居浜市議会の議員の定数を定める条例の一部を改正する条例の制定について質疑をさせていただきます。
まず初めに、我々が議員になって最初のオリエンテーション、研修では、議会会期中はいつでも市役所に駆けつけるようにと教わりました。今回、会期中の議会運営委員会をスケジュールが詰まって日程調整がつかなかったという理由で欠席し、愛媛新聞に議員の資質を問われるような記事まで書かれました。そのことに関して、まずどう思われているのか、お聞かせ願います。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。篠原茂議員。
○10番(篠原茂)(登壇) 田窪議員に回答します。
提案した議案とは直接関係がありませんので、お答えは控えさせていただきます。
○議長(藤田豊治) ほかに質疑はございませんか。田窪議員。
○15番(田窪秀道)(登壇) お答えをいただけなかったんですが、そのような委員会の欠席というような議会軽視が、議員の資質の低下が市民と議会との距離を遠ざけ、結果的に投票率の低下につなげていく要因になっているのかもしれません。私は、定数削減を議論する前に、議員の資質の向上をいかに図るかを議論すべきであり、議員の資質を向上することが優先すべきであると常々思ってます。本案件が、本市の議会改革を進める上で重要な案件であると考えられているのであれば、本会議前にこのような上程をせず、会期中に突然提出されたのか、その理由を説明願います。
あわせて、公務を欠席してまで行かなければならなかった場所、どこだったのでしょうか、皆様の関心が高いので、御説明を願います。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。篠原茂議員。
○10番(篠原茂)(登壇) なぜこの時期の提案かといったことなんですけど、提案で御説明いたしましたが、来年度の改選時に市議会議員の出馬を考えている方も多くいると思います。早い時期に提案し、決定することが民主主義と言えるのではないでしょうか。
○議長(藤田豊治) もう一点、回答してください。
○10番(篠原茂) 議員のモラルのことは、先ほども答弁いたしましたけど、この提案した議案とは直接関係がありませんので、お答えは控えさせていただきます。
○議長(藤田豊治) 篠原議員、関係ないとは思いませんので、お願いします。どこに行ったかということで。
○10番(篠原茂) 議運のことですか。
○議長(藤田豊治) はい。
○10番(篠原茂) ですから、議員のモラルの向上等は、また違う会でも開いて、そこで議論したらいいんじゃないかと思ったりもするし、そういう議員の資質の向上についても、今後取り組んでいかなければならないと思っております。
○議長(藤田豊治) 質問に対する答弁になってません。すみません、答弁願います。どこへ行っとったか。スケジュール。
○10番(篠原茂) 今回の提案に対して私は答弁しよるわけであって、議運のことは、話合いしていないんですけどね。ですから、議運のことは、今回の提案の議案とは違いますから、お答えは差し控えさせていただきますという答弁です。
○議長(藤田豊治) 神野議員。
○8番(神野恭多)(登壇) 田窪議員の質疑にお答えいたします。
新居浜市議会会議規則第9条3項に示される議長が特に必要と認めるときは休会の日でも会議を開くことができると規定されており、今回の私の行動は、この認識の低さと身勝手な行動であったと深く受け止め、この場にて陳謝いたします。大変申し訳ありませんでした。
今回、どこに行っていたかという話なんですが、こちらのほうは、ここでの発言は差し控えたいと思います。
以上です。
○議長(藤田豊治) ほかに質疑はありませんか。田窪議員。
○15番(田窪秀道)(登壇) 定数2削減の趣旨に関しては、先ほどの説明である程度理解はできたんですが、本市は山から海まで、狭いようで広く、上部、川西、川東など、地域特性があります。定数削減をすれば、少ない議員で議論、議決されることになり、間違いなく偏った市政になると個人的には考えます。
あわせて、少ない議員では、市内隅々まで市民要望に手厚く対応できるとは到底思えません。もちろん、定数削減すれば、議員1人当たりの対応人口が増えます。議員がおのおの真面目に対応したとしても、4年間で5,000人もの人の対応はある意味不可能な数でもあります。我々議員は、市民から選ばれますので、市民の負託にしっかりと応えるために、市内全域を幅広く視野に入れて活動をしなければなりませんが、現実問題として、議員削減を行い、仮に今まで個々行ってきた活動に加え、他の地域のお世話をすることになった場合、例えば別子山や大島などから1か月に数十件程度の要望があって増えた場合、依頼者に満足していただける対応が本当に取れるかといった点に関して疑問も感じます。報酬のことも触れられておりません。
質問ですが、そういった場合の対応に関しては、どのように対処、御検討されるおつもりなのか、ぜひ参考までに御所見をお聞かせ願います。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。篠原茂議員。
