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平成26年1月 新年市長訓示について

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ページID:0003784 更新日:2014年12月1日更新 印刷用ページを表示する
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 明けましておめでとうございます。
 皆さんには、輝かしい希望に満ちた平成26年を健やかにお迎えになられたこと、心からお喜びを申し上げます。また、年末年始も業務にあたられた職員の皆さん方には本当にご苦労様でした。
 新しい年の初めにあたり、夢と希望、また新たな目標をもって、仕事始めに臨まれたことと思います。
 私にとりましては、新居浜市長として迎える2回目の新年となります。
 今年も市民の幸せ「笑顔輝く新居浜市」の実現を目指し、職員の皆さんと力を合わせて、全力で取り組んでまいりたいと思いますので、どうかよろしくお願いします。

 平成26年の仕事始めにあたり、「求められる職員像、3C(サンシー)」について申し上げます。
 3C(サンシー)とは、「Challenge(チャレンジ)」、「Cost(コスト)」、「Change(チェンジ)」のそれぞれの頭文字「C」をとったものです。
 まず、チャレンジとは、『郷土愛を持ち、チャレンジ精神旺盛な職員』であります。複雑・多様化する諸課題を解決していくためには、柔軟な発想や創造性を持ち、何ごとにも積極的に挑戦する、意欲あふれる職員でなければなりません。
 次に、コストとは、『コスト意識を持ち、市民の視点で行動できる職員』であります。真に市民の立場に立った行政に取り組むためには、前例踏襲主義、縦割り主義、さらには、コスト意識・サービス意識の欠如といった過去の官僚組織を今一度反省し、従来の固定的観念を打ち破る柔軟で創造的発想を持った職員でなければなりません。
 そして、チェンジとは『プロ意識を持ち、時代に即応して変革できる職員』であります。常に行政マンであるというプロ意識を持ち、社会環境の著しい変化にも即応して変革できる職員が求められることから「チェンジ」を3つ目の職員像として掲げます。
 この「求められる職員像、3C」は、「新居浜市人材育成基本方針」に定めておりますが、正に、この3Cの実践こそが、私の目指す「市役所の再生」であります。
 この後、職員提案の表彰をいたしますが、いずれの提案もチャレンジ、コスト、チェンジの3Cにつながる意欲あふれる素晴らしい提案です。今回は全部で4件の提案でございましたが、今年は全職員が常に問題意識を持ち、すべての職員から提案が出てくるようなチャレンジ精神旺盛で夢のある職場風土づくりに取り組みたいと思います。

 「将来の夢」 
 ぼくは大人になったら、世界一のサッカー選手になりたい。
 
 世界一になるには、世界一練習しないとダメだ。だから、今、ぼくはガンバッている。
 
 今はヘタだけれどガンバッて必ず世界一になる。
 
 ワールドカップで有名になって、ぼくは外国から呼ばれてヨーロッパのセリエAに入団します。そしてレギュラーになって10番で活躍します。

 
これは、イタリア セリエA(エー)のビッグクラブ「ACミラン」への移籍、しかも伝統ある「ACミラン」の10番を背負うことが決まりました、サッカー日本代表「本田圭祐(けいすけ)」さんの小学校の卒業文集です。
 
 強い信念と努力があれば、夢は叶うものです。
 
 どうか、職員の皆さんも大きな夢、目標を掲げ、その実現に向けて、強い信念を持ち失敗を恐れず挑戦してください。成功もあれば失敗もあります。しかし、挑戦せずして成功はありません。挑戦をし、最善を尽くしたうえでの失敗は咎められることはありません。その経験こそが大きな財産となるものです。私は、その挑戦する姿勢を高く評価したいと思います。
 そして、幹部職員の皆さんにお願いしたいことがあります。職員の皆さんは、大きな可能性を秘めています。この持てる大きな可能性を引き出し、存分に発揮していただくには、新たな発想で、のびのびと仕事をしていただくことが重要です。幹部職員の皆さんには、自由に意見を交わし合い新しい発想を活かした職場づくり、また、仲間意識をしっかりと持った職場づくりに努めていただくことはもちろん、先ほど申しました「求められる職員像、3C」を根底に置いた職員の育成、能力開発という視点を常に持って、それぞれの職場でチーム力を向上させていただくようお願いします。

 「日本でいちばん大切にしたい会社」として紹介されております「ネッツトヨタ南国」の経営には、学ぶべきものがたくさんあります。全国のトヨタ販売店の中でも、顧客満足度が抜きん出て高いのは、従業員満足度が高いことにあります。しかし、設立した当初は、社員の帰属意識、モチベーションも低く、社内には暗い雰囲気が満ちていたそうです。そこで、「社員にどんな会社で働きたいか」というアンケートを取りました。
 その結果、大半の社員が、(1)チームワークのよい会社、(2)コミュニケーションの取れている会社、(3)お客様から感謝されて生きがいを感じられる会社、(4)がんばったことを認められる会社、(5)家族や友人に誇れる会社と回答しました。これを機に社員が望んでいる「働きがい、生きがいのある会社づくり」への道を社員とともに歩み、今日の人の集まるショウルームが完成しました。
 このことについて、「ネッツトヨタ南国」創業者の横田さんは、「私たちは車を売ることを目的とはしていません。より大切なことは、社員が幸せに働ける会社をつくることです。そうすればお客様にとっても、自然に満足度の高い会社になるのです。仕事や職場にやりがいを感じ、所属する組織に誇りと喜びを感じている社員は、お客様に心から喜んでもらえるサービスを提供しようと考え、行動するのは自然だからです。会社とは、集まっているすべての社員が人間性を尊重され、やりがい、働きがいを感じる場所であるべきです。」と語っています。

 一般企業と市役所との違いがありますが、私も正にその通りであると思います。職員の満足度向上が、市民サービスの向上に結びつくものです。今一度「働きがい、生きがいのある職場づくり」について、皆さんと一緒に考え直してみたいと思います。「働きがい、生きがいのある職場」、そして「笑顔輝く新居浜市」の実現に、ともに取り組もうではありませんか。
 市民の皆さまが笑顔で輝き、職員の笑顔が増えるような、そんな一年にしていきたい、そう願っております。
 職員の皆さんも、「夢をかたちに チーム新居浜」の一員として、今年もどうかよろしくお願いします。