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令和5年第5回新居浜市議会定例会会議録 第5号

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令和5年12月21日(木曜日)
  議事日程 第5号
第1 会議録署名議員の指名
第2 議案第56号 新居浜市観光交流施設等の指定管理者の指定について
           (経済建設委員長報告)
第3 議案第57号 新居浜市市民文化センター等の指定管理者の指定について
           (企画教育委員長報告)
   議案第58号 新居浜市生涯活躍のまち拠点施設の指定管理者の指定について
           (同上)
   議案第59号 新居浜市総合福祉センターの指定管理者の指定について
           (市民福祉委員長報告)
   議案第60号 新居浜市障がい者福祉センターの指定管理者の指定について
           (同上)
   議案第61号 新居浜市立女性総合センターの指定管理者の指定について
           (同上)
   議案第62号 工事請負契約の変更について
           (企画教育委員長報告)
   議案第63号 工事請負契約の変更について           
           (同上)
   議案第64号 工事請負契約の変更について           
           (同上)
   議案第66号 新居浜市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について
           (同上)
   議案第67号 新居浜市手数料条例の一部を改正する条例の制定について
           (市民福祉委員長報告)
   議案第68号 新居浜市立学校体育施設照明設備使用料条例等の一部を改正する条例の制定について
           (企画教育委員長報告)
   議案第69号 新居浜市立保育所設置及び管理条例の一部を改正する条例の制定について
           (市民福祉委員長報告)
   議案第70号 新居浜市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について
           (同上)
   議案第71号 新居浜市公営葬儀条例を廃止する条例の制定について
           (同上)
   議案第72号 新居浜市森林公園ゆらぎの森設置及び管理条例の一部を改正する条例の制定について
           (経済建設委員長報告)
   議案第73号 令和5年度新居浜市一般会計補正予算(第4号)
            (各常任委員長報告)
   議案第74号 令和5年度新居浜市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)
           (市民福祉委員長報告)
   議案第76号 新居浜市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例等の一部を改正する条例の制定について
           (企画教育委員長報告)
   議案第77号 新居浜市職員の給与に関する条例及び新居浜市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
           (同上)
   議案第78号 令和5年度新居浜市一般会計補正予算(第6号)
           (同上)
   議案第79号 令和5年度新居浜市渡海船事業特別会計補正予算(第1号)
           (同上)
   議案第80号 令和5年度新居浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)
           (企画教育委員長報告)
第4 請願第8号 加齢性難聴者の補聴器購入への公的補助について
           (市民福祉委員長報告)
   陳情第6号 パンデミック条約締結及び国際保健規則改正に係る情報開示を求める意見書の提出方について
           (同上)
第5 委員会の閉会中の継続審査
第6 議員の派遣
第7 議会議案第6号 女性差別撤廃条約選択議定書の批准に向けた諸課題の検討を速やかに進めるとともにあらゆる形態の差別撤廃に向けた環境整備を求める意見書の提出について
             (委員会付託なし)
――――――――――――――――――――――
  本日の会議に付した事件
日程第1 会議録署名議員の指名
日程第2 議案第56号
日程第3 議案第57号~議案第64号、議案第66号~議案第74号、議案第76号~議案第80号
日程第4 請願第8号、陳情第6号
日程第5 委員会の閉会中の継続審査
日程第6 議員の派遣
議案第81号
日程第7 議会議案第6号
――――――――――――――――――――――
  出席議員(26名)       
 1番   小野 志保
 2番   伊藤 義男
 3番   渡辺 高博
 4番   野田 明里
 5番   加藤 昌延
 6番   片平 恵美
 7番   井谷 幸恵
 8番   河内 優子
 9番   黒田 真徳
 10番   合田 晋一郎
 11番   神野 恭多
 12番   白川 誉
 13番   伊藤 嘉秀
 14番   越智 克範
 15番   藤田 誠一
 16番   田窪 秀道
 17番   小野 辰夫
 18番   山本 健十郎
 19番   高塚 広義
 20番   藤原 雅彦
 21番   篠原 茂
 22番   伊藤 謙司
 23番   大條 雅久
 24番   伊藤 優子
 25番   仙波 憲一
 26番   近藤 司
――――――――――――――――――――――
  欠席議員

な   し
――――――――――――――――――――――
  説明のため出席した
 市長         石川 勝行
 副市長        加藤 龍彦
 副市長        原  一之
 企画部長       亀井 利行
 総務部長       髙橋 聡
 福祉部長       古川 哲久
 市民環境部長     長井 秀旗
 経済部長       宮崎 司
 建設部長       三谷 公昭
 消防長        高橋 裕二
 上下水道局長     神野 宏
 教育長        高橋 良光
 教育委員会事務局長  木俵 浩毅
 監査委員       鴻上 浩宣
――――――――――――――――――――――
  議会事務局職員出席者       
 事務局長    山本 知輝
 議事課長    德永 易丈
 議事課副課長  鴨田 優子
 議事課副課長  岡田 洋志
 議事課調査係長 伊藤 博徳
 議事課議事係長 村上 佳史
 議事課主事   林  玲奈
―――――――――― ◇ ――――――――――
  午前10時00分開議
○議長(大條雅久) これより本日の会議を開きます。
 本日の議事日程につきましては、議事日程第5号のとおりでありますが、日程第4終了後、議員全員協議会も予定いたしております。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(大條雅久) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、議長において井谷幸恵議員及び河内優子議員を指名いたします。
 この際、暫時休憩いたします。
  午前10時00分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
  午前10時01分再開
○議長(大條雅久) 休憩前に引き続き会議を開きます。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第2 議案第56号
○議長(大條雅久) 次に、日程第2、議案第56号を議題といたします。
 本案に関し、経済建設委員長の報告を求めます。黒田経済建設委員長。
○9番(黒田真徳)(登壇) ただいまから経済建設委員会の報告をいたします。
 本委員会は12月15日に委員会を開催いたしました。本委員会に付託されました議案第56号、新居浜市観光交流施設等の指定管理者の指定につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
 本案は、新居浜市観光交流施設ほか3施設の指定管理者を指定するため提案されたものであります。
 なお、本案の審査に当たっては、企画教育委員会に関係する項目について検討方を依頼し、その結果を参考としたところであります。
