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平成15年度 第3回 議事録

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ページID:0000379 更新日:2014年12月1日更新 印刷用ページを表示する
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平成15年度第3回新居浜市高齢者保健福祉計画推進協議会

平成16年1月15日(木曜日)

13時30分~14時50分

市役所3階応接会議室

(会長)定刻が参りましたので、ただいまから平成15年度第3回新居浜市高齢者保健福祉計画推進協議会を開催いたします。本日のご出席は12名ですので、設置要綱第6条により本日の会議は成立要件を満たしておりますことを確認させていただきます。次に、前回の会議に欠席されました委員さんに、自己紹介をお願いいたします。加藤委員さん、有吉委員さん、小笠原委員さん、お願いいたします。

(委員自己紹介)

(会長)それでは、ただいまから議事に入りますが、皆様方の忌憚のないご意見をお願いいたしまして、議事の進行にご協力をお願いいたします。では、「敬老会事業」について、事務局から説明をお願いします。

(事務局説明)

(会長)ありがとうございました。ただいま、事務局から「敬老会事業」について説明がありましたが、ご質問、ご意見はございませんか。

(委員)敬老会事業での参加者とはどの範囲ですか。例えば40%とはどういう人を指すのですか。

(事務局)これは、敬老会事業の対象となっている方が満70歳以上の方ですが、その中で行事に参加している方、いわゆる自治会等で実施しております懇親会などの行事に参加している方が40%ということです。これは、以前アンケートをとった時に全体の中で40%の方が参加しているというお答えをいただいております。

(委員)敬老会事業というのは大体自治会が主体でやっておりますが、今日のこのメンバーの中で自治会役員は私だけなんです。よろしければ意見を申し上げたいと思いますが。

(会長)実施していただく団体としての自治会からのお話をよろしくお願いします。

(委員)これは自治会によってやり方が様々なんです。皆さんご存じだと思いますが、懇親会をする自治会、記念品や商品券で済ませるところ、両方一緒にするところなど様々ですが、そういうものが同じ補助金制度の中で混在しているというのは問題があると思います。だから今は当然見直す時期に来ていると思います。調べていただいた結果によると、記念品だけで済ませるところは大体30%くらいです。懇親会を行っている自治会というのは半分足らずの40%くらい、両方やっているところが24%ぐらいですから、やはり懇親会という形で行っているところが多いわけです。私の知っている自治会のいくつかは、記念品、商品券を渡してそれで終わりにしているところがあります。手間はかからないです。最近、自治会長が順番制で毎年1回ずつ変わるようなところがあります。そういう自治会は、該当者が満足するような懇親会を開くことができない、それなら商品券や記念品で済ませようというわけです。気持ちは分かりますが。最近該当者になった方々は、ごちそうになるよりも商品券をもらう方がいいというような方が増えつつあります。また私のところもそうなんですが、懇親会の世話をしてくれる人が段々少なくなって、昨年は10人いたのが今年は2人減ったとか、そういう傾向が続いていくのではないでしょうか。そうなりますと懇親会はいつまで続くのか、将来のことはわかりません。比較的世話をしてくれる方は熱心ですから、お世話するのに何の苦労も惜しまないわけですが、代わりをしてくれる若い人たちは育ってきません。私は自治会長を引き受けて十何年になりますが、いまだかつて懇親会をやめたことは一度もないです。集まってくれる方は喜んでくれます。懇親会を勧める自治会の言い分としましては、1年に1回は高齢者同士が顔を合わせて相互に健康を確かめ合う場としては非常にいいのではないかと思います。商品券を配るだけで終わらせるのはおかしいと思います。私の自治会は、補助金の見直しが進んで補助金が無くなっても、自治会が負担し得る範囲で皆さんに集まっていただいてそういう場で1日楽しく過ごしていただきたい、そういう気持ちが強いです。補助金のあるなしに関わらない別の価値を見出しています。みなさんがそうだとは言いませんが、どうも最近は補助金を単なる祝い金という捉え方をしている人が多くなっているのは間違いないです。そういう方々が、本当に真面目に懇親会に参加してみんなで楽しもうと言う方々と同じような基準で補助金をもらうのはおかしいと思います。それならばいっそのこと廃止したほうがいいと思います。廃止するということになりますと市民から苦情が出ると思いますので、みなさんが納得できる説明を準備しておく必要があると思います。また、先程お話がありました新規事業については、どこかの都市が行っているのでしょうけれども、ゼロからのスタートならいいが既存の敬老会の代案としては問題があり、更なる検討が必要であると思います。もうひとつ社会福祉協議会の会長さんがおられますけれども、社会福祉協議会とご協議されたらどうかなと思うところがあります。高齢者の交流事業、社協の事業ですけれども、お金もいりますし、県の事業で補助金を受けられる事業もありますし。難しいのかもしれませんが、高齢者が介護保険の負担も増えたと言っておりますし、そういうのも軽減できる施策はないのかなと思いますが、検討していただけるのならお願いしたいと思います。また他の自治会長と話しをしましたところ、現在対象年齢は70歳以上ですけれども75歳にしてはどうかという案とか、懇親会を行うところと記念品だけのところを分けて補助金に差をつけたらどうかという意見も聞きましたが、これらの意見は制度そのものを改善する根本的な理由になっていない、単なる思いつきであるという受け止め方を私はしております。とにかく今のやり方は見直す時期にあるということです。

