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令和5年第4回新居浜市議会定例会会議録 第5号

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令和5年9月22日 (金曜日)

  議事日程 第5号
第1 会議録署名議員の指名
第2 議案第43号 工事請負契約について
           (企画教育委員長報告)
   議案第44号 工事請負契約について
           (同上)
   議案第45号 工事請負契約について
           (同上)
   議案第48号 新居浜市職員の給与に関する条例及び新居浜市消防職員の任免、給与、服務に関する条例の一部を改正する条例の制定について
           (同上)
   議案第49号 新居浜市いじめ問題再調査委員会条例の制定について
           (市民福祉委員長報告)
   議案第50号 新居浜市印鑑の登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例の制定について
           (同上)
   議案第51号 新居浜市特定用途制限地域における畜舎等の用途の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定について
           (経済建設委員長報告)
   議案第52号 新居浜市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について
           (市民福祉委員長報告)
   議案第53号 令和5年度新居浜市一般会計補正予算(第3号)
            (各常任委員長報告)
   議案第54号 令和5年度新居浜市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)
           (市民福祉委員長報告)
第3 請願第4号 インボイス制度の実施延期を求める意見書の提出方について
           (企画教育委員長報告)
   請願第5号 健康保険証の廃止を中止し、存続を求める意見書の提出方について
           (市民福祉委員長報告)
   陳情第2号 保育士配置基準の改善及び保育士の処遇改善を求める意見書の提出方について
           (同上)
   陳情第3号 新型コロナワクチン接種による健康被害者の救済支援について
           (同上)
   陳情第4号 科学的根拠のない飲食店利用制限を行わないことについて
           (経済建設委員長報告)
第4 委員会の閉会中の継続審査
――――――――――――――――――――――
  本日の会議に付した事件
日程第1 会議録署名議員の指名
日程第2 議案第43号~議案第45号、議案第48号~議案第54号
日程第3 請願第4号、請願第5号、陳情第2号~陳情第4号
日程第4 委員会の閉会中の継続審査
議案第55号、諮問第2号
――――――――――――――――――――――
  出席議員(26名)       
 1番   小野 志保
 2番   伊藤 義男
 3番   渡辺 高博
 4番   野田 明里
 5番   加藤 昌延
 6番   片平 恵美
 7番   井谷 幸恵
 8番   河内 優子
 9番   黒田 真徳
 10番   合田 晋一郎
 11番   神野 恭多
 12番   白川 誉
 13番   伊藤 嘉秀
 14番   越智 克範
 15番   藤田 誠一
 16番   田窪 秀道
 17番   小野 辰夫
 18番   山本 健十郎
 19番   高塚 広義
 20番   藤原 雅彦
 21番   篠原 茂
 22番   伊藤 謙司
 23番   大條 雅久
 24番   伊藤 優子
 25番   仙波 憲一
 26番   近藤 司
――――――――――――――――――――――
  欠席議員
な   し
――――――――――――――――――――――
  説明のため出席した者
 市長        石川 勝行
 副市長       加藤 龍彦
 副市長       原  一之
 企画部長      亀井 利行
 総務部長      髙橋 聡
 福祉部長      古川 哲久
 市民環境部長    長井 秀旗
 経済部長      宮崎 司
 建設部長      三谷 公昭
 消防長       高橋 裕二
 上下水道局長    神野 宏
 教育長       高橋 良光
 教育委員会事務局長 木俵 浩毅
 監査委員      鴻上 浩宣
――――――――――――――――――――――
  議会事務局職員出席者       
 事務局長    山本 知輝
 議事課長    德永 易丈
 議事課副課長  鴨田 優子
 議事課副課長  岡田 洋志
 議事課調査係長 伊藤 博徳
 議事課議事係長 村上 佳史
 議事課主事   林  玲奈
―――――――――― ◇ ――――――――――
  午前10時00分開議
○議長(大條雅久) これより本日の会議を開きます。
 本日の議事日程につきましては、議事日程第5号のとおりでありますが、日程第3終了後、議員全員協議会も予定いたしております。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(大條雅久) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、議長において伊藤謙司議員及び伊藤優子議員を指名いたします。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第2 議案第43号~議案第45号、議案第48号~議案第54号
○議長(大條雅久) 次に、日程第2、議案第43号から議案第45号まで及び議案第48号から議案第54号までの10件を一括議題といたします。
 以上の10件に関し、各常任委員長の報告を求めます。まず、伊藤企画教育委員長。
○13番(伊藤嘉秀)(登壇) ただいまから企画教育委員会の報告をいたします。
 本委員会は、9月19日に委員会を開催いたしました。本委員会に付託されました議案第43号から議案第45号まで、議案第48号及び議案第53号の5件につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
 まず、議案第43号から議案第45号までの工事請負契約についての3件につきまして一括して御報告申し上げます。
 以上の3件は、新居浜市庁舎大規模改修建築、電気設備、機械設備工事の各請負契約についてであります。
 以上の3件について質疑の概要を申し上げます。
 まず、天井の耐震に係る工事の内容は、また地震の揺れに対してはどうかとの質疑に対し、天井の高い議場については、天井を全て撤去して、補強部材及びブレスによる耐震天井とする。一般執務室の天井については、地震時に天井を構成する下地部材の結合が解除されて天井が落ちるケースが大半であるため、結合部を補強する施工を行う。また、地震に対しては、国の指針にのっとり施工を行い、耐震性が向上するとの答弁がありました。