 本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、質疑応答を行い審査いたしました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第56号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上で経済建設委員会の報告を終わります。
○議長(大條雅久) これより質疑に入ります。
 ただいまの経済建設委員長の報告に対して質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大條雅久) 質疑なしと認めます。
 これより討論に入ります。
 討論の通告はありません。よって、討論なしと認めます。
 これより議案第56号を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大條雅久) 御異議なしと認めます。よって、議案第56号は原案のとおり可決されました。
 この際、暫時休憩いたします。
  午前10時03分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
  午前10時04分再開
○議長(大條雅久) 休憩前に引き続き会議を開きます。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第3 議案第57号~議案第64号、議案第66号~議案第74号、議案第76号~議案第80号
○議長(大條雅久) 次に、日程第3、議案第57号から議案第64号まで、議案第66号から議案第74号まで及び議案第76号から議案第80号までの22件を一括議題といたします。
 以上の22件に関し、各常任委員長の報告を求めます。まず、伊藤企画教育委員長。
○13番(伊藤嘉秀)(登壇) ただいまから企画教育委員会の報告をいたします。
 本委員会は12月15日に委員会を開催いたしました。本委員会に付託されました議案第57号、議案第58号、議案第62号から議案第64号まで、議案第66号、議案第68号、議案第73号及び議案第76号から議案第80号までの13件につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
 まず、議案第57号、新居浜市市民文化センター等の指定管理者の指定について御報告申し上げます。
 本案は、新居浜市市民文化センターほか17施設の指定管理者を指定するため提案されたものであります。
 なお、本案の審査に当たっては、経済建設委員会に関係する項目について検討方を依頼し、その結果を参考としたところであります。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 18施設を一括して委託するのではなく、施設ごとに委託したほうがそれぞれの強みを生かせるのではないか。また、分割して公募することで、民間事業者が応募しやすくなると考えるが、次回の公募では施設を分けて公募することは可能かとの質疑に対し、文化施設、体育施設、公園施設と機能が異なる施設ではあるが、施設間相互の連携や効率化、市民サービスの向上を図るため一括して指定管理者を公募した。また、次回の公募については、方針等を決定した上で公募を行うこととなるため、この委員会での意見を含め検討していきたいとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第57号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第58号、新居浜市生涯活躍のまち拠点施設の指定管理者の指定について御報告申し上げます。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 管理体制はどのようになっているのかとの質疑に対し、人件費の積算において、市としては9人役と積算している。9人役分の業務を行うに当たって、指定管理者が実際に何人充てるかは今後の協議となるが、現在契約している指定管理者は、15人を充てているとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第58号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第62号から議案第64号までの工事請負契約の変更についての3件につきまして一括して御報告申し上げます。
 以上の3件は、東田団地2号棟新築に係る建築、電気設備及び機械設備工事の各請負契約の変更についてであります。
 以上の3件について質疑の概要を申し上げます。
 まず、3工事の契約変更前、変更後の総額はとの質疑に対し、当初契約の合計額は16億6,320万円、変更後は17億9,500万4,000円であるとの答弁がありました。
 次に、再度契約金額が増額となる可能性はないのかとの質疑に対し、現時点で8階まで躯体が完成しており、今後残っている工程は、内装など表面に出るものである。今後の物価対策、納期の問題も考慮し、早めに物を押さえているため、この工事3件については追加での変更はないと考えているとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第62号から議案第64号までの3件については、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第66号、新居浜市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 渡海船の運航を安定かつ持続可能にするために若年の甲板員を採用して育てていくとのことだが、免許等を取得する際の費用は市が措置していくのかとの質疑に対し、免許更新や講習の費用は、これまでの職員にも措置している。今回、若い船員を雇用していくが、免許取得には乗船履歴が必要となるため、同様に育成していくとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第66号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第68号、新居浜市立学校体育施設照明設備使用料条例等の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、使用料等の改定により、どの程度増収が見込まれるのかとの質疑に対し、今回の改定で、約1,000万円の増収を見込んでいるとの答弁がありました。
 次に、必要経費は使用料等で賄えているのかとの質疑に対し、必要経費の半分も賄えていない状況であるとの答弁がありました。
 次に、市民プールについて、子供料金の10円は継続するのかとの質疑に対し、10円のまま据え置きたいとの答弁がありました。
 質疑終了後、本案に関し討論に付したところ、使用者に対して丁寧な説明を行うこと、社会情勢に応じて定期的に的確な見直しを行うことを要望し賛成する。諸物価高騰で本当に大変な市民が多い中、手数料、利用料を上げるべきではないことから反対するとの意見が述べられました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第68号については、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第73号について御報告申し上げます。
 議案第73号、令和5年度新居浜市一般会計補正予算(第4号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳入全部、歳出、第10款教育費、第3表債務負担行為補正追加、基幹業務システム費(再リース)、市民文化センター等管理委託料、市民体育館等管理委託料、生涯活躍のまち拠点施設管理委託料、別子中学校寄宿舎管理委託料、学校給食センターコンテナ等整備に要する経費及び第4表債務負担行為補正変更であります。
 本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、審査いたしました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第73号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第76号、新居浜市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例等の一部を改正する条例の制定について及び議案第77号、新居浜市職員の給与に関する条例及び新居浜市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例の制定についての2件につきまして一括して御報告申し上げます。