(会長)ありがとうございました。お世話をしていただいた自治会長の立場から非常に貴重な意見をいただいた訳ですけれども、今お聞きになられたように自治会によってその取り組みは色々でございまして、商品券組、懇親会組と申しましょうか、その理由についてもおっしゃってもらいましたし、総括的な話もしていただきました。今のご意見を切り口として、それぞれの立場でご意見をだしていただけたらと思います。

(委員)私は一応現状維持ということでお願いしたいのですけれども、私も敬老会に入ったばかりで何も知らないまま参加させていただきました。私のところは割とよかったのですけれども、老人会に色々聞いてみますと中にはやはり先程おっしゃられたようなところもあるようですが、これからもっと高齢化が進んで自治会の役員の方も高齢になるので、一緒に今までの内容について考えていただいて、子供さんの教育のためにもいいと思いますし現状維持ということでお願いします。

(委員)私は全く違う観点からなんですが、高齢者にITカードを配布してそれに各自の予算をインプットして、特典が介護用品を買うとか、医者代に使うとか、あるいは介護保険を利用するという風に福祉関係のみに使えるカードを渡して、それによって自分が必要に応じて使うというわけです。そういうテクノロジーのない業者はポイントカードを渡すようにします。また2年を時効の期限として、2年以内に使わなかった人は福祉予算に戻入するという方法をとります。自治会単位で行っている敬老会は廃止していただきたい。出席しない人にはタオルや饅頭をあげて残りを出席者の費用にあてるようなことは絶対させないうようにしていただきたい。テレフォンカードや図書カードのようなカードを配布して福祉予算の中で個人が自由に利用できるように大改革を行うべきだと思います。

(会長)ということは福祉関係に使える記念品ということですね。こういう意見が出ましたが。

(委員)実際、懇親会を行っている自治会は1人当たり3,500円くらい使っております。商品券を配っているところでも2,700円もらって2,000円分しか渡さないようなところはありません。

(委員)その金額全部払っているかというと払ってないでしょう。タオルとか饅頭とかあげてるんでしょう。2,700円の商品券を配っているところはまだ一番ましです。飲み食いする人は何かメリットがあるからしているはずです。私はそういう行事をして参加者と不参加者とで差をつけるのは大変抵抗があります。

(会長)市の方から補助された2,700円は商品券にしろ懇親会にしろ該当者全員に返されているのは間違いないと思います。

(委員)商品券やお金が出るなら、老人会を開くと言ったらイヤと言う人はいないでしょう。しかし寝たきりの人など行けない人はいる訳です。そういう人達には申し訳的な記念品を送っているところが多い。

(委員)私はそういう事実は知りませんが。そういうところもあるのですか。

(委員)そうです。半分以上は欠席者と出席者で差があります。中にはフェアなところもありますよ。でもほとんどがアンフェアなんです。それによって参加する人は得するけれども、来ない人は饅頭かタオルになるわけです。

(委員)何年か前までは全地域が懇親会を開いていたのが、O157事件があってそれから食中毒になったらいけないということで段々減っていったと思います。私の地域では自治会に入っていない方には2,700円を金一封という形で全部差し上げます。また自治会に入っていて行事に来られない方には3,000円差し上げます。そして参加される方は、現金1,000円と食事は千いくらで安全な料理を出してくれる仕出し屋さんにお願いして、それに紅白の饅頭をつけます。申し込みの時にお金だけ3,000円でいいか、料理を家庭に配達するか、会館で食べるかという3つの申し込みを受けます。それで自治会館ではお酒も出て、カラオケをして楽しくやっています。私は、補助金は少なくなっても敬老会事業は継続していただきたいと思います。

