ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 新居浜市消防本部 > 火災予防について

本文

火災予防について

ページID:0132569 更新日:2024年1月30日更新 印刷用ページを表示する
<外部リンク>

 

火災予防について

目次

もし火災が起きたら…

天ぷら鍋火災を防ぐ

ストーブ火災を防ぐ

ビル火災から命を守る

ローソクによる火災を防ぐ

放火による火災を防ぐ

空地、空家の火災防止

スマートフォンやタブレット型端末などによる火災にご注意


もし火災が起きたら

大声で「火事だ!」と叫び家族やご近所へ知らせること

​消防車を呼ぶときは→119番

★初期消火できる場合は直ちに消火器等を使って消火してください。

★天井まで火が移ったら消火器では対処できません。すみやかに避難、通報をしてください。

☆消防車を呼ぶときは…

あわてないで次のことを明確に伝えること

  1. 住所を正確に(目印となる建物があればその名前も)知らせる。
  2. 火災の状況を、何がどれだけ燃えているのか、わかる範囲で知らせる。
  3. 負傷者がいれば、その人数やケガの程度、逃げ遅れた人がいるのかなどを知らせる。

☆消防車が来るまでは…

安全な所へ避難してください

★お年寄りや子供、病人をまず安全な場所へ避難させてください。

★人命を第一に考え、避難したら戻ってはいけません。危険です。

★現場がわかりにくい場合は、わかりやすいように近所に案内人を出してください。


天ぷら鍋火災を防ぐ

 天ぷら油火災が発生した原因のほとんどは、天ぷらを料理している最中に「少しぐらいなら」という気持ちで他の用事のためその場所を離れ、天ぷらを揚げていることを忘れてしまい気づいた時には、天ぷら鍋に火が入り火災が発生したケースがほとんどです。

天ぷら油が燃えるわけ!

 天ぷら油は種類や量などで多少異なりますが、コンロに火をかけて5分で、揚げ物料理の適温180度になり、さらに過熱を続けると、点火後約10分で270度に達し、白い煙と異臭がただよい始めます。点火、約15分後には360度に達して、油自体が自然に燃え始めます。天ぷら油火災が発生です。

天ぷら油火災発生過程

天ぷら油の写真

揚げ物料理の適温
点火後       5分
油温       180度

矢印
天ぷら油の写真

白い煙と異臭がただよう
点火後      10分
油温      270度

矢印
天ぷら油に火がついている写真

自然に燃えだす
点火後      15分
油温      360度

矢印
天ぷら油から大きな火が出ている写真

炎が立ち上がる
点火後      16分
油温      400度

もし、火災が発生したら!

消火方法

Point

消火器を使って!

(消火器の使用方法)

 鍋から少し離れた位置で、湯面を掃くようにして消火します。

鍋ぶたを使って!

 手前から炎を押し出すように消火します。

濡れバスタオルなどを使って!

 バスタオルやシーツなどを水で濡らし、軽くしぼり、手前から炎を覆うように、鍋にシーツをかぶせます。濡れタオルなどは数枚重ねるとより効果的です。

 《注意点》 消火したら、コンロの元栓を必ずしめて下さい。

絶対にやってはならないこと!

 天ぷら油に水をかけては危険です。

 (火柱が立ち上がり爆発的に燃え上がります。)

火災を起こさないために!

 天ぷらを揚げているときはコンロから絶対に離れない。
 どうしても、離れる時は、短い時間であってもコンロを完全に消してから離れる習慣をつけましょう。

 ★火災原因 

  • 「天ぷら油があたたまるまで他の部屋で掃除を・・・」  つい忘れて火事に!
  • 天ぷらの適温になるまで3分! 3分間その場で待ちましょう。

 ★燃えにくい台所を 

  •  ガスコンロの周りはいつもきれいにしましょう。
  •  ガスホースなど燃焼器具の点検手入は、忘れずにしましょう。
  •  壁や天井は燃えにくい耐火ボード等で!