 以上の2件につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、質疑応答を行い審査いたしました。
 質疑終了後、以上の2件に関し討論に付したところ、市民の生活が困窮している中で、特別職及び議員の手当を上げるというのは理解が得られないと思うため、議案第76号に反対する。会計年度任用職員も物価高騰の影響を受けているため、会計年度任用職員にも配慮することを要望し、議案第77号に賛成するとの意見が述べられました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第76号については、賛成多数をもって、また議案第77号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第78号、令和5年度新居浜市一般会計補正予算(第6号)、議案第79号、令和5年度新居浜市渡海船事業特別会計補正予算(第1号)及び議案第80号、令和5年度新居浜市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)の3件について一括して御報告申し上げます。
 以上の3件につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、審査いたしました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第78号から議案第80号までの3件については、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上で企画教育委員会の報告を終わります。
○議長(大條雅久) 次に、白川市民福祉委員長。
○12番(白川誉)(登壇) ただいまから市民福祉委員会の報告をいたします。
 本委員会は12月18日に委員会を開催いたしました。本委員会に付託されました議案第59号から議案第61号まで、議案第67号、議案第69号から議案第71号まで、議案第73号及び議案第74号の9件につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
 まず、議案第59号、新居浜市総合福祉センターの指定管理者の指定について、議案第60号、新居浜市障がい者福祉センターの指定管理者の指定について、議案第61号、新居浜市立女性総合センターの指定管理者の指定について及び議案第67号、新居浜市手数料条例の一部を改正する条例の制定についての4件につきまして一括して御報告申し上げます。
 以上の4件につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、審査いたしました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第59号から議案第61号まで及び議案第67号の4件については、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第69号、新居浜市立保育所設置及び管理条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
 本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、質疑応答を行い審査いたしました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第69号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第70号、新居浜市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
 本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、審査いたしました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第70号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第71号、新居浜市公営葬儀条例を廃止する条例の制定について御報告申し上げます。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 昨年度公営葬儀の利用は何件あったのかとの質疑に対し、令和4年度は32件の利用があったとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第71号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第73号について御報告申し上げます。
 議案第73号、令和5年度新居浜市一般会計補正予算(第4号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳出、第2款総務費、第3款民生費、第4款衛生費、第2表繰越明許費補正追加及び第3表債務負担行為補正追加、総合福祉センター管理委託料、障がい者福祉センター管理委託料、女性総合センター管理委託料であります。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、戸籍電算化推進費及び個人番号カード交付事業費に関して、国庫支出金でのシステム改修委託料とのことだが、国から委託先は指定されているのかとの質疑に対し、現在、戸籍システム及び戸籍付票システムは、NECソリューションイノベータ株式会社、住民基本台帳システムは、株式会社日立システムズで導入している。今回の改修は、国から委託先の指定はなく、本市が導入している業者で対応する予定との答弁がありました。
 次に、子ども医療助成費に関して、助成費の内訳は、また受診科目の状況はとの質疑に対し、助成費の内訳については、約2,000万円が高校生への助成分で、約4,800万円が小中学生への助成分である。また、受診科目については、高校生では内科の受診件数が最も多く、次いで歯科、皮膚科の順となっており、小中学生では、歯科の受診件数が最も多く、次いで内科、耳鼻科、皮膚科の順となっているとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第73号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第74号、令和5年度新居浜市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)について御報告申し上げます。
 本案につきまして、理事者より詳細なる説明を聴取し、審査いたしました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第74号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上で市民福祉委員会の報告を終わります。
○議長(大條雅久) 次に、黒田経済建設委員長。
○9番(黒田真徳)(登壇) ただいまから経済建設委員会の報告をいたします。
 本委員会に付託されました議案第72号及び議案第73号の2件につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
 まず、議案第72号、新居浜市森林公園ゆらぎの森設置及び管理条例の一部を改正する条例の制定について御報告申し上げます。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 キャンプ場の位置と電源はどの程度確保するのかとの質疑に対し、オーベルジュゆらぎの道を挟んだ南側にある多目的トイレの隣へ設置する。テントサイトを6サイト用意し、電源の口数も6個確保しているとの答弁がありました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第72号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第73号について御報告申し上げます。
 議案第73号、令和5年度新居浜市一般会計補正予算(第4号)の審査における当委員会関係分は、第1表歳入歳出予算補正中、歳出、第6款農林水産業費、第7款商工費、第8款土木費及び第3表債務負担行為補正追加、新居浜公園等管理委託料、新居浜市観光交流施設等管理委託料、道路整備事業であります。
 本案について質疑の概要を申し上げます。