 次に、議場照明のLED化による省エネ効果はとの質疑に対し、LED化と調光機能の2つにより、従来の蛍光灯照明と比較して30%程度まで縮減の効果があるとの答弁がありました。
 次に、電気設備工事について、発注先を市内業者による共同企業体としているが、3年間の大型工事で、途中で何かあったときに支障は出ないのか。ゼネコンに入っていただく話はなかったのかとの質疑に対し、JVによる工事は、難易度が高いなどの事情があるものが多いが、今回市外の大きな業者に頼るかどうかという議論もあったが、業界への聞き取りもする中で、工事のボリュームとしてはかなりあるが、技術力的に市内業者だけで十分できるとの判断に至ったとの答弁がありました。
 次に、下請については契約時にどのようにしているかとの質疑に対し、契約約款の特記仕様書において、市内業者育成の見地から、新居浜市内に主たる営業所を有する者を優先して選定するものとするという条件づけをしているとの答弁がありました。
 質疑終了後、本案に関し討論に付したところ、市庁舎改修の際には、男性トイレにおむつ替えスペースをつくったり、子育てされている方が来やすい設備をつくっていただくことを要望して賛成するとの意見が述べられました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第43号から議案第45号までの3件については、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第48号、新居浜市職員の給与に関する条例及び新居浜市消防職員の任免、給与、服務に関する条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
 本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、審査いたしました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第48号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第53号について御報告申し上げます。
 議案第53号、令和5年度新居浜市一般会計補正予算(第3号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳入全部、歳出、第2款総務費、第10款教育費及び第4表地方債補正変更であります。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、市民応援あかがねポイント事業費に関して、エネルギーや食料品の物価高騰に対応できる店舗を増やす取組はとの質疑に対し、従来から加盟店を増やす営業を行っているが、今回のこの事業をきっかけに、さらに営業を行うようあかがねポイント事務局と今後の営業展開の仕方について協議を行っているところであり、具体的にはガソリンスタンドやスーパーマーケット、ドラッグストアあたりを増やしていきたいと考えているとの答弁がありました。
 次に、中学校施設環境整備事業、土地購入費に関して、北中学校以外にも借地はあるのか、また市に買い取ってほしいという要望はほかにもあるのかとの質疑に対し、借地は北中学校のほかに小中学校で9校あり、契約更新時に買い取ってほしいという要望も聞いているとの答弁がありました。
 質疑終了後、本案に関し討論に付したところ、市民応援あかがねポイント事業費について、物価高騰で生活が大変な高齢者にもしっかり配慮するよう要望して賛成するとの意見が述べられました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第53号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上で企画教育委員会の報告を終わります。
○議長(大條雅久) 次に、白川市民福祉委員長。
○12番(白川誉)(登壇) ただいまから市民福祉委員会の報告をいたします。
 本委員会は、9月15日に委員会を開催いたしました。本委員会に付託されました議案第49号、議案第50号及び議案第52号から議案第54号までの5件につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
 まず、議案第49号、新居浜市いじめ問題再調査委員会条例の制定について御報告申し上げます。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 委員構成はどうなるのかとの質疑に対し、教育委員会が設置する委員会とは別の方で委員を構成するように考えているとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第49号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第50号、新居浜市印鑑の登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第52号、新居浜市火災予防条例の一部を改正する条例の制定についての2件につきまして一括して御報告申し上げます。
 以上の2件につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、審査いたしました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第50号及び議案第52号の2件については、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第53号について御報告申し上げます。
 議案第53号、令和5年度新居浜市一般会計補正予算(第3号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳出、第3款民生費及び第4款衛生費、第1項保健衛生費であります。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 UIJターン保育士支援事業費に関して、まず補助金の対象者はいるのかとの質疑に対し、既に市内で就職している保育士のうち、17名程度の対象者がおり、年度途中の就職者にも対象者はいると考えているとの答弁がありました。
 次に、事業の広報はどのようにするのかとの質疑に対し、市公式ホームページや公式LINEなどを活用する。また、既に就職している対象者もいるため、保育施設に直接案内を行うとの答弁がありました。
 質疑終了後、本案に関し討論に付したところ、適正に予算執行すること及び支援事業等を市内外に広報することを要望して賛成する。不妊治療費用は大変高額であるため、助成限度額の引上げを要望して賛成するとの意見が述べられました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第53号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第54号、令和5年度新居浜市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)について御報告申し上げます。
