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本年4月から大阪府で開催中の「大阪・関西万博」及び来年本県で開催される「第76回全国植樹祭」を見据えて、「商業施設におけるテロ発生」を想定したN(核)B(生物)C(化学物質)特殊災害における訓練を実施しました。有事の際の初動対応と市民一体のテロ等対処能力の向上及び関係機関の連携強化を目的として、実践的訓練を行いました。
現場指揮本部の設置
各隊への活動方針指示及び円滑な災害対応のための現場の状況、負傷者の情報などの各種情報の収集を行う。
救助隊(オレンジ色)と警察部隊(青色)は防護服(陽圧式防護服)を着装し、人体に有害な気体がないかガス測定しながら危険区域の設定を行う。
各危険区域を設定後、安全な場所まで負傷者を搬送。
負傷者の除染及び救急搬送
汚染された衣服の除去(乾的除染)を行う。
負傷者は、救急隊により重症者、軽症者等に分けられ、重症者から優先的に処置し、救急車にて病院へ搬送。
訓練終了後、新居浜市惣開小学校の6年生を対象に心肺蘇生法、AEDの取り扱いを体験していただきました!
小学生たちには熱心に取り組んでいただき、救命手当の大切さを学んでくれました。
イオンモール新居浜、愛媛県警察、惣開小学校など訓練参加機関のご協力のもと訓練目的でもある初動対応と関係機関の連携強化を図ることができました。災害はいつ起こるかわかりません。本訓練等を通し、たくさんの市民の方々にNBC災害の消防活動をご理解いただくとともに、有事の際には、安全管理のご協力お願いいたします。