 まず、マリンパーク新居浜支援事業費に関して、光熱費の高騰によるとのことだが、想定よりどのくらい増えたのかとの質疑に対し、令和3年度の光熱費と比較し、令和5年4月から9月までの実績と10月以降の見込額で300万円弱ほど高騰しているとの答弁がありました。
 次に、道路整備事業に関して、限度額1,400万円とのことだが、どのくらいの工事件数を考えているのかとの質疑に対し、道路工事については2件あり、大体700万円ずつの工事を予定しているとの答弁がありました。
 質疑終了後、本案に関し討論に付したところ、企業立地促進対策費に関して、財政状況が厳しいときに企業立地促進補助金について見直しを行うことなくそのまま7億円を支払うことは考え直すべきだと思うため反対する。財政状況は厳しいところだが、企業立地促進補助金の事業により設備投資が盛んになり、法人市民税や償却資産に係る固定資産税が歳入となり、雇用も増え、将来的には十分取り戻せる事業と考えるため賛成するとの意見が述べられました。
 以上の経過を経て採決の結果、議案第73号については、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上で経済建設委員会の報告を終わります。
○議長(大條雅久) これより質疑に入ります。
 ただいまの各常任委員長の報告に対して質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大條雅久) 質疑なしと認めます。
 これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、順次発言を許します。井谷幸恵議員。
○7番(井谷幸恵)(登壇) 日本共産党の井谷幸恵です。
 議案第68号、新居浜市立学校体育施設照明設備使用料条例等の一部を改正する条例の制定について反対の立場から討論します。
 提案理由は、受益者負担の公平性の確保を目的として、本市の使用料及び手数料の額を改定するためであります。
 益を受ける者が負担する受益者負担というルールは、少し気をつけなければと思っています。国立大学の授業料は、私の頃は年1万2,000円でした。その後、受益者負担の考え方、学生が益を受けるからという考え方ですぐに3万6,000円になり、その後、53万5,800円にまで跳ね上がりました。ヨーロッパでは、学生が大学で学び、卒業し、社会に出て働く。益を受けるのは社会だという考え方で大学の授業料は無料かごく低い額が当たり前です。
 この議案第68号では、受益者負担の考え方で、文化施設、体育施設の使用料を引き上げております。多くの市民が体育施設でスポーツに親しみ、文化施設で仲間と交流し、心も体も健康が増進される、これは市にとっても大変ありがたいことです。市全体が益を受けていると言えるのではないでしょうか。150%を上限に値上げするという案ですが、今以上の値上げによって、市民が施設の使用を控えることにつながるというおそれもあります。これではもともとできるだけ多くの市民に使ってもらうための施設、本末転倒です。本来、公共の施設は、図書館などのように無料で使えるのが当たり前ではないでしょうか。市は今後も4年ごとに使用料、手数料を検討すると言っております。受益者負担の考えで、しっかり使用料を取るべき施設もあるかもしれませんが、体育施設、文化施設については、みんなが安心して使用できるよう、これ以上上げないようにすべきと考えます。
 次に、議案第76号、新居浜市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例等の一部を改正する条例の制定について反対の立場から討論します。
 特別職のボーナスの改定です。市長や副市長、教育長、議員、監査委員、こういった特別職のボーナスが引き上げられます。
 日本は、低所得者がとても多くて、G7の中でも最も貧困率が高くなっているということでありますし、新居浜市でも、国保世帯などを見ますと、所得ゼロから400万円未満の世帯が、国保世帯の94.4%を占めております。経済的に大変困窮している家庭が多い中、市の特別職のボーナスを上げるのは、市民の理解を得るのは難しいと考え、反対いたします。
 次に、議案第77号、新居浜市職員の給与に関する条例及び新居浜市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例の制定について賛成の立場から討論します。
 人事院勧告を受けての市の職員の給与とボーナスの改定です。
 今回は、数年ぶりに市の職員全員に行き渡る改定となったそうです。少ない人数で市民のために頑張っている職員さんにとって、決して十分ではありませんが、数年ぶりの全職員のベースアップ、喜ばしく思います。4月に遡って給料が上がり、ボーナスも上がると聞いております。
 しかしながら、専門的な仕事を含め、大切な役割を果たしながら、不安定雇用の700人近い会計年度任用職員については、給与もボーナスも言及がありません。4月遡及もありません。コロナ禍で物価高騰の影響を受けているのは、会計年度任用職員も同じです。まずは、人勧どおりのボーナスの率にすること、そして勤勉手当も支給すること、東予4市はそろって期末手当は低く抑えられたままだと聞いております。会計年度任用職員についても支給するよう強く要望いたしまして、第77号の賛成討論といたします。
○議長(大條雅久) 神野恭多議員。
○11番(神野恭多)(登壇) みらい新居浜の神野恭多です。
 みらい新居浜を代表して討論いたします。
 議案第68号、新居浜市立学校体育施設照明設備使用料条例等の一部を改正する条例の制定について及び議案第73号、令和5年度新居浜市一般会計補正予算(第4号)について、いずれも賛成の立場で討論いたします。
 まずは、議案第68号について。
 本議案は、使用料及び手数料について、特定の行政サービスを利用する方とそうでない方の負担の公平性を確保するため、現状に応じた適正な額へと見直そうとするものであります。
 前回の見直しより5年以上が経過する中において、適正な受益者負担の観点から、今回の改定は必要不可欠であると考えます。
 他方、昨今の厳しい社会情勢や経済情勢下において値上げというものに敏感に反応する方もいらっしゃるかもしれませんが、受益者による適正な価格の支払いのみならず、本市の未来において、このような小さな積み重ねの重要性を改めて感じた議案でもあります。
 しかしながら、多くの方が利用する施設ばかりでありますので、利用者の方に対し必要に応じた丁寧な説明と広報並びに本市を全国にPRしてくださっているFリーグ所属のミラクルスマイル新居浜などの市民活動を支援する取組に期待して、賛成といたします。
 次に、議案第73号、令和5年度新居浜市一般会計補正予算(第4号)ですが、本年度の予算編成がふるさと新居浜を未来の世代に継承するための重要な1年との位置づけであったと記憶する中において、いずれも必要なものであると理解いたします。とりわけ企業立地促進対策費は、目まぐるしく変化する経済情勢を的確に反映するため、3年間の時限法を設けた新たな企業立地や既存企業の設備投資を促進するための条例に基づく奨励制度であります。繰越分を含め、約7億1,000万円と多額の予算を要しておりますが、未来への投資として重要なものであります。
 また、ICT関連の立地が進んでいないなどの懸念は少なからず残りながらも、本市の経済発展につながる企業の立地促進に大きな役割を果たしています。
 コロナ禍において、思うように事業の推進に取り組むことができない中、様々な補助金を活用し、アフターコロナに照準を合わせ、じっくりと戦略を練り、着々と実力を蓄えてきた市内企業の動向をしっかりと捉え、2年後の見直し時には、その時々の社会情勢に即応できるよう、引き続きの取組に加え、本議会でも野田議員から一般質問がありましたアミューズメント施設の誘致に向けた体制の構築も視野に入れていただきますよう要望いたします。
 アフターコロナ元年とも言える令和5年も残り僅かとなってまいりました。今年の初めに石川市長が施政方針で述べられた上杉鷹山の「なせば成るなさねば成らぬ何事も成らぬは人のなさぬなりけり」の言葉を信条とし、全ての職員の方々や我々議員を含め、チーム新居浜一丸となって、本市の厳しい経済状況を乗り切っていただきますよう要望し、賛成討論といたします。
○議長(大條雅久) 片平恵美議員。
○6番(片平恵美)(登壇) 日本共産党の片平恵美です。
 議案第69号及び議案第73号についていずれも反対の立場で討論します。
 まず、議案第69号、新居浜市立保育所設置及び管理条例の一部を改正する条例の制定について。
 この議案は、新居浜市立金子保育園を令和6年3月31日限り廃止するために提案されたものです。
 2つの視点から反対理由を述べます。