 本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、審査いたしました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第54号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上で市民福祉委員会の報告を終わります。
○議長(大條雅久) 次に、黒田経済建設委員長。
○9番(黒田真徳)(登壇) ただいまから経済建設委員会の報告をいたします。
 本委員会は、9月15日に委員会を開催いたしました。本委員会に付託されました議案第51号及び議案第53号の2件につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
 まず、議案第51号、新居浜市特定用途制限地域における畜舎等の用途の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 改正について対象となる畜舎等は何件あるのかとの質疑に対し、船木地区に1件あるとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第51号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第53号について御報告申し上げます。
 議案第53号、令和5年度新居浜市一般会計補正予算(第3号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳出、第4款衛生費、第3項下水道費、第6款農林水産業費、第8款土木費、第2表継続費補正変更及び第3表繰越明許費であります。
 本案について質疑の概要を申し上げます。 まず、農道維持管理事業に関して、補正予算3,500万円を加え予算額は幾らで、前年度との比較はどうかとの質疑に対し、当初予算4,500万円、補正予算3,500万円を合わせて8,000万円。前年度も同様で、当初予算4,500万円、補正予算3,500万円を合わせて8,000万円となっているとの答弁がありました。
 次に、道路整備事業に関して、補正予算8,000万円を加え予算額は幾らで、前年度との比較はどうか、また事業には道路の舗装も含まれているのかとの質疑に対し、本事業の当初予算は1億4,000万円であり、9月補正予算を合わせて2億2,000万円となる。前年度は補正予算を含めて2億5,000万円であった。また、本事業でも舗装工事を実施する予定であるとの答弁がありました。
 次に、公園整備事業に関して、山根公園では受電設備本体の更新を実施し、配線類は既存のものを使用するのかとの質疑に対し、受電設備の真空遮断器で発火しており、本体全部を更新するが、ほかの配線類等は既存のものを使用する予定であるとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第53号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上で経済建設委員会の報告を終わります。
○議長(大條雅久) これより質疑に入ります。
 ただいまの各常任委員長の報告に対して、質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大條雅久) 質疑なしと認めます。
 これより討論に入ります。
 討論の通告はありません。よって、討論なしと認めます。
 これより議案第43号から議案第45号まで及び議案第48号から議案第54号までの10件を一括採決いたします。
 以上の10件に対する委員長の報告はいずれも可決であります。以上の10件はいずれも委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大條雅久) 御異議なしと認めます。よって、議案第43号から議案第45号まで及び議案第48号から議案第54号までの10件はいずれも原案のとおり可決されました。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第3 請願第4号、請願第5号、陳情第2号~陳情第4号
○議長(大條雅久) 次に、日程第3、請願第4号、請願第5号及び陳情第2号から陳情第4号までの5件を一括議題といたします。
 以上の5件に関し、各常任委員長の報告を求めます。まず、伊藤企画教育委員長。
○13番(伊藤嘉秀)(登壇) ただいまから企画教育委員会の報告をいたします。
 本委員会に付託されました請願第4号につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
 請願第4号、インボイス制度の実施延期を求める意見書の提出方についてでありますが、本請願の趣旨は、コロナ禍の影響に加え、急激な物価高騰が家計、事業経営を圧迫し、地域経済の停滞、悪化を招いている。インボイス制度が実施されれば、消費税の免税事業者への新たな税負担や事務負担が生じることや電気代値上げが予測されることから、コロナ禍や物価高を乗り越え、新しく構築すべき経済、社会のためにも、国に対しインボイス制度の実施を延期するよう意見書の提出方を請願されているものであります。
 本件に関し討論に付したところ、委員からは、国においては、免税事業者が課税転換した場合の納税額の軽減や補助金の拡充などの支援を行い激変緩和を図っていること、軽減税率が正確に把握できることや業務の効率化など事業者目線でのメリットも生じること、制度の理解が進む中で、課税事業者だけでなく、免税事業者の登録も一定進んでいる状況が見られ、円滑な導入に向け追加の支援策の検討も行われている状況を踏まえ、10月1日の制度開始まであと僅かな時点での実施延期には賛同できず反対する。インボイス制度では、消費税の免税事業者に新たな税負担や苛酷な事務負担が押しつけられること、電気代の値上がりは全ての国民の問題となること、地域に根差して活動する中小業者や文化芸術を担うフリーランスの人々を廃業に追いやる可能性が大きく、文化芸術が衰退すれば、国の損失につながることから賛成する等の意見が述べられました。
 以上の経過を経て採決の結果、請願第4号については、賛成少数をもって、請願・陳情審査報告書のとおり、不採択とすべきものと決しました。
 以上で企画教育委員会の報告を終わります。
○議長(大條雅久) 次に、白川市民福祉委員長。
○12番(白川誉)(登壇) ただいまから市民福祉委員会の報告をいたします。
 本委員会に付託されました請願第5号、陳情第2号及び陳情第3号の3件につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
 まず、請願第5号、健康保険証の廃止を中止し、存続を求める意見書の提出方についてでありますが、本請願の趣旨は、マイナンバーカードと健康保険証を一体化したマイナ保険証について、高齢者等のマイナンバーカード及び暗証番号の管理についての不安や別人の情報を誤ってひもづける誤登録など様々な懸念の声が上がっており、国民の不安を払拭するために、健康保険証の廃止は行わず、現在の健康保険証が引き続き使用できるようにすることを求めるため、関係機関に対し意見書の提出方を請願されているものであります。