(会長)ありがとうございました。懇親会についてのご意見でした。

(委員)この会はどういう方向で進めていこうとしているのか、ちょっとはっきりしませんが、これはお話にもありましたように非常に難しい問題ですよね。地域によっても違うし、考え方も違うし、ですが個人的に思うのは敬老会という行事そのものはひとつの目的があり、意義もあると思います。しかしできないところもあったり、できるところでもお金で返すところもあるということですので、今日の案にもなっている見直し、つまり継続・廃止・縮小という方向をこの会で結論を出すというのはなかなか難しいと思います。ですからご意見はご意見としてそれぞれ頂戴して、自治会代表の委員さんも出席されておりますが、委員さんも色々な立場もございましょうから、なかなか自治会を代表してというのは難しいだろうと思います。自治会や老人クラブという組織もあるわけですから、組織の意見というのを市が調査していただく、あるいは今の実態が40%ということですが、やり方は様々な訳ですし中身がどのようになっているのか少し詳しく調べていただくということで、この会で結論を出すというのではなく、そういうことになると市長も丸投げということになりますので、それはまずいですし、やはり意見は意見として頂戴して、その意見の中から市としてどう考えるかという風にしていただいたら、会の進め方としていいのではないかと思いますがいかがでしょうか。

(会長)今、委員が言われたとおりですが、今日はさらにその上へということで色々出していただいた意見の中から、市がそれを参考にして決めていただくと言う手順だと理解してください。

(事務局)事務局としては、今日で3回目の会になるわけですけど、色々な問題点、状況につきましては、これまでご理解いただいていると思います。前回の意見に加えここに記載されている意見にとらわれず、幅広い意見をいただきたいと望んでおります。最終的に会としてのまとめにも関係してくると思いますが、ひとつの方向性を見出すのは難しいと感じております。意見としてそれぞれ整理する方法につきましては会長、副会長さんともご相談させていただきたいと思っております。できれば出てきましたご意見について整理させていただいて色々な考え方があるということでのまとめにさせていただければと思います。また先程補助金についての意見が出ておりましたが、市の補助金ですので報告をしていただいております。補助金として2,700円となっておりますが実績としては少なくともそれ以上の金額を敬老会事業に使ったということでご報告をいただいております。

(委員)商品券や現金はいけないことになっていますよね。それについて制限はないのですか。

(事務局)特にこの補助金につきましては今のところ要綱がありませんので、そこまでの制限は設けておりませんが、極力実施団体については現金や商品券は遠慮してくださいということでお願いいたしております。

(委員)伝染病がでた頃からでしょうか、非常に県といい国といい市といい予算が苦しくて、あれもしたらいかん、これもしたらいかんとなってきて、懇親会をしなければ人間関係よくなりますか?皆さん和やかな会にするにはそういうことをあまり強調するといけないと思います。昔は敬老会でどういうことをしていたかもう一度勉強し直して継続していただきたいと思います。

(委員)反抗するようですが、そういう考え方が日本人をダメにしたんです。そういうのが圧力になってストレスの元になるわけです。敬老会に行かないといけない、お付き合いしないといけない、それがかえってストレスになって日本人はダメになったのです。

(委員)この事業は子供の教育にもいいということで始めたんでしょう?

(委員)おじいさん、おばあさんが死んだら、息子は泣いているのに、孫が「あー死んだ、死んだ」というような世の中ですよ。世の中は進んでいますから、そのあたりは考えないといけませんね。