 1つ目は、公立の保育所の価値という視点です。
 公立の保育所は、ベテランの保育士が多く、地域の保育水準の基準としての役割も果たしています。このような公立の強みを理解している自治体では、公立を地域の保育、子育て支援の拠点として位置づけ、私立保育所、その他の民間サービスの支援や指導に当たらせたり、家庭支援、特に困難を抱える子供や家庭への支援を行う役割を担わせたりしています。
 本市の私立保育所にも、早くから障害児保育に取り組み、全国に誇る実践を行っている保育所がありますが、全国的には集団保育になじみにくいという理由だけで転園を迫るケースも出てきています。私立事業者の姿勢や保育の質について何らかの課題が出てきたとき、それを指導し、解決のために支援していくには、市にその課題の本質を見抜く専門性を備えた人材を有していることが必要であり、公立の施設を維持することは、人材育成の観点からも必要です。
 また、保育行政のアンテナとしての役割もあります。この新居浜市が、保育、子供、子育てに対してどのような姿勢で臨んでいるのか、市全体の保育の質の担保について責任を果たそうとしているのかが問われます。公立の保育所を減らそうという方針そのものを考え直す必要があるのではないでしょうか。
 2つ目は、現在金子保育園に通っている子供たちにとってどうなのかという視点です。
 園舎を建て直すまでの間、プレハブの仮園舎でと言われ、仮園舎のまま廃園になるということについて、だまされたようだとおっしゃる保護者の方がおられました。何よりなれ親しんだ先生と別れるのは、子供にとって大変なストレスです。大阪高裁では、平成18年公立保育所の民間委託に伴う全保育士の入れ替わりに対し、児童の発達における人的環境の影響は大きいものがあるとした上で、児童が心理的に不安定になることを防止する義務、引継ぎ期間を少なくとも1年程度設定するなどの義務を負っていたとし、保護者への損害賠償を命じる判決を下しました。その後、最高裁でも維持され確定しています。それほどの大きな負担に対し、市は考慮されているのでしょうか。公立保育所の価値、子供にとっての影響という点で配慮を欠く本議案に対し反対をします。
 次に、議案第73号、令和5年度一般会計補正予算(第4号)について。
 一般質問でも述べさせていただきました企業立地促進対策費について、市の財政が厳しいときに7億1,000万円もの巨額の補助金を支出することは不適切であると考えますことから、反対いたします。
 自治体の責務は住民の福祉の増進です。福祉の増進とは何か、今この事業が福祉の増進となるのか、常にここに立ち返って行政を進めていただくことを要望いたしまして、討論といたします。
○議長(大條雅久) 伊藤謙司議員。
○22番(伊藤謙司)(登壇) 自民クラブの伊藤謙司です。
 議案第68号、新居浜市立学校体育施設照明設備使用料条例等の一部を改正する条例の制定について賛成の立場で討論いたします。
 今回提案されました議案は、行政サービスを利用する人と利用しない人の負担の公平性を確保するため、適正な受益者負担を賄えていないと判断した市営野球場や市民体育館などの施設についての使用料及びし尿くみ取り手数料の見直しを行うものです。
 見直しに当たっては、サービスの質に応じて施設を分類し、負担率を変えるとともに、近隣市や類似施設の状況も踏まえた上で料金の改定を行うこととしております。
 また、改定率には、激変緩和措置として上限を設け、さらに長年10円プールとして子供たちに愛されてきた東雲市民プールの子供料金は10円で据え置くなど一定の配慮もされております。
 本市の厳しい財政状況と電力、ガス等の物価高騰等の現状を考慮すると、今回の見直しはやむを得ないとは考えますが、実施するまでには利用される市民の皆様に十分な周知を行われることを要望いたしまして、議案第68号の賛成討論といたします。
 次に、議案第73号、令和5年度新居浜市一般会計補正予算(第4号)について賛成の立場で討論いたします。
 今回の補正予算のうち、主なものとして子ども医療助成費につきましては、子供の医療費助成に係る事業費を追加するもので、子育て世代の経済的負担の軽減が図られる事業であります。
 また、医療機関新規開業等支援事業費につきましては、市内で新たに開業する小児科に対し、開業及び雇用に係る経費の一部を助成するもので、本市の課題となっている市内の小児救急医療体制の構築が促進されるとともに、子育て環境の向上につながる取組であります。
 次に、企業立地促進対策費は、市内企業の立地促進に必要な奨励措置を行うものであり、その結果、新たな企業の立地や市内大手企業の事業拡大に伴う設備投資に結びついており、製造業を中心とする本市産業の振興と雇用促進に寄与する重大な施策であると考えております。
 こうした施策の円滑な実施を通じ、人口減少・少子高齢化社会に対応した持続可能なまちづくりの実現を目指していただくことを切に願い、補正予算(第4号)に対する私の賛成討論といたします。
○議長(大條雅久) 以上で通告による討論は終わりました。
 これにて討論を終結いたします。
 これより採決いたします。
 採決は分離して行います。
 議題のうち、まず議案第57号から議案第64号まで、議案第66号及び議案第67号の10件を一括採決いたします。
 以上の10件に対する委員長の報告はいずれも可決であります。以上の10件はいずれも委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大條雅久) 御異議なしと認めます。よって、議案第57号から議案第64号まで、議案第66号及び議案第6号の10件はいずれも原案のとおり可決されました。
 次に、議案第68号を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
○議長(大條雅久) 起立多数であります。よって、議案第68号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第69号を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
○議長(大條雅久) 起立多数であります。よって、議案第69号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第70号から議案第72号までの3件を一括採決いたします。
 以上の3件に対する委員長の報告はいずれも可決であります。以上の3件はいずれも委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大條雅久) 御異議なしと認めます。よって、議案第70号から議案第72号までの3件はいずれも原案のとおり可決されました。
 次に、議案第73号を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
○議長(大條雅久) 起立多数であります。よって、議案第73号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第74号を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大條雅久) 御異議なしと認めます。よって、議案第74号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第76号を採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
○議長(大條雅久) 起立多数であります。よって、議案第76号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第77号から議案第80号までの4件を一括採決いたします。
 以上の4件に対する委員長の報告はいずれも可決であります。以上の4件はいずれも委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(大條雅久) 御異議なしと認めます。よって議案第77号から議案第80号までの4件はいずれも原案のとおり可決されました。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  数字、その他の整理
○議長(大條雅久) お諮りいたします。ただいま議案第73号が議決されましたが、数字、その他の整理を要するものにつきましては、その整理を議長に委任されたいと思います。これに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大條雅久) 御異議なしと認めます。よって、数字、その他の整理は議長に委任することに決しました。