 本件に関し討論に付したところ、委員からは、被保険者証の交付について、保険者は法の規定どおり運用を行ってきており、法により被保険者証発行の廃止が決定されれば、法に基づいた運用とせざるを得ず、また医療体制との整合性を図ることも必要で、制度として検討されているものであり、保険者が独自の判断により保険証の発行の権限を持つことは不可能であると思われるため反対する。健康保険証が廃止され、マイナンバーカードとの一体化となれば、福祉施設ではマイナンバーカードの管理に混乱を来し、また認知症の方の個人管理は大変難しく、健康保険証は残すべきであるため賛成する。保険証に関して相次ぐ問題が発生しており、このまま健康保険証を廃止するのは無理だと考える。また、総理は8月4日の会見で、発行コスト、保険者の事務負担は減少すると発言しているが、逆にコストは増加すると考えるため賛成するとの意見が述べられました。
 以上の経過を経て採決の結果、請願第5号については、賛成少数をもって、請願・陳情審査報告書のとおり、不採択とすべきものと決しました。
 次に、陳情第2号、保育士配置基準の改善及び保育士の処遇改善を求める意見書の提出方についてでありますが、本陳情の趣旨は、慢性的な保育士の人材不足による保育現場の課題解決と保育現場における子供の命と安全を守る対策が急務である中、国の保育士配置基準は、長年変わらないままで、保育現場は大変苦慮している。また、保育士の離職率は高く、保育人材の確保及び定着は、保育現場の喫緊の課題であることから、国が責任を持って配置基準の改善及び賃金水準の引上げ等の処遇改善を行うよう、国に対し意見書の提出方を陳情されているものであります。
 本件に関し討論に付したところ、委員からは、幼児教育、保育の現場に求められる解決すべき課題は、保育士の配置基準や処遇改善のほか多岐にわたり、今回陳情されている内容は、その一部にすぎない。さらに、こうした次元の異なる少子化対策の実現に向けては、多額の予算措置が必要であり、現在国において安定的な財源の確保を含め、継続的な支援体制の構築に向けた方策について議論されているところであり、現時点においては、国の諸政策の動向を注視すべき時期であるため反対する。少子化対策等については、国で重要施策とされており、その中には保育士の配置基準、処遇の改善の問題も含まれている。また、市でも十分検討されていると考えるため反対する。保育士の配置基準が何十年も変わっていないことは、保育の質の低下につながるのではないかと危惧しており、また保育士の処遇改善も保育士の成り手不足解消に必要だと考えるため賛成するとの意見が述べられました。
 以上の経過を経て採決の結果、陳情第2号については、賛成少数をもって、請願・陳情審査報告書のとおり、不採択とすべきものと決しました。
 次に、陳情第3号、新型コロナワクチン接種による健康被害者の救済支援についてでありますが、本陳情の趣旨は、新型コロナワクチン接種後、健康被害救済制度審査は、申請に多大な時間を要しており、その間に体調不良になった場合は仕事ができず、支援がないまま生活しなくてはならない状況であるため、本市に対し、副反応疑い報告について市から医師へ積極的な報告を促すこと、実際に申請書類が国へ上げられるまでの流れを簡略化し、スピードアップを図ること、後遺症の影響で働きづらい申請者には、職員がフォローを行うこと、申請書類の簡略化を行うこと、接種後に体調不良を訴え休職している市民へ救済支援を行うことを求められているものであります。
 本件に関し討論に付したところ、委員からは、予防接種健康被害救済制度は、予防接種法に基づくもので、給付の流れや請求方法、必要書類は、国が定める事務手続に従って行っている。副反応疑い報告については、国、県から医療機関に通知されており、県から市に通知があった場合は、市から医療機関に通知している。また、申請手続に関する困り事については、個別の相談に丁寧に対応しており、予防接種健康被害救済制度においても障害年金の給付が規定されているため反対する。全国各地で健康被害救済制度の申請がされており、また新型コロナワクチンの健康被害認定件数が過去45年の全ワクチン健康被害認定件数を上回ったとの報道もされており、今後本市においても、救済制度の申請者が増えることが予想されるため、この陳情は大変重要だと考えるため賛成するとの意見が述べられました。
 以上の経過を経て採決の結果、陳情第3号については、賛成少数をもって、請願・陳情審査報告書のとおり、不採択とすべきものと決しました。
 以上で市民福祉委員会の報告を終わります。
○議長(大條雅久) 次に、黒田経済建設委員長。
○9番(黒田真徳)(登壇) ただいまから経済建設委員会の報告をいたします。
 本委員会に付託されました陳情第4号につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
 陳情第4号、科学的根拠のない飲食店利用制限を行わないことについてでありますが、本陳情の趣旨は、コロナ禍において、何の根拠もないまま飲食店に対し自粛、時短営業、利用人数制限の要請を行い、市がその後の調査を行っていないことは大変遺憾である。業界では、多重債務に陥った経営者も少なくなく、閉店する飲食店も多く見受けられ、この状況には少なからず市の責任もあると考えることから、市に対して、今後は科学的根拠のない要請は行わないこと、要請後は検証を行い、検証結果を報告すること、やむを得ず要請を行う場合は、売上げの補填を行うことを陳情されているものであります。
 本件に関し討論に付したところ、委員からは、コロナ禍における飲食店への時短要請等は、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づき、国及び県により必要な要請等を行ったもので、市に権限はない。店舗への財政支援も同様であり、今後も法に基づき対応されるものと考えるため、権限のない市に対しての要望である本陳情には反対する。科学的根拠のない要請は行わないこと、行う場合は、科学的根拠に基づいて要請を行うことという事項について賛成するとの意見が述べられました。
 以上の経過を経て採決の結果、陳情第4号については、賛成少数をもって、請願・陳情審査報告書のとおり、不採択とすべきものと決しました。
 以上で経済建設委員会の報告を終わります。
○議長(大條雅久) これより質疑に入ります。
 ただいまの各常任委員長の報告に対して質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大條雅久) 質疑なしと認めます。
 これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、順次発言を許します。伊藤義男議員。
○2番(伊藤義男)(登壇) 参政党伊藤義男です。
 請願第4号、請願第5号及び陳情第2号から陳情第4号までの5件につきまして、全て賛成の立場から討論いたします。