○10番(篠原茂)(登壇) 田窪議員さんの質疑にお答えいたします。
新居浜市も面積が広いから、なかなか隅々まで声が届かないんじゃないかというような御意見ですけど、全国で11万人台の都市が34都市あります。そして、その中で静岡県の掛川市は260平方キロメートル、新居浜市は234平方キロメートルですけど、掛川市は21名の議員で行っております。
そして、市民の声が届かないんじゃないかというような意見もありましたが、今新居浜市には校区の自治会が毎月開催されていて、そこでその会に出席いたしますと、校区の自治会の事情がよく分かります。そして、学校がコミュニティ・スクールになりました。学校がコミュニティ・スクールになったから、学校、家庭、地域が学校にどんどんどんどん参画しています。そして、学校では、4か月に1回、学校運営協議会というのを開催いたしております。学校運営協議会に出席いたしますと、不登校の人数とか不登校の傾向とか不登校のためにどのようなことをしているかというようなことが、学校のほうから説明がよくあります。そして、校区には社会福祉協議会もあります。社会福祉協議会に出席することによって、地域の認知症の人であったり、そして生活保護に陥っている方の情報なども、そこで聞くことができます。経済ですが、経済団体もたくさんの団体があります。商工会議所もあります。そのようなところに行きますと、経済団体の動きは逐一分かります。そして、国領川とか大きな河川のことは県の仕事ですから、県の東予地方局に行きますと、国領川のことであったり、私の地元の郷桧の端線の工事の進捗状況なんかでも詳しく説明してくれます。そして、国道11号バイパス、バイパスも大変重要な問題です。そのようなバイパスの問題でしても、松山の河川国道事務所に行くとか、西条国道出張所に行きますと、今の計画を丁寧に教えてくれます。それをまた自治会とかで皆さんに発表することによって、皆さんとのコミュニケーションが取れるんじゃないかと思っております。経済産業省のことでもです。経済産業省の職員も、新居浜市に来てくれています。国土交通省の方も新居浜市に来てくれています。分からないときにはそのような方と一緒に一つ一つ解決していけば、今の人数でもやっていけると私は確信いたしております。
○議長(藤田豊治) 篠原茂議員、今質問のあった内容で答弁されてないのが、大島、別子山について、どういうふうに考えているかです。
○10番(篠原茂) 大島、別子山、過疎化によって大変なところがありますけど、なかなか大島へ行くとか別子山へ行くというたら大変ですから、なかなか行くことはできませんけど、私も別子山には月に1回ぐらいは行って、皆さんと情報交換をしたりしております。地域おこし協力隊の方とも、問題点はないかというような話もしたりはしております。大島はなかなか行く機会はありませんけど、そのようなこともまた頑張って今後はやっていきたいと思っております。
○議長(藤田豊治) ほかに質疑はありませんか。片平恵美議員。
○2番(片平恵美)(登壇) 日本共産党の片平恵美です。
新居浜市の議会費についてなんですけども、類似団体の中で一般会計に占める議会費の割合が高いということは存じ上げております。議会費の削減ということは、本当に大事なことだと思うんですが、定数削減以外に方法を考えられなかったのか、検討されなかったのかということをお伺いいたします。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。篠原茂議員。
○10番(篠原茂)(登壇) 片平議員の質疑にお答えいたします。
私もなかなかそこまでは気がつきませんでしたから、指摘されていることに対して気がつきませんでしたので、今後、またそのようなことも勉強させていただきたいと思っております。
○議長(藤田豊治) ちょっと答弁にはなってないんですけど。ほかに質疑はありませんか。井谷幸恵議員。
○7番(井谷幸恵)(登壇) 日本共産党の井谷幸恵です。
2点お尋ねします。
1点目は、先ほどからたくさん出ていることではありますけれども、重ねてお願いします。
議員定数削減による一番の問題は、やはり市民の声が届きにくくなることです。人口は徐々に減っていきますけれども、議員は26人から24人にがくっと減りますと、少数意見だとか小さな声がますます届きにくくなります。この点、重ねてどう考えているか、お答えください。
2点目、市民の代表である議員の定数を変更することは、市民にとって重要なことです。時間をかけて市民に丁寧に説明して理解を求めたり、市民の声をしっかり聞いて集約したり、それを議会に反映し、議論を尽くす必要があると思います。提案されて即日採択というのは、拙速に過ぎると思いますが、この点どのように考えていらっしゃいますか、お尋ねします。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。篠原茂議員。
○10番(篠原茂)(登壇) 井谷議員さんの市民の声が届きにくいといったことは、先ほど私が答弁させてもらったことで解決できればと思っております。
