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平成29年4月 新年度市長訓示について

ページID:0032863 更新日:2017年4月1日更新 印刷用ページを表示する
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皆さん、おはようございます。

本日から、平成29年度がスタートいたします。

昨年の11月に、私の市長として2期目の市政運営が始まりました。2期目の公約では、「安全で快適に暮らせる都市の実現」を初めとする7つの夢の実現に向け、「防災・減災対策の強化」など、20項目の重点施策を掲げております。

その中でも、地方創生を成し遂げるため、平成27年度から31年度まで5年間の目標や施策の基本的方向や具体的な施策を示した「新居浜市総合戦略」は、今年度がその中間年にあたります。最終年度を見据え、取組みを加速していかなければならない重要な一年となるわけでございます。

また、今年は、本市にとって「市制施行80周年」という記念すべき節目の年であります。「つむぐ つなぐ 未来へ 人へ」というテーマを掲げ、今日の新居浜市発展の礎を築いていただいた先人に感謝するとともに、これからの本市発展に繋がるさまざまな記念事業を実施いたします。

10月には、いよいよ「愛顔つなぐえひめ国体」も開催されます。全国からお越しいただく選手・役員の皆さんをあたたかくお迎えし、「新居浜に来てよかった また来たい」と思っていただけるような素晴らしい大会にしたいと思っております。本番では、担当部局だけでなく、多くの職員の協力が欠かせません。これを「チーム新居浜」の力を示す絶好の機会ととらえ、職員一丸となった取り組みをお願いしたいと思います。

さて、辞令交付式にあたり、あらためて、幹部職員の皆さんに申しあげたいことがございます。

まず一つ目は、「職員の綱紀粛正」についてでございます。皆さんご承知のとおり、昨年度後半に職員の不祥事が連続して発生しました。いずれの行為も、市に対する信頼、職員対する信用を大きく失墜する行為で、誠に遺憾であり、今後は、市民の皆さんの信頼回復に向けて、職員一丸となって取り組んでいかなければなりません。

今後、このようなことが二度と起きないよう、まずは、幹部職員である皆さんが、自らの行動によりその範を示し、部下職員が公務員としての自覚を改めて強く認識し、失われた信頼を一日でも早く取り戻せるよう、緊張感を持って職務に励むよう、周知徹底をお願いいたします。

次に、地方自治体を取り巻く環境は、地方分権に向かう潮流の中で、自治体間の競争が熾烈さを増しておりますが、幹部職員の皆さんには、今一度、「新居浜市のことは、自分たちが問題を発見し、解決策を見いだし、実行する。そして、その責任も、しっかりと背負っていかなければならない。」という強い自覚をお願いしておきたいと思います。

本日、新規採用職員31名を加え、総勢319名の人事異動発令を行いました。

人事異動は、人材育成基本方針にも掲げておりますとおり、職員の意識を改革し、さらには行動を改革していくことで、『人材育成』を図る主要な手段のーつであると考えております。

数々の困難とぶつかり、また新たな人と出会い、責任感、使命感に燃えたとき、人は飛躍的に成長するものです。是非とも、この度の人事を、職員一人ひとりが徹底してプラス思考で受け止めていただき、新たな決意と抱負を持って、市民の負託にこたえられるよう職務に臨んでいただくことを、お願いいたします。

既にご存じのとおり、新居浜市では、人材育成基本方針の中で、求められる職員像として「3C」を定めています。

「郷土愛を持ち、チャレンジ精神旺盛な職員」

「コスト意識を持ち、市民の視点で行動できる職員」

「時代に即応してチェンジできる職員」

全職員が、このことを具体的な行動につなげていただくよう、強く期待しております。

さらに、私は、二期目のスタートにあたり、市民の皆さんの期待と信頼にお応えするため、職員の皆さんに、二つの視点を持って取り組んでいただきたいと考えております。

まず一点目は、3つの「ONE」でございます。

3つの「ONE」とは、

新居浜にしかない「オンリーワン(唯一)」

新居浜が一番「ナンバーワン(一番)」

新居浜が初めて「ファーストワン(初めて)」

であります。

市民の皆さんがふるさと新居浜に愛着と誇りを持てるよう、3つの「ONE」にこだわった取組みを実践し、新居浜市を全国に発信していただきたいと思います。

二点目は、スピード感を持った行政運営でございます。

今年度の市政方針の中で、「迅速果断」、「物事を思い切りよく速やかに決断し、行動する」ということが肝要であるということを、申しあげましたが、まさに、これからの市役所は、これまで求められてきた「正確かつ丁寧な事務」ということに加えて、「的確な判断」と「実行力」を持ち、「迅速に行動すること」が求められているのであります。

社会環境の変化は日々劇的な変化を遂げており、行政の判断が一歩遅れれば、取り返しのつかない事態を招く恐れさえあります。職員には、常に緊張感、スピード感を持って仕事に取り組んでいただきたいと思います。

新年度の始まりにあたり、私の様々な思いを語らせていただきましたが、これを実現するためには、ここにお集まりの幹部職員の皆さん、そして皆さんを支えるすべての部下職員が、これらを具体的な行動に移していただく必要がございます。職員全員の力を結集することが必要なのであります。

幹部職員の皆様に、職員一人ひとりの存在がいかに重いものであるかということを再認識し、ひとりの職員を大切にできない組織に未来はないという強い思いをもって、部下職員の育成、指導に当たっていただくことをお願いして、辞令交付式に当たりましての訓辞とさせていただきます。

今年一年、一緒に頑張りましょう。よろしくお願いします。