 まず、請願第4号、インボイス制度の実施延期を求める意見書の提出方について賛成します。
 理由は、このコロナ禍で冷え込んだ経済が、ようやく今になって成長しようとしているときに、インボイス制度が始まれば、また経済の冷え込みが始まっていくのではないかということが懸念されます。
 また、近年、建設業界では、人手不足が深刻化していますが、インボイスが始まることで、一人親方などの廃業が多くなることも懸念されており、建設業界のさらなる人手不足が予想されます。
 今は経済回復に専念するときであり、経済が回復してから開始するべきです。
 また、インボイスにより各業界の混乱を招くおそれがあるため、本請願について賛成します。
 次に、請願第5号、健康保険証の廃止を中止し、存続を求める意見書の提出方について賛成します。
 理由は、現在、グループホームなどの福祉施設では、健康保険証を預かり、一括で管理しており、健康保険証が廃止されマイナンバーとなれば、誰がマイナンバーカードを管理するのかという問題が発生します。
 日本の多くの職場では、マイナンバーカードは、専任者を決めて、施錠された部屋で管理しなければならず、介護現場では利用者を病院へ送る際に誰が管理して病院に渡すのかなど、現場は混乱を来すおそれがあること、そもそも認知症の方のマイナンバーカードの個人管理は難しいことから、介護現場では様々な問題が発生することが予想されるため、本請願について賛成します。
 次に、陳情第2号、保育士配置基準の改善及び保育士の処遇改善を求める意見書の提出方について賛成します。
 理由は、近年では、保護者からの要望も多岐にわたり、保育士もその対応に苦慮していると思います。
 そんな中で、何十年も配置基準が変わっていないということは、保育の質の低下につながるのではないかと危惧します。
 また、災害が起きた場合、1人の保育士が子供を抱えて避難する人数にも限りがあり、将来的に起こるとされる南海トラフ地震に備えるためにも改善が必要だと考えます。
 また、保育士の処遇改善も保育士の成り手不足解消に必要だと考えるため、本陳情について賛成いたします。
 次に、陳情第3号、新型コロナワクチン接種による健康被害者の救済支援について賛成します。
 理由は、現在、愛知県では、独自で新型コロナワクチン副反応等見舞金の支給を開始していることや愛知県半田市では、県の見舞金に積極的なアプローチができるように、ホームページにおいても説明がなされています。また、大阪府泉大津市では、市独自の支援金を支給しています。そして、陳情書に書かれているとおり、全国各地で健康被害救済制度の申請がされています。
 新居浜市でも、6月定例議会の一般質問では、14件の申請で10件認定があるとのことでした。また、新型コロナワクチンの健康被害認定件数が過去45年の全ワクチン健康被害認定件数を上回ったとの報道もされており、今後新居浜市においても、救済制度の申請者数が増えることが予想されますことから、この陳情は大変重要なことと考えるため、本陳情に賛成します。
 次に、陳情第4号、科学的根拠のない飲食店利用制限を行わないことについて賛成します。
 理由は、コロナ禍の令和2年、令和3年の2年間で、外食産業は約9兆3,000億円の市場を失っています。
 まず、これだけの経済損失を出しておきながら、利用制限後の検証がなされてないことは、非常に問題があります。
 また、6月定例議会の一般質問において、市では、感染者及び感染経路を把握することができないため、調査を行っていないという回答でしたが、市で把握できないことを国や県が把握できているのか疑問であります。
 そして、陳情事項についても、今後科学的根拠のない要請は行わず、行う場合は科学的根拠に基づき行い、要請後はその後の検証を行い、市民へ結果を報告し、やむを得ず要請を行う場合は、関連産業に対し補填を求める内容であり、当たり前の意見です。国や県からの指示で要請するのではなく、新居浜市独自で判断すべきと考えることから、本陳情に賛成します。
 以上で討論を終わります。
○議長(大條雅久) 伊藤優子議員。
○24番(伊藤優子)(登壇) 自民クラブの伊藤優子です。
 請願第4号、インボイス制度の実施延期を求める意見書の提出方について反対の立場で討論いたします。
 インボイス制度では、免税事業者に対する取引の解除やこれまで支払われてきた消費税分を削減される事態、また課税事業者となることで、消費税や事務の新たな負担が懸念されております。
 こうした状況を考慮し、政府においては、免税事業者が課税転換した場合の消費税軽減や免税事業者のままでいることを選択した事業者と取引する発注元の税負担を抑えるほか、会計ソフト等を導入する際の補助制度を創設し、激変緩和を図っております。
 また、同制度の活用により仕入税額控除を正確かつ効率的に行えること、また価格転嫁がスムーズに行え、下請業者が消費税分を転嫁できずに泣き寝入りする事態が減少することなど、事業者目線でのメリットも生じ得ると考えます。
 約300万者と言われる課税事業者に対し、財務省が公表した8月末時点の制度申請者数は約388万者となっており、制度の理解が進む中で、課税事業者だけでなく、免税事業者の登録も一定進んでいる状況が見られます。
 さらに、現在政府においては、閣僚級会議の設置や追加の支援策の検討も行われていると伺っており、こうした状況を踏まえ、10月1日の制度開始まであと僅かな時点での実施延期には賛同できず、中小企業者への不安解消に向けた政府の各種取組と円滑な導入による消費税制度の信頼の向上を期待し、私の反対討論といたします。
○議長(大條雅久) 井谷幸恵議員。
○7番(井谷幸恵)(登壇) 日本共産党の井谷幸恵です。
 請願第4号と請願第5号をまとめて討論いたします。
 まず、請願第4号、新居浜民主商工会より提出されたインボイス制度の実施延期を求める意見書の提出方について賛成の立場で討論します。
 3点述べます。
 1点目、インボイス制度は、消費税の免税業者に新たな税負担や苛酷な事務負担が押しつけられます。自営業者がこぞって消費税を払う業者にされる仕組みです。専門家の試算では、1,000万の事業者、税収増が約2兆円に及び、実質的に消費税を1%引き上げる効果があります。軍事費43兆円の財源を消費税で賄おうとしていることは見てとれます。物価高騰が、家計や経営を圧迫し、地域経済も停滞しているときに、取るべき政策は増税ではなく、消費税5%減税です。世界では、104か国が消費税減税対策を取っております。
 2点目、インボイス制度は、免税業者だけの問題ではありません。資源エネルギー庁は、インボイス制度の導入により、大手電力会社などに生まれる損失分を一般家庭の電気料金値上げで補填する方針であることが明らかになりました。さらなる電気代の値上げが予想されます。国民みんなの大問題です。
 3点目、地域に根差して活動する文化や芸術の裾野が削られ、フリーランス、若手の3割が廃業を考えているといいます。演劇、アニメ、映画、音楽など文化芸術が細っていきます。ある芸能プロダクションの取締役の人の声です。インボイスは誰にとってもいいことなど一つもない。不幸を招く制度です。政府は、クールジャパンと言って、日本のアニメなどを世界に売り出そうとしている割に、その業界を痛めつけようとしています。業界の内情を分からないまま、法律をつくっているとしか思えません。インボイス制度をやめてほしいですし、最低限延期してほしい。それは、声優も、アニメーターも、この業界に関わる人みんなの気持ちです、このように語っています。
