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平成26年度第5回市政モニター会議議事録

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ページID:0011934 更新日:2015年2月16日更新 印刷用ページを表示する
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平成26年度 第5回市政モニター会議 議事録
●日 時  平成27年1月30日(金曜日)9時00分~11時30分

●場 所  市役所3階 応接会議室
        市内主要幹線道路(現地視察)

●出席者  (市政モニター)18名
           (新居浜市)道路課 秋月技幹、高橋係長
                    建設部宮武技術監(国土交通省)、道路課 尾藤主任 
           (事務局)秘書広報課 神野課長、藤田

●欠席者  なし

●傍聴者  なし

●会議内容

秘書広報課長あいさつ
  早いもので、本日が第5回の市政モニター会議となる。次回の第6回が1年間のまとめとして開催予定のため、よろしくお願いしたい。
  本日は、市内の主要幹線道路の整備状況について説明させていただく。この後、道路課より全体の概略説明をした後、市内各地の現地状況を見ていただく予定である。本日の解散時刻は11時30分を予定している。それではよろしくお願いします。

道路課説明 「主要幹線道路の整備状況及び今後の整備計画について」

【秋月技幹】
  
道路法で定められている「道路」は、高速自動車国道、一般国道、都道府県道、市町村道の4種類ある。新居浜市の場合は、高速自動車国道が、松山自動車道の1路線、一般国道が国道11号線の1路線、県道が市役所前の主要地方道壬生川新居浜野田線など13路線、そして市道が市内全域で1067路線ある。なお、市道については平成25年4月1日時点の数で、1年間に数路線ずつ増えている。この一般国道、都道府県道、市町村道が主に一般の市民の方の日常生活に直結する道路であり、この合計が約630kmになる。この内訳は、一般国道が約16km、都道府県道が約92km、市町村道が約521kmで、市が管理している市道が全体の約83%を占めている状況である。また、都市計画法に基づく都市計画道路は、都市の骨格を形成するために計画された道路で、道路法上の道路と重複するところもあるが、市内で28路線が計画決定されており、総延長が約104kmで、H26.4月現在の整備率が55.4%である。愛媛県全体では現在62.6%の整備率となっているので、新居浜市としては少し下回っている状況である。道路についての全体的な概略は以上である。
   次に、具体的な新居浜市の主要幹線道路5路線の整備状況と今後の予定について説明させていただく。
   国道11号新居浜バイパスについては、国道11号線の交通混雑の緩和と交通安全の確保を図るとともに、松山自動車道新居浜ICと市街地をアクセスさせることで、新居浜市における交通ネットワークの基盤となる道路として地域経済に大きく寄与することを目的に、現在、国の直轄事業で整備が進められている。全体計画延長が9.3km、幅員が30~47.5mとなっている。本路線の整備状況については、事業区間が大きく3つの工区に分かれており、第1工区(船木から東田三丁目までの2.3km区間)については地図混乱があったため、平成19年度に国土調査を実施している。第2工区(東田三丁目から喜光地町「楠の木中央通り」までの2.4km区間)は平成20年3月より供用開始している。第3工区(西喜光地町から大生院までの4.6km区間)は、さらに3-1、3-2、3-3工区と3つに分けて整備を行っている。3-1工区については、本郷一丁目から自転車道までの200m区間はほぼ用地買収が完了し、自動車道から黒道までの400m区間は6割程度用地買収が完了している。また、黒道から西喜光地町までの500m区間は用地調査に着手したところである。3-2工区については、平成24年2月に暫定二車線で供用開始している。3-3工区については、現在用地買収が9割強まで完了し、用地買収が完了している箇所の路側工事と渦井川の橋梁工事が進められている。
   次に、愛媛県が事業を進めている西町中村線と郷桧の端線の2路線について説明する。
