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平成25年1月 新年市長訓示について

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ページID:0003771 更新日:2014年12月1日更新 印刷用ページを表示する
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新年あけましておめでとうございます。ご家族おそろいで健やかに、年末年始はゆっくりと過ごされましたでしょうか。また、年末年始も業務にあたられた職員の皆さん方には本当にご苦労様でした。仕事始めにあたり、一言ご挨拶申し上げます。
 年末に安倍新政権が発足し、とりわけ経済再生に向けては、財政、金融の両面において強いリーダーシップが発揮されるものと期待しております。失われた20年を取り戻すべく、円高やデフレからの脱却、10兆円規模ともいわれる景気浮揚のための補正予算、そして震災からの復興策など、地方の元気を呼び起こすための政策に対して、我々はただ受け身で待つのではなく、その動向を正確に察知し、一歩先を見つめ、積極的な地域活性化方策を講じていかなければならないものと考えております。
 この年末年始、市長という立場になって、改めて今の行政全般について考えてみました。私なりに考えた思いを、年の始めに職員の皆さんに伝えたいと思います。行政には、長年の経験によって滲み付いた体質があります。私も県庁職員でしたから、その体質が身に付いているに違いありません。それは内部の人間には中々見え難いもので、良き体質もあれば、悪しき体質もあるようです。その体質改善を図っていくことは、やはり大事なことであると改めて感じた所です。皆さんと共に、この一年間、市役所の体質改善に取組んでいきたいと思っております。
 まず、第一点は、常に問題意識を持って仕事に取組むこと、「何のためにこの仕事をしているのか」そのことを常に意識してもらいたいのです。「国や県からの指示命令だから」とか「これまでもやってきたから」という理由ではなく、「将来はこのような姿にしたい」という目標を、明確に語ることができる職員になってもらいたいのです。係から課、部そして全庁へと、その目標が共有できれば、ヨコの連携も生まれ、本当に強い組織が出来上がるに違いありません。常に自らに「何のために」と問いかける職員になろう。これが一番目です。
 二番目は、職員だけで仕事しているという発想から、市民の皆さんと一緒に仕事をするという発想への転換です。市職員には市職員としての仕事に対する思い、信念があるのは当然のことです。そのことが誇りにつながり、責任感にも直結します。しかし、市民目線、市民感覚をと言いながら、果たしてこれまでどれだけ市民の声に耳を傾け仕事をしてきたか、今一度自分の胸に聞いてみてもらいたいのです。おそらく、東日本大震災で被災した自治体が、復興のために努力している中で、交わしている市民との対話量は、本市の職員の対話量とは、格段に違うと私は思っています。みんなの力を合わせ、何とかしてより良い地域を目指そうとする時、行政と市民の壁は無くなるに違いないと私は思うのです。職員の皆さん、どうか地域の中に入って、市民の方々と対話を交わし、共に汗を流し、信頼関係を深めていってもらいたい。それができれば、市民との協働などと言わなくても、自然体でまちづくりは進むと思うのです。「地域に入ろう」これが二番目です。
 三番目は、職員のモチベーションをいかにして高めていくことができるかという点です。私は、頑張っている職員を大事にしたい。自ら積極的に課題解決に取組む職員を支えていきたいと思うのです。「やってもやらなくても同じ」では、誰も困難を引き受けはしないでしょう。人事評価というと管理的な側面だけが強調され、マイナスのイメージに捉えられがちですが、本来は、頑張った職員に対して、それを正当に評価し誉めてもらえる、あるいはできなかった時には叱ってもらえる。そのことが職員を成長させる何よりの原動力であると考えております。無論、市役所の仕事は多種多様ですから、それぞれに求められる成果は異なります。私は、地道な仕事に対して着実に取組む、陰徳を積む仕事こそが、最大の貢献であると思うのです、人事評価にはそのような価値観も当然あるものと思っております。
 最後に、広瀬宰平、伊庭貞剛の出身地である、滋賀県の近江商人の教えである「三方よし」という考えを、紹介させていただき終わりにしたいと思います。三方とは、「売り手よし」、「買い手よし」、「世間よし」ということです。商売であれば、売り手が儲け、買い手が満足できればそれで良いと思うのですが、世間、社会全体への貢献が、既に江戸時代から言われていたことに先見性があると思うのです。市役所に置き換えてみると、まずは「公共の福祉」が第一、そしてその次に市民の皆さんの満足、そしてその結果、我々職員も生きがいを感じられる、それができれば本当の「三方よし」の新居浜市になると思うのです。「職員よし」「市民よし」「新居浜市よし」そう自信を持って言えるよう取組むことが大切であると一年の計を立てた所でございます。
 本年も市民の皆さまが笑顔で輝き、職員の笑顔が増えるような、そんな年にしていきたい、そう願っております。今年もどうかよろしくお願いします。