(会長)この敬老会事業によって、高齢者と子供との関係が進んだらいいというのもひとつのねらいだと思いますが。

(委員)この事業が始まった頃は婦人会など色々な会がありまして、それぞれの地域でお世話してくれる方がお寿司とか作って、みんなが夕方になったら集まってくる、そういうのを地域でやっていましたね。委員さんがおっしゃることはちょっと飛躍しすぎていると思いますが、今は核家族になって家庭というものが失われてきたから、何らかの形で温かみのある、癒しの場を作ることは、やはり高齢者を大切にするというのもあるとは思いますが、何十年も続くと惰性になって昨年もこうやったから今年もこうやるという風に、うちも主人が72歳で2回ほど1,500円と酒と紅白の饅頭を持ってきてくれたのですが、その前に、折りがいりますか?出席しますか?お金のほうがいいですか?と聞かれました。こういうのは敬老ではありません。いくら喜んでもお金がいいか、折りがいいかと聞いて、折りも持っていってすぐ食べてもらったらいいですが、余って明日の夕方食べるということになったら、新鮮な間違いのないものを持っていっても、食べる時間によっては、それはいけません。こういう中身の問題については先程言われたように自治会によって全部違うと思いますが、お世話をする人については老人が老人の世話をすることになっているのは間違いないです。若い人は入ってきません。自治会の役員はその年の役員でやります。昔から仲のいい人が、ああしよう、こうしようとやっているのはたくさん聞きますが、中身の問題云々ではなく、敬老会の継続、廃止というのでもなく、今は見直してどういう風にしていくかという意見を出していただいて、ただ継続してくださいというのではなく、みんなでベターな方法を考えていくこと、それから新規事業の中に高齢者食生活事業をいれていただいておりますが、私が言ったことと違うと申し上げましたが、高齢者がいっぱいになってきたから高齢者が高齢者を支える役にならないといけません。昨年度は新居浜市3地域で川東2つと上部1つが敬老対策の時にこの費用を使って元気だけれども自治会館にきてくれる方の介護とそれから自分でできる簡単な料理、例えばお粥の炊き方や煮物の作り方を勉強する事業を行いました。とても地域の方は喜んでくれました。私はボランティアで行きましたが、大事なのは保健センターから保健師さんが行って70歳になったらこうしてくださいというような授業を40分ぐらいして、あと簡単な料理をしました。それがとても好評でしたので、新規事業の中に1人になっても困らない、元気な時に介護を習っていたら自分が介護されるときにすごくプラスになるんです。それから歯のことですけど、病気になると、口の中が一番不衛生ですので、まずお医者さんにきてもらって歯を診ていただこうという運動をやっております。運動は適度に、歯が一番大切ですので新規事業にこの2つはどうか取り入れていただくようお願いいたします。

(委員)今、副会長さんが言われた食生活改善事業として何カ所かやっておられたということですが、それには補助金はつくのですか。前回おっしゃられましたよね。

(委員)あれは新居浜市が取り入れてないそうです。10分の10の補助金のことですよね。愛媛県に2,000万円の予算があるというのに新居浜市はまだ・・・。私が今言ったのはそれぞれの自治会で敬老会の時にくださるお金で、みなさん塩分、糖分、脂肪の取りすぎなど健康でない状態になっている方を少しでも健康な状態でいてもらうためのもので、あのお金ではないみたいです。

(委員)それでは市からいただいている資料の中で高齢者食生活事業というのは、副会長さんが言われているものとは違うらしいですが、これはどういう事業ですか。

(事務局)食生活に関する色々な教室を開いたりする事業です。

(委員)これはもうやっているのですか

(事務局)これはまだやっておりません。転換施策案として新規で挙げさせてもらいました。これは国の補助事業の中にもありますので4分の3の補助があります。

(委員)新居浜は何年も前から高齢者対策の中で食生活が一番大事なんだと、好きな物ばかり食べて病気になっている人が多いから、できるだけ1人になってもバランスを考えて糖分を取りすぎないように、高脂血症の方が非常に多いでしょう?そういうことのないようにと何度も言ってきましたが、他の市町村は高齢者対策でそういう食に関することとかやっているのに新居浜市は何度申し上げてもやってくれなかったんです。初めて2年くらい前からやっと聞いていただいて、取り組んでもらえるようになったんです。今までは部長さんに何度お願いに行ってもダメだったんです。国の補助制度はずっと前からあるんです。10分の10の補助が食育関係で出てるんですけれども、新居浜市の農林水産課のほうに国の予算が届いているのかわからないんです。

(委員)副会長が言われているのは市で言うとどこが担当課ですか。保健センター?介護福祉課?

