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特定外来生物に指定されている「セアカゴケグモ」が令和元年8月26日に、「ハイイロゴケグモ」が同年9月30日に市内で初めて発見されました。セアカゴケグモについては、市内で初めて発見されて以来、市内各所で目撃情報が寄せられています。車などに付着して運ばれ、遠くに移動する可能性があることから、市内全域での注意が必要です。
セアカゴケグモ・ハイイロゴケグモともに攻撃性は低く、おとなしいクモですが、毒を持っていますので、見つけても絶対に素手で捕えないで下さい。
◆成熟したメスの体長は、約0.7~1.0cmです。
◆毒を持っているのはメスだけであり、オスに毒はありません。
◆丸い胴体で腹面が赤い砂時計状の模様です。
◆(セアカゴケグモ)全体が光沢のある黒色で、腹部の背面に目立った赤色の縦すじがあります。
◆(ハイイロゴケグモ)体色は様々で、腹部の背面に斑紋を有するものなど変異が多くみられます。
◆日当たりの良い暖かい場所で、地面や人工物の窪みや穴、裏側、隙間に営巣します。
例)自動車、プランターの底、室外機の裏、庭に置いた靴の中など
◆屋外に置かれていた傘、衣服、おもちゃ等に付着して、屋内に持ち込まれる可能性があります。
◆局所の疼痛、熱感、搔痒感、紅斑、硬結、区域リンパ節の腫張が生じます。
◆通常は数時間から数日で症状は軽減するが、時に脱力、頭痛、筋肉痛、不眠などの全身症状が数週間継続することがあります。
◆重症例では、進行性の筋肉麻痺が生じます。
◆咬まれたときは、すみやかに医療機関にご相談ください。
◆重症化した場合は抗毒素血清による治療が必要です。
◆咬んだクモの種類がわかるように、できれば殺したクモを病院へ持って行ってください。
◆市販の殺虫剤(ピレストロイド系)を噴射するか、靴で踏みつぶして駆除してください。
◆卵(卵のう:卵の入っているふくろ)は、棒きれなどでクモの巣ごとからめ取り、その場で焼却するかビニール袋に入れて完全に踏みつぶして下さい。
※卵には殺虫剤の効果が薄いと言われています。
◆卵から孵化するまで最大で20日程度かかるので、巣があった場所には一週間おきに殺虫剤を吹きかけるなどして、確認してください。
セアカゴケグモやハイイロゴケグモと疑わしいクモを発見した場合は、次の相談窓口にご相談ください。