○議長(藤田豊治) 重ねて質問してますんで、もう一度答えてください。
○10番(篠原茂) もう一度ですか、はい。
2名の削減の提案の背景とか考え方とかで答えさせていただきますと、提案理由でも申しましたけど、類似都市との比較及びこれまでの新居浜市議会において一つの目安であった5,000人に1人という考え方、また改選時のアンケートから見て今回の提案をさせていただきました。
○議長(藤田豊治) もう一点。提案期間。もっと十分に慎重に論議しなかったのか。
○10番(篠原茂) 少しあれなんですけど、定数問題については、特別委員会を設置して市民の声を聞きながらじっくり結論を出したほうがええんじゃないかというような声も確かにあります。新居浜市の市議会におきましても、以前自民クラブさんが議員提案により本会議において結論を出したりしております。今回も我々の思いとして提案しましたが、議員の皆様の賢明な判断により、継続審議の方法等も探っていただければなあと思ったりもします。よろしくお願いいたします。
○議長(藤田豊治) ほかに質疑はありませんか。山本健十郎議員。
○26番(山本健十郎)(登壇) 今、定数2名の削減のお話の最中ですが、この件で一番問題があるのは、今回、要は議会運営委員会に会派から参加をせずに、それからその定数2名の条例を出す議案を議会運営委員会で決定してもらうときに、そこの会派の委員さんが、この大事なのを欠席したと、そこが一番今回ポイントになっとんですね。ふだんのときだったら、今までそれぞれ欠席した例もあるわけです。それがあるんと、もう一つは、この自民クラブが今まで過去36から34、30、28、26と、こういうことで命がけで皆さんと協議しながら取り組んできたわけですけども、26という数字は、以前類似都市と人口5,000人というような話もありますが、ベストテンぐらいに入っとったんですね、上位に。今はそれぞれ地域によって、大阪みたいに17名ぐらいにしとるところもありますが、これはやっぱり面積が少ないところですね。今回の場合、特に26の中から前回平成26年12月議会で、当時のいずみ会が同じく26から24にしました。これはもう成立しませんでした。今回も同じような形で上げてきとるわけですが、結局、今期の間で、要はみんなで議会改革特別委員会のような形を開いて、議論をして、それで提案するか提案せんかは別にして、そういうことは定数というのはおのおの皆違うし、自治体で皆違うわけですね。今回そういうことをなしに、呼びかけもなしに、このいずみ会さんがやったときは呼びかけがあったわけです。そういう呼びかけもなしにこういうことを4名という話もお聞きしましたけども、進んできたのは、今大きな問題になっとるわけなんです。とにかくそういう議案を上げるときに、その議案を上げる会派から委員さんがいなかった、会長も待機してなかった、その辺が非常に疑問に残るわけなんです。こういうことについて私は今特別委員会の話もしました。会派の会長、その議運のときにいなかった。この辺について御答弁ください。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。篠原茂議員。
○10番(篠原茂)(登壇) 山本議員さんの貴重なアドバイス、本当にありがとうございました。もう少し私どももじっくり考えてやればよかったと反省をするところがあります。
そして、今こんなことも思ったんです。今、人口なんですけど。
○議長(藤田豊治) ちょっと答弁、2点のみに簡潔にお願いします。議会議員をなぜ。
○10番(篠原茂) だけん、山本議員さんの言われるとおり、私らも反省もしとりますということでいいんじゃないですか。
そして、今回提案したことで、1つあるんですけど、人口の推移ということを調べてみたんですよ。令和3年12月31日から令和4年4月30日の人口を見てみたんですけど、704名減っとんですよ、新居浜市。704名だったら、この調子でいきますと、2,100人ぐらい減るんですよね。ほんで、令和3年でしたら大体1,200人、令和2年だったら1,100人ぐらいなんですけど、今年は原因が何かというのをつかんでないんですけど、12月末から4月末までで704名も減っとりますから、人口減少も物すごい勢いで進んでいるなということで、今回提案させていただきました。
○議長(藤田豊治) 篠原議員、山本議員の質問は、なぜこの機会で皆さんと検討せずに出したのかということを問うとんです。
○10番(篠原茂) ですから、言ったじゃないですか。
ですから、検討せずに出したかということは、私らも勉強不足ということもありましたということで、次回からはこのようなことがなきよう、勉強していきたいと思ってます。
○議長(藤田豊治) 休憩入れましょうか。(「要らないです」と呼ぶ者あり)いいですか。
ほかに質疑はありませんか。山本議員。