(事務局)副会長さんが言われている内容については、交付税で措置もされているということですよね。ですから事業を実施するかどうかは市町村の判断になってくるという訳です。食生活の改善に関する事業は現在高齢者だけを対象にしたものはありませんが、高齢者の方も含めた一般の方を対象にした食生活改善事業は保健センターがやっております。

(会長)色々な意見をいただいておりますが、敬老会事業を見直さなくてはいけないという点ではみなさん意見が一致していると思いますが、廃止はないようです。継続・縮小・新規事業ということですね。先程この行事は子供の教育、高齢者と子供の人間関係に非常に重要な役割を担っているということですが、そこをもう少し詳しく説明お願いします。

(委員)私どものところは、子供が高齢者に対する作文を読んだり、自治会の若手の方には芸をしてもらったり、私たちの若い頃は料理も作ってあげていましたね。今は既製品をとっているみたいで時間が余るので、芸とか子供さんには高齢者に手紙を読んでもらって、長い間苦労してきた経験をお話ししたり、紙芝居をしたりと楽しくやっていますのでいいのではないかと思います。だから老人会だけでなく色々なクラブの方に聞いても、皆さんなくしてはならないとおっしゃっております。

(委員)私は縮小して継続するという意見に賛成です。私はまだ敬老会のほうは関係ないんですけれども、母が入っていたときは折りを持ってきてくれましたが、年寄りはちょっとしか食べないのに立派すぎるなと思いました。川東の老人センターに勤めておりました時に、みなさん演芸をしたり、食事は給食センターからとっていました。今は演芸する方も少なくなって、私がいた時はたくさんいましたのでできましたが、今は少ないので児童館が横にありまして子供達との交流をしております。子供達が歌ったり踊ったり楽しくやっておりますので、やはり継続したらよいと思います。老人センターは校区ごとにないので、各学校の休みの日にその学校の子供達と交流をされたらいいと思います。

(委員)敬老会についての中身がよくわからなかったんですが、今までお話を聞いた感じでは、今までは子供との交流とか、自治体の若い方がお世話するというようなニュアンスを感じたんですが、これだけの高齢化社会になってきますと、そういうことよりも高齢者同士でいかに健康に幸せに暮らすか、互いにコミュニケーションをとって互いに生活を改善していくという方向で考えた方がよりベターなんじゃないかなと思います。敬老会の中身を知らずに言ったら失礼ですが、何かしてもらおうという感じがしないでもないので自分たちからという流れで、私は歯科専門なので検診の依頼があればもちろん対応いたしますので、そういうことを話し合っていただきたい。折りとか商品券とかそういうことに補助金を使うのではなく、自分たちの生活のレベルを上げることにお金を使うように考え方を変えていく方がいいと思います。

(委員)今のお話も大変結構だと思いますが、私は自分が健康な高齢者と思っておりますが、自治会の方もお世話をする方が高齢になりまして、これだと敬老会をいきいき老人がしたらとも思いましたが、やはり若い人にも手伝っていただかないとコミュニケーション上いけないのではないかと反省したりもしたんですが、色々考えたらやっぱり三世代になるんですよ、こういう行事をするには。今、料理をとりだして一番時間が余って殺風景になっているので、そういうのを昔に返して、中身を考えて、体の悪い人までも含めて、敬老会事業の中身を考えていかないといけないと思います。

(委員)平成12年の3月に健康日本21ができて、平成13年3月に健康実現2010ができて、15年の暮れに新居浜元気プランができて、それはすべて1人1人が自分の健康は自分で守らなければならないというのがあって、3つの指針のためにいっぱい愛媛県でも75とか25の区枠を役割分担する中で、新居浜の大橋先生は県下でもタバコの問題だけ突出したんですけれども、タバコだけでなく、先日○○歯科の会長さんがおっしゃるには、健康日本21の中には歯をもっと8020運動で80歳になっても20本の元気な歯があるようにという運動が取り入れられていないから、愛媛県ではそれに取り組むというお話を聞きましたし、だからすべて自分の健康は自分で守るということです。例えば三世代といいましても、私は中村松木ですけど三世代で住んでるところはほとんどありません。だからそういう家庭を呼んでお話を聞くというのも含めて、家族のよさは続けていかなくてはなりませんが、いまおっしゃったように惰性で昨年やったからというのを30年やってるんですよ。「歌歌う人がおらんけん、誰でもいいから歌いにきて」というのは敬老ではないような気がします。地域にマッチしたニーズに合ったものでやっていかなくてはならないと思います。若水なんかは和気藹々とした家族みたいにやってるんですよ。できるところはいいけど、できていないところは殺風景ですよ。役員が来て、作っている物を配って終わりというのが多いですよ。続けていくならば中身をもっともっと検討して住民が地域の人が望むことをやったらいいわけで、AがやってよかったからBもしなさいではなくて、それぞれ考えてもらって、それで新規事業の中には歯の問題であるとか、食の問題を入れて欲しいと言ってるんです。