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  日程第4 請願第8号、陳情第6号
○議長(大條雅久) 次に、日程第4、請願第8号及び陳情第6号の2件を一括議題といたします。
 以上の2件に関し、市民福祉委員長の報告を求めます。白川市民福祉委員長。
○12番(白川誉)(登壇) ただいまから市民福祉委員会の報告をいたします。
 本委員会に付託されました請願第8号及び陳情第6号の2件につきまして、委員会における審査の経過及び結果について御報告申し上げます。
 まず、請願第8号、加齢性難聴者の補聴器購入への公的補助についてでありますが、本請願の趣旨は、難聴は生活の質を落とす大きな要因となっているが、補聴器は高額で、年金生活者が多い高齢者には負担が大きく、購入が困難な状況となっている。加齢性難聴者への補聴器購入補助を行うことで、高齢となっても生活の質を落とさず、心身ともに健やかに生活できるようになり、ひいては、医療・介護費の減少にもつながることから、加齢性難聴者への補聴器購入への公的補助制度の創設、加齢性難聴者の早期発見のため、市の健診項目に聴力検査の追加、国に対し補聴器購入への公的補助制度の創設及び医療保険適用とするよう要請することを請願されているものであります。
 本件に関し、討論に付したところ、委員からは、令和3年9月議会において、あらゆる世代の難聴者に対する全国統一の福祉サービス制度を創設することを国に求める趣旨の、難聴者の補聴器購入に対する公的補助制度の拡大を求める意見書を本市議会として国に提出した。また、補聴器購入への公的補助を行っている自治体では、全世代を対象としつつあり、加齢性難聴者に限定するのではなく、全ての世代での対応が求められているところであるが、今議会での加齢性難聴者の補聴器購入補助制度の質問に対する答弁にもあったように、制度開始には多額な予算の確保を要し、本市の財政状況では現状では困難であることから反対する。地域コミュニティーにおいて、人と人との会話が一番重要になるが、超高齢化社会においては、この加齢性難聴者のコミュニティー参加に問題が生じると思われる。本市の財政状況を考えると、対象者全員に補助することは難しいと思うが、所得制限を定めることや一部負担などを行うことを協議することは必要だと思うため賛成するとの意見が述べられました。
 以上の経過を経て採決の結果、請願第8号については、賛成少数をもって、請願・陳情審査報告書のとおり、不採択とすべきものと決しました。
 次に、陳情第6号、パンデミック条約締結及び国際保健規則改正に係る情報開示を求める意見書の提出方についてでありますが、本陳情の趣旨は、国際保健機関WHOでは、新型コロナウイルス感染症の経験を踏まえて、将来の感染症蔓延に備えるため、国際保健規則を改正するとともに、パンデミック条約を新しく制定する協議が政府間交渉会議において同時並行で進められ、令和6年5月のWHO総会には、パンデミック条約の草案及び国際保健規則の改正案の提出が予定されているが、日本では、草案の内容や交渉過程が国民に十分周知されているとは言い難い状況にあるため、その内容や国民生活への影響等を分かりやすく国民に周知すること、また議員、有識者、そのほか一般国民から意見を聴取する手続を早期に開始することを求めるよう、国に対し意見書の提出方を陳情されているものであります。
 本件については、より詳細な内容を確認するため、参考人を招致して説明を聴取し、質疑応答を行い審査いたしました。
 質疑終了後、討論に付したところ、委員からは、政府間交渉をしている段階であり、正確な判断ができない状況で国に意見書を提出することはできないと考えるため反対する。陳情要旨の加盟国の政府の判断が、WHOの勧告に拘束されるとの表現に関しては、現実的にはそのような事態は考えにくく、また保健政策に関する国家主権の侵害となる可能性も低いと考える。また、陳情事項の国民への周知の重要性は認識するが、意見を聴取する手続については、既にそのような場が設けられていると聞き及んでおり、また早期にという表現については、適切な期間と手続を考慮する必要があると考えるため反対する。本陳情はWHOが進めるパンデミック条約交渉及び国際保健規則改正による基本的人権や国家主権が奪われる可能性を危惧し、国民への周知と意見の聴取を求める陳情であり、国家主権が脅かされる可能性を追及することは、国防上大変重要なことだと考える。また、来年1月から3月にかけて、第8回、第9回の政府間交渉が予定されていることから、速やかな国民への周知と理解、協議が必要になるため賛成するとの意見が述べられました。
 以上の経過を経て採決の結果、陳情第6号については、賛成少数をもって、請願・陳情審査報告書のとおり、不採択とすべきものと決しました。
 以上で市民福祉委員会の報告を終わります。
○議長(大條雅久) これより質疑に入ります。
 ただいまの市民福祉委員長の報告に対して質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大條雅久) 質疑なしと認めます。
 これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、順次発言を許します。片平恵美議員。
○6番(片平恵美)(登壇) 日本共産党の片平恵美です。
 請願第8号、加齢性難聴者の補聴器購入への公的補助について賛成の立場で討論します。
 本市における加齢性難聴者の補聴器購入に対し公的に補助する制度を創設すること、早期発見のための市の健診項目に聴力検査を追加すること、国に対し補聴器購入への公的助成制度創設と医療保険適用を要請することの3点を請願されています。
 市におかれましても、高齢者の聞こえは重要であり、中等度からの補聴器の活用は、生活の質の向上のためにも有効であると認識されており、情報発信と啓発を進めるとされております。
 補聴器の有効性の周知のためにも、補助制度の創設は大きなインパクトとなります。財政的に厳しい中、たちまち来年度からというのは難しいと考える議員もおられると思いますが、まずは制度を創設する方向を明らかにし、そのためにどのような準備をすればよいのか、どのような制度なら可能なのか、前向きに検討をすることが必要ではないでしょうか。
 ちなみに、市に対し制度の創設を要望しながら、国に対しても要望せよというのはおかしいのではないかという疑問をお持ちの議員もおられるように聞いております。一昨年、新居浜市議会は、国に対し子供から高齢者までの補聴器購入補助を要望しました。愛媛県には、身体障害者手帳の交付対象とならない軽度・中等度難聴児に対する補聴器購入費の助成制度があり、当然本市の子供も対象となりますが、それでも国に対し要望したわけです。そもそも国がやってしかるべき補助制度であるのに、今その制度がない中で、微々たる額でも自治体が補助し、国にも制度創設を要望する、本市議会も既にやっていることであり、何ら問題はありません。
 現在、全国で150を超える市町村がこの制度を創設しています。県内では砥部町が来年度からの制度導入を検討されています。2か月足らずの間に、2,000筆を超える署名が集まったことは、多くの方が切実に求めている制度であることのあかしではないでしょうか。
 以上のことから、本請願に賛成し、私の討論といたします。
○議長(大條雅久) 伊藤謙司議員。
○22番(伊藤謙司)(登壇) 自民クラブの伊藤謙司です。
 請願第8号、加齢性難聴者の補聴器購入への公的補助について反対の立場で討論いたします。
 難聴者の補聴器購入への公的補助につきましては、加速する高齢化社会において、難聴が社会参加の妨げの要因にならないように、また子供たちが楽しい学校生活を送ることができるように、子供から高齢者まであらゆる世代の難聴者に対する全国統一補助制度を求めるため、令和3年9月に難聴者の補聴器購入に対する公的補助制度の拡大を求める意見書を新居浜市議会として国に提出しております。
 現在、新居浜市においては、愛媛県と連携して、軽度・中等度難聴児補聴器購入への助成制度によって、身体障害者手帳を持たない18歳未満の軽度・中等度難聴者が補聴器を新規及び更新による購入をされるときに補助をしており、成長期における言語能力の健全な発達やコミュニケーション力の向上を支援しております。
 18歳を過ぎると、補助制度の対象外となりますが、成長期から壮年期にかけても必要とする市民に対して助成制度が望まれるものであり、しかしまた一方で、本市が単独で補聴器購入助成制度を創設するとなると、多額の予算が必要となり、現在の本市の財政状況では制度の創設は困難であると考えます。
 以上の状況及び理由により、年齢を限ることなく、国により全国一律で制度化されることが望ましいと考えるため、私は請願第8号の採択に反対いたします。