 以上のことから、膨大な層に重い負担となるインボイス制度の中止や延期が求められます。全国から大きな世論と運動が沸き起こっております。36万人のインボイス反対の署名が、財務省などに送られました。一体どのくらいの負担増になるのか。財務省で免税事業者がインボイス登録した場合の税負担を試算しております。年間の売上げが550万円の事業者の場合、仕入れに396万円、利益154万円として、1業者当たり平均15万円の課税となるとのことです。あまりにも苛酷です。ちなみに、生活保護の受給条件は、世帯収入156万円以下です。
 最後になりますが、ヨーロッパでは、国民生活がピンチのときは減税、生活必需品は非課税か低税率、物価高騰に併せて賃金を上げる、これがヨーロッパの当たり前です。日本政府もこれを取り入れるべきです。物価高騰に無策で、実質賃金が15か月下落、その上にインボイス増税を押しつけるとは言語道断、血も涙もない政治です。中小業者と国民が安心して商売と暮らしができる温かい政治のためにぜひ採択をお願いします。
 続いて、請願第5号、健康保険証の廃止を中止し、存続を求める意見書の提出方について、全日本年金者組合新居浜支部と新居浜民主商工会から提出されている請願です。賛成の立場から討論します。
 岸田首相は、2024年秋に健康保険証を廃止する方針を貫いております。世論調査では、7割の国民が、保険証廃止の中止、延期を求めています。9月の内閣改造でも、保険証の廃止とマイナンバーカードを全国民に持たせる方針を変えません。しかし医療機関の窓口では、カードを読み込めない、医療費の負担割合が間違って表示される、別人の保険証情報が誤登録される、別人にマイナポイントが付与される、資格情報が確認できず、医療費を10割負担することになったなどトラブルが続いております。マイナ保険証システムを導入した医療機関が、紙の保険証も持参してくださいと呼びかけることが当たり前になっているといいます。保団連のアンケートでも、トラブルへの対処として、患者が持ち合わせていた健康保険証で解決したが74.9%に上っています。
 また、マイナ保険証を持たない保険資格者全てに本人の申請なしで資格確認書を送り、有効期間を最長5年に延ばすという方針、これは新たな混乱を生みます。業務を担う保険組合や自治体の負担は膨大です。
 保険証を存続させることが唯一の解決策ですが、そうしないのはなぜでしょうか。財界トップから保険証廃止の納期を守れとの強い要求があり、それに忠実に応えたものです。また、関係する大手4社で、8年間に5億8,000万円の献金をしていたことが分かっています。財界の声、最優先です。首相は、健康保険証の来年秋の廃止の撤回や延期を求める国民の声に誠実に耳を傾けるべきです。
 以上で賛成討論を終わります。
○議長(大條雅久) 藤原雅彦議員。
○20番(藤原雅彦)(登壇) 公明党議員団の藤原雅彦でございます。
 請願第5号、健康保険証の廃止を中止し、存続を求める意見書の提出方について反対の立場で討論いたします。
 本請願の趣旨は、マイナンバーカードと健康保険証を一体化したマイナ保険証について、高齢者等のマイナンバーカード及び暗証番号の管理についての不安や別人の情報を誤ってひもづけする誤登録など、様々な懸念の声が上がっており、国民の不安を払拭するために、健康保険証が引き続き使用できるようにすることを求めるため、関係機関に対し意見書の提出を請願されているものでございます。
 被保険者証の交付について、市町村が保険者となる国民健康保険においては、国民健康保険法施行規則第6条、企業などの労働者とその家族が加入する全国健康保険協会及び健康保険組合においては、健康保険法施行規則第47条により、それぞれの保険者は、被保険者に被保険者証を交付しなければならないと明記されており、保険者は法の規定どおり運用を行ってまいりました。
 このことから、法により被保険者証発行の廃止が決定されれば、法に基づいた運用とせざるを得ず、また医療体制との整合を図ることも必要で、制度として検討されているものであり、保険者が独自の判断により、保険証の発行の権限を持つことは不可能であると思われるため、本請願については賛同することができません。
 以上を申し述べ、私の反対討論とさせていただきます。
○議長(大條雅久) 神野恭多議員。
○11番(神野恭多)(登壇) みらい新居浜の神野恭多です。
 陳情第2号、保育士配置基準の改善及び保育士の処遇改善を求める意見書の提出方について、みらい新居浜を代表して反対の立場から討論いたします。
 保育の問題は、少子化対策に欠かせない課題であることは言うまでもなく、現在、園児を取り巻く事故が連日報道されています。保育士は、過重な労働環境に置かれており、賃金も決して高くないことから、保育士の確保と定着が喫緊の課題となっています。ゆとりもない中、子供たちの安全は、保育現場の必死の努力に任されています。保育施設の中で起きた重篤な事故は、2021年に1,872件発生し、保育新制度導入時の4倍以上の増加となっています。
 4歳から5歳児の保育士配置基準は、70年以上、一度も改善されておらず、日本は主要国でも極めて低い基準のままであります。
 保育士の数を増やすことは、子供の命と育ちを守ることに直結し、質を確保した保育の受皿を整備するためには、保育士の配置基準の見直しや賃金水準の引上げによる処遇の改善が急務です。
 国が責任を持って、安心、安全の保育を実現する政治に切り替えていくことが重要であることは自明の理であり、私たちみらい新居浜の思いでもあります。
 しかしながら、本陳情は、保育士の配置基準と処遇改善のみを国に意見書として提出しようとするものであり、幼児教育、保育の質を確保しつつも、現場の保育士の方々の負担軽減、障害児や保育に配慮を要する児童、さらには医療的ケア児の受入れなど多様化する社会的ニーズへの対応などを含め、これらの内容は総じて論ずべきものであると考えます。
 本年6月には、次元の異なる少子化対策を実現させるため、こども未来戦略方針を閣議決定いたしました。この中でも、本陳情における内容が盛り込まれており、財源をはじめ、継続的な支援体制の構築に向けた方策が議論されておりますが、その内容においては、依然漠たるものであることから、現時点においては、国の諸施策の動向を注視すべき時期と考えます。
 しかしながら、国の動きを待つだけでなく、目の前にある現地・現場の声を大切に、本市独自の取組を加速させる必要があります。
 現在、本市独自に配慮を要する児童への加配保育や配置基準を上回って雇用されている保育士に係る人件費を補助するなど、積極的な取組は理解いたします。
 本市の財政状況が非常に厳しい中において、今後配置基準を本市独自に引き上げ、保育士を加配できるよう、助成を拡大できる体制や仕組みの構築に加え、さらなる保育士の処遇改善を強く要望いたしまして、私の反対討論といたします。
○議長(大條雅久) 片平恵美議員。
○6番(片平恵美)(登壇) 日本共産党の片平恵美です。