(委員)私は対象年齢を引き上げたらいいと思います。敬老会については70歳の段階ではまだ外の社会との関係もありますので、皆さんそういう方面で活動していただいて、敬老会は年齢をあげてもいいんじゃないでしょうか。70歳は若すぎると思います。

(委員)継続するにしても、縮小して継続するにしても、みなさんおっしゃった理想的なところまでは届かないところ、できないところがあると思います。そういうところをどうするかが問題だと思います。若い方で世話をしてくれる方がいないとか、あるいは役員が毎年のように代わるところはなかなかうまくいかないとか、それぞれ地域によって事情があるでしょうから、そういうところもどうするか含めて考えなければならない。それと継続するにしても縮小するにしても曖昧なことではなく、単に「社会に貢献した高齢者を敬愛し、長寿を祝い祝し、福祉の向上を目的とした」というようなことではよくわかりませんので、それだったらお金や商品券をあげてもいいじゃないかということになりますので、きちんとした目的を整理してひとつの事例として、こういう事例でないと補助は出ませんよ、ということにしてやらないとなかなか継続できないと思います。例えば各自治会単位ではできないけど校区単位でするとか、大きい校区は2つくらいに分けてするとか、合併してするとか、あるいは松山市のように市一本でするとかですね、そういうことを含めて目的をきちんとしないといけないと思います。ただ飲み食いだけでもいけませんし、三世代交流も大変大事だと思いますし、具体的に目的を定めた方がいいという気がします。

(委員)見直しをするということは、誰が考えても今のままではいけないということです。30年続いてきたから続けばいいということではなくて、やはり時々は見直したり、原点に帰ったりする必要があると思います。具体的な事例のメニューをたくさん出していって欲しいですね。

(委員)本来、敬老会事業というのは市の仕事なのか、自治会の仕事なのか、それとも社会福祉協議会が行うのか、そういうところも検討したらどうかと思います。

(会長)資料を見てみますと、昭和41年に老人福祉法の改正が行われて9月15日を敬老の日として国民の祝日に加えられたと、それを受けて新居浜市で敬老会事業を実施することになり今日まで続いている、という風に記されておりますが、当時は全市的に活発に行われていたようですが、平成4年度のO157の問題により段々懇親会から記念品のほうに変わったところが増えたという経過が記されております。そういうことでこれは市の事業ということでよろしいですか。それをどこで実施するかということで自治会だったりするわけですよね。

(事務局)元々の始まりは委託料という形で始まったようです。途中から補助金に変わっております。老人福祉法のなかでは地方公共団体は老人週間において老人の団体その他のものによって趣旨にふさわしい行事が実施されるよう奨励しなければならない、ということになっております。

(委員)新しい転換メニューの中で今、社協としてやっている事業、やらなければならない事業があるわけですが、それらと整合性をとるべきだと思います。是非社協の事業との筋合わせをやっていただきたいと思います。今まで割合社協と市の繋がりがなかったように思いますので、是非これを機会にやっていただきたいと思います。

(会長)約束の時間も迫ってまいりましたが、ここで一定の方向に決定するということは到底できませんので、それぞれ地域の実情もこれまでの経過も違いますし、これを機会にそれぞれの地域でもう一度考え直していただくという、色々な意見を出していただきありがとうございました。あとは市のほうでまとめていただくということになると思います。

(委員)今回で3度目ということになりますが、まだあるんですか。今後の予定は?

(事務局)敬老会事業に関します本推進協議会の検討結果のとりまとめにつきましては、本日色々ご意見をいただきましたので今日の資料に加えて整理させていただきます。できましたら皆様に確認をいただくということで後日整理させていただいたものを送付させていただきます。皆様から色々出していただきました意見につきましては、今後敬老会事業をどうしていくのか、市としての方針を決定するときに貴重なご意見として参考にさせていただきます。その際関係する機関のご意見もお伺いしたいと思っております。時期についてはまだ申し上げられませんが、市の方針が出ましたらご報告させていただきます。

(委員)今年の9月に間に合わさなければならないということではないんでしょう?

(事務局)来年度の事業に間に合うかということですけれども、本日も今の段階でひとつの方向に決定するのは難しいという意見ですし、一応この事業の予算につきましてはこれまでどおり予算要求をいたしております。

(会長)次に「その他」で何かございませんか。

(なし)

(会長)それでは、予定いたしておりました議題はすべて終了いたしました。長時間にわたりまして、熱心に貴重なご協議いただきましてありがとうございました。これをもちまして、本日の会議を終了させていただきます。