○議長(大條雅久) 伊藤義男議員。
○2番(伊藤義男)(登壇) 参政党の伊藤義男です。
 請願第8号及び陳情第6号の2件につきまして、賛成の立場から討論いたします。
 まず、請願第8号、加齢性難聴者の補聴器購入への公的補助金について賛成します。
 理由は、地域コミュニティーにおいて、人と人との会話が一番重要になりますが、超高齢化社会においては、この加齢性難聴者のコミュニティー参加に問題が生じてくると思われます。実際に、私も地域コミュニティーにおいて、会話が聞き取れていないためコミュニケーションが取りづらいという経験もしています。災害時には、重要な情報を聞き間違えたり、聞こえなかったりして二次災害に遭う可能性も考えられます。また、避難所のコミュニティーでも、聞こえないためにいろんな問題も発生すると思います。
 しかし、現在の新居浜市の財政状況を考えると、対象者全員に補助をすることは難しいと思いますが、所得制限や一部負担などを行うことを協議することも必要だと思います。
 以上のことから、本請願に対して賛成いたします。
 次に、陳情第6号、パンデミック条約締結及び国際保健規則改正に係る情報開示を求める意見書の提出方について賛成いたします。
 理由は、本陳情は、WHOが進めるパンデミック条約交渉及びIHR改正により、基本的人権や国家主権が奪われる可能性を危惧し、国民への周知と意見の聴取を求める陳情であり、国家主権が脅かされる可能性を追及することは、国防上大変重要なことだとも考えます。
 また、先日12月12日に、衆議院第一議員会館で開催された第2回超党派WCH議連会合において、議員から、パンデミックの定義は何ですかという質問に、厚生労働省の職員が、パンデミックの定義はありませんと答えました。ですが、実際にパンデミックの定義は存在します。国の機関である厚生労働省職員が、そんな認識の下でWHOと政府間交渉会議を行うことに危機感を覚えます。
 また、今年11月7日の武見敬三厚生労働大臣の定例会見において、記者からIHR改正とパンデミック条約によって今後の医薬政策において、ワクチンの承認過程で透明性や安全性は確保されるのか。また、民主主義がゆがめられ、日本の国家主権、そして主権者は国民であるという主権在民の大原則が侵される事態を招くおそれはないかという質問に対して、厚生労働大臣は、基本的に安全性の確保を含めて、ワクチンの承認は各国の規制当局によって行われている。国際保健規則、IHR改正やパンデミック条約の議論は、進行中である。国民が接種する国内のワクチンの安全性を含めた承認過程に関することについては、まだ議論がされていませんとこのように答えられました。しかし、肝腎の国家主権の侵害については、答えられませんでした。本当に大丈夫ならば、国民に向けて大丈夫とはっきり言うべきだと思います。
 また、本陳情と同じような内容の意見書が、愛知県津島市、北海道釧路市、旭川市、清水町の各議会で採択されました。この意見書の捉え方や考え方が各地で違うことも認識しています。しかし、来年2024年1月から3月にかけて、第8回、第9回の政府間交渉が予定されていることから、国民への周知と理解、協議が必要になるため、本陳情に賛成いたします。
○議長(大條雅久) 高塚広義議員。
○19番(高塚広義)(登壇) 公明党議員団の高塚広義です。
 陳情第6号、パンデミック条約締結及び国際保健規則改正に係る情報開示を求める陳情について反対の立場で討論いたします。
 本陳情では、パンデミック条約締結及び国際保健規則改正により、加盟国の政府の判断が、WHOの勧告に拘束され、保健政策に関する国家主権の侵害となり、基本的人権や国民生活に重大な影響を及ぼすことが懸念されること、また草案の内容や交渉過程が国民に十分周知されていないことから、協議内容や国民生活への影響等を国民に周知し、国民から意見を聴取する手続を早期に開始するべきであるとされております。
 パンデミック条約は、今回のコロナ禍を教訓とし、今後予想される様々な感染症に対し、国際社会が連携を強化し、将来の健康危機に対応するためのものであり、我が国にとっても、国民の安全、安心を保障するための大変重要なものであると考えております。
 また、WHOや国連など国際機関のこれまでの状況に鑑みると、我が国は主権国家であり、パンデミック条約の締結により政府の判断がWHOの勧告に拘束されることなく、保健政策に関する我が国の判断に影響を及ぼすことは考えられないものであります。
 また、国民の意見聴取を早期に開始することにつきましては、もちろん締結に当たっては、具体的かつ透明性のある情報提供が必要であり、その重要性は認識しておりますが、現在条約締結について、政府間交渉している状況でもあり、この段階において、国に提出をすることは適切とは言えないと考えます。
 以上のことから、陳情第6号の採択に反対いたします。
○議長(大條雅久) 以上で通告による討論は終わりました。
 これにて討論を終結いたします。
 これより採決いたします。
 採決は分離して行います。
 議題のうち、まず請願第8号を採決いたします。
 本件に対する委員長の報告は不採択であります。請願第8号は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
○議長(大條雅久) 起立多数であります。よって、請願第8号は不採択と決しました。
 次に、陳情第6号を採決いたします。
 本件に対する委員長の報告は不採択であります。陳情第6号は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
○議長(大條雅久) 起立多数であります。よって、陳情第6号は不採択と決しました。
 暫時休憩いたします。
  午前11時11分休憩
―――――――――― ◇ ――――――――――
  午前11時34分再開
○議長(大條雅久) 休憩前に引き続き会議を開きます。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第5 委員会の閉会中の継続審査
○議長(大條雅久) 次に、日程第5、委員会の閉会中の継続審査を議題といたします。
 電子配付いたしました閉会中継続審査申出書のとおり、現在、委員会において審査中の事件について、会議規則第110条の規定により、各常任委員長から閉会中の継続審査の申出があります。
 これより採決いたします。
 採決は分離して行います。
 議題のうち、まず請願第6号を採決いたします。
 請願第6号については、市民福祉委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大條雅久) 御異議なしと認めます。よって、請願第6号については、市民福祉委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。
 次に、請願第7号を採決いたします。
 起立しない者は、閉会中の継続審査に反対とみなします。
 請願第7号については、企画教育委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに賛成の議員の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕
○議長(大條雅久) 起立多数であります。よって、請願第7号については、企画教育委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。
 次に、陳情第5号を採決いたします。
 陳情第5号については、企画教育委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大條雅久) 御異議なしと認めます。よって、陳情第5号については、企画教育委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。
 次に、陳情第7号を採決いたします。
 陳情第7号については、経済建設委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大條雅久) 御異議なしと認めます。よって、陳情第7号については、経済建設委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第6 議員の派遣
○議長(大條雅久) 次に、日程第6、議員の派遣を議題といたします。
 お諮りいたします。電子配付いたしました議員派遣一覧表のとおり、議員を派遣いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大條雅久) 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