○26番(山本健十郎)(登壇) もう一点、前回の愛媛新聞社のアンケートで、7割ぐらいがもう定数削減におったということをかなり主張しよりましたけど、私も自分が出したやつを読み返してみますと、愛媛新聞社の場合は、定数、減すとか減さんとか、もう私とか議員さんが例えばこれは悪いですけど、同じ政治家でも、市長は年金、退職金、医療、皆あります。議員はもう今はございません。そういうような状態なんかのものも私が書き込んでおりました。だから、1名、2名減らしてもええけども、こういうような要望は、こういうことが成立したら、報酬を上げるとか、そういう、要は要件をおのおのの議員は書き込んどんですよね。そういうことは、新聞には書いてくれてない。だから、7割というても、そのときの状況があるわけですね。そういうことについてはどのように思いますか、お答えください。
○議長(藤田豊治) 答弁を求めます。篠原茂議員。
○10番(篠原茂)(登壇) 報酬の件なんですけど、報酬の件は、報酬審議会で議論していただければいいのであって、私ら議員が報酬のことは言う資格はないと私も思ってます。
○議長(藤田豊治) アンケートの件をどういうふうに分析しましたかということなんです。
○10番(篠原茂) アンケートの件も最初言いましたけど、愛媛新聞のアンケートによりますと、19名の方が議員定数削減に賛成いたしております。ほんで……。(「18やって」と呼ぶ者あり)18ですね、すみません。18名の方ですね。(「要件は」と呼ぶ者あり)
○議長(藤田豊治) 要件を聞いとんですよ。要件を調べてますかというふうなことを。ただ単に新聞の報道だけじゃなくて、その中身をちゃんと調べてますかという質問です。
○10番(篠原茂) 中身も一応新聞記者からもらっております。コメントはいただいてますけど、このコメントを読んだらいいんですか。
○議長(藤田豊治) 要は、いろんな条件を記して、そして定数削減にするというのは、報酬も今いろんな点で下がっていると、報酬ではできないというふうなことを加味しとる分が書いてないんですよね、愛媛新聞には。その回答です。(「議長、もういいです」と呼ぶ者あり)
この際、暫時休憩いたします。
  午後 0時06分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――

  午後 1時00分再開
○議長(藤田豊治) 休憩前に引き続き会議を開きます。
ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田豊治) これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議会議案第2号については、会議規則第38条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田豊治) 御異議なしと認めます。よって、議会議案第2号については委員会の付託を省略することに決しました。
この際、暫時休憩いたします。
  午後 1時00分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
  午後 1時02分再開
○議長(藤田豊治) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。白川誉議員。
○4番(白川誉)(登壇) 自民クラブの白川誉です。
ただいま議題となりました議会議案第2号、新居浜市議会の議員の定数を定める条例の一部を改正する条例の制定につきまして反対の立場で討論いたします。
まず最初に、私は、先ほどの提案理由で述べられておりました3年前の愛媛新聞の立候補者アンケートで定数削減については賛成と回答した一人であります。では、なぜ今回の議案に反対なのか。それは今回の議案は、議員同士の話合いの場が持たれることなく本日を迎えたことと、中身を拝見すると、他市の人口規模をベースとした単に定数を削減するだけの提案であるからであります。他市と比較することも大事です。昨今の社会情勢による今後の財政状況を考えることも大事です。そして、目先のことも大切です。ただし、議会改革というのは、これからの新居浜市議会を担っていく未来の議員になるであろう人たちのことも考えて、大きな意味と価値を持たせることを同時に行う覚悟が必要であると考えます。そもそも同じ人口規模の自治体といっても、地域特性が違うことや、人口比率だけではなく、面積や小学校、公民館の数、そして財政力指数などを掛け合わせて最適な定数を算出することを議論し、異なる意見があったとしても、議員全員で考えることが未来への責任だとも考えます。また、単なる議員定数の削減は、現職議員の強みが増し、若年層や女性の進出が今以上に難しくなるとも思います。それでも人口規模をベースとして定数を削減したいというのであれば、既に新居浜市が目指す人口将来展望が示されている新居浜市人口ビジョンを基に、2040年には21人に、2060年には19人にするというガイドラインを一緒に決めるぐらいの覚悟で提案するべきだと考えます。私は新居浜人です。他市がどうとかではなく、新居浜市にとってベストな議員定数の算出根拠を全国に先駆けて示したいと思います。ちなみに、私は、3年前、初当選をさせていただき、初めて議員報酬をいただいた際に、議員報酬の明細をSNSで公開しました。それは、市民の皆様からいただいた税金に見合う仕事をしているのかを日々評価いただきながら、緊張感を持った議員になることをお約束したからです。まだまだ市民の皆様の御期待に沿えていませんが、この公開はやってよかったと今でも思っています。議員は、何をやっているのか分からない、議員は誰がやっても同じと市民の皆様から多く思われていることは誰もが分かっていることであり、投票率からも表れています。であれば、議員定数を削減してから議会改革の中身を考えるのではなく、議員の仕事の在り方についても議論し、議論だけではなく、行動に移していくような流れを今回の反対討論を通してつくっていきたいと改めて決意しております。
