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明治時代に撮影された別子銅山の写真について、これまで明治14年写真帳(平成28年度特別企画展)・明治23年写真帳(令和4年度特別企画展)により、別子銅山の近代化が進展する様子を紹介してきた。今回それに引き続いて、明治31年の別子鉱山写真帳を取り上げる。
明治31年写真帳には、近代化が進む別子東延や高橋製錬所のほか、別子鉱山鉄道の関連施設、煙害対策として大煙突建設中の惣開製錬所など、明治時代における別子銅山最盛期の様子が記録されている。
これらの写真は、神戸の写真師・光村利藻(現 光村印刷株式会社創業者)によって撮影された。利藻の父光村弥兵衛は一代で財をなした豪商である。利藻は13歳の時、父の名代として明治23年(1890)別子開坑二百年祭に出席し、別子銅山を訪れている。また、弥兵衛が亡くなった際には、広瀬宰平と伊庭貞剛が後見人になるなど、光村家とは深いつながりがあった。
本展では、明治31年写真帳をもとに明治最盛期の別子銅山の様相を伝えるとともに、光村利藻と広瀬・伊庭の関係についても紹介する。
1 会場 新居浜市広瀬歴史記念館 展示館
2 期間 令和7年10月29日(水曜日)~同年12月14日(日曜日)
11月 | 3日(月曜日)、4日(火曜日)、10日(月曜日)、17日(月曜日)、24日(月曜日)、 |
12月 | 1日(月曜日)、8日(月曜日) |
3 開館時間 9時30分~17時30分 (入館は17時00分まで)
4 観覧料
(1)個人 550円
(2)団体(20名以上) 440円
(3)市内在住65歳以上 270円
(4)身体障害者手帳等をお持ちの方とその介助者1名 270円
(5)18歳未満及び高校生、大学生等 無料
主催 新居浜市
後援 愛媛新聞社、N H K松山放送局、南海放送、テレビ愛媛、あいテレビ、愛媛朝日テレビ、ハートネットワーク、
新居浜商工会議所、新居浜市連合自治会、新居浜文化協会