 ★訓練に進んで参加を 

  •  地域で行われる防火訓練に参加しましょう。
  •  実際に消火を体験しておくと冷静に行動が出来ます。
  •  いざという時のために、「一家庭一消火器」

ストーブ火災を防ぐ

 冬を迎えると、皆さんのご家庭では「まず暖房器のスイッチを入れる」という方が多いのではないのでしょうか。
 暖房器として昔から広く普及しているストーブですが、不注意や誤った取扱い方をすることが原因で毎年火災が発生しています。

ストーブ火災の発生原因

1 乾燥機代わりにしたために

洗濯物が乾きにくいため、少しの間ならとストーブの真上や近くで洗濯物を乾かした。
乾いた洗濯物は軽くなり、ストーブに落下、火災が発生した・・・・。

ストーブの上で干していた洗濯物が落ちて燃えている写真

2 スプレー缶がそばにあったために

スプレー缶がストーブのそばに置いてあったため、ストーブの熱で暖められたスプレー缶の中のガスは膨張し、爆発、火災が発生した。

ストーブの近くにスプレー缶が置いてある写真

3 燃料カートリッジのキャップが閉まっていなかったために

ストーブを使用中、灯油が切れ、点火したまま燃料カートリッジを抜き給油した。セットしようとしたらキャップから燃料が漏れ、ストーブに引火、火災が発生した。

 

4 灯油と間違えたために

燃料を給油するとき、灯油とガソリンを間違えて給油、ストーブを点火したら、火災が発生した。

灯油とガソリンを間違えて給油した写真

★ストーブ火災を防止するためのチェックリスト

(1) 使用前には、点検整備を行なう。

(2) カーテン、ふすま、カーテンの近くでは使用しない。

(3) 可燃物を近くに置かない。

(4) 洗濯物を乾かすなど、乾燥機代わりにしない。

(5) 外出、そばを離れるときは必ず消火・電源を切る。

(6) 給油するときは、必ず消火してから行なう。

(7) 給油中に灯油がこぼれたり、あふれたときは、油を拭き取ってしばらくしてから点火する。

(8) 燃料カートリッジタンクのキャップは、確実にしめたことを確認する。

(9) ストーブは出入口付近で使用しない。

(10) ストーブの近くにスプレー、シンナー、灯油などの引火性のものを使用したり、置かない。

(11) 収納するときは、灯油を抜取り、クリーニング(空焼き)を行なう。

(12) ガソリンと灯油を間違えない。


ビル火災から命を守る

  • 建物に入ったらまず、避難路として、非常口や階段の場所等を確認する習慣をつける。
  • 煙が充満した場合は、下の方に澄んだ空気が残っている場合が多いので、かがんだり、壁にはったりして行動する。
  • 煙を吸い込まないために、ハンカチ等で口や鼻を覆って行動する。ネクタイでも代用になる。濡らすことができればもっとよい。
  • 危険と思われるビルの利用は、なるべく避ける 。

階段で避難している男性の写真

 


ローソクによる火災を防ぐ

ローソクは、3つの用途に分かれます。仏壇のイラストです

  1. 灯明用 … 仏壇で使用するもの
  2. 照明用 … 明かりを取るために用いるもの
  3. アロマテラピー … 芳香療法として用いるもの

ローソクは様々な形で使われますが、直接火が接したり、転倒したりして火災になるケースがあります。

 

 事例(1)

 燭台を使わずに、缶にくぎを刺して代用し、缶の中にマッチの燃えかすを入れて使っていた。ローソクが小さくなって溶けたローソクとマッチの燃えかすが一緒になって炎が立ち上がり、付近のものに着火した…。

事例(2)