    まず、西町中村線は、新居浜市北部の臨海工業地帯と南部の住宅地域をつなぐ通勤ルートの一つとなっており、日常生活はもとより産業振興には欠かせない道路であるが、現道の幅員が狭く、歩道が未整備であるため、利用者から早期整備が望まれている状況である。本路線の整備状況については、国道11号線の西の端交差点から西の土居町の交差点まで全長2.2km、計画幅員20mであるが、この区間を2つの工区に分けて、あわせて1.7kmが事業化されており、第1工区の西の端交差点から国道11号バイパスまでの約510m区間と第2工区の西の土居町から滝の宮交差点前までの約680m区間は既に整備が完了し供用されている状況である。現在は、第1工区の内、国道11号バイパス北側から滝の宮橋までの約540m区間について事業が進められている。今のところ用地買収の進捗等、不確定な要因もあることから、完成時期は未定であるが、できるだけ早期に完成するよう進めていく旨、県より回答をいただいている。また、残りの滝の宮橋から滝の宮公園までの区間は、今のところまだ事業化に至っておらず、事業着手時期も未定で、今後の進捗状況により検討されていくということである。
    郷桧の端線については、新居浜東高校の東側の道路を南進し、清掃センターの入り口を越えて、美しが丘の中を通って、11号線バイパスとつながる路線であり、市内東部地域唯一の幹線道路で、新居浜インターチェンジから東部市街地を通じて、新居浜東港地区や東部工業団地を結ぶアクセス道路である。現在の道路はJR予讃線との交差部がアンダーになっているが、非常に勾配が急であり、大雨や台風の時は冠水する等の不便があること、またこの沿線には廃棄物中間処理施設やサッカー場、平尾墓園など市民生活に直結した施設やリブドゥなどの民間の大きい企業があることなどから、非常に整備が望まれている状況になっている。現在の整備状況については、県道多喜浜泉川線から清掃センター入り口までの区間約1.0kmについては、この3月に完成する予定で現在工事が進められている。残りの、清掃センターの入り口から11号線バイパスまでの1.4kmの区間については、早期整備の必要性が高まっていることから、まず清掃センターの入り口から南へ約600m区間の整備について平成27年度から用地買収に着手したい考えということを県から伺っている。
   次に、新居浜市が事業を行っている市道上部東西線と角野船木線の2路線について説明する。
   上部東西線は上部地区の東西交通の幹線道路として国道11号線の渋滞緩和や地域の活性化に大きく寄与する重要な路線である。現在は広瀬公園前の市道中須賀上原線から西へ908mの区間を幅員16mで整備している。
   第1工区(中須賀上原線から横山高尾線までの387m区間)は平成25年3月に完成、現在供用されているが、残りの第2工区521m区間を平成29年度完成を目指して、用地買収を進めている。現在は、概ね5割くらい用地買収が進んでおり、用地買収のできたところから順次、路側の工事を行っている。この後、東川の橋梁工事などを実施する予定である。また、残りの未事業化区間約2kmの整備については、現在の事業区間に引き続き事業にとりかかれるよう今後準備を進めていく予定である。
   続いて、角野船木線は、新居浜インターチェンジから山根公園を経由してマイントピア別子など別子山方面へアクセスする道路で、山根公園から新居浜インターチェンジまでの1.7kmを幅員12mで整備を進めている。整備状況としては、山根公園側の第1工区(327m区間)は平成21年10月に、新居浜インターチェンジ側の第3工区(680m区間)は平成25年8月に完成し、現在供用している。現在は残りの第2工区の用地買収を進めており、4割程度まで用地買収が進んでいる状況である。今後の予定としては、引き続き用地買収を進めていき、用地買収が済んだところから路側の工事を進めていき、平成28年度中の完成を目指していきたいと考えている。
   以上が、新居浜市の主な道路の整備状況と今後の予定である。
   最後になるが、道路は、人や物を移動させるための交通空間であるとともに、市民の方が集い語らう日常の生活空間であったり、火災や地震などの際は避難路であったり、火災を食い止めるための防火帯だったり、電気や上下水道などのライフライン施設を収容する空間であったりと、非常にたくさんの機能を持っているものである。今後も行政としては、「安全・安心のまちづくり」のために道路整備を進めていきたいと考えているので、市民の皆さんのご理解とご協力をお願いしたい。