アメリカの牧師ジェームズ・クラークの名言です。政治屋は次の選挙を考え、政治家は次の時代のことを考える。耳障りのよい定数削減というキーワードだけが独り歩きすることなく、議員の仕事の在り方や我々議員に権限はありませんが、議員報酬など、一般的にタブー視されがちなことにも目をそらさず議論し、そのプロセスの全てを市民の皆様にお示しをして審判いただくことが最優先事項であると考えます。
以上を述べ、私の反対討論とさせていただきます。
○議長(藤田豊治) 神野恭多議員。
○8番(神野恭多)(登壇) 新居浜の未来を考える会の神野です。
議会議案第2号、新居浜市議会の議員の定数を定める条例の一部を改正する条例の制定について賛成の立場から討論いたします。
初めに、今回の議案上程において、私自身の議員としての認識の甘さにより、先ほどの質疑の時間も含め、多くの方々に御迷惑をおかけしたことを、繰り返しにはなりますが、この場を借りて改めておわび申し上げます。
さて、このことによって論ずべき視点が漠たるものにならないようにお願い申し上げ、討論いたします。
先日、衆院選挙区画定審議会、いわゆる区割り審が岸田総理に勧告を行いました。新たな愛媛2区では、現在の愛媛3区に今治市、上島町が加わるとのことです。この区割り変更により、愛媛県における定数は4から3に減少し、これにより地域の声が国に上がりにくくなることを危惧いたします。昨年、愛媛3区において与党の衆議院議員が誕生したことによる効果は、国費の流れを見れば一目瞭然であり、政治の責任というものを改めて感じます。少子高齢化に加え、首都圏への一極集中が進む中、1票の格差是正としても、本気で地方活性化させるには、これを本当に行うべきなのか、非常に強い違和感を覚えます。首都圏に人を流出させてしまうのは、魅力を感じることのできない地方にしてしまっている地方の人間の責任でしょうか。私はそうは思いません。全ては政治につながるものです。
同様に、本市においても、コロナ禍で傷んだ部分をケアしつつも、一つ一つの小さな声を聞きながら、経済的にも教育的にも発展していかなければなりません。もちろん、議会を構成する議員と地方公共団体を代表する長を共に住民が直接選挙をする二元的代表制という点では国と同じ考えではいけないのかもしれません。加えて、昨今の社会情勢なども鑑みると、現時点での議員定数削減は、逆行しているのかもしれません。しかしながら、時代に即応したデジタルの活用をすることにより、人数が減っても議員総体で対応を模索することが可能です。加えて、身を切る改革により、政治の在り方を市民の皆さんに認識していただく機会に、私たち市議会としてもいま一度考える機会に、冒頭に述べました国と地方、首都圏と地方をいま一度危機感を持って考える機会に、この議案の上程は重要であると考えます。過去には、議員定数削減を考える委員会などの設置によって慎重に審議を進められた経緯などを考えると、今回の議案上程は乱暴であるように感じる方もいるかもしれませんが、私の意見は、非常に簡単で、私自身、そして会派、新居浜の未来を考える会全員が、さきの市議会議員選挙で行われた愛媛新聞、そしてハートネットワークが行ったアンケートにおいて、議員定数は削減するべきと答え、それが広く認知された以上、その姿勢に共感を得ていただいた票も少なからず存在することから、その責務を果たすべく、私の賛成討論といたします。
○議長(藤田豊治) 片平恵美議員。
○2番(片平恵美)(登壇) 日本共産党の片平恵美です。
議会議案第2号、新居浜市議会の議員の定数を定める条例の一部を改正する条例の制定について反対の立場で討論します。
本議案は、新居浜市議会の議員定数を26から24に改めるというものです。定数削減により懸念されることについて数点述べます。
第1は、市民と議会とのパイプが細くなるという点です。
言うまでもなく、住民代表機関としての機能を持つ議会は、多種多様な住民の意思を反映する複数の議員から成る合議体であり、議会に求められているのは、議論を通じて多様な住民の意思を反映し、それを統合調整して、自治体の意思を形成することにあります。あわせて、それによって行政執行機関を監視することにもなります。また、個々の議員を通じて、行政に住民の意思を伝え、住民の利益に反するような場合、行政執行機関を批判し、監視していくことも大きな役割です。