 仏壇内の御札が、風などで揺れてローソクの炎に接して燃えた…。

〈事例(3)〉 

 震動によってローソクが倒れ、周囲に燃え移った…。

〈事例(4)〉

 仏壇のローソクが残り少なくなったので、継ぎ足した。加熱された燭台の鉄芯により、徐々にローソクの内側が溶けて倒れ、火災が発生した…。 

仏壇のイラストです


放火による火災を防ぐ 

放火は、全国的に最も多い火災原因のひとつです。放火を未然に防ぐには放火されにくい環境をつくることが最も効果があります。

5つの放火対策

ゴミは決められた場所、時間帯に出す。

家の周りは整理整頓し、燃えやすいものを放置しない。

車庫や物置に鍵がある場合は、施錠する。

家の周囲を明るくする。

防火用水を用意しておく。(風呂の残り湯等)

家の前のゴミに放火されている写真


​​​

空地、空家の火災防止

 新居浜市火災予防条例では、放火、火遊び、たばこの投げ捨て等による空地、空家の火災を未然に防止するため、 空地及び空家の所有者、管理者等に対し 火災予防上の管理について規定しています。

 

新居浜市火災予防条例  (空地及び空家の管理)

第24条 空地の所有者、管理者又は占有者は、当該空地の枯草等の燃焼のおそれのある物件の除去その他火災予防上必要な措置を講じなければならない。

2 空家の所有者又は管理者は、当該空家への侵入の防止、周囲の燃焼のおそれのある物件の除去その他火災予防上必要な措置を講じなければならない。

 

具体的な管理について

空地の管理では次のことに注意してください。

空地の枯れ草は、定期的に刈り取り、適切に処理しましょう。
空地に燃えやすいものは、置かない(放置しない)ようにしましょう。
フェンス等で周囲を囲みましょう。

 

空家の管理では次のことに注意してください。

みだりに人が出入りできないように施錠しましょう。
燃えやすいものを周囲に置かない(放置しない)ようにしましょう。
ガス、電気は確実に遮断し、危険物(灯油等)は 置かないようにしましょう。

消防本部からのお願い!

 消防本部管内では、枯れ草などが燃える火災が例年発生しています。空地、空家で発生した火災は、近隣の住宅などに燃え移る可能性があり、大変危険です。

 皆さまが所有・管理されている空地、空家を火災から守るため、枯れ草や可燃物の除去、整理などを行ない、適正な管理で火災になりにくい環境をつくりましょう。

空家


スマートフォンやタブレット型端末などからの火災にご注意を! 

 近年、スマートフォンなどの携帯電話機、タブレット型端末やそれらの周辺機器から出火した火災が多数発生しています。

 市内においても平成28年10月にスマートフォンの周辺機器であるモバイルバッテリーから出火した火災が発生しました。この火災は、家人が住宅用火災警報器の鳴動により、火災を早期に発見できたため、被害を最小限に抑えることができました。

 しかし、家人が外出中であるなど、状況によっては被害が拡大していた可能性も考えられます。

 このようなスマートフォン関連の火災の発生原因としては、充電用コネクター端子や電池パック、モバイルバッテリーの不良など製品が原因で起こる火災のほかに、使用者の誤使用や不注意による火災も発生しています。

 スマートフォンなどは日常的に使う機器ですが、普段から次のような防止策を行い、取扱いに注意して未然に火災を防止することが重要です。

 
焼け焦げたモバイルバッテリー 焼け焦げた接続部分
実際に出火したスマートフォン用モバイルバッテリー

(上)変形したコネクター

(下)焦げたコネクター 

※写真提供:独立行政法人 製品評価技術基盤機構(nite)

 

具体的な防止策

一度曲がってしまったコネクターは使用しない。

コネクターは接続の方向を確認してまっすぐに差し込むなど、無理に力を入れない。

汗や飲料水など液体をコネクターにかけない。

コネクターに金属やごみなどを付着させない。

外部からの衝撃などにより変形したバッテリーなどは使用しない。

リコール対象製品か確認する。リコール対象製品の場合は、不具合が生じていなくても使用を中止する。