 陳情第2号、保育士配置基準の改善及び保育士の処遇改善を求める意見書の提出方について賛成の立場で討論します。
 この陳情は、4、5歳児では70年以上、1、2歳児では50年以上変わらない国の保育士配置基準を改善し、保育士の確保と質の高い保育サービス提供のため、保育士の賃金水準引上げ等の処遇改善を行うよう国に意見書を提出してほしいというものです。
 送迎バスの置き去り事件、乳児の給食提供時に発生した事故は、大変痛ましいものであります。子供たちの健やかな発達の保障の大前提に、命と安全を守る対策が必要なことは言うまでもありません。
 自治労連愛媛県本部保育部会のアンケートでは、災害時や防犯上はもちろん、水遊びやお散歩など日常活動においても、現在の配置基準では子供の命と安全を守れないと思うと多くの方が回答されています。近年、配慮が必要な子供は増加しています。保育の質への要求も高まってきています。もっと丁寧に一人一人と関わりたいと願ってもそうできない、自分自身はトイレにも行けないという現状もこのアンケートからは見えてきます。保育士の心と体の健康状態さえ保障できない状態になってきているのではないでしょうか。
 また、保育士の離職率は高い、他業種と比べ賃金水準が低く、処遇が悪いことが原因となっています。
 本年3月、愛媛県議会が国に提出した意見書は、子供の命と安全を守るとともに、幼稚園・保育所等の職員が継続的に安心して就労できる環境を整備し、幼児教育及び保育のさらなる充実を図るためとして、処遇改善や配置基準の見直しを求めています。
 また、県内他市でも同様の意見書を採択するところが増えてきています。
 現在の配置基準で保育士が限界を感じている今、政府が行おうとしている運営費の加算ではなく、配置基準そのものを改善し、保育士確保のため処遇改善を行うことが緊急に求められますことから、本陳情に賛成し、私の討論といたします。
○議長(大條雅久) 小野辰夫議員。
○17番(小野辰夫)(登壇) 自民クラブの小野辰夫でございます。
 陳情第3号、新型コロナワクチン接種による健康被害者の救済支援について反対の立場で討論いたします。
 本陳情の趣旨は新型コロナワクチン接種後、健康被害救済制度の審査状況は多大な時間を要しており、副反応疑い報告を市から医師へ積極的な報告を促すこと、申請の簡素化、申請者のフォロー、休職者の救済、支援を行うことを求められているものであります。
 予防接種健康被害救済制度は、予防接種法に基づくもので、給付の流れや請求方法、必要書類は、国が定めている事務手続に従って行っており、副反応疑い報告については、国、県から医療機関に通知されておりますし、市に県から通知があった場合は、市からも医療機関に通知しております。
 また、申請手続に関するお困り事については、個別相談を丁寧に対応していただいておりますし、予防接種健康救済制度においては、障害年金の給付も規定されておりますことから、本陳情につきましては賛同することはできません。
 以上申し上げ、私の反対討論とさせていただきます。
○議長(大條雅久) 越智克範議員。
○14番(越智克範)(登壇) 自民クラブの越智克範です。
 陳情第4号、科学的根拠のない飲食店利用制限を行わないことについて反対の立場で討論いたします。
 新居浜市においては、令和3年4月26日から5月31日までの間、酒類を提供する飲食店に対する営業時間短縮の要請が行われました。この要請は、新型インフルエンザ等対策特別措置法の新型インフルエンザ等まん延防止等重点措置によるものであり、国が科学的根拠に基づき定めた新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針に基づき、愛媛県新型インフルエンザ等対策本部長、すなわち愛媛県知事が、県内全域を対象区域として要請したものであります。
 こうした点を踏まえ、科学的根拠に基づく要請及び要請後の検証につきましては、国または愛媛県がその実施の是非を検討するものであると考えております。
 また、要請を行う場合の財政支援につきましては、店舗の売上げに対する補填という観点ではなく、要請期間中に営業時間の短縮や休業に協力した飲食店に対する協力金として給付されたものでございます。その額については、国の交付金の活用を前提に、愛媛県が国の基準を踏まえ、一律の計算方法で定めており、今後同様の要請が行われる場合につきましても、国の基準や要請元となり得る県の判断によるものと認識しております。
 以上のことから、本陳情の各事項は、権限のない市に対する陳情であるとの判断により、反対するものであります。
○議長(大條雅久) 以上で通告による討論は終わりました。
 これにて討論を終結いたします。
 これより採決いたします。
 採決は分離して行います。
 議題のうち、まず請願第4号を採決いたします。
 本件に対する委員長の報告は不採択であります。請願第4号は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
○議長(大條雅久) 起立多数であります。よって、請願第4号は不採択と決しました。
 次に、請願第5号を採決いたします。
 本件に対する委員長の報告は不採択であります。請願第5号は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
○議長(大條雅久) 起立多数であります。よって、請願第5号は不採択と決しました。
 次に、陳情第2号を採決いたします。
 本件に対する委員長の報告は不採択であります。陳情第2号は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
○議長(大條雅久) 起立多数であります。よって、陳情第2号は不採択と決しました。
 次に、陳情第3号を採決いたします。
 本件に対する委員長の報告は不採択であります。陳情第3号は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
○議長(大條雅久) 起立多数であります。よって、陳情第3号は不採択と決しました。
 次に、陳情第4号を採決いたします。
 本件に対する委員長の報告は不採択であります。陳情第4号は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
○議長(大條雅久) 起立多数であります。よって、陳情第4号は不採択と決しました。
 ここで当初申し上げましたとおり、議員全員協議会を開きますので、この際、暫時休憩いたします。
  午前11時04分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
  正午      再開
○議長(大條雅久) 休憩前に引き続き会議を開きます。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第4 委員会の閉会中の継続審査
○議長(大條雅久) 次に、日程第4、委員会の閉会中の継続審査を議題といたします。
 電子配付いたしました閉会中継続審査申出書のとおり、現在、委員会において審査中の事件について、会議規則第110条の規定により、各委員長から閉会中の継続審査の申出があります。