このように、重要な役割を担う議会の議員定数を削減することは、多種多様な市民の意思を反映し、統合調整して、自治体の政策、意思を形成する上で欠陥が生じることに通じるものです。
第2に、議会費を削減するためとする議論についてです。
議員定数を2人削減したとしても、議員の報酬や手当の節減効果は26分の2であり、1割にも届きません。痛みを伴う改革、身を切る改革というのならば、議員の報酬を1割カットすれば、2人削減よりも大きな節減になります。行政視察も現行の3泊4日から2泊3日にして、近隣の先進的な取組に学ぶことで経費の節減になる。議員定数を削減するよりも、先に取り組まなければならないことがあるのではないでしょうか。
第3に、市民が期待する議会改革をどう進めるかについてです。
市民の中に議員が多過ぎるという声があるとすれば、議員、市議会の質が問われている問題であり、加えて議員に対する不信感があるからです。市民の中には、高い給料をもらってどんな仕事をしているか分からない、あるいは市民サービスを切り捨て、国民健康保険料や公共料金を上げるだけが議員の仕事か、請願書や陳情書を簡単に不採択にする、その裏にある市民の切実な願いに真摯に向き合っているとは思えないなどの声が聞かれます。今必要なのは、単純な議員定数の削減ではなく、このような議員に対する市民の不信感を取り除くための議会改革であり、議会の質的な向上です。
いま一つ、このような重要な案件について、手続というか議論の持ち方について意見があります。その議論の過程があまりにも雑過ぎると思います。もっと時間をかけて、議会改革を議員定数だけでなく、いろいろなアイデアを出し合い、議論を尽くして提案されるべきではなかったでしょうか。このような雑な進め方、決め方、これで重要なことが決まってしまうとすれば、市民にとって議会がますます見えづらく、遠いものになるのではないかと危惧いたします。
最後に、急速な物価上昇、上がらない給料、下がり続ける年金など、深刻な暮らしの実態があり、市政への切実な要望、多様な意見も山積している中で、地方自治体の本旨にのっとり、住民の暮らしや福祉を守るために、議会が今こそその役割を発揮する必要を強調いたします。そのためにも、議員定数を削減することは、市民に最も身近な議会とのパイプを細くするものであり、断固反対いたします。その財源として、議員報酬削減や議員の行政視察の見直し等を行えば、十分賄うことができることを提案いたしまして、私の討論を終わります。
○議長(藤田豊治) 合田晋一郎議員。
○3番(合田晋一郎)(登壇) 新居浜の未来を考える会、合田晋一郎です。
ただいま上程されています議会議案第2号、新居浜市議会の議員の定数を定める条例の一部を改正する条例の制定について賛成の立場で討論させていただきます。
議案の提案理由につきましては、先ほど篠原茂議員が説明されたとおりでございますが、説明されたとおり、今の定数、今の議員26名を2名削減して24名にしようということではございません。あくまでも来年度の来期の改選時に市議会議員の定数を24名にするというものです。来期は、新たな道に進まれる方もおられるかと思います。また、新居浜を思う志で新たに市議会議員を目指す方もおられるかと思います。来年の5月2日に24名でこの場に理事者の前に臨みたいという思いです。
では、なぜ24名なのかということですが、定数を削減して経費節減を図りながら、議員報酬も見直し、若者世代も活躍できるように20名にしてはどうか、また22名で考えてはどうか、また早急過ぎるので、まず23名では、また現状維持ではとの議論があろうかと思います。私が議員になる前、先ほど質疑で山本議員からもありましたが、新居浜市議会でも議員の定数の削減が議論されております。可決、否決、可決、否決とございましたが、討論されている議事録を拝見させていただきました。今回も私の前にも討論がありましたが、新居浜を、市民を思う諸先輩方、また同僚議員の御意見は、全て真っ当なごもっともな御意見ばかりです。
それでは、新居浜市にとって適正な議員定数は今何名なのか、適正な数はなかなか割り出すことはできません。あえて適切な数を算出するのに、類似自治体、近隣自治体の議員定数から割り出そうともしますが、先ほど白川議員の討論にもありましたように、それは地方自治の考えから違うと私は思っています。また、議員定数は少ないほどよいのかというと、そうでもありません。議員は、一定数必要ですし、多いほうがよいとの考えも理解できます。市民の声としても、なるべく多くの人の意見を聞いてから政治や行政を行ったほうがよいとお伺いしてもいます。コロナ禍、今からウィズコロナと言われる時代、民意を諮ることは、これまで以上に重要になってきますが、一方、IoTの活用や各種SNSの活用で、様々な意見を集約する場が増えています。新居浜市としても、理事者側も通報システムやSNSアンケートなど、広く意見を取り入れられております。