 なお、この際、申し上げます。ただいま決定いたしました議員派遣の内容につきまして、諸般の事情により変更が生ずる場合には、議長に御一任を願います。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  議案第81号
○議長(大條雅久) お諮りいたします。ただいま市長から議案第81号が提出されました。
 この際、これを日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大條雅久) 御異議なしと認めます。よって、この際、議案第81号を日程に追加し、議題とすることに決しました。
 議案第81号を議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) 議案第81号、新居浜市教育委員会の委員の任命につきましては、新居浜市教育委員会の委員大橋勝氏は、令和5年12月23日をもって任期が満了いたしますので、新たに委員の任命を必要といたしますため、新居浜市教育委員会の委員に大橋勝氏を任命するにつきまして御同意をいただきたく、本案を提出いたしました。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(大條雅久) これより質疑に入ります。
 議案第81号に対して質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大條雅久) 質疑なしと認めます。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第81号については、会議規則第38条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大條雅久) 御異議なしと認めます。よって、議案第81号については、委員会の付託を省略することに決しました。
 これより討論に入ります。
 討論の通告はありません。よって、討論なしと認めます。
 これより議案第81号を採決いたします。
 本案はこれに同意することに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大條雅久) 御異議なしと認めます。よって、議案第81号はこれに同意することに決しました。
―――――――――― ◇ ――――――――――
  日程第7 議会議案第6号
○議長(大條雅久) 次に、日程第7、議会議案第6号を議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。白川市民福祉委員長。
○12番(白川誉)(登壇) ただいま議題となりました議会議案第6号につきまして提案理由の説明を申し上げます。
 本案は、女性差別撤廃条約選択議定書の批准に向けた諸課題の検討を速やかに進めるとともにあらゆる形態の差別撤廃に向けた環境整備を求める意見書の提出についてであります。
 1979年、国連は女性差別撤廃条約を採択し、日本は1985年、この条約を批准しました。さらに、1999年、女性差別撤廃条約の実効性を高めるために、個人通報制度と調査制度を認めた女性差別撤廃条約選択議定書が国連で採択されましたが、2023年現在、条約批准189か国のうち、115か国が批准している中で、日本はまだこれを批准していません。
 このような日本政府の立場について、外務省は、個人通報制度については、条約の実施の効果的な担保を図るとの趣旨から注目すべき制度と認識されているが、受入れに当たっては、我が国の司法制度や立法政策との関連での問題の有無及び個人通報制度を受け入れる場合の実施体制等の検討課題があると認識され、受入れの是非については各方面から寄せられる意見も踏まえつつ、引き続き政府として真剣に検討を進めているところであると示しています。
 一方、第5次男女共同参画基本計画では、女子差別撤廃条約の選択議定書については、諸課題の整理を含め、早期締結について真剣に検討を進めると明記しており、さらにはSDGs17目標の5として、ジェンダーの平等を達成し、全ての女性と女児の能力を伸ばし可能性を広げようと定められ、日本政府も積極的な取組を進めているところであります。
 また、近年、SNS等が飛躍的に普及、浸透していますが、その一方では、同和問題をはじめ、子供、女性、高齢者、障害者、外国人等に対する人権侵害や極めて陰湿な許し難い誹謗中傷が増加の一途をたどり、昨年インターネット上の誹謗中傷が社会問題となっていることを契機として、侮辱罪を厳罰化する改正刑法が施行されたところですが、今なお多種多様な人権侵害が後を絶たない実情となっています。
 このような状況下において、女性差別撤廃条約選択議定書に関しては、批准に向けた諸課題の真剣かつ速やかな検討とともに、女性差別だけに限定するのではなく、あらゆる差別の撤廃に向けた我が国の司法制度や立法政策との関連課題等が早急に解決されるよう環境整備を進めるよう、国会及び関係行政庁に対し意見書を提出しようとするものであります。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。
○議長(大條雅久) これより質疑に入ります。
 議会議案第6号に対して質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大條雅久) 質疑なしと認めます。
 ただいま議題となっております議会議案第6号については、委員会提出議案でありますので、会議規則第38条第2項の規定により、委員会に付託しないことといたします。
 この際、暫時休憩いたします。
  午前11時44分休憩
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  午前11時44分再開
○議長(大條雅久) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 これより討論に入ります。
 討論の通告はありません。よって、討論なしと認めます。
 これより議会議案第6号を採決いたします。
 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(大條雅久) 御異議なしと認めます。よって、議会議案第6号は原案のとおり可決されました。
 以上で本日の日程は全部終了いたしました。よって、会議を閉じます。
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  市長挨拶
○議長(大條雅久) 市長から挨拶があります。石川市長。
○市長(石川勝行)(登壇) 閉会に当たりまして一言御挨拶を申し上げます。
 議員の皆様方には、今議会に提案いたしました新居浜市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についてをはじめ、令和5年度一般会計補正予算など、重要諸案件につきまして御熱心に御審議をいただき、ただいま原案のとおり御議決、御同意を賜ることができました。心より御礼を申し上げます。
 審議の過程で御指摘をいただきました御意見、御提言等につきましても、今後の市政運営の中で遺漏のないよう十分配慮してまいります。
 さて、最近の本市の明るいニュースといたしましては、10月のプロ野球ドラフト会議におきまして、本市出身の高太一さんが、広島東洋カープからドラフト2位で指名され、先日入団が発表されました。市政だより1月号に高さんのインタビュー記事を掲載いたしますので、ぜひ御確認をいただければと存じます。
 また、11月に開催された全国中学校駅伝大会愛媛県予選会において、男子は泉川中学校が、女子は新居浜南中学校がそれぞれ優勝し、先日滋賀県で開催された全国大会におきましても、新居浜南中学校は女子13位という好成績を収めてくれました。
 そのような活動をはじめ、本年も様々なフィールドにおいて、本市出身の子供たちが活躍をしてくれましたが、そうした姿は、新居浜市民に勇気と感動を与えてくれるものであり、今後も本市の子供たちの健やかな成長、活躍を応援していきたいと考えております。
 結びになりますが、これから年の瀬を迎え、市民の皆様をはじめ、議員の皆様には御多忙の毎日と存じますが、健康には十分御留意をいただき、元気で健やかな御越年をなされまして、輝かしい新年をお迎えになりますことを心からお祈り申し上げまして、閉会に当たりましての御挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。
○議長(大條雅久) これにて令和5年第5回新居浜市議会定例会を閉会いたします。
  午前11時47分閉会


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