 まず、認定第1号及び認定第2号の2件を一括してお諮りいたします。以上の2件については、決算特別委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大條雅久) 御異議なしと認めます。よって、認定第1号及び認定第2号の2件については、決算特別委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。
 次に、請願第6号をお諮りいたします。請願第6号については、市民福祉委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに賛成の議員の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
○議長(大條雅久) 起立多数であります。よって、請願第6号については、市民福祉委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  議案第55号、諮問第2号
○議長(大條雅久) お諮りいたします。ただいま市長から議案第55号及び諮問第2号の2件が提出されました。
 この際、これを日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大條雅久) 御異議なしと認めます。よって、この際、議案第55号及び諮問第2号の2件を日程に追加し、議題とすることに決しました。
 議案第55号及び諮問第2号の2件を一括議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) ただいま上程されました議案第55号及び諮問第2号につきまして提案理由の説明を申し上げます。
 まず、議案第55号、新居浜市港務局委員会の委員の任命につきましては、新居浜港務局委員会の委員石川義治氏は、令和5年6月30日、尾崎行雄氏は、令和5年7月4日をもって辞任いたしましたので、新たに委員の任命を必要といたしますため、新居浜港務局委員会の委員に大森隆史氏及び土岐正和氏を任命するにつきまして御同意をいただきたく、本案を提出いたしました。
 次に、諮問第2号、人権擁護委員の候補者の推薦につきましては、人権擁護委員川崎弘人氏は、令和4年12月31日をもって辞任し、伊藤三枝子氏は、令和5年12月31日をもって任期が満了いたしますので、新たに委員の候補者の推薦を必要といたしますため、人権擁護委員の候補者に伊藤三枝子氏及び岡部修治氏を推薦いたしたく、本案を提出いたしました。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(大條雅久) これより質疑に入ります。
 議案第55号及び諮問第2号の2件に対して質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大條雅久) 質疑なしと認めます。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第55号及び諮問第2号の2件については、会議規則第38条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大條雅久) 御異議なしと認めます。よって、議案第55号及び諮問第2号の2件については、委員会の付託を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。
 討論の通告はありません。よって、討論なしと認めます。
 これより採決いたします。
 採決は分離して行います。
 議題のうち、まず議案第55号を採決いたします。
 本案はこれに同意することに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大條雅久) 御異議なしと認めます。よって、議案第55号はこれに同意することに決しました。
 次に、諮問第2号を採決いたします。
 本件は異議ない旨答申することに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大條雅久) 御異議なしと認めます。よって、諮問第2号は異議ない旨答申することに決しました。
 以上で本日の日程は全部終了いたしました。よって、会議を閉じます。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  市長挨拶
○議長(大條雅久) 市長から挨拶があります。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) 閉会に当たりまして一言御挨拶を申し上げます。
 議員の皆様方には、今議会に提案いたしました新居浜市庁舎大規模改修建築工事に係る工事請負契約をはじめ、令和5年度一般会計補正予算など、重要諸案件につきまして御熱心に御審議をいただき、ただいま原案のとおり御議決、御同意を賜ることができました。心から御礼を申し上げます。
 審議の過程で御指摘をいただきました御意見、御提言等につきましても、今後の市政運営の中で遺漏のないように十分配慮してまいります。
 さて、沖縄で開催されたバスケットボールワールドカップ2023では、男子日本代表が9月2日の最終戦で勝利し、アジア最上位チームとして48年ぶりに自力でパリ五輪への出場権を獲得するといううれしいニュースがございました。
 また、現在は、フランスにおいてラグビーワールドカップが開催されており、日本代表の活躍に日本中の多くの皆様が盛り上がっているところでございます。
 こうした中ではございますが、本市におきましても、ねんりんピック愛顔のえひめ2023が、本年10月28日から31日までの間、サッカー、軟式野球、バウンドテニスの3種目が、それぞれグリーンフィールド新居浜、市営野球場、市民体育館において実施される予定となっております。現在、関係者、競技団体の方々、またボランティアとしてお手伝いをいただく皆様方、市職員等により着々と準備が進められております。全国から本市にお越しいただく選手、関係者の皆様に、新居浜に来てよかった、また来てみたいと思っていただけるよう、心よりのおもてなしでお迎えしたいと考えております。
 また、来月には、市民の皆様が楽しみにされております新居浜太鼓祭りにつきましても、統一寄せを実施するなど、4年ぶりに通常開催されることとなっております。市内外の皆様が楽しめる平和で安全な新居浜太鼓祭りとなりますよう、市民の皆様方には御理解、御協力のほど切にお願い申し上げます。
 結びに、日ごとに秋らしくなり、朝夕めっきり涼しくなってまいりました。議員、市民の皆様方には、十分お体を御自愛いただきますようお願い申し上げますとともに、皆様の御健勝と新居浜市のさらなる発展を御祈念申し上げまして、閉会に当たってのお礼の言葉とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(大條雅久) これにて令和5年第4回新居浜市議会定例会を閉会いたします。
  午後 0時08分閉会


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