では、議員定数の削減について、近隣市と比べても多いということはなく、市民ニーズがあるのかというと、そうでもないと私は感じています。ニーズがあるかないか、ニーズがないのでどうかというようなこともあろうかと思いますが、議員定数の問題は、市民からのニーズがあるなしではないと考えています。議会と議員は、社会、市民生活の平等と公正を維持するために欠かせない民主主義の担い手です。やみくもに減らして、議会の力が弱まると、民主主義が失われて、中身のない形だけのものになってしまいます。
いろいろと取り留めなく発言しましたが、では適切な数は、これは市民にお聞きしても日本中の学者の方、また研究者にお聞きしても、いろいろな政策を考える団体にお伺いしても、またAIに問いかけても答えは出ないと思います。では、誰が定数を検討し決めるのかというと、私たち26名の議員であります。今回は、議員定数削減という議論は、一つの議会改革ですが、これまで以上に議会の、議員の見える化などについても積極的に進めていくことも必要なことと考えています。議会が自らの身を切り、改革していく姿勢を示し、人口減少など新居浜市を取り巻く様々な社会状況の変化、財政状況の推移など、議会として常にしっかり把握しつつ、検討し続けていくことも大切なことと考えています。議員定数に関しましても、無論今回は24名との提案ですが、これでよいのかということも議論を続けていかなければならないと考えています。コロナ禍、また人口減少社会の中で、様々なことが変化しています。議会も変化し、イノベーションをもたらすために身を切る覚悟を示して、議員の数でより多くの市民の意見を反映するとの考えを改め、いかにして民意を効果的に反映させるかを基本にしっかり考えながら私たち議員自らが重い決断をもって身を切ることが議会改革の一つの形だと考えています。
最後になりますが、議会改革のまず一歩として、議員定数を24名に改正することに御理解いただき、賢明な御判断をいただけますようお願いいたしまして、賛成討論とさせていただきます。当然、任期までコロナ禍、市民の皆様の生活不安に対しても適切な対応を議会として26名でしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。ありがとうございました。
○議長(藤田豊治) 以上で通告による討論は終わりました。
これにて討論を終結いたします。
これより議会議案第2号を採決いたします。
本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(藤田豊治) 起立少数であります。よって、議会議案第2号は否決されました。
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  日程第7 議会議案第3号
○議長(藤田豊治) 次に、日程第7、議会議案第3号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。永易英寿議員。
○17番(永易英寿)(登壇) ただいま議題となりました議会議案第3号につきまして提案理由の説明を申し上げます。
本案は、国民の祝日「海の日」の7月20日への固定化を求める意見書の提出についてであります。
国民の祝日海の日は、海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願うことを趣旨として、平成7年に制定され、平成8年から施行されました。施行当初、海の日は昭和16年に制定された海の記念日を基に7月20日と定められていました。この海の記念日は、明治9年に明治天皇が東北地方を巡行した際に、灯台監視船明治丸で航海し、同年7月20日に横浜港に無事入港したことを記念して定められたものです。また、第1回海の日である平成8年7月20日は、世界の海洋秩序を定めた海洋法に関する国際連合条約が我が国において発効した日であり、平成19年7月20日は、海洋基本法が施行された日でもあります。
このように、7月20日は海洋国家日本の礎となる記念すべき日であります。
しかし、いわゆるハッピーマンデー制度により、平成15年以降、海の日は7月の第3月曜日へと変更され、海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願うという趣旨が希薄になりつつあります。我が国と海との歴史的、文化的及び経済・社会的な関わり並びに海の日制定の歴史的経緯等を踏まえ、国民が海の大切さを理解し、その恩恵に感謝し、海の安全及び環境保全について考える機会とするためにも、海の日を制定当初の7月20日に固定していただくよう、内閣総理大臣に対し意見書を提出しようとするものであります。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。
○議長(藤田豊治) これより質疑に入ります。
議会議案第3号に対して質疑はありませんか。井谷幸恵議員。
○7番(井谷幸恵)(登壇) 日本共産党の井谷幸恵です。
先ほどるる説明をされたんですけれども、一般の祝日と同じ扱いでどうしていけないのでしょうか。どうして7月20日でないといけないのか、お願いします。
○議長(藤田豊治) 井谷幸恵議員、今先ほど説明したんですが。