主要幹線道路 整備状況見学

(1)県道新居浜港線(西町中村線) 

【秋月技幹】 (~各工区の状況について説明~)こちらの11号バイパスとの交差点については、バイパスの供用開始以降、渋滞が続くということで、国・県・市・警察とで色々と手は打ってきたが、抜本的な解決が難しく応急的な対応に留まっている。現在、県の方で交差点の直進レーンを延伸する計画の準備を進めており、完全な解消は難しいが、この計画が進めばかなり効果は高いのではないかと思われる。

【モニター】踏切前の一時停止を、なんとかするという方向はないか。

【神野課長】踏切前の一時停止は道路交通法で定められているものなので、新居浜市でなんとかできるものではない。都会では信号機をつける等対応しているところもあるが、難しいのではないか。

【モニター】バイパスが通ったらさらに交通量が多くなる。

【秋月技幹】本線が完成すれば、新しい道は踏切を越えなくてもいいように、線路の下を通るようになる。

【モニター】線路の上を越えるのと、下から超えるのとでは、どちらが費用がかかるのか。

【秋月技幹】費用面では微妙だが、高速道路などの大型の道路は別として一般的な道路については、他の例を見ても平面交差か、立体交差の場合は道路が下に行くものが多いと思われる。

【モニター】西条市は道路が上に通っていることが多いようだが。

【秋月技幹】縦断計画上、上に行く方が有利な場合もある。新居浜でも郷桧の端線は上を越えているので、絶対下でないといけないという訳ではない。

(2)国道11号新居浜バイパス 

【秋月技幹】 現在通っているのが、国道11号新居浜バイパスの3-2工区で、暫定2車線で供用中である。 (~移動~)3-2工区はここまでで、ここまでは元々道のなかったところに新しく造ってきた道路であるが、ここからは3-3工区に入り、こちらは現道の拡幅区間である。(~移動~)所々に一部工事されているところがあるが、用地買収済みで工事ができるところはこのように少しずつでも進めている。ご覧のとおり左右に柵があるが、大体この幅で道路ができるというイメージで見ていただければと思う。

【モニター】道の左右に現在通っている電線は、地下へいくことになるのか。

【秋月技幹】新居浜市でも一部電線を地下に入れているところはあるが、ここについては上空に残る予定である。理由としては、電柱を地中化した場合、個々の家の電気・電話の引き込みを供給していかなければならず、本路線のように沿線に一般住宅が数多くあるところは、1個ずつすべてつないでいくとなると大変な作業なため、事業者の費用負担がかなり大きくなる。電柱の地中化が景観上良いのは承知しているが、費用の問題や管理上の要因から、ここについては特に検討はされていないと国の方から回答をいただいている。


*渦井川橋右岸(東側)渦井広場にて 現地視察

【宮武技術監】3-3工区(萩生~大生院)約1.5kmの整備状況について説明させていただく。3-3工区については、現在2車線で通っている道路を片側2車線の計4車線の道路に両側歩道がついた全幅30mの道路に拡幅整備するということで進めている。現在、ご覧のように橋の方で足場を造って工事をしているが、これは床版の工事を行っているところである。今年度中に、現在通っている橋を北側の橋に切り替える予定で工事を行っている。今後、切り替えが終わったら、次に今通っている南側の橋の架け替えをする予定である。後は萩生の駅前まで車線の切り替えを行い、それ以降も拡幅工事を進めていく予定であるが、まだ一部用地買収が完了していないところがあるので、引き続き用地を確保しながら進めていくよう、国土交通省では計画している。

【モニター】工事期間について、橋の工事がストップする期間があるようだが、予算の関係なのか。

【宮武技術監】河川の問題もある。河川内に水が出ている時期は工事ができないため工事が進んでない期間もある。

(3)市道上部東西線

【秋月技幹】 ここから387mの区間が、市道上部東西線として事業認可を受けている区間の第1工区である。ここは平成25年3月に完成している。そして、市道横山高尾線から521mの第2工区が、今現在事業化されて整備が進んでいる。道路としてはほぼ直線になるので、目前の竹林、東川を越えて萩生側に入っていくことになる。ここが抜ければ、特に萩生治良丸付近の住民の方が、現在は11号線に向かうのに北方向にしか進めないという状況が、東方向に進むこともできるようになり、治良丸付近の渋滞の解消にもなるのではないかと思われる。最終的にはこの路線が大生院まで延びていければ、11号線の渋滞もかなり緩和されるのではないかという見通しである。

(4)市道角野船木線

【秋月技幹】ここからが角野船木線で事業化してきた区間である。第1工区の327m区間については、平成16年から事業化して、平成21年に完成している。(~移動~)ここからが現在、事業化している第2工区になる。これから真っ直ぐ東方向に進み、種子川を渡って、船木のほうへ進んでいく。(~移動~)前方が第2工区の最終であり、ちょうどこの東西方向に走っている細い農道あたりの位置で、真っ直ぐ西方向に第2工区が進んでくるということになる。(~移動~)そして、ここから高速インターチェンジに向かってが第3工区になる。

(5)県道新居浜東港線(郷桧の端線)

【秋月技幹】 (清掃センター入り口付近)郷桧の端線が今年の3月で完成したら、当面暫定的に、この現在できている入口の道路を使って、今の現道の方へつながって供用するということになる。事業の方は、今後、ここから南方向に延ばしていくということになる。

 *郷桧の端線現場にて 現地視察

【秋月技幹】ご覧のとおり、現在の状況としては、車道の舗装をもう一層残しているだけの状況で、後は外形としてほとんどできている状況である。歩道も構造物はできているので、後は舗装と植栽程度である。

【モニター】あと2ヶ月で間に合うのか。

【秋月技幹】大丈夫だと聞いている。

【モニター】道幅が少し狭いように感じるが。

【秋月技幹】道幅は全幅で16mとっているので、さっき通った上部東西線と同じ規格である。今はまだ歩道が黒く舗装されていないので、少し狭く見えるのかもしれない。