○7番(井谷幸恵) だから、今の祝日で十分いわゆる繁栄を願うことを……。(「質疑してないやないか」と呼ぶ者あり)
一般の祝日と同じ扱いでも十分に祝えるのではないか思うのですけれども、いかがでしょうか。
○議長(藤田豊治) 先ほど説明したんですけど、答えてもらいましょうか。よく聞いとってくださいよ。答弁を求めます。永易英寿議員。
○17番(永易英寿)(登壇) 先ほど提案理由で申した説明のとおりであります。
○議長(藤田豊治) ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田豊治) これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議会議案第3号については、会議規則第38条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田豊治) 御異議なしと認めます。よって、議会議案第3号については委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
討論の通告はありません。よって、討論なしと認めます。
これより議会議案第3号を採決いたします。
本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤田豊治) 御異議がありますので、起立により採決いたします。
本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(藤田豊治) 起立多数であります。よって、議会議案第3号は原案のとおり可決されました。
以上で本日の日程は全部終了いたしました。よって、会議を閉じます。
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  市長挨拶
○議長(藤田豊治) 市長から挨拶があります。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) 閉会に当たりまして一言御挨拶申し上げます。
まずは、6月19日に発生いたしました石川県能登地方を震源とする地震につきまして、現在も地震活動が継続し、不安な日々をお過ごしのことと存じます。被害に遭われた方に心からお見舞いを申し上げます。
本市におきましても、災害に強いまちづくりを目指すとともに、あらゆる災害から市民の貴重な財産と生命を守るため、今後も努力してまいります。
さて、議員の皆様方には、今議会に提案いたしました新居浜市特定用途制限地域における畜舎等の用途の制限に関する条例の制定についてをはじめ、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を含む令和4年度一般会計補正予算など重要諸案件につきまして御熱心に御審議をいただき、ただいま原案のとおり御議決、御同意を賜ることができました。心から御礼を申し上げます。
特に、一般会計補正予算につきましては、コロナ禍における原油価格、物価高騰対策や生活困窮者生活支援に係る事案などがありますことから、一日も早く支援が届きますよう、迅速な執行に努めてまいります。
また、審議の過程で御指摘をいただきました御意見、御提言等につきましても、今後の市政運営の中で遺漏のないよう十分配慮してまいります。
本市は、去る5月20日、内閣府から愛媛県内では松山市、西条市に次いで3例目となるSDGs未来都市の選定をされました。これまでの本市のSDGs推進に向けた取組が、経済、社会、環境の3側面で効果的に結びつき、好循環を生んでおり、全国においても優れた取組であると評価されたものと受け止めております。
さらには、6月18日には、脱炭素社会の実現に向けた取組を推進するため、県内自治体として初めて気候非常事態宣言を表明いたしました。今後におきましても、市民、団体、企業等の多様なステークホルダーとの連携をさらに強化し、SDGs及び脱炭素社会の実現に向けた取組を推進してまいります。
新型コロナウイルス感染症につきましては、本市では連日のように多くの陽性者が確認され、まだまだ予断を許さない状況でありますことから、3回目のワクチンの接種と感染回避行動の徹底をお願いいたします。
また、7月1日の多喜浜校区を皮切りに8月23日までの間、市内10校区でまちづくりタウンミーティングを開催する予定としております。それぞれの地域が抱えている課題について、意見交換を行い、多くの市民の皆様の声をまちづくりに生かしてまいりたいと考えております。
結びになりますが、これから季節も本格的な夏に向かうわけでございます。市民の皆様をはじめ、議員の皆様方には、十分お体を御自愛いただきまして、市民福祉の増進と市政のさらなる発展になお一層の御尽力を賜りますよう心からお願いを申し上げまして、閉会に当たっての御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(藤田豊治) これにて令和4年第3回新居浜市議会定例会を閉会いたします。
  